google+
はてなブックマーク
LINE
  • Medister
  • コラム
  • 書評
  • 医療系企業・特集
がん治療.com おすすめコンテンツ
心理状態の遷移
告知をされてから、がん患者の心理はどのように遷移するのか?
ストレス解消法
がん治療は大きなストレスとなりますが、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。
医師との付き合い方
がん治療するうえで、医師と上手に付き合っていくには?
  • がん治療.com コンテンツ一覧
  • がん治療.com 用語集

更新日:2024/03/10

放線菌由来新規物質nanaomycin Kが前立腺がんの増殖と転移を抑制することを発見

神戸大学の研究チームが、放線菌が生産する新規物質「nanaomycin K」が前立腺がんの増殖や転移を抑制することを発見しました。nanaomycin Kは、前立腺がんにおける増殖抑制効果と転移抑制効果を細胞レベルで確認され、前立腺がんに対する新たな治療薬の候補となる可能性があります。
・要点
– Nanaomycin Kは前立腺癌の増殖や転移を抑制する。
– Nanaomycin KはMAPK経路やCaspase経路といった様々な経路を通じて増殖や転移を抑制する。

・研究の背景と内容
前立腺がんは日本人男性で最も多いがんの一つであり、ホルモン除去療法が一般的な治療法となっています。しかし、数年後には耐性を持つ前立腺がんが進行するため、新たな治療薬の開発が求められています。

研究チームは、放線菌が生産する新規物質「nanaomycin K」が前立腺がんに対して増殖抑制効果と転移抑制効果を示すかどうかを検討しました。細胞レベルでの実験結果から、nanaomycin Kは前立腺がんの増殖や転移を抑制することが確認されました。

さらに、nanaomycin Kの増殖や転移抑制の仕組みも明らかにされました。nanaomycin KはEMTの抑制やMAPK経路の活性化の抑制、Caspase3による細胞死を介して、前立腺がんの増殖や転移を抑制していることが判明しました。

・今後の展開
nanaomycin Kは、通常の前立腺がんだけでなく、既存の治療法に耐性を持つ前立腺がんにも抗がん作用を示すことが確認されたため、新たな治療薬の候補となる可能性があります。今後は、nanaomycin Kの効果的な投与法や濃度などを検討し、前臨床データの取得を進めていく予定です。

この研究成果は、「Cancers (Basel)」誌に掲載されました。
論文情報:
– 雑誌名:Cancers (Basel)
– 題名: Growth and Migration Blocking Effect of Nanaomycin K, a Compound Produced by Streptomyces sp., on Prostate Cancer Cell Lines In Vitro and In Vivo
– 著者名: Yuto Hirata, Katsumi Shigemura, Michika Moriwaki, Masato Iwatsuki, Tooru Ooya, Yuki Kan, Koki Maeda, Youngmin Yang, Takuji Nakashima, Hirotaka Matsuo, Jun Nakanishi, and Masato Fujisawa
– DOI: 10.3390/cancers15102684
(Medister編集部 2024年3月8日)

<参考資料>
神戸大学 放線菌由来新規物質nanaomycin Kが前立腺がんの増殖と転移を抑制することを発見

ページの上部へ戻る

がんの種類アクセスランキング

ページの先頭へ

医療系企業・特集

戦国武将とがん

書評

がんの種類