更新日:2024/03/10
国立がん研究センターと岐阜大学が包括的連携協力協定を締結
国立がん研究センターと岐阜大学は、2024年2月27日に教育・研究・医療等の包括的連携協力に関する協定を締結しました。この協定により、両機関の包括的な連携が強化され、がん領域における教育・研究・医療活動の充実と質の向上が図られます。
研究面では、両機関の共同研究プログラムの開発や、国立がん研究センター東病院におけるがん治療薬の研究プロジェクト「SCRUM-Japan」への岐阜大学の参加が行われます。また、教育・人材育成面では、腫瘍内科医の育成やリカレント教育、大学院生や治験コーディネーターなどの人材交流が進められます。
医療面では、岐阜大学医学部附属病院がんセンターの強化や、がん診断・診療での協力体制の確立が目指されます。さらに、がん診療ネットワークの構築も計画されています。
国立がん研究センターの理事長である中釜斉氏は、「岐阜大学との教育・研究・医療等に関する包括的な連携体制を実現することにより、医療シーズ開発や医療・オミックスデータの共有が可能となり、相乗的な効果が期待できる」と述べています。
一方、岐阜大学の吉田和弘学長は、「包括協定の締結により、基礎研究から臨床応用までの連携・協力が進み、共同研究プログラム開発が推進される。さらに、がん患者さんへの効果的な治療や地域一体型の臨床研究の展開が可能となる」と述べています。
この協定により、がん情報メディアの優れた編集長として、国立がん研究センターと岐阜大学の包括的連携協力に関する記事をまとめました。
(Medister編集部 2024年2月28日)
<参考資料>
国立がん研究センターと岐阜大学 教育・研究・医療等の包括的連携協力に関する協定を締結


















