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更新日:2024/03/10

RAS野生型大腸がんに対する抗EGFR抗体薬の最適な投与対象をリキッドバイオプシーにより特定

国立がん研究センターは、RAS野生型大腸がんにおける抗EGFR抗体薬の最適な投与対象をリキッドバイオプシーにより特定する研究を行いました。大腸がんの原発巣の占拠部位によって効果が異なるとされている抗EGFR抗体薬ですが、本研究ではリキッドバイオプシーによる血中循環腫瘍DNA(ctDNA)の解析を通じて、抗体薬の有効な患者集団をより適切に特定することが可能であることが示されました。具体的には、遺伝子異常を認めない集団において、抗EGFR抗体薬の有効性が高くなることが明らかになりました。

・背景
大腸がんの治療において、RAS遺伝子の異常の有無や原発巣の占拠部位によって、抗EGFR抗体薬の効果が変化することが知られています。しかし、従来の診断方法では、遺伝子異常や原発巣の占拠部位を正確に特定することが難しい場合があります。そこで、本研究ではリキッドバイオプシーを使用し、血液中のctDNAを解析することで、抗EGFR抗体薬の有効な患者集団をより適切に特定する手法を開発しました。

・研究方法・成果
研究チームは、RAS野生型大腸がんの患者から採取した血液サンプルを用いて、ctDNAの解析を行いました。その結果、遺伝子異常を認めない集団において、抗EGFR抗体薬の有効性が高くなることが明らかになりました。さらに、原発巣の占拠部位による選択と比較して、リキッドバイオプシーによるctDNA解析を用いることで、抗体薬が有効な患者集団をより適切に特定することができることが示されました。

・展望
本研究の成果は、RAS野生型大腸がんの治療における分子標的治療薬の選択において、リキッドバイオプシーによるctDNA解析が有用であることを示しています。今後は、より多くの患者を対象にした研究や臨床試験を行い、この手法の臨床応用が進むことが期待されます。

・論文情報
– 雑誌名:Nature Medicine
– 題名: Baseline ctDNA gene alterations as a biomarker of survival after panitumumab and chemotherapy in metastatic colorectal cancer
– 著者名: Kohei Shitara, Kei Muro, Jun Watanabe, Kentaro Yamazaki, Hisatsugu Ohori, Manabu Shiozawa, Atsuo Takashima, Mitsuru Yokota, Akitaka Makiyama, Naoya Akazawa, Hitoshi Ojima, Yasuhiro Yuasa, Keisuke Miwa, Hirofumi Yasui, Eiji Oki, Takeo Sato, Takeshi Naitoh, Yoshito Komatsu, Takeshi Kato, Ikuo Mori, Kazunori Yamanaka, Masamitsu Hihara, Junpei Soeda, Toshihiro Misumi, Kouji Yamamoto, Riu Yamashita, Kiwamu Akagi, Atsushi Ochiai, Hiroyuki Uetake, Katsuya Tsuchihara, Takayuki Yoshino
– DOI: 10.1038/s41591-023-02791-w
– 掲載日: 2024年2月12日
(Medister編集部 2024年2月13日)

<参考資料>
RAS野生型大腸がんに対する抗EGFR抗体薬の最適な投与対象をリキッドバイオプシーにより特定

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