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更新日:2024/05/11

国立大学法人秋田大学 新型コロナ禍の消化器がん診断に及ぼした影響 -秋田県における新型コロナ禍3年目までの最終報告―

新型コロナ禍の初期において、がん検診や内視鏡検査が中断されたことで、がんの診断件数が減少し、未発見となったがんの心配がありました。秋田県では消化管がんの死亡率が高く、新型コロナ禍による検査中断の影響が最も顕著に出る地域とされています。そこで、秋田大学消化器内科の飯島克則教授の研究グループが、秋田県内のがんデータを元に新型コロナ禍の消化器がん診断に及ぼした影響を調査しました。

調査結果によると、新型コロナ禍1年目には消化器がん検診や内視鏡検査の件数が減少しましたが、2年目には回復し、大腸がんでは診断件数が前のレベルに追いついたと考えられます。また、発見される大腸がんや食道・胃がんのステージの割合には変化がなかったことも確認されました。これらの結果から、秋田県においては、新型コロナ禍による診断の遅れは食い止められたと考えられます。

この調査結果は、新型コロナ禍下でのがん診療体制維持において重要なデータとなるとされています。詳細な調査結果については、国際医学誌『Tohoku Journal Experimental Medicine』での掲載を予定しています。
(Medister編集部 2024年5月8日)

<参考資料>
秋田大学 新型コロナ禍の消化器がん診断に及ぼした影響-秋田県における新型コロナ禍3 年目までの最終報告-

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