更新日:2024/06/15
放射性抗体の超音波内視鏡ガイド投与による膵がんPET画像診断の医師主導治験(第I相臨床試験)を開始
国立がん研究センターと神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンターは、膵がんの早期診断と精密な治療方針を実現するため、新しいPET用放射性薬剤を用いた医師主導治験を開始しました。この治験では、通常のPET画像診断では画像化できない微小膵がんを明瞭に画像化することが期待されています。
発表のポイント
• 生存延長効果が期待される1cm未満の微小膵がんの発見と精密な治療方針の決定を実現するため、新しいPET用放射性薬剤を用いたPET画像診断法の医師主導治験を行います。
• 本試験で用いる新しいPET用放射性薬剤(Cu-NCAB001)は、通常のPET画像診断では画像化できない3mm~1cmの微小膵がんを明瞭に画像化できることが非臨床試験において明らかになっています。
概要
国立がん研究センター(理事長:中釜斉)と神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター(総長:古瀬純司)は、膵がんの早期診断と精密な治療方針を実現するため、新しいPET用放射性薬剤を用いた医師主導治験を開始しました。この治験では、通常のPET画像診断では画像化できない微小膵がんを明瞭に画像化することが期待されています。
(Medister編集部 2024年6月12日)
<参考資料>
放射性抗体の超音波内視鏡ガイド投与による膵がんPET画像診断の医師主導治験(第I相臨床試験)を開始