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	<title>がんの種類 | がん治療の情報サイト｜がん治療.com</title>
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	<description>がん治療.comとは 癌(がん)治療について、癌(がん)に関する様々な情報を集めて公開しています。癌(がん)に関する専門情報を配信し、癌(がん)患者さん、ご家族の方、ボランティア、医療従事者などが情報交換できるコミュニティーサイトを目指しています。</description>
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	<item>
		<title>脳腫瘍</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:35:57 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>2016年がんで亡くなった人は男女計372,986人（男性219,785人、女性153,201人）でした。部位別でみてみると脳・中枢神経系で亡くなった人は、男女計2,626人（男性1,471人、女性1,155人）でした。 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>2016年がんで亡くなった人は男女計372,986人（男性219,785人、女性153,201人）でした。部位別でみてみると脳・中枢神経系で亡くなった人は、男女計2,626人（男性1,471人、女性1,155人）でした。また2014年に新たにがんと診断された罹患全国合計値は867,408例で男性501,527例、女性365,881例でした。脳・中枢神経系では5,711例で男性3,042例、女性2,669例でした。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。<br><br>
2006年から2008年にがんと診断された人の5年相対生存率は男性59.1％、女性66.0％、男女計では62.1％でした。部位別でみてみると脳・中枢神経系では男性33.0％、女性38.6％、男女計35.5％となります。部位別では皮膚がんや甲状腺がん、前立腺がんなどは5年相対生存率が高く、膵臓がん、胆のう・胆管がん、食道がん、肝臓がん、脳・中枢神経系、多発性骨髄腫などは低くなっています。（以上、全国がん罹患モニタリング集計　2006-2008年生存率報告（国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター, 2016）より）。つまり、脳腫瘍はその種類によっては生存率が高くなることもありますが、脳腫瘍全体でみると、他の部位のがんよりも「予後が悪いがん」として区分されます。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍とは</h2>
	<p>脳は頭蓋骨という脳を保護する骨に囲まれていて、さらに頭蓋骨の内側にある髄膜という膜によって覆われています。脳は大まかに、大脳や小脳、脳幹という部位に分けることができます。<b>脳腫瘍とはこの頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称であり、脳や脳の周囲の組織から生じた「原発性脳腫瘍」と、ほかの臓器で生じたがんが血液の流れによって脳に運ばれて増えた「転移性腫瘍」に分けられます。</b><br><br>
原発性脳腫瘍の、年間で人口10万人あたりの発生率は、日本での地域がん登録全国推計値によれば3.6人、アメリカでの統計によれば18人と報告されています。（この数の違いは、基礎資料の収集方法、解析方法、人種差によるものと思われる）
頭蓋骨の中は、脳そのもの、脳を包む膜、脳から情報を伝達する脳神経、体の機能を調節するホルモンを分泌する下垂体などで構成されており、これらの各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生します。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の症状</h2>
	<p>脳腫瘍の初期症状は腫瘍のできる部位によって、症状が異なります。しかし、ほとんどの場合に見られる初期症状は頭痛です。始めは風邪かと思うくらいの軽度な頭痛ですが、徐々に痛みが強くなるようであれば脳腫瘍が原因の可能性もあります。また、腫瘍が周囲の神経細胞を圧迫することによるけいれん発作も見られることがあります。特に、神経膠腫や転移性脳腫瘍のような悪性腫瘍の場合は、発作が起こりやすいことが特徴です。発作には大発作、小発作、精神運動発作があります。大発作は眼球が上転し、身体を硬直させて意識を失う発作です。小発作は、意識は清明であるものの一側の手足を無意識に動かす発作のことをいいます。精神運動発作とは一点を凝視し、ぼーっとしたまま反応が消失するものです。<br><br>
成人になってこれらの発作が見られた場合には脳腫瘍が疑われます。他にも、聴神経腫瘍では、聴神経が圧迫された場合、初期症状として耳鳴りや聴力の低下が現れることもあります。突発性難聴と区別がしにくいことも特徴です。さらに、人格や性格が変化したり、判断力が低下することも初期症状として見られることがあります。<br><br>
脳腫瘍の症状は、腫瘍によって頭蓋骨内部の圧力が高まるために起こる「頭蓋内圧亢進症状（ずがいないあつこうしんしょうじょう）」と、腫瘍が発生した場所の脳が障害されて起こる「局所症状（巣症状）」に分けられます。</p>

	<h3>頭蓋内圧亢進症状（ずがいないあつこうしんしょうじょう）</h3>
	<p>脳腫瘍の多くに共通して起こる症状として特徴的なものは、慢性の頭蓋内圧亢進症状です。脳は周囲が頭蓋骨に囲まれた閉鎖空間であるため、その中に腫瘍ができると逃げ場がなく、その結果、頭蓋の中の圧力が高くなってしまいます。頭蓋内圧亢進症状とは、腫瘍ができることで頭蓋骨内の圧が上昇することで、脳が圧迫され続けてしまし、脳の実質がダメージを受けることで起こる症状です。他の脳疾患の症状と異なり、ゆっくりと頭蓋内圧が亢進するため、じわじわと症状が強くなることが特徴です。人間の頭蓋内圧はいつも一定ではなく、睡眠中にやや高くなるため、朝起きたときに症状が強くでます。<br><br>
脳腫瘍による頭蓋内圧亢進症状には、次のような3つの代表的症状があります。<br><br>
<b>①頭痛：早朝頭痛ともいわれ、早朝に「強めの頭痛」が、よく起こります。</b><br>
<b>②嘔気、嘔吐：噴射性嘔吐ともいわれ、言葉通り「噴射する」ように嘔吐します。こちらも朝方によく起こります。</b><br>
<b>③うっ血乳頭：頭蓋内圧が亢進し、視神経に浮腫が生じることで起こり、眼底検査で発見されます。左右両目とも耳側の視野が欠け、頭蓋内圧が亢進することで、網膜にある「盲点」の範囲が拡大します。（これを「マリオット盲点」といいます）</b><br><br>
この他に、脳腫瘍の3人に1人は「てんかん発作」を起こすといわれています。また、てんかんを起こす場合には、その初発症状として痙攣（けいれん）も見られます。</p>

	<h3>局所症状（巣症状）</h3>
	<p>腫瘍の場所によって起こる症状。脳は神経の中枢であり、運動や感覚などさまざまな機能は脳の中でそれぞれ担当する部位が決まっています。脳の中に腫瘍ができると、腫瘍によってその部位の機能が障害され、局所症状として出現するため、脳のどの部位がどのような機能を担っているのかを理解することが大切です。人の脳は大脳半球と呼ばれる左右の脳に分かれ、多くのひとが左の大脳半球が優位半球となっています。優位半球とは言語中枢（話す、理解する）がある大脳半球で、この優位半球が障害されると、言葉での意思の疎通が障害される可能性が出てきます。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dd>脳腫瘍による局所症状には、以下のようなものがあります。<br>
● 頭頂部：感覚障害<br>
● 前頭葉：認知症症状、尿失禁、失語（優位半球の場合）<br>
● 視神経：視野、視力障碍<br>
● 側頭葉：失語（優位半球）<br>
● 下垂体：無月経、乳汁分泌、性欲低下、ホルモン過剰による症状<br>
● 聴神経：聴力障碍<br>
● 後頭葉：視野障害<br>
● 小脳：失調歩行<br>
● 脳幹：運動麻痺、眼球運動障害</dd>
		</dl>
	</div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の原因</h2>
	<p>脳腫瘍の原因は、ほとんどのケースで「不明」であることが多いようです。その中でも、現在のところ2つの原因が考えられています。</p>

	<h3>遺伝</h3>
	<p>1つ目は、遺伝によるものです。脳腫瘍の発生には、多くの遺伝子異常が関係していることが知られています。一部の脳腫瘍では、家族性で引き継がれることが明らかになっている「特徴的な遺伝子異常」が確認されています。神経線維腫症、フォンヒッペルリンドー病、結節性硬化症、コーデン病などが、その代表的です。しかし、遺伝子異常が関与してはいるものの、家族で遺伝することはほとんどないとされているため、「脳腫瘍の原因イコール遺伝」とは考えられていません。</p>

	<h3>転移</h3>
	<p>2つ目は、脳以外で発生したがんが、脳へ転移してきたことにより発生する脳腫瘍です。転移する前のがん、つまり「原発がん」は、肺がんが半数を占め、乳がんが約10％程度とされています。<br><br>
また、脳腫瘍は原因によって2つに分類され、遺伝を含む「脳が原発となって発症した腫瘍である原発性がん」と、「脳以外の部位からがんが転移してきた転移性」に分けられます。<br><br>
原発性がんが脳腫瘍の82.4％、転移性がんが17.4％であるとされています。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の検査と診断</h2>
	<p>脳腫瘍が疑われると、症状の経過を詳しく聴く問診を受けた上で、専門的な診察や脳神経機能の検査などを行います。腫瘍の位置・大きさを確かめるためには、CTやMRIなどで頭の中の画像検査を行います。また、脳に栄養を供給している血管と腫瘍との関係を見るために、脳血管造影検査を行うこともあります。</p>

	<h3>CT、MRI検査</h3>
	<p style="margin-bottom: 30px;">磁気を利用した検査で、頭蓋骨の内部を描き出し、腫瘍の存在を調べます。CT、MRIでは病気をより明瞭に描き出すために、造影剤を静脈から注射します。アレルギー体質の方、特にCTではヨードアレルギー、MRIでは喘息の既往がある方は、副作用の起こる危険性が高まるので医師に申し出る必要があります。</p>

	<h3>脳血管造影検査</h3>
	<p style="margin-bottom: 30px;">造影剤を用いてX線で脳血管の流れを撮影する検査です。血管の異常と腫瘍の関係を調べるために、大腿部もしくは肘の動脈に挿入したカテーテル（細い管）から造影剤を注射して、脳や腫瘍の血管の様子を調べます。最近では省略されることもあります。</p>
	<div class="waku01">これらの診察や検査によって、脳腫瘍がどうか、また脳腫瘍である場合、腫瘍の性質や種類、発生部位などを推測することができます。しかし、確定診断には、腫瘍組織の細胞を顕微鏡で観察して病理医が診断する病理検査（病理診断）が必要となります。</div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の主な種類とグレード、治療のめやす</h2>
	<p>脳腫瘍は原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍に分かれます。さらに、原発性の脳腫瘍には、脳実質から生じる腫瘍と脳付属器から生じる腫瘍があります。ここではその主なものを紹介します。</p>

	<h3>原発性脳腫瘍</h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>【腫瘍の性質】</dt>
			<dd>
				<p>脳腫瘍の性質は腫瘍の増殖速度（増える速さ）と広がりなどによって決められます。増殖速度が速く、浸潤性に広がり、正常組織との境界がはっきりしない腫瘍は悪性で、主に脳の実質（大脳、小脳、脳幹、脊髄など）に生じます。一方、増殖速度が遅く、正常組織との境界がめいりょうな主要は比較的良性で、主に脳の付属器に生じます。</p>
			</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>【腫瘍の悪性度】</dt>
			<dd>
				<p>脳腫瘍の悪性の程度（悪性度）は世界保健機関（WHO）が定めた４段階（グレードI～IV）の基準で示されます。グレードIは、手術で取り除くことができれば、通常、再発の危険はかなり少ないです。グレードII、IIIとIVの順に腫瘍の増殖速度が速くなり、悪性度が増しているという指標として用いられます。</p>
			</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレード2</dt>
			<dd>グレード2の脳腫瘍はローグレードグリオーマとも呼ばれ、ゆるやかに成長していくタイプであり、近くの組織内へとゆっくり広がっていきます。一度がんを摘出しても、再発することがあります。<br>
グレード2の脳腫瘍には、星細胞腫と乏突起神経膠腫が該当します。<br>
星細胞腫は「び漫性星細胞腫」とも呼ばれ、原発性脳腫瘍のおよそ8%、全グリオーマの約30%を占めます。<br>
一方の乏突起神経膠腫は、大脳半球の前頭葉に発生し、原発性脳腫瘍の2.5％を占めます。正常細胞によく似ているため、手術で細胞を取り出して病理検査をすることで確定診断となります。<br>
どちらも、成人男性の大脳半球に多く発生し、頭痛や痙攣の症状が見られ、進行すると片麻痺などが見られます。手術が主な治療方法で、化学療法や放射線療法を併せて行うこともあります。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレード3</dt>
			<dd>グレード3の脳腫瘍とは、腫瘍の成長が早く、近くの組織内に広がる可能性が十分にあるものです。腫瘍細胞は、正常細胞とは明らかに異なった「見た目上の特徴」をもっています。<br>
グレード3の脳腫瘍は、退形成星細胞腫、退形成乏突起神経膠腫が該当します。<br>
退形成星細胞腫とは、原発性脳腫瘍のおよそ5%、全神経膠腫の約15%を占める脳腫瘍で、悪性星細胞腫、高悪性度星細胞腫とも呼ばれます。さらに高いグレードまで進展し、膠芽腫になることがあります。<br>
退形成乏突起神経膠腫とは、医学の進歩によって近年発見率が増加している脳腫瘍であり、成長スピードは非常に早いです。<br>
退形成星細胞腫は成人男性の大脳半球、退形成乏突起神経膠腫40～50代の前頭葉、側頭葉に発生しやすいとされており、乏突起神経膠腫に罹患した人が7～8年後に発症することがあります。<br>
グレード3のがんはいずれも、症状に痙攣が見られ、手術と化学療法、放射線療法を併用します。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレード4</dt>
			<dd>グレード4の脳腫瘍は非常に悪性度が高く、腫瘍は非常に迅速に成長して広がります。腫瘍内に死滅細胞の領域が存在することもあり、治癒が困難な場合もあります。<br>
グレード4に該当する脳腫瘍は膠芽腫であり多形成膠芽腫とも呼ばれます。原発性脳腫瘍の9%、全神経膠腫の36%を占め、最も予後が悪い脳腫瘍とされています。発症部位は前頭葉35.4%、側頭葉24.8%、頭頂葉17.8%であり、小脳発生は2.2%、脳幹は1.4%となります。<br>
膠芽腫は2種類に分類され、初発時から膠芽腫の所見が見られる一次性膠芽腫と、星細胞腫などから悪性転化して生じた二次性膠芽腫があります。初発時から膠芽腫の所見が見られる場合は、突然発症し、急に進行することが多く、3か月前の検査画像では何も症状が見られなかった、ということもあります。<br>
45～65歳の男性の大脳半球に多く、側頭葉よりも前頭葉に多く見られます。浸潤性が強く、脳の神経線維の走行に沿って進展していくため、病変の広がりが早いのが特徴です。また、脳脊髄液にがん細胞がこぼれることによって、脳脊髄液の流れにのってしまい、その結果として、がんが全脊髄にばらかまれてしまうこともあります。<br>
症状は週単位でどんどん悪化していき、頭痛、痙攣や性格変化、認知症、運動麻痺などが生じます。<br>
治療は、手術・放射線・テモダールを用いた化学療法を行うものの、生存率が悪いため、早急に治療を行わないと助からないこともあります。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0px;">
			<dt>【脳実質から生じる腫瘍】</dt>
			<dd>
				<p style="margin-bottom: 0px; padding-bottom: 10px;">脳実質は、神経細胞と神経膠細胞（グリア細胞）から形成されますが、このうち神経膠細胞が腫瘍化したものを「神経膠腫（グリオーマ）」と呼びます。原発性脳腫瘍では髄膜腫（後述）についで多く見られます。<br />
神経膠腫は浸潤性に増殖し、正常組織との境界がはっきりしないです。また、脳の機能を保つために、治療による影響をできる限り少なくする必要があります。このことから神経膠腫では腫瘍のすべてを手術によって切除することが難しく、一部を切除した後に残存腫瘍に対して放射線や抗がん剤による治療を行います。<br />
<span class="orange">神経膠腫</span>の多くは悪性ですが、一部では切除可能なものもあります。髄液の流れに乗って脳のほかの部分に転移することもあります（播種）。</p>
			</dd>
		</dl>
			<dl class="dl_indent02">
			<dt>・神経膠腫</dt>
			<dd>神経膠腫は腫瘍化している細胞の種類によって分類されます。神経膠細胞には星細胞、乏突起膠細胞、上衣細胞などがあり、これらの細胞が腫瘍化したものを、それぞれ星細胞腫、乏突起膠細胞腫、上衣腫といいます。最も多くみられるのは、星細胞腫で、その悪性度によって大きく４段階（グレード１～４）に分けられます。グレード4の星細胞腫が膠芽腫と呼ばれ、脳腫瘍の中でも悪性度の最も高い腫瘍の1つとされているが、最近新しい抗がん剤が認可され、その効果が期待されています。</dd>
		</dl>
			<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 10px;">
			<dt>【脳付属器から生じる腫瘍】</dt>
			<dd>
				<p>脳の付属器から生じる腫瘍は正常組織との境界がはっきりしているため切除できるものが多く、完全に切除できれば治癒が可能です。ただ、脳の奥深くにある一部の腫瘍などに対しては、部分切除を行った上で、切除後に放射線治療を行うことがあります。腫瘍の増殖速度が遅いため、すぐには治療の必要がないと判断した場合には、しばらく経過を観察することがあります。<br />
脳付属器から生じる腫瘍は基本的には良性であり、がんのように転移することはまれです。これらの腫瘍には<span class="orange">髄膜腫</span>、<span class="orange">下垂体腺腫</span>、<span class="orange">神経鞘腫</span>などがある。</p>
			</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>・髄膜腫</dt>
			<dd>髄膜は頭蓋骨の内側にある脳を包んでいる膜です。髄膜は外側から硬膜、クモ膜、軟膜という３層の構造になっており、これから生じる腫瘍を髄膜腫といいます。原発性脳腫瘍の中では、近年もっとも発生頻度の高い脳腫瘍です。これは診断技術の進歩により、無症候性脳腫瘍と呼ばれるまったく症状を示さない脳腫瘍の診断される機会がふえている結果と考えられます。大部分の髄膜腫は良性ですが、まれに悪性化するものもあります。</dd>
		</dl>
			<dl class="dl_indent02" style="margin-bottom: 10px;">
			<dt>・下垂体腺腫</dt>
			<dd>下垂体腺腫は脳の中心部に位置する下垂体の一部が腫瘍化したもので、原発性脳腫瘍では３番目に多い腫瘍です。ホルモンを過剰に分泌するもの（ホルモン産生腺腫）と、ホルモンを分泌しないもの（ホルモン非分泌生腺腫）に分けられます。ホルモン産生腺腫には、プロラクチン産生腺腫、成長ホルモン産生腺腫、副腎皮質刺激ホルモン産生腺腫（クッシング病）などがあります。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent03">
			<dt>&lt;症状&gt;</dt>
			<dd>腫瘍が大きくなることにより、周囲の組織を圧迫して生じてしまう症状と、ホルモン産生の変化による症状とに大別されます。</dd>
			<dt>&lt;圧迫による症状&gt;</dt>
			<dd>腫瘍が大きくなって視神経や視神経交叉部を圧迫することにより、視力や視野（見える範囲）に障害が生じます。ホルモン非分泌性腺腫では、腫瘍の圧迫によりホルモンの産生が障害され（下垂体機能低下症）、男性では体毛が薄くなり、性欲低下や勃起不全などの性機能障害が、また女性では月経不順が見られます。抗利尿ホルモンの産生が障害されると、尿の濃度がうまく調節されず、薄い尿が大量に出る症状（尿崩症）が起こります。</dd>
			<dt>&lt;ホルモン産生の変化による症状&gt;</dt>
			<dd>
				<dl class="dl_indent04 clearfix">
					<dt style="width: 140px;">プロラクチン産生腺腫…</dt>
					<dd>女性では乳汁分泌と月経不順が見られます。男性では性欲低下や勃起不全などの性機能障害が見られます。</dd>
					<dt style="width: 140px;">成長ホルモン産生腺腫…</dt>
                    <dd>手足の先端や、額、あご、唇、舌などに肥大が見られます。成長ホルモンの異常分泌が長期間続くと、糖尿病や高血圧などを合併しやすくなります。副腎皮質刺激ホルモン産生腺腫（クッシング病）顔が丸くなり、手足に比べ胸や腹部が太ってきます。にきびができやすくなり、体毛が濃くなります。高い割合で高血圧や糖尿病を合併します。</dd>
                    <dt style="width: 140px;">治療…</dt>
                    <dd>ほかの脳付随器から生じる腫瘍と同様に手術を主体とし、残存腫瘍に対しては放射線治療が行われますが、成長ホルモン産生腺腫に対しては、ホルモン類似薬による治療も有効です。手術で腫瘍を切除するとホルモンの産生が障害されるので、治療後、不可欠なホルモンについては、その欠乏の程度により補充療法を行います。なおプラクチン産生腺腫に対しては、最近では手術しないで内服薬で治療することが可能になってきました。</dd>
				</dl>
			</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02" style="margin-bottom: 10px;">
			<dt>・神経鞘腫</dt>
			<dd>脳から出る神経は、それぞれ頭蓋骨を通り抜けて、目や耳、下など頭部の各部分につながっていますが、これらの神経を取り巻いて支えている鞘のような組織（神経鞘）から生じる腫瘍を神経鞘腫といいます。聴神経に生じることが最も多く、次いで三叉神経などに生じます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02" style="margin-bottom: 0px;">
			<dt>・頭蓋咽頭腫</dt>
			<dd>下垂体と視神経の近くに生じる先天性腫瘍の一種で、小児に多く見られる腫瘍ですが、大人でも発症することが知られています。腫瘍が大きくなると、腫瘍のすぐ近くにある視神経や視神経交叉部を圧迫するため、視力や視野の障害が起こりやすいです。また、下垂体や視床下部の圧迫により、ホルモンの産生が低下し、月経不順や性機能障害、尿崩症、甲状腺機能低下などが起こります。治療後に下垂体ホルモンが不足する場合は、ホルモンの補充が必要になります。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h3>転移性脳腫瘍</h3>
	<p>肺がんや乳がん、大腸がんなど、ほかの臓器で生じたがんが血液の流れによって脳に運ばれ、そこでふえることによって腫瘍が発生することがあります。これを転移性脳腫瘍といいます。頭蓋内圧亢進症状や局所症状など、腫瘍の大きさや位置によって症状は異なります。治療方法は転移のもととなったがんの状態、全身状態、転移した脳腫瘍の数と大きさ、分布などによって決定されます。それぞれの患者さんの状況に合わせて、手術治療と放射線治療、抗がん剤治療（化学療法）などを組み合わせた治療が行われます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の生存率</h2>
	<p>脳腫瘍には他のがんのようなＴＮＭ、ステージといった分類はありません。しかし、そのかわりとなる悪性度がⅠからⅣまでに分類されています。脳腫瘍の5年生存率は以下のようになります。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレードI</dt>
			<dd>グレードI髄膜腫、神経鞘腫、非機能性下垂体腺腫などがこれに該当します。これらの脳腫瘍の5年生存率は、それぞれ、97.9%、98.8%、98.3%とされています。グレードⅠの脳腫瘍は、生存率が高く、「良性腫瘍」であるとされます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレードII</dt>
			<dd>グレードIIの脳腫瘍には、びまん性星細胞腫、乏突起膠腫・乏突起星細胞腫、グレードII髄膜腫などがあります。これらの5年生存率はそれぞれ、75.0％、90.0％、91.2％といわれています。グレードII以上は「悪性腫瘍」として区分されます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレードIII</dt>
			<dd>グレードIIIには、退形成性星細胞腫、退形成性乏突起膠腫・退形成性乏突起星細胞腫などが含まれます。これらの5年生存率は、退形成性星細胞腫が41.1%、退形成性乏突起膠腫・退形成性乏突起星細胞腫が68.2%です。また、90％以上は良性腫瘍である「髄膜腫」も、発生頻度は少ないですが「グレードⅢ髄膜腫」になることがあり、この場合の5年生存率は86.6%です。</dd>
		</dl> 
		<dl class="dl_indent02">
			<dt>●グレードIV</dt>
			<dd>グレードIVには、膠芽腫や中枢神経系悪性リンパ腫などがあります。これらの予後は比較的悪くなり、中枢神経系悪性リンパ腫の5年生存率は42.3%ですが、膠芽腫の5年生存率は10.1%まで落ち込みます。膠芽腫の発症年齢は50歳代後半が多いですが、他のグレード4の脳腫瘍と比較すると推定患者数が2,000人を超えており、5年生存率がもっとも低いことから、悪性度が高い脳腫瘍といえます。<br><br>
（参考文献：国立がん研究センター　希少がんセンター　脳腫瘍<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html<br>
2018年12月30日閲覧）</dd>
		</dl>
	</div>
</div>

<div class="text01">
	<h2>脳腫瘍の治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br />
手術療法は全摘出、亜全摘出、部分摘出に分類されます。また、腫瘍が多発していて摘出が困難である場合や、画像診断での判別が難しい場合など、確定診断目的で小さく開頭して腫瘍の一部を取り出すという手術が行われることがあります。</p>
<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a><br>
</div>

<div class="text01">
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br />
<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br />
脳腫瘍による放射線療法には標準的放射線治療と定位放射線照射の2種類があります。<br><br>
標準放射線治療とはX線を発生させる装置を用いて、1週間あたり数日の治療を、数週間単位にわけて行います。<br><br>
一方の定位放射線照射は、標準放射線治療よりも細い放射線治療ビームを、腫瘍に集中的に照射する方法です。このうち、「定位手術的照射」と呼ばれる照射方法は、別名ガンマナイフと呼ばれます。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>● ガンマナイフ</dt>
			<dd>放射線を小さな範囲に集中させて、照射する方法です。複数の放射線を照射する装置の「目標部位」が正確に一致するよう、装置の位置を決めて固定し、1回で大量の放射線を照射します。<br />
適応病変としては、大きさが直径30mm以内です。適応疾患は<br />
● 良性の腫瘍<br />
● 転移性脳腫瘍<br />
● 原発性悪性脳腫瘍の中でも手術困難な脳深部の腫瘍<br />
● 多発性で手術治療が困難な場合<br />
● 脳の機能的に「重要部位」であり、手術操作などで重大な機能障害が起きると予想される危険な部位<br />
● 合併症や高齢などで全身麻酔が困難<br />
● 標準放射線治療が適応外となる小児<br />
● 手術でとりきれなかった腫瘍<br />
● 治療後の再発<br />
などがあります。症例によって、この治療が第一選択とならない場合や、他の治療法と組み合わせて行うこともあります。<br />
ガンマナイフでは、コバルト線源が半円球状に配列され、細いビームが一点に集中するように作られており、患者さんは特殊な装置に頭をはめ、しっかりと固定した上で照射を行います。<br />
原則は1回照射となりますが、腫瘍の大きさや部位によっては、複数回行うこともあります。
			</dd>
		</dl>
	</div>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>


<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php#this_01">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php#this_02">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>脳腫瘍の予後</h2>
	<p>脳腫瘍の予後は、生命予後と機能予後に分けて考えられます。グレードが低いものほど生命予後も機能予後も良好であり、手術により全摘出できれば、永久治癒が可能な場合があります。また、グレード4の神経膠芽腫の場合は浸潤性発育のため、肉眼的に全摘出が行えていたとしても、再発や腫瘍による死は避けられないものと言われています。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dd>術後1年の相対生存率は<br>
● 原発性脳腫瘍は89.5％<br>
● 転移性脳腫瘍で38.6％<br>
● 全脳腫瘍で81.4％とされています。<br><br>
また、生存期間の中央値は<br>
● 星状細胞腫で5～10年<br>
● 退形成星状細胞腫で1～4年<br>
● 膠芽腫で1 年ほどとされています。<br>
進行性、浸潤性の腫瘍である場合は、生命予後だけではなく、機能予後も悪くなり、言語障害や麻痺などが出現します。</dd>
		</dl>
	</div>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>脳腫瘍の再発・転移</h2>
	<p>脳腫瘍は、播種といって「髄液や脳を覆っている膜に腫瘍が伝わり脊髄に広がる」ということはありますが、他臓器への転移は滅多に見られないとされています。<br><br>
脳腫瘍の手術を行っても、摘出が不完全であれば再発する可能性は十分にあります。また、脳腫瘍のあった部位で再発しなくても、他の部位のがんが脳に転移してくることで、脳腫瘍が再発してしまうこともあります。<br><br>
また、脳腫瘍の中でもグレードの低いグレード2であり、手術で全摘出できた場合でも、半数が5年以内に再発するとの報告もあります。この再発率は乳がんと近しいともいわれています。</p>
</div>


<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がん研究センター　希少がんセンター　脳腫瘍<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html<br>
独立行政法人国立機構大阪医療センター<br>
http://www.onh.go.jp/html/cancer/cancer_type/nousyuyou.html<br>
東京医科大学　脳神経外科　脳腫瘍総論<br>
http://team.tokyo-med.ac.jp/nou/neuro/disease01.html<br>
東京大学医科学研究所附属病院　脳腫瘍外科　神経膠腫（グリオーマ）<br>
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/glioma/tumor/glioma.html<br>
東京大学医科学研究所附属病院　脳腫瘍外科　転移性脳腫瘍<br>
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/glioma/tumor/tenisei.html<br>
一般財団法人国際医学情報センター　成人の脳腫瘍<br>
https://www.imic.or.jp/library/cancer/001_adult_brain.html<br>
大阪医療センター　脳腫瘍<br>
http://www.onh.go.jp/seisaku/cancer/kakusyu/nousyu.html<br>
東京大学　脳神経外科　ガンマナイフ<br>
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/neurosurg/rinsho/GK.htm<br>
山形県立中央病院　ガンマナイフ<br>
http://www.ypch.gr.jp/department/neurosurgery/gamma_knife.html<br>
大阪医科大学　脳神経外科　脳腫瘍は怖くない<br>
https://www.osaka-med.ac.jp/deps/neu/kowakunai/index.html<br>
船橋市立医療センター　脳腫瘍<br>
https://www.mmc.funabashi.chiba.jp/neurosurgery/files/BT-30.pdf<br>
国立がん研究センターがん対策情報センター　脳腫瘍<br>
https://ganjoho.jp/child/cancer/brain_tumor/follow_up.html</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
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	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>脳腫瘍 症状　　　脳腫瘍 原因　　　脳腫瘍 初期症状　　　脳腫瘍 手術　　　脳腫瘍 良性	</p>
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			</item>
		<item>
		<title>舌癌</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index02.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:35:01 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データを見てみると、2017年にがんで亡くなった人は、男女あわせて373,334 人（男性220,398 人、女性152,936人）でした。口腔・咽頭がんでは男性で5, [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index02.php">舌癌</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データを見てみると、2017年にがんで亡くなった人は、男女あわせて373,334 人（男性220,398 人、女性152,936人）でした。口腔・咽頭がんでは男性で5,328 人、女性2,126人のあわせて男女7,454人となりました。男性は多くの部位の中でも口腔・咽頭、食道、胃、肝臓、肺などは死亡率が女性よりも高く、40代から男性の死亡率は高くなっています。<br><br>

2017年では男性10万人に対して30歳から34歳では0.343人の方が亡くなりましが、35歳から39歳は0.461人、40歳から44歳では1.081人、45歳から49歳までは1.909人、50歳から54歳では3.681人、55歳から59歳では6.562人が亡くなっています。60歳を超えると11人を超え、70歳から74歳では24.727人が亡くなっています。一方女性では30歳から34歳で0.237人、35歳から39歳は0.291人、40歳から44歳では0.701人、45歳から49歳までは0.764人、50歳から54歳では1.23人、55歳から59歳では1.918人が亡くなっています。60歳を超えると2人を超え、70歳から74歳では4.365人となっています。女性の場合は、80歳を超えると人口10万人あたり11人以上が亡くなっているとされています。<br><br>

男女計では、30歳から34歳では0.291人の方が亡くなりましが、35歳から39歳は0.377人、40歳から44歳では0.894人、45歳から49歳までは1.344人、50歳から54歳では2.466人、55歳から59歳では4.238人が亡くなっています。60歳以上で6人を超え、70歳から74歳では13.901人が亡くなっています。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>舌がんとは</h2>
	<p><b>舌がんとは、舌の前３分の２（口を開けて普通に鏡で見える範囲）と舌の縁、下面に発生するがんで、口の中に発生するがん（口腔がん）の約50～60％を占めます。</b>口腔がんのほとんどは、扁平上皮癌という種類のもの。まれに、肉腫も発生します。<br />
①<span class="green">舌がんの初期硬結（しこり）</span>　②<span class="green">腫瘍を形成した舌がん</span></p>
<p>舌がんは男性に多く、50歳～70歳代に発症することが多いですが、50歳未満が4分の１を占め、20歳～30歳でも発症することがあります。舌がんの原因は明らかではないですが、飲酒か喫煙などの化学物質による刺激や、歯並びが悪いために歯が常に舌にあたる、合ってない入れ歯や虫歯といった機械的な刺激などが、舌がんを誘発すると考えられています。</p>
<p>舌がんは、自分で鏡で見ることができるので、患者さんの約3分の2は、早い時期に病変に気づき受診します。舌がんの症状として典型的なのは、舌の両脇の部分にできる硬いしこりで、痛みや出血を伴うとは限りません。舌の先端や真ん中にがんができることは少ないです。舌の下面にできたがんは自分では見えにくく、症状も出にくいため進行した状態で受診される場合も少なくないです。がんが進行すると病変が潰瘍になり、持続した痛みや出血があったり、口臭が強くなることもあります。</p>
<p>舌がんの中には早い時期から舌の近くの首（頸部）のリンパ節に転移して急速に進行するタイプのものもあります。日ごろから、鏡で口内をチェックしたり、気になる病変や症状が続く場合には早めに耳鼻咽喉科、口腔外科などを受診することが早期発見・早期治療につながります。また、治療後の定期的な経過観察が必要です。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>舌がんの症状</h2>
	<p><b>舌がんの症状として特徴的なのが、舌の側脇の縁の部分にできるしこりです。</b>舌の真ん中や先端部に、がん（しこり）ができることは、少ないといわれています。</p>
	<p><b>ごく初期の症状としては、痛みや出血を伴わないことが多いようです。</b>舌がんの初期症状はさまざまですが、多くの場合肉眼で確認することができます。舌がんの初期に見られる症状は、舌に白い膜が張ったようになり、その膜が剥がれにくいという場合や表面の皮がこすれたように赤くなっている、あるいは隆起している、小さなしこりがあるという場合があります。特に舌が白くなっている白斑症はその一部ががんになる前段階であることもあります。白斑病変は周りに比べて白っぽくみえる部分ができることがありますが、必ずしも「白」ではなく、あくまでも「周りよりも白っぽい色」と考えると良いでしょう。他にも口内炎のような潰瘍も慢性的に続いている場合には舌がんの初期症状であることがあります。</p>
	<p><b>舌がんが進行すると、持続した痛み、出血のほか、口臭が強くなることがあります。</b>舌がんの中には、比較的早い段階から舌の近くにある別の臓器（首＝頸部リンパ節など）に転移し、急速に悪化していくタイプのがんがあります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>舌がんの原因・予防</h2>
<p><b>舌がんの原因は、はっきりとはわかっていません。しかしこれまでに行われた数々の研究などから、喫煙、飲酒、齲歯（虫歯）、合わない義歯の長期間装着による慢性的な粘膜刺激などが、主な原因になると考えられています。</b>さらに、口腔内には「白板症」と呼ばれる、「口腔粘膜に生じた摩擦によって生じた、白色の板状（ばんじょう）あるいは斑状の角化性病変」ができることがあります。これは機械的に除去できるものではなく、放置すれば「がん化しやすい」ものです。この白板症が出来ている場合、正常な粘膜と比べてがんになる可能性が高いため、十分な注意が必要です。白板症の原因も、喫煙、飲酒、齲歯（虫歯）で欠けた歯や合わない義歯の長期間装着による慢性的な粘膜刺激である、と考えられています。</p>
<p>喫煙者の中では特に葉巻やパイプを利用している方は、タバコの成分が深く吸い込めず口腔内に残りやすいため、舌がんになりやすいといわれています。また、飲酒時に喫煙する場合、アルコールの作用により、タバコの中の有害物質を取り込みやすくする可能性が指摘されるようになりました。ただし、飲酒と喫煙がすべての原因ではなく、特に女性の舌がんでは、飲酒や喫煙の関係性が確認できないケースもあるようです。</p>
<p><b>舌がんの予防は禁煙、節度ある飲酒が最も効果のある予防法といわれています。また、虫歯の治療や、義歯の調整により、口腔内の環境を調整することも、舌がん予防には有効です。</b></p>

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</div>

<div class="text01">
	<h2>舌がんの検査と診断</h2>
	<p>舌がんは、口内炎や難治性潰瘍などの症状・病変が似た病気もありますので、舌がんを確定診断するためには局所麻酔のあとに、組織の一部を切り取って、がん細胞の有無を調べる病理検査をします。診断がつけば、がんの深さや広がりを調べるために触診し、CTやMRIなどの画像検査を行います。</p>
	<div class="indent">
        <dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
            <dt>触診</dt>
            <dd>舌を直接触診することで、しこりの範囲や深さを測定します。頸部の触診はがんがリンパ節に転移しているか、その部位、大きさや数、可動性の有無などを判定するために行います。</dd>
            <dt>CT、MRI検査</dt>
            <dd style="margin-bottom: 0;">CTではX線を、MRIでは磁気を用いて体の内部を描き出し、周辺の臓器へのがんの広がりや転移の有無を調べます。舌がんでは、がんの大きさ、周囲への浸潤（がんが広がること）の有無や、頸部のリンパ節転移の有無、動脈への浸潤を評価します。ＣＴで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあります。ヨードアレルギーなどの経験がある人は医師に申し出る必要があります。</dd>
        </dl>
    </div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>舌がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることも多いです。病期には、ローマ数字が使われ、舌がんでは、0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分類されています。Ⅳ期はさらに広がりの程度によって、A、B、Cに分けられます。舌がんの病期は、がんの大きさやがんがどの程度広がっているか、リンパ節転移や他の臓器への転移があるかどうかによって決まります。</p>
	<p>舌がんはTNM分類、病期分類、臨床型分類を用いて病期を評価し、治療内容を決定します。</p>
	<div class="indent">
        <dl class="dl_indent">
            <dt>●TNM分類</dt>
            <dd>
                <h4 class="green">【T：原発腫瘍】</h4>
                <p>TX：原発腫瘍の評価が不可能<br>
                T0：原発腫瘍を認めない<br>
                Tis：上皮内癌<br>
                T1：最大径が2 cm 以下の腫瘍<br>
                T2：最大径が2 cm を超えるが4 cm 以下の腫瘍<br>
                T3：最大径が4 cm を超える腫瘍<br>
                T4a：骨髄質，舌深層の筋肉（外舌筋），上顎洞，顔面の皮膚に浸潤した腫瘍<br>
                T4b：咀嚼筋間隙，翼状突起または頭蓋底に浸潤した腫瘍，または内頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍</p>
                <h4 class="green">【N：所属リンパ節】</h4>
                <p>NX：所属リンパ節転移の評価が不可能<br>
                N0：所属リンパ節転移なし<br>
                N1：同側の単発性リンパ転移で最大径が 3 cm以下<br>
                N2a：同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3 cmを超えるが 6 cm以下<br>
                N2b：同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6 cm以下<br>
                N2c：両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6 cm以下<br>
                N3：最大径が 6 cmを超えるリンパ節転移</p>
                <h4 class="green">【M：遠隔転移】</h4>
                <p>MX：遠隔転移の評価が不可能<br>
                M0：遠隔転移なし<br>
                M1：遠隔転移あり</p>
            </dd>
        </dl>
	</div><br>

<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>●病期分類</dt>
<dd>
<h4 class="green">上記のTMN分類を基に、ステージを&#8544;～&#8549;へ分類します。</h4>
<p>・ &#8544;期：T1N0<br>
・ &#8545;期：T2N0<br>
・ &#8546;期：T1N1、T2N1、T3N0、T3N1<br>
・ &#8547;a期：T1N2、T2N2、T3N2、T4aN0、T4aN1、T4aN2<br>
・ &#8547;b期：T1N3、T2N3、T3N3、T4aN3、T4bN0、TabN1、T4bN2、T4bN3<br>
・ &#8547;c期：T1M1、T2M1、T3M1、T4aM1、T4bM1
</p>
</dd>
</dl>
</div><br>


<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>●臨床型分類</dt>
<dd>
<h4 class="green">舌がんでは、簡便で臨床病態をよくとらえられているという観点から、臨床発育様式分類として、以下のような分類をすることもあります。</h4>
<p>・ 表在型：表在性の発育を主とするもの<br>
・ 外向型：外向性の発育を主とするもの<br>
・ 内向型：深部への発育を主とするもの
</p>
</dd>
</dl>
</div>

</div>

<div class="text01"> 
	<h2>舌がんの生存率・予後</h2>
	<p>全がん協加盟施設の生依存率共同調査において舌がんの5年生存率を調べたデータによると、Ⅰ期で94.5％、Ⅱ期で78.7％、Ⅲ期で58.8％、Ⅳ期で45.1％ となっています。ステージⅠ期、ステージⅡ期では比較的5年生存率は高くなっていますが、ステージⅣ期では50％を下回ってしまいます。</p>
<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>494</td><td>94.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>588</td><td>78.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>326</td><td>58.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>576</td><td>45.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>2,039</td><td>70.4%</td>
</tr>
</table>
<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2018年11月集計）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>

<p>早期にがんが発見でき、腫瘍が比較的小さく、転移が無ければ治癒率は高くなり、予後も良好です。一方で、転移があるケースや頸部のリンパ節に転移しているケースでは、予後は比較的不良であるとされています。<br><br>
さらに、舌がんは型によっても生存率に差が見られており、表在型の5年生存率は92.8％、外向型 は90.1％、内向型は76.7％となっています。 つまり、内向型は表在型や外向型に比べて 、5 年生存率が低くなる傾向にあります。<br><br>
舌がんの予後は、リンパ節転移の有無が最も影響があると言われています。</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>舌がんの治療法 </h2>
	<p>舌がんの治療には、手術療法、放射線療法、抗がん剤による治療などがありますが、病期によって治療方法が変わってきます。<p>

	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>手術療法には以下の5つの方法があり、舌がんの進行度や症状によって、選択します。<br><br/>
<span class="green">&lt;舌部分切除術&gt;</span><br />
がんが浅く、小さい場合に選択できる方法です。局所麻酔下での手術ができるため、日帰り手術を選択できる場合があります。がんの位置が舌の奥の方であったり、咽頭反射が強い場合には、入院して全身麻酔下で手術をすることになります。<br><br>

手術後は、舌が少し変形することがありますが、構音障害や味覚障害がみられることは、ほとんどありません。</p>

<span class="green">&lt;舌半切除術&gt;</span><br />
がんが舌の半分近くの広さまで（先端から真ん中近くまで、など）広がっている場合に、舌の「がん側」を切除する方法です。部分切除術よりも広範囲の切除となるため、舌の欠損部分に対し、舌の機能障害を最小限にとどめるために、自分の胸やお腹の肉で再建します。<br><br>

舌の切除範囲が半分までであれば、構音機能や嚥下機能など、日常生活には支障をきたしにくいといわれており、味覚障害もほとんど見られません。</p>

<span class="green">&lt;舌亜全摘出術&gt;</span><br />
がんが舌の半分以上を占めている（先端から真ん中部分を超えている場合、など）に行います。切除を行った後は、さまざまな方法での再建を検討します。<br><br>

味覚障害がみられることは少ないものの、嚥下機能や構音機能、咀嚼（そしゃく）に影響が出ることは、避けられないとされています。</p>

<span class="green">&lt;舌全摘出術&gt;</span><br />
舌のがんの範囲が広い場合、舌を残せる範囲が少なくなるため、全摘出術となるこことがあります。舌全体が欠損するため様々な方法で再建をします。味覚には影響が少ないといわれていますが、それでも嚥下機能や構音機能の障害は避けられません。<br><br>

手術後は、誤嚥しやすくなるため、食事には充分な注意が必要です。誤嚥に対する対策ができない場合には、など周囲組織もあわせて摘出することもあります。<br><br>

舌がんは、頸部のリンパ節に転移することが多いため、頸部のリンパ節も一緒に郭清することが多くなります。リンパ節転移がない場合でも、がんの範囲が広い場合には、リンパ節郭清を一緒に行う場合があります。</p>

<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>初期の舌がんに用いられることは少なく、Ⅲ期やⅣ期の舌がんに対して、補助療法として行います。一般的に、舌がんに栄養を送っている動脈に対して選択的に抗がん剤を流し込む「動脈内化学療法」という方法をとることが多く、放射線治療と併行して行うことが多い治療法です。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>放射線治療の方法は以下の2種類があります。<br />
<span class="green">&lt;外部照射&gt;</span><br />
身体の外から放射線を照射する方法で、手術後にがんが残存している可能性が極めて高いという場合に用いられる方法です。初期の舌がんの場合でも、後述する照射方法と併せて行うことがあります。</p>

	<p><span class="green">&lt;組織内照射&gt;</span><br />
放射線が出る線源を舌に直接刺して、放射線を内部から照射する方法です。初期の舌がんに対しての有効性が高く、単独あるいは外部照射と併行して用いられることが多い方法です。<br /><br />

	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
陽子線は水素の原子核を加速させたものであり、従来の放射線（ガンマ線、エックス線）との違いは「一定の深さで止まる」という性質をもっていることです。この陽子線の「止まる」という性質を利用し、止まるまでの深さをコントロールすることで、がん細胞に集中的に放射線を照射することができます。陽子線は「止まる」深さで最大限の力を出すという特徴があるため、がん細胞の周囲の臓器への影響が少なくなります。<br><br>

	<a href="../prevention/other.php#this_01">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>舌がんの再発・転移</h2>
	<h3>再発</h3>
	<p>舌がんの原発巣からの再発率は11～24％程度といわれています。再発率に差が見られる理由としては、原発巣の発生部位の違いや、治療法の違いによると考えられています。<br><br>
臨床型分類と原発巣再発の関係についてみてみると、舌がんのT1、T2では内向型が20％、表在型が12.4％、外向型8.8％で、表在型や外向型に比べて内向型は原発巣での再発率が高くなっています。さらに、腫瘍の厚みが3 ㎜未満のケースでの原発巣再発率は0％、3～9㎜では7％、10mm以上では24％ との報告もあります。<br><br>
再発の有無を観察するために、治療終了後も5年間は経過観察が必要となり、他の部位への転移などのことも考慮すると、10年間の経過観察が望ましいとされています。</p>

	<h3>転移</h3>
	<p>舌がんのT1、T2 症例に関する研究による報告では、一次転移率は表在型で4.9％、外向型で12.6％、内向型で24.9％と、内向型は表在型や外向型に比べて頸部リンパ節転移する確率が高いことが分かっています。後発転移率を見てみると、表在型が12.5％、外向型が15.9％、内向型が27.6％と、内向型は表在型や外向型に比べて頸部リンパ節へ転移する確率も高いということが分かっています。<br><br>
また、病理組織学的な舌癌原発巣の腫瘍の厚みは、頸部リンパ節転移と関連することが報告されています。腫瘍の厚みが一般的に4～5㎜以上 である場合、頸部リンパ節への転移傾向が強くなるということが報告されています。
舌がんの場合、治療時に頸部リンパ節転移が見られなかったとしても、治療終了後に約30％の人が頸部リンパ節転移を認めていることがあります。<br>
頸部リンパ節への転移があるケースでは、頸部のリンパ節を切除する外科的な治療を行います。</p>

</div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>日本口腔外科学会<br>
https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_akusei/<br>
厚生労働省eヘルスネット情報提供<br>
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-01-001.html<br>
日本耳鼻咽喉科学会会報 Vol. 96 (1993) No. 9 P 1501-1509,1579<br>
日本赤十字社　伊勢赤十字病院　各種がんの解説　舌がん<br>
http://www.ise.jrc.or.jp/cancer/ca06-10.html<br>
国立がん研究センター　がん情報センター　舌がん　受診から診断、治療、経過観察への流れ<br>
http://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul06-att/114.pdf<br>

日本頭頚部癌学会　Ⅲ．頭頚部がんの切除手術 <br>
http://www.jshnc.umin.ne.jp/general/section_03.html<br>
伊勢赤十字病院　各種がんの解説　舌がん<br>
http://www.ise.jrc.or.jp/cancer/ca06-10.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　各種がん　舌がん<br>
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul06-att/114.pdf
<br>日本癌治療学会　がん診療ガイドライン　口腔がん診療ガイドライン<br>
http://jsco-cpg.jp/guideline/04.html
<br>日本口腔腫瘍学会学術委員会　舌癌取り扱い指針<br>
http://jsoo.org/wordpress/wp-content/uploads/t-tumor.pdf
<br>国立がん研究センター　東病院の治療成績　<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/about/disclosere/result_e/index.html
<br>がん研有明病院　がんに関する情報　口腔がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/headneck/mouth.html<br>
北海道がんセンター　舌がん<br>
http://www.sap-cc.org/Oto/TongueCa.html</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>舌がん 症状　　　舌がん 原因　　　舌がん 初期症状　　　舌がん 生存率　　　舌がん 自覚症状</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index02.php">舌癌</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>喉頭がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index20.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:33:56 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5374</guid>

					<description><![CDATA[<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人で男女あわせて373,334人となっています。これは、国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データによるもので、このうち、喉頭がんで [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人で男女あわせて373,334人となっています。これは、国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データによるもので、このうち、喉頭がんで亡くなった人は、男性808人、女性71人で合わせると879人となります。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。<br><br>
喉頭がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合を表す「5年相対生存率」をみると、2006年から2008年に喉頭がんと診断された人の5年相対生存率は、男性で78.7％、女性78.2％で男女計では78.7％となっています。（以上、全国がん罹患モニタリング集計　2006-2008年生存率報告（国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター, 2016）より）。</P>
</div>

<div class="text01">
	<h2>喉頭がんとは</h2>
	<p>喉頭はいわゆる「のどぼとけ」（甲状軟骨先端）に囲まれた箱のような部分です、内面は粘膜におおわれており、ここの組織に発生したがんを喉頭がんといいます。<br><br>
喉頭には左右１対の声帯があり、これを振動させることで声を出すことができます。また食べ物を飲みこむときは、喉頭蓋というフタが喉頭や声帯を閉じ、食べ物が気管に誤って入ること（誤嚥）を防いでいます。喉頭には空気の通り道（気道）としての働きもあります。喉頭がんが進行すると、これらの喉頭の機能が損なわれてしまいます。<br><br>
喉頭がんの発生は女性より男性に多く、50歳代から80歳代までに急激に増加します。喫煙によってリスクが高くなることがわかっており、患者さんの90％以上が喫煙者です。<br><br>
声帯のある部分を声門といい、それより上が声門上、下が声門下とよばれています。喉頭がんはその発生部位により、「声門がん」「声門上がん」「声門下がん」の3つに分けられます。最も多いのは声門がんで60～65％を占め、声門上がんは30～35％、声門下がんは極めてまれです。</p>
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<br><br>

	<h2>喉頭がんの症状</h2>
	<p>喉頭がんは初期症状が乏しく、無症状で経過することの多いがんです。声帯にできた声門がんでは初期症状として嗄声になることもありますが、声門上部や声門下部のがんは、初期症状が全くないことも珍しくありません。また、がんの発生する場所によって症状を自覚しにくいこともあり、このような場合はがんが進行してから見つかることも少なくありません。<br><br>
喉頭と咽喉は近い場所にあるため、がんが進行すると同じような症状が出てきます。症状としては嗄声が酷くなる、物を飲み込みにくくなるため食事に時間を要するようになるほか、むせやすくなることなどがあげられます。<br><br>

進行がんでは頸部にしこりができることもあり、首の見かけに左右の差が出てきます。これは主にリンパ節の腫脹が目立つようになってきたためですが、その原因はがんの転移によるものが多いとされています。また、がんが進行して腫瘍が増大することにより、呼吸困難をきたすこともあります。<br><br>
罹患数がもっとも多いとされる声門がんでは、ほぼすべてのケースで嗄声（声がれ）と呼ばれる、以下のような症状が見られます。<br>
<b>● 低いがらがら声</b><br>
<b>● 雑音の入ったざらざらした声</b><br>
<b>● かたい声</b><br>
<b>● 息がもれるような声</b><br>
などです。<br><br>
声門がんの場合、がんが進行すると嗄声はさらにひどくなり、声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難症状がみられるようになります。痰に血液が混じることもあり、嗄声が一カ月以上続くときは、喉頭がんの疑いが強くなります。<br><br>
声門上がんの場合、初期症状は喉のいがらっぽさ、異物感、食べ物を飲み込んだときの痛みなどがでます。がんが進行すると、耳に広がる痛みが現れることもあります。首（頸部）のリンパ節に腫れが何か所も出ることが多くなります。声門上がんの場合も、がんが声帯に広がると嗄声が起こり、さらに進行すると呼吸困難などの症状が起こります。<br><br>
声門下がんの場合は、進行するまでは無症状ではありますが、進行するとやはり嗄声や呼吸困難感が見られるようになります。<br><br>
気になる症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科または気管食道科など、喉の専門医に相談しましょう。早期発見につとめることが、早期治療にもつながります。<br><br>
いずれの部位でも、嗄声、進行すると呼吸困難症状が見られることは、共通しています。では、なぜ声門がんになると、嗄声がみられるようになるのでしょうか。<br><br>
もしも声門に異常がなければ、左右に1対ある声門はぴったりと寄り添うように動きます。そのわずかな隙間を空気が通り抜けるときに、声門が振動して声が出ます。つまり声を出すためには、声門が滑らかに動き、空気が通るときにブルブルと小刻みに震える必要があります。<br><br>
しかし声門周囲に何らかの異常が起こり、声門の動きが悪くなったり、ブルブルと震えることが出来なくなると、しわがれた声に変化します。これが嗄声です。<br><br>
嗄声が起こる原因はいくつかありますが、喉頭がんの場合は声門周囲にがん細胞ができることで、声門の動きが悪くなって声を出しにくくなるのです。また、がんが進行してがん細胞が大きくなると、喉頭全体が狭くなってくるため、呼吸困難症状が見られるようになります。<br><br>
喉頭がん全体でみると、治る率（治癒率）は約80％弱です。早期に発見し、早期に治療を開始すれば、声門の機能をある程度は維持できるため、音声を失わずに治すことも可能だといわれています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>喉頭がんの原因・予防</h2>
	<p>喉頭がんは頭頚部にできるがんのうち、最も罹患数が多いがんです。女性よりも男性に多く発症し、その割合は1：10とも言われています。また、50歳代から80歳代までに急激に増加する傾向があります。<br><br>
<b>喉頭がんの主な危険因子は、たばことお酒です。</b>これらを継続的に摂取することで、喉頭はつねに刺激を受けることになり、これがきっかけとなってがんが発症します。実際に、喉頭がん患者さんの90％は、喫煙者であると言われています。つまり、禁酒と禁煙は、喉頭がんの予防に大きく役立つことが分かっています。近年では、男性だけでなく女性の喫煙者が増えていることから女性の喉頭がんのリスクも高まっています。<br><br>
その他にも、声を酷使する職業や、アスベストを使用する職業も、喉頭がんが発症する危険因子となりますので、このような職業の方は、声や喉の変化に、注意が必要です。また、野菜や果物を摂取することが、予防につながるという見方もあります。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>喉頭がんの検査と診断</h2>
	<p>喉頭がんは、視診と、病変の一部を採取して組織を顕微鏡で調べる病理検査によって診断される。がんの広がりの程度を確認するためには、CTやMRIなどの画像検査も必要になる。</p>
    <div class="indent">
        <dl class="dl_indent">
            <dt>【視診】</dt>
            <dd>喉頭鏡という丸い小さな鏡がついている棒を口の中に入れて、「えーっ」「いーっ」などの発生をしながら喉頭内にがんがないかどうか観察する。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent">
            <dt>【喉頭ファイバースコープ】</dt>
            <dd>咽頭反射が強い（舌を引っ張られるとゲェーッとえずく）方やのどの奥まで観察したいときなどには、口頭ファイバースコープ（先端にライトとカメラレンズがついている内視鏡）を鼻から入れて、モニターを使って喉頭の内部を直接観察する。痛みはない。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent">
            <dt>【生検】</dt>
            <dd>一般に、咽頭や喉頭を局所麻酔剤で麻酔して咽頭反射が起こらないようにし、太いファイバースコープで細かな部位まで観察したあと、鉗子で病変の一部を採取して、顕微鏡でがんかどうかを確定診断する（病理検査）。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent">
            <dt>【超音波（エコー）検査】</dt>
            <dd>体表から観察する超音波検査は、首（頸部）に行い、頸部リンパ節への転移の有無を検索する。頸部の動脈や静脈、気管など周辺臓器との関係を調べるために行う。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
            <dt>【CT、MRI検査】</dt>
            <dd>がんがどの程度広がっているかを調べるため、CTではX線を、MRIでは磁気を用いて頸部の断層撮影を行う。ＣＴで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがある。ヨードアレルギーなどの経験がある人は医師に申し出る必要がある。</dd>
        </dl>
    <!-- indent --></div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>喉頭がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることも多いでしょう。病期には、ローマ数字が使われ、喉頭がんでは、0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期（ⅣA、ⅣB、ⅣC）に分類されています。病期はがんがどこまで広がっているか（T：原発腫瘍　primary Tumor）、リンパ節転移があるかどうか（N：所属リンパ節　regional lymph Nodes）、他の臓器への転移があるかどうか（M：遠隔転移 distant Metastasis）で決まります。<br>これをTNM分類といい、各因子の組み合わせにより、病期が決まります。喉頭がんの場合、がんの発生部位によりＴ分類は異なるという特徴があります。</p>
【 T分類 】<br>
●声門がん<br>
<table class="tablegreen">
<tr>
<th>T1a</th><td>がんが片側の声帯にとどまっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T1b</th><td>両側の声帯にがんがある</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th><td>がんが声門の上部か下部まで広がっている、または声帯の動きに制限がある</td>
</tr>
<tr>
<th>T3</th><td>声帯の動きがなく固定している、および/または声門の周囲組織にがんが広がっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th><td>がんが喉頭の外側の組織にまで広がっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4b</th><td>がんが喉頭の外側の組織を越えて、背骨や縦隔、頸動脈全周などに及んでいる</td>
</tr>
</table><br>
●声門上がん<br>
<table class="tablegreen">
<tr>
<th>T1</th><td>がんが片側の声門上部の一部にとどまっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th><td>がんが声門を含む声門上部の外側まで広がっている、または声門上部の広い範囲に及んでいる</td>
</tr>
<tr>
<th>T3</th><td>声帯の動きが完全に失われているか、がんが声門上部の周辺または声門の周囲にまで広がっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th><td>がんが喉頭の外側の組織にまで広がっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4b</th><td>がんが喉頭の外側の組織を越えて、背骨や縦隔、頸動脈全周などに及んでいる</td>
</tr>
</table><br>
●声門下がん<br>
<table class="tablegreen">
<tr>
<th>T1</th><td>がんが片側の声門下部にとどまっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th><td>がんが声帯にまで広がっており、その動きが制限されている</td>
</tr>
<tr>
<th>T3</th><td>がんが声帯にまで広がって、その動きが完全に失われている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th><td>がんが喉頭の外側の組織にまで広がっている</td>
</tr>
<tr>
<th>T4b</th><td>がんが喉頭の外側の組織を越えて、背骨や縦隔、頸動脈全周などに及んでいる</td>
</tr>
</table><br>
<p>＜N分類＞<br>
　・N0：所属リンパ節転移なし <br>
　・N1：同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cm以下<br>
　・N2：同側の単発性リンパ節転移で最大径が3cmをこえるが6cm以下、または同側の多発性リンパ節転移で最大径6cm以下、または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径6cm以下 <br>
　・N3：最大径が6cmをこえるリンパ節転移<br><br>
＜M分類＞ <br>
　・M0：遠隔転移なし<br>
　・M1：遠隔転移あり<br>
この分類の組み合わせにより、病期が決まります。
</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>喉頭がんの生存率</h2>
	<p>喉頭がんの5年生存率は、&#8544;期で95％以上、&#8545;期で80％以上、&#8546;期でも75％近くではありますが、&#8547;期になると50％以下となります（下図参照）。全体的にみると、&#8544;期から&#8546;期までの5年生存率は比較的高いのですが、&#8547;期になると急に低くなるという特徴があります。
そのため、早期の段階で適切な治療を受ければ、生存率の平均値もかなり高くなるという点も、特徴といえるでしょう。</p>

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>712</td><td>95.6％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>533</td><td>81.9％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>357</td><td>74.5％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>537</td><td>45.7％</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>2,161</td><td>76.0％</td>
</tr>
</table>
	<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2018年11月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>
<br>
<p>また、&#8544;期では80～90%放射線治療のみで完治を目指すことが可能であることも特徴です。もちろん個人差はありますが、手術をしなくても生存率を高めることができるがんでもあります。<br>
しかし、&#8546;期、&#8547;期の進行がんとなると他のがん同様に生存率は低くなっていく傾向にあり、特にⅣ期では5年後にも生存している方は、半数以下となります。手術をしても生存率を伸ばせない、完治を目指せないということもあります。<br><br>

喉頭がんは、女性よりも男性の方が罹患数の高いがんですが、5年生存率についてみると、男性の方が女性よりも低くなる傾向があります。<br>
● 全病期で比較した場合：男性78.3％、女性81.4％<br>
● &#8547;期のみで比較した場合：男性46.5％、女性63.7％<br>
というデータがあります（全がん協加盟施設の生存率共同調査　全がん協生存率　より集計（2018年1月現在））、診断年2004年～2008年の最新5年間で比較）。つまり、病期に関わらず、男性の方が女性よりも5年生存率が低くなる傾向といえます。</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>喉頭がんの治療法 </h2>

	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br />

<span class="green">&lt;喉頭部分切除術&gt;</span><br />
一般的には、初期の喉頭がんに対して行われる手術です。代表的な部分切除の方法は、声門がんに対して行われる「喉頭垂直切除術」という方法で、声帯から発生したがんに対して行います。声門上がんの場合は「喉頭水平切除」という方法があります。ごく初期の小さながんの場合、レーザー手術が行われることもあります。<br><br>
手術後の合併症として、「むせ」により食事がしにくくなったり、誤嚥を起こすことがあります。喉頭部分切除術は、声の質は悪くなるものの、声を残すことができる手術法ですが、現在のところは限られた施設のみで行わる手術方法です。</p>

<span class="green">&lt;喉頭全摘術&gt;</span><br />
部分切除では取り切れないほど進行しているがんや、早期がんに対しても行われることがある手術方法です。首の中央を切開し、そこから喉頭部分を全摘出します。喉頭を全摘出すると声を完全に失いますが、食道発声や人工喉頭の使用などにより、代用音声を獲得することは出来ます。しかし、鼻をかんだり臭いを感じることもできなくなるため、味覚も変わります。また、気管孔も永久に閉じることはできません。<br><br>
最近では、進行がんでも発生機能を残すために、がんと声帯など喉頭の4分の3を切除し、喉頭の上下の骨は残しておく「喉頭亜全摘出術」が行われる場合もあります。この場合、発生機能などは温存できる可能性があるのですが、がんを完全に切除できない場合もあります。</p>

<span class="green">&lt;頸部郭清術&gt;</span><br />
喉頭がんが進行すると、頸部のリンパ節への転移が認められるようになります。喉頭がんで頸部リンパ節への転移が起こるときは、がん細胞が頸部のリンパ管に入り込み、頸部リンパ管を通ってリンパ節へ到達するというメカニズムがあるため、リンパ節だけではなくリンパ管も一緒に切除する必要があります。切除する範囲は、片側あるいは両側の耳の後ろから、鎖骨（さこつ）までの広範囲におよび、リンパ節の周囲組織を含んだ部分も切除することになります。これが頸部郭清術です。<br><br>
リンパ節とリンパ管は、主に頸部の皮膚裏面にある脂肪組織の中に存在しますので、頸部郭清術ではその脂肪組織ごと切除することになります。一方で、脂肪組織の中には重要な血管や神経も含まれているため、本来はそれらを傷つけないよう、リンパ管、リンパ節、脂肪組織だけを切除できることが理想です。しかし転移したリンパ節の大きさや、周囲組織への浸潤の程度によっては、血管や神経を残すことができない場合もあります。<br /><br />

<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br />

喉頭がんの治療法の選択肢としては一般的に、放射線治療と手術による外科的治療が優先されますが、手術が不可能な症例や、喉頭を温存しておきたいという希望がある場合は、放射線治療と併せて、化学療法を行うことがあります。2つの治療を並行して行うことで、生存率及び喉頭温存率の上昇につながると考えられています。再発防止のために再発リスクの高い進行がんの治療後に化学療法を継続して行うということもあります。喉頭がんに対する化学療法には、大きくわけて2つの方法があります。<br><br>

<span class="green">&lt;導入化学療法&gt;</span><br />
1つ目は、導入化学療法といい、手術や放射線治療などの治療に先行して、化学療法を行う治療法のことです。最初の治療として強力な化学療法を先行することによって、腫瘍そのものを小さくし（退縮させるといいます）、手術や放射線治療の治療成績を、高めることを目的として行われます。化学療法の治療効果が高く、腫瘍が極めて小さくなった（退縮した）場合は、手術を避け、放射線治療のみで根治を図り、喉頭を温存することが期待できます。既に存在すると考えられる微少な遠隔転移細胞も根絶する、という目的もあります。<br><br>

<span class="green">&lt;化学療法・放射線治療同時併用療法（CCRT）&gt;</span><br />
2つ目は、化学療法・放射線治療同時併用療法（CCRT）といい、放射線治療と強い化学療法を同時に行う治療法です。この2つの治療法を同時に行うことで、それぞれの抗腫瘍効果を同時に得ることや、放射線治療の効果を高めることが、期待できます。喉頭の温存を図るという目的もあります。<br><br>
いずれの治療も、単体の抗がん剤ではなく、いくつかの抗がん剤を組み合わせる多剤併用療法にて、治療が行われます。<br><br>

<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br />

喉頭がんに対する放射線治療は、早期がんの治療の第一選択となり、効果を見て手術や化学療法などを組み合わせた治療が考慮されます。放射線治療では、治療後に容貌の変化が見られない、嚥下機能が低下しない、喉頭を温存できるなどのメリットがあります。<br><br>

<span class="green">&lt;早期の喉頭がん&gt;</span><br />
ごく早期の喉頭がんには、放射線治療がよく効くといわれています。喉頭の温存も可能で、およそ80～95％が治癒するといわれています。しかし、早期の喉頭がんでも、放射線治療後に再発することがあります。放射線治療は周りの組織にも少なからず影響を及ぼすことがあるため、治療後にがんが残っていたり、再発した場合には、手術療法が選択されます。治療には1カ月半ほどの時間を要し、外来通院での治療も可能です。<br><br>

<span class="green">&lt;進行した喉頭がん&gt;</span><br />
進行がんに対しては、一般的には手術療法が適応となります。ただし、喉頭を残したいという希望が強い場合には、放射線治療だけを行うか、化学療法と放射線治療の併用療法を行うこともあります。<br><br>

<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
	<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>喉頭がんの再発・転移</h2>
	<h3>再発</h3>
	<p>「再発」とは、がんに対する治療効果により、一度は治療がうまくいったようにみえても、手術で取りきれていなかった小さながんや、抗がん剤治療（薬物療法）や放射線治療で一度は縮小したように見えたがんが、再び出現したり大きくなったりすることを言います。喉頭がんの場合、最初の治療後から1～2年のうちに、再発するケースが多いといわれています。<br><br>
喉頭がんの再発は、喉頭内に起こる場合と、転移として別の部位に発生することがあります。仮に、放射線治療を行った後で喉頭内に再発した場合、同じ部位に再び放射線治療を行うことができないため、手術療法による治療が行われることが多くなります。<br><br>
手術療法後に再発した場合は、再手術や放射線治療などが選択されることになります（過去に放射線治療を行っていない場合）。しかし、一言で再発といっても、患者さんにより状態が変わりますので、総合的に判断し、再発後の治療方法を決めていく必要があります。</p>
<br>
	<h3>転移</h3>
	<p>「転移」とは、リンパ液や血液に入り込んだがん細胞が、別の臓器に移動して増殖することです。例えば、リンパ節の中でがん細胞が増殖した場合を「リンパ節転移」といいます。喉頭がんの中で、声門上がんではリンパ節転移が起こりやすく、声門がんでは頸部リンパ節への転移が少ないといわれています。<br><br>
喉頭がんがリンパ節転移を起こした場合、前述のような「頸部郭清術」が必要です。場合によっては、手術後に放射線治療を行うこともあります。治療方針は再発の場合と同様、患者さんの状態や過去の治療歴などを元に、総合的に判断する必要があります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>日本気管食道科学会　気管食道科に関連する疾患・症状　嗄声<br>
http://www.kishoku.gr.jp/public/disease08.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス 喉頭がん（こうとうがん）: <br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/larynx/index.html<br>
同上 喉頭がん（こうとうがん）　治療: <br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/larynx/treatment.html<br>
同上　喉頭がん（こうとうがん）　生活と療養<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/larynx/follow_up.html<br>
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会<br>
http://www.jibika.or.jp/citizens/daihyouteki2/nodo_disease.html<br>
日本耳鼻咽喉科学会広島地方部会<br>
http://hiroshima-jibika.jp/course/koutougan.html<br>
日本頭頚部癌学会　頭頸部がんの切除手術<br>
http://www.jshnc.umin.ne.jp/general/section_03.html<br>
同上　化学療法（抗がん剤治療）<br>
http://www.jshnc.umin.ne.jp/general/section_06.html<br>
日本癌治療学会　がん診療ガイドライン　頭頚部がん　クリニカルクエスチョン<br>
http://jsco-cpg.jp/guideline/15_cq.html#cq11-1<br>
がん研有明病院　喉頭がんについての知識<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/headneck/larynx.html<br>
横須賀共済病院　喉頭がんの治療<br>
http://www.ykh.gr.jp/patients/about/toukeibugan/toukeibu06<br>
大垣市民病院　がんについて　喉頭がん<br>
http://www.ogaki-mh.jp/gankyoten/cancer/koutou.html<br>
大阪医療センター　喉頭癌<br>
https://osaka.hosp.go.jp/seisaku/cancer/kakusyu/koutou.html<br>
茨城県農業協同組合中央会　「のどの癌について<br>
https://www.ib-ja.or.jp/</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>喉頭がん 症状　　　喉頭がん 原因　　　喉頭がん 初期症状　　　喉頭がん 生存率　　　喉頭がん 自覚症状</p>
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			</item>
		<item>
		<title>甲状腺がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index03.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:32:44 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>2014年では、甲状腺がんと新たに診断される人数は1年間に10万人あたり12.4人（男性6.7人、女性17.9人）でした。年齢別でみてみると35歳前後から罹患率は高くなります。 ●25歳から29歳：男性1.8人、女性9. [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>2014年では、甲状腺がんと新たに診断される人数は1年間に10万人あたり12.4人（男性6.7人、女性17.9人）でした。年齢別でみてみると35歳前後から罹患率は高くなります。<br><br>

●25歳から29歳：男性1.8人、女性9.9人<br>
●30歳から34歳：男性3.7人、女性11.7人<br>
●35歳から39歳：男性4.4人、女性14.3人<br>
●40歳から44歳：男性5.5人、女性16.2人<br>
●45歳から49歳：男性6.3人、女性18.9人<br>
●50歳から54歳：男性7.5人、女性20.9人<br>
●55歳から59歳：男性8.4人、女性24.3人<br>
●60歳から64歳：男性10.3人、女性25.5人<br>
●65歳から69歳：男性12.3人、女性28.0人<br>
●70歳から74歳：男性11.5人、女性28.0人<br><br>

全体的にみても男性より比較的女性に多いがんといえるでしょう（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「地域がん登録全国合計によるがん罹患データ」より）。<br><br>
また、2017年に甲状腺がんで亡くなった人は、男性531人、女性1,202人の男女合わせて1,733人でした。同年にがんで亡くなった人は、男性220,398人、女性152,936人で男女あわせると373,334人でしたので、がんで亡くなった人全体のうち、甲状腺がんで亡くなった人は0.46％となります（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。</p>
</div>

<div class="text01">
    <h2>甲状腺がんとは</h2>
    <p>甲状腺は、いわゆる「のどぼとけ」（甲状腺軟骨先端）のすぐ下にある重さ10～20g程度の小さな臓器で、全身の新陳代謝や成長の促進にかかわるホルモン（甲状腺ホルモン）を分泌しています。羽根を広げた蝶のような形で、右葉と左葉からなり、気管を取り囲むように位置しています。</p>
    <p>甲状腺の病気は、男性よりも女性に多く見られ、これらは腫瘍ができるもの（腫瘍症）とそうでないもの（非腫瘍症：甲状腺腫、バセドウ病、慢性甲状腺炎[橋本病]など）に分けられます。さらに甲状腺の腫瘍のうち大部分は「良性」で、がんではないです。しかしながら、中には大きくなったり、ほかの臓器に広がる「悪性」の性質を示す腫瘍があり、これを甲状腺がんといいます。甲状腺がんでは、通常、しこり（結節）以外の症状はほとんどないですが、違和感、痛み、飲み込みにくさ、声のかすれ（嗄声）などの症状が出てくることがあります。このため、甲状腺の病気が甲状腺がんかどうかは、診察や検査をもとに詳しく調べていくことになります。</p>
    <p>甲状腺がんは、1年間に人口10万人あたり12.4人（2014年）の割合で発症するとされています（地域がん登録全国推計値）。組織の特徴（組織型）により、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに大きく分類されています。また、甲状腺から発生するリンパ系のがんとして悪性リンパ腫を加えて分類される場合もあります。これらは悪性度（広がりやすさ、ふえやすさ）、転移の起こりやすさなどにそれぞれ異なった特徴があり、治療費も大きく異なります。</p>
    <h3>乳頭がん</h3>
    <p>乳頭がんは甲状腺がんの中で最も多く、甲状腺がんの約9割がこの種類に分類されます。40歳から50歳代の比較的若い女性に多く、極めてゆっくり進行します。リンパ節への転移（リンパ行性転移）が多く見られますが、リンパ節の切除（リンパ節郭清）を含めた手術を中心とした治療が行われ、予後（治療後の経過）がよいがんとされています。生命にかかわることはまれですが、一部の乳頭がんでは、悪性度の高い未分化がんに種類が変わることがあります。高齢で発症するほど悪性度が高くなりやすいと考えられています。</p>
    <h3>濾胞がん</h3>
    <p>甲状腺がんのうち、約5％がこの種類のがん。乳頭がんよりやや高齢者に多い傾向があり、血液の流れに乗って肺、骨などの遠くの臓器に転移（血行性転移または遠隔転移）しやすい性質があります。治療後の経過は比較的よいがんとされていますが、血行性転移した場合の予後はあまりよくないです。</p>
    <h3>髄様がん</h3>
    <p>髄様がんは、傍濾胞細胞（カルシウムを調節するカルシトニンと呼ばれるホルモンを分泌する細胞）ががん化したもので、甲状腺がんの約1～2％に見られます。乳頭がんや濾胞がんよりも症状の進行が速く、リンパ節や、肺や肝臓への転移を起こしやすい性質があります。約2～3割は遺伝性（家族性）に起こるため、家族も含めて検査が行われることがあります。</p>
    <h3>未分化がん</h3>
    <p>未分化がんは、甲状腺がんの約1～2％に見られるがんですが、進行が速く、甲状腺周囲の臓器（反回神経、気管、食道など）への浸潤（広がり）や遠くの臓器（肺、骨など）への転移を起こしやすい悪性度の高いがんです。特に高齢者に多い種類のがんです。</p>
    <h3>悪性リンパ腫</h3>
    <p>甲状腺の悪性リンパ腫は、血液・リンパの腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできたものです。慢性甲状腺炎（橋本病）を背景にしている場合が多く、中でもその経過が長期にわたる高齢者に多いとされています。甲状腺全体が急速に腫れたり、嗄声（声がれ）や呼吸困難が起こることがあります。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>甲状腺がんの症状</h2>
	<p>甲状腺がんでは初期症状がほとんど見られません。痛みなどの自覚症状がほとんどないことから、進行して初めて気づく場合や、日常の診療中に甲状腺の腫脹などがたまたま発見されて、調べてみたらがんであったということも少なくありません。<br>
甲状腺がんの最初の徴候として、頸部前部にある甲状腺に痛みのないしこりができます。このしこりは甲状腺結節とも呼ばれ、このしこりを見つけたことによってがんが分かる、ということがあります。<br><br>
甲状腺がんに見られる症状には、以下のようなものがあります。<br><br>
<b>● 甲状腺やその周囲のしこり（結節）、違和感</b><br>
<b>● 声帯を動かす神経（半回神経）の麻痺による声のかすれ（嗄声）</b><br>
また、ハイリスクの場合、あるいは未分化がんの場合は、上記に加えて次のような症状がみられることもあります。<br><br>
<b>● 血痰</b><br>
<b>● 息苦しさ（呼吸困難）</b><br>
<b>● 飲み込みにくさ（嚥下困難）</b><br>
<b>● のどの痛み</b><br><br>
甲状腺がんが進行してくると、次第に栄養状態の悪化や全身の衰弱もみられるようになります。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>甲状腺がんの原因</h2>
	<p>甲状腺がんのリスク要因には、<b>年齢、性別、放射線暴露</b>などが考えられています。特に甲状腺がんになりやすいとされるのが、25歳～65歳の間の女性であり、アジア系の人種であることです。海藻などをよく食べ、ヨード摂取が充足していると考えられる地域では特に、甲状腺がんが好発しています。<br><br>

また、甲状腺腫などの既往歴を持っている、あるいは家族に甲状腺疾患もしくは甲状腺がんの人がいる場合にも、甲状腺がんになるリスクが高いとされています。<br><br>

さらに、小児期に頭頸部に放射線を浴びた経験がある、もしくは原爆に被爆した経験があるという方も甲状腺がんになりやすく、放射線に暴露してから早くて5年程度で、甲状腺がんへ移行するとされています。<br><br>

また、それぞれのがんによって原因が定まっていることもあり、例えば、橋本病にかかったことがある方は、甲状腺がんの中でも悪性リンパ腫を発症しやすいとされています。未分化がんも、甲状腺がんにかかっている方がなりやすいがんであり、こちらは男性であっても罹患する可能性が高いがんとされています。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>甲状腺がんの検査と診断</h2>
	<p>甲状腺腫瘍の診察の基本は触診です。自覚症状がほとんどないため、健康診断やほかの病気で診察を受けるときに、首の触診や検査で、甲状腺がんが疑われることが少なくないです。ただし、触診だけでは腫瘍が良性か悪性かの判断ができないことが多いため、血液検査、超音波（エコー）検査、穿刺吸引細胞診を行います。腫瘍やがんの広がりを調べるためには、CTやシンチグラフィー検査を行い、MRI検査は必要に応じて選択されます。</p>
	<h3>診察（問診、視診・触診）</h3>
	<p>症状、病歴、家族歴、過去に放射線の被曝がなかったかどうかなどについて、まず問診します。その後、甲状腺の大きさ、腫瘍の有無と大きさ、硬さや広がりなどを調べるために、甲状腺の周辺部を観察（視診）したり、直接触って（触診）診察します。首の周りリンパ節の触診も行います。</p>
	<h3>画像検査（画像診断）</h3>
    <div class="indent">
        <dl class="dl_indent">
        <dt>超音波（エコー）検査</dt>
        <dd>超音波を体の表面に当て、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。甲状腺の大きさや、内部にあるしこりの性質を観察し、周囲の臓器との位置関係やリンパ節への転移の有無を調べます。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent">
        <dt>CT、MRI検査</dt>
        <dd>CTではX線を、MRIでは磁気を用いて体の内部を描き出し、周辺の臓器へのがんの広がりや転移の有無を調べます。いろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影することで、より詳しい情報を得ることができます。ただし、MRI検査は時間がかかり、その間に呼吸の影響で甲状腺周辺部が動いて画像がぼけてしまうことがあるため、甲状腺の検査では必要に応じて選択されます。造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあります。ヨードアレルギーなどの経験がある人は医師に申し出る必要があります。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
        <dt>シンチグラフィー検査</dt>
        <dd style="margin-bottom: 0;">放射線物質を服用、または注射して行う検査です。放出される微量の放射線を専用の装置で検出し、画像にします。甲状腺疾患では甲状腺シンチグラフィーと腫瘍シンチグラフィーが用いられ、甲状腺のしこりやがんの再発の有無、甲状腺の機能を調べるために行います。</dd>
        </dl>
        </div>
        <h3>病理検査（病理診断）</h3>
        <div class="indent">
        <dl class="dl_indent">
        <dt>穿刺吸引細胞診</dt>
        <dd>しこりがある場合に、それがどのような細胞からできているかを詳しく調べるために行います。甲状腺に細い注射針を刺して、しこりから直接細胞を吸い取り、顕微鏡で観察します。しこりが良性であるか悪性（がん）であるかを判定するには最も優れた方法です。しこりの大きさにもよりますが、多くの場合には超音波（エコー）の画像を見ながら直接細胞を採取する方法で行われます。</dd>
        </dl>
        <dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
        <dt>血液検査、腫瘍マーカー検査</dt>
        <dd style="margin-bottom: 0;">甲状腺がんの検査は、病理診断や画像診断を組み合わせて行いますが、必要な場合は血液検査によって、甲状腺ホルモンや腫瘍マーカー（がんの存在により異常値を示す血液検査の項目）を調べます。甲状腺がんの中でも髄様がんの場合には、特にカルシトニン（甲状腺から分泌されるホルモン）やCEAなどの腫瘍マーカーの値が上昇します。しかし腫瘍マーカーは、がんになると必ず上昇するとは限らないため、単独でがんかどうかを確定できる検査ではないです。例えば、乳頭がんや濾胞がんの検査では、サイログブリン（甲状腺から分泌されるたんぱく質の中にだけある物質）の値は、腫瘍が良性であっても上昇するため、それだけで診断に有用とはいえないですが、甲状腺をすべて摘出した後の経過観察には、再発の有無を調べるために有用な場合があります。
        <p><a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>
		</dd>
        </dl>
    </div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>甲状腺がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることも多いです。病期には、ローマ数字が使われ、甲状腺がんでは、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期（ⅣA、ⅣB、ⅣC）に分類されています。病期はがんの大きさだけではなく、がんがどこまで広がっているか、リンパ節や遠くの臓器への転移があるかどうかで決まります。<br><br>
甲状腺がんでは、がんの種類、進行の程度によって治療法が異なるため、組織型や病期を正確に把握することがとても重要です。組織型や病期を知ることで、これからの治療の目安について大まかに予測することができます。<br><br>
乳頭がん、濾胞がんの病期は、年齢によって異なります。他のがんの場合はがんの大きさとリンパ節転移、遠隔転移の有無によってステージが決められるのに対して、甲状腺がんはがんの種類と年齢によってステージが決定することが特徴です。45歳未満の場合には、がんの大きさ、広がり、リンパ節転移の有無には関係なく、遠くの臓器へ転移があるかどうかでⅠ期、Ⅱ期に分類されます。</p>

	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dd>
<p>●	I期：がんが頸部（甲状腺）にとどまっており、遠くの臓器への転移がない（甲状腺に隣接する組織、リンパ節まで広がっている可能性はあり）<br>
●	II期：がんが甲状腺から肺や骨など、遠くの臓器にまで転移している<br><br>

45歳以上の場合は、大きさ、広がり、リンパ節や他の臓器への転移の有無によって病期が決まります。<br>
●	I期：がんが甲状腺内にとどまっており、大きさは2cm以下<br>
●	II期：がんが甲状腺内にとどまっており、大きさは2cmより大きく、4cm以下<br>
●	III期 ：<br>
&#8811;	がんの大きさが4cmを超える<br>
&#8811;	がんが甲状腺のすぐ外側まで広がっているが、リンパ節までは転移していない<br>
&#8811;	がんが甲状腺のすぐ外側まで広がっており、さらに気管周囲または喉頭付近のリンパ節まで転移している<br>
●	IVA期 ：<br>
&#8811;	頸動脈の外側にある頸部リンパ節、あるいは縦隔の上寄り部分のリンパ節まで転移している<br>
&#8811;	がんが甲状腺の外側の臓器（皮膚組織、咽頭、気管、食道、反回神経）まで広がっている<br>
●	IVB期：がんが甲状腺の外側の臓器（椎骨前筋膜、縦隔の血管や頸動脈）まで広がっており、遠くの臓器への転移はないが、リンパ節まで転移していることもある<br>
●	IVC期：甲状腺がんが、肺や骨など、甲状腺から離れた臓器にまで転移している<br><br>

また、未分化がんははじめからⅣ期に分類されるという特徴もあります。<br>
●	IVA期：がんの大きさにかかわらず、甲状腺内にがんがとどまっているが、リンパ節まで転移していることもある<br>
●	IVB期：甲状腺の外側までがんが広がっており、リンパ節まで転移していることもある<br>
●	IVC期：がんが甲状腺から肺や骨など、遠くの臓器にまで転移している<br><br>

また、甲状腺髄様がんに対しては、次のような病期が用いられます。<br>
●	0期：甲状腺内にがんは認められないが、特殊なスクリーニング検査で発見できる<br>
●	I期：がんが甲状腺内にのみ限局しており、大きさは2cm未満<br>
●	II期：がんの大きさが2cm以下で甲状腺内に限局しているか、腫瘍の大きさに関わらず甲状腺のすぐ外側の組織まで広がっているが、リンパ節までは広がっていない<br>
●	III期：がんの大きさに関わらず、気管および喉頭(発声器)付近のリンパ節や、甲状腺のすぐ外側の組織まで広がっている<br>
●	IV期：甲状腺髄様がんのⅣ期は、さらに3つの病期に分けられます<br>
&#8811;	IVA期：がんは、その大きさに関わらず甲状腺の外側に広がっており、皮膚、気管、食道、喉頭、反回喉頭神経下の組織まで拡がっているか、気管または喉頭付近のリンパ節まで広がっている、またはがんの大きさに関わらず、甲状腺のすぐ外側の組織まで広がっており、頸部または肺の間の片側または両側リンパ節まで広がっている。<br>
&#8811;	IVB期：がんは、脊柱前部の組織または頸動脈周囲、肺の間の領域中の血管まで広がっており、リンパ節まで広がっていることがある。<br>
&#8811;	IVC期：がんの大きさに関わらず、肺、骨など身体の他の部分まで広がっており、リンパ節まで広がっていることがある。</p>
			</dd>
		</dl>
	</div>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>甲状腺がんの生存率・予後</h2>
	<p>甲状腺がん全体で見てみると、5年生存率はステージ&#8544;期では100.0％、ステージ&#8545;期98.9％、ステージ>&#8546;期98.7％、ステージ&#8547;期71.3％となっています。
ステージ1期からステージⅢまでは90％以上の5年生存率ですが、ステージⅣ期になると70%台にまで下がってしまいます。

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>1,247</td><td>100.0％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>372</td><td>98.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>447</td><td>98.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>980</td><td>71.3%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>3,276</td><td>91.1%</td>
</tr>
</table>
<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2018年12月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>

また、甲状腺がんはがんの種類によって生存率、予後が異なります。がん研有明病院の組織型別生存率では、乳頭がんは5年生存率が98％、10年生存率が94％、20年生存率が92％とかなり高いことが特徴です。また、濾胞がんは遠隔転移が無ければ5年生存率は100％となり、遠隔転移があっても5年生存率が86％となります。髄様がんは5年生存率が73％となります。しかし、未分化がんの生存率は低く、1年生存率が16％となります。<br>
参考：甲状腺がんの組織型別生存率（疾患特異的生存、がん研有明病院）　<br>
https://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/thyroid.html<br>
2018年12月30日閲覧</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>甲状腺がんの治療法 </h2>

	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>甲状腺がんの手術では基本的に、甲状腺切除と、がんが広がっているリンパ節も摘出する「リンパ節郭清」を行います。<br>
甲状腺切除には以下のような種類があります。<br><br>

<span class="green">&lt;葉切除&gt;</span><br />
がんの広がりを調べ、甲状腺を出来る限り温存する手術法です。これは、日本で発展してきた考え方によるもので、術後の補助療法はなるべく行わないものとしています。<br><br>

<span class="green">&lt;甲状腺亜全摘手術&gt;</span><br />
甲状腺を約2/3以上切除する手術ですが、基本的には術後の補助療法（化学療法）を行わない、とされています。<br><br>

<span class="green">&lt;甲状腺準全摘術&gt;</span><br />
甲状腺をわずかに残して、ほぼすべて摘出する術式です。<br><br>

<span class="green">&lt;甲状腺全摘出術&gt;</span><br />
甲状腺をすべて摘出します。甲状腺にがんが残ることがなく、手術後には放射性ヨードを使った転移の治療や、精密検査が容易にできることが特徴です。一方、手術による合併症（副甲状腺機能低下、反回神経麻痺）が起こる確率が高く、生涯にわたって甲状腺ホルモン薬を飲まなければならない場合もあります。<br><br>

このうち、「葉手術」と「甲状腺亜全摘手術」は、甲状腺の摘出範囲が少ないこともあり、手術による副甲状腺（上皮小体）機能低下、反回神経麻痺などの合併症が起こる確率が、低くなるという特徴があります。また、この二つの術式は、手術後の補助療法（化学療法）を行わないため、甲状腺ホルモンを飲む必要がないケースが多いことも特徴です<br>
しかし、葉切除、甲状腺亜全摘手術を選択した場合でも、手術する部位と反対側にも病変がある（両側病変）場合や、両側頸部に明らかなリンパ節転移がある場合、遠隔転移が確認できる場合には、甲状腺全摘出術が適応となることがあります。
<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br />
甲状腺がんの場合は、がんのタイプによって、適応されるかどうかが分かれます。例えば、未分化がんや悪性リンパ腫など、他の治療法が難しい場合に抗がん剤治療が選択されｒことがあります。一方で、乳頭がんや濾胞がんは、手術による効果が高いため、抗がん剤治療は行われないことが多いです。さらに、明らかな転移がある場合は、転移した部位に対し、局所的に抗がん剤治療を行うこともあります。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 <br /> <br />
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
陽子線は水素の原子核を加速させたものであり、従来の放射線（ガンマ線、エックス線）との違いは「一定の深さで止まる」という性質をもっていることです。この陽子線の「止まる」という性質を利用し、止まるまでの深さをコントロールすることで、がん細胞に集中的に放射線を照射することができます。陽子線は「止まる」深さで最大限の力を出すという特徴があるため、がん細胞の周囲の臓器への影響が少なくなります。<br><br>
甲状腺がんに対する陽子線治療の適応は、手術による治療が難しい場合、あるいは手術を希望しない場合、となります。<br><br>
	<a href="../prevention/other.php#this_01">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>甲状腺がんの再発・転移</h2>
	<p>甲状腺がんでは、もともとがんがあった甲状腺やその周辺のリンパ節での局所の再発が多く、肺や骨、肝臓などの遠隔臓器への転移や再発はまれとされています。<br><br>
また、血行転移が起こる前に原発巣の治療ができれば転移をする可能性はかなり低いと言われています。その治療成績は10年生存率90％以上ともされています。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がん研究センター　がん情報サービス　各種がん117　甲状腺がん<br>
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul06-att/117.pdf<br>

がん研有明病院　がんの種類について　甲状腺がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/thyroid.html<br>

PDQ日本語版がん情報サイト<br>
http://cancerinfo.tri-kobe.org/pdq/summary/japanese.jsp?Pdq_ID=CDR0000258038#scrollTop<br>

国際医学情報センター　がんinfo　甲状腺がん<br>
https://www.imic.or.jp/library/cancer/004_thyroid.html<br>

国立がん研究センターがん情報センター<br>
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul06-att/117.pdf<br>

日本癌治療学会　がん診療ガイドライン　甲状腺腫瘍<br>
http://www.jsco-cpg.jp/guideline/20.html<br>

愛知県がんセンター中央病院　いろいろながん　甲状腺がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/16kojosen.html<br>

国立がん研究センター東病院　陽子線治療の概要<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/radiation_oncology/consultation/pbt/about.html<br>

同上　特殊外来　陽子線治療について<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/radiation_oncology/consultation/pbt/index.html<br>

南東北がん陽子線治療センター　症例と治療成績　症例紹介　甲状腺がん<br>
http://www.cancer-center.jp/adaptation/cases/cases_008.html</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>甲状腺癌　　　甲状腺がん 症状　　　甲状腺がん 検査　　　甲状腺がん原因　　　甲状腺がん 再発</p>
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			</item>
		<item>
		<title>食道がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index04.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:31:09 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5372</guid>

					<description><![CDATA[<p>国立がん研究センターの調べによると2017年にがんで亡くなった人は男性で220,398人、女性152,936人のあわせて373,334人でした。また、2014年に日本全国で新たにがんと診断された人は、男性で501,527 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index04.php">食道がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>国立がん研究センターの調べによると2017年にがんで亡くなった人は男性で220,398人、女性152,936人のあわせて373,334人でした。また、2014年に日本全国で新たにがんと診断された人は、男性で501,527例、女性365,881例でした。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。<br><br>
2017年に食道がんで亡くなった人は男性で9,580人、女性1,988人の男女計11,568人となりました。また、2014年に食道がんと診断された人は男性で19,067例、女性3,643例です。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。<br><br>
生涯がんで死亡するリスクは男性で25％となり、これは4人に1人の割合となります。男性が生涯食道がんで死亡するリスクは1％となりますが、これは94人に1人という確率です。女性では生涯全がんで死亡する確率は15％で7人に1人、食道がんだけでみると0.2％で494人に1人となっています。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「累積死亡リスク」より）。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>食道がんとは</h2>
    <p>食道はのどと胃をつなぐ長さ約25㎝、太さ2～3㎝、厚さ約4㎜の管状の臓器で、食べ物が通りやすいように内側が粘液を分泌する粘膜でおおわれています。食道がんは、この粘膜の表面にある上皮から発生します。日本では、食道がんの90％以上が扁平上皮癌というがんですが、欧米では腺癌というがんが増加しており、そのほとんどは胃の近くの食道下部に発生します。日本でも、生活習慣の欧米化によって、今後、腺癌が増えることが予想されます。</p>
    <p>食道がんにかかる率（罹患率）や食道がんによる死亡率は、ともに40歳代後半以降に増加し始める傾向にあります。また、女性よりも男性に多いがんです。発生の危険因子（リスクファクター）としては、喫煙や大量の飲酒が明らかになっています。特に扁平上皮がんでは、喫煙と飲酒が相乗的に作用してリスクが高くなることも指摘されています。また、熱い飲食物がリスクを上昇させるという研究結果も多く報告されています。腺癌では、食べ物や胃液などが胃から食道に逆流する「胃・食道逆流症」に加え、肥満で確実にリスクが高くなるとされています。</p>
    <p>日本人の食道がんの約半数は胸の中の食道の真ん中付近から発生し、4分の１は食道の下部に発生しています。粘膜上皮から発生したがんは、大きくなるにつれて食道外膜に向かって広がっていきます。食道の周囲には、気管・気管支や肺、大動脈、心臓など重要な臓器が近接しているので、がんが大きくなるとこれらの臓器に広がっていきます。これを浸潤といいます。腹部や首のリンパ節、他の臓器などに転移することもあります。</p>
    <p>食道がんは初期症状がないことが多く、検診や人間ドックのときに発見されることが20％近くあります。症状としては、がんの進み具合によって異なりますが、食べ物を飲み込んだときに胸の奥が痛む、熱い物を飲み込んだときにしみる、食道で食べ物がつかえる、体重が減少する、胸や背中が痛む、むせるようなせきや血の混じったたんが出る、声がかすれるなどがあります。定期的な検診を受けることはもちろん、症状が続くときは早めに消化器科を受診することが大切です。</p>
    <p>食道がんの標準治療は手術ですが、病状によっては食道を切除しない化学放射線療法（放射線治療＋抗がん剤治療）でも手術とほぼ同等の効果が得られたという報告もあり、そのような治療法を選択することにより生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)の向上が期待されています。</p>
    <img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type04.png" alt="食道がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>食道がんの症状</h2>
	<p><b>ごく早期の食道がんの場合、がんは粘膜内にとどまっており、目立った自覚症状がないことが多いという特徴があります。そのため、初期症状といえる症状はほとんど無く</b>、早期の食道がんの約20％は、健康診断や人間ドックなどのがん検診で発見されることが多いとされています。しかし、がんが進行するにつれてさまざまな症状が出現します。<br><br>

<b>● 食道がしみる感じ</b><br>
食べ物を飲み込んだ時などに、食道や胸がしみて「チクチクとするような感じ」や、熱いものを飲み込んだかのような感じがする、という症状です。この症状は食道がんの初期症状としては比較的多く見られるものの、がんが進行すると、自覚症状としては見られなくなってしまうので、注意が必要です。<br><br>

<b>● 食べ物がつかえる感じ</b><br>
がんが大きくなると食道の内腔が狭くなるため、食べ物を飲み込んだ時、特に硬いお肉などを飲み込んだ時に、胸のあたりがつかえる感じがします。初期症状としては、硬いものを食べた時にみられ、やわらかいものはつかえずに食べることができますが、症状が進行してくると、水や自身の唾液でさえもつかえるようになります。<br><br>

<b>● 体重減少</b><br>
食べ物がつかえるようになると食事摂取量が減り、栄養が吸収できずに体重が減少します。3か月で5～6㎏の体重減少が見られたら要注意です。<br><br>

<b>● 胸部痛、背部痛</b><br>
がんが進行し、肺や背骨、動脈を圧迫すると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。末期症状としてよく出現する症状です。<br><br>

<b>● 咳・痰</b><br>
がんが進行して気管、気管支、肺まで浸潤すると、せきや血のまじった痰が見られるようになります。末期症状としてよく出現する症状です。<br><br>

<b>● 声のかすれ（嗄声）</b><br>
声の調整をしている反回神経が食道の脇にあるため、がんが進行すると風邪をひいた時のように声がかすれます。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>食道がんの原因</h2>
	<p>食道がんは、高齢者や男性に比較的多いとされますが、食道がんは大きく腺がんと扁平上皮がんの2つに分類され、がんの種類によって原因が異なるといわれています。<br><br>

腺がんの場合は、胃食道逆流症や繰り返す逆流症状、それに伴うバレット食道※1という食道の変化が原因となっています。また、肥満や喫煙、欧米型の食事、あるいは胸部への放射線治療の既往や抗コリン薬の内服、血縁者に食道がんの方がいる場合などが、腺がんの誘因となります。<br><br>

一方、扁平上皮癌は飲酒と喫煙が最大の誘因とされており、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる体質の方は、食道がんのリスクが高くなることが明らかになっています。<br><br>

また、熱い食べ物、辛い食べ物、冷たい食べ物などの刺激が強いもの、肉や魚のこげたものの摂取や胸部への放射線治療の既往、食道アカラシアや腐食性食道炎の既往なども、扁平上皮癌の原因となると考えられています。<br><br>

※1　バレット食道：食道下部の内側にある細胞が変化したり、食道がんを発生し得る異常細胞に置き換わったりしている状態</p>
</div>

<div class="text01">
    <h2>食道がんの検査と診断</h2>
    <p>食道がんが疑われると、一般にⅩ線による食道造影検査と内視鏡検査を行います。食道がんの広がりを調べる検査としては、CT、MRI、超音波内視鏡検査、超音波検査があります。</p>
    <h3>食道造影検査（X線検査）</h3>
    <p>バリウムを飲んで、食道を通過するところをX線で撮影します。<br />
    がんの場所や大きさ、食道の狭さなどの全体像を見ることができます。</p>
    <h3>内視鏡検査</h3>
    <p>管の先端に小さなカメラを搭載した内視鏡（ビデオスコープ）を食道に挿入し、直接、消化管粘膜や病変を観察します。<br />
    病変の位置や大きさだけでなく、病変の数、広がり、表面の形状（凹凸）、色調などから病変の進行度を判断することができます。食道を特殊な薬品（色素・染色液）を用いて詳細に調べたり、がんが疑われる場所の組織を採取して、がん細胞の有無を調べる病理検査で確定診断されます。</p>
    <h3>CT、MRI検査</h3>
    <p>ＣＴは、Ⅹ線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療前に転移や周辺の臓器へのがんの広がりを調べます。<br />
    食道造影検査で認めた病変の長径の広がりも見ます。MRIは磁気を使用します。食道の周囲には、気管・気管支や肺、大動脈、心臓など極めて重要な臓器がありますが、CTはこれらの臓器とがんの関係を調べることもできます。造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあります。ヨードアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</p>
    <h3>超音波内視鏡検査</h3>
    <p>内視鏡の先端についた超音波装置を用いて、がんがどの程度深くに及んでいるか、食道の外側にあるリンパ節が腫れていないか（リンパ節転移の有無）などについてより詳細な情報を得ることができます。</p>
    <h3>超音波（エコー）検査</h3>
    <p>体表から観察する超音波検査は、腹部と首（頸部）に行い、肝臓や腹部リンパ節への転移、頸部リンパ節への転移の有無を検索します。頸部食道がんの場合は、主な病巣と気管、甲状腺、頸動脈など周囲臓器との関係を調べるために行います。</p>
    <h3>腫瘍マーカー検査</h3>
    <p>腫瘍マーカーとは、がんの存在により異常値を示す血液検査の項目のことで、がんの種類に応じて多くの種類があります。<br />
    食道がんの腫瘍マーカーとしては、扁平上皮癌ではＳＣＣとシフラで、腺癌ではＣＥＡです。進行したがんの動きを把握するために使用されます。しかし、がんがあっても異常値を示さないこともあります。<br>
    <a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>
    <h3>PET</h3>
    <p>放射性ブドウ糖液を注射し、その取り込みの分布を撮影することで、全身のがん細胞を検出する検査です。他の検査で転移・再発の診断が確定てきない場合に行うことがあります。<br>
    <a href="../prevention/pet-ct.php">PET-CT検査についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>食道がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることも多いです。病期には、ローマ数字が使われ、0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分類されています。病期はがんがどこまで広がっているか（T：原発腫瘍　primary Tumor）、リンパ節転移があるかどうか（N：所属リンパ節　regional lymph Nodes）、他の臓器への転移があるかどうか（M：遠隔転移 distant Metastasis）で決まります。これをTNM分類といい、各因子の組み合わせにより、病期が決まります。</p>
    <div class="indent">
        <dl class="dl_indent">
        <dd>
        <p>
食道がんのTMN分類は以下のようになります。<br><br>
【T因子(がんの広がり)】<br>
● T1a：がんが粘膜内にとどまる<br>
● T1b：がんが粘膜下層にとどまる<br>
● T2：がんが固有筋層にとどまる<br>
● T3：がんが食道外膜に広がっている<br>
● T4：がんが食道周囲の組織まで広がっている<br><br>
【N因子(リンパ節転移) 】<br>
● N0：リンパ節転移がない<br>
● N1：第1群リンパ節のみに転移がある<br>
● N2：第2群リンパ節まで転移がある<br>
● N3：第3群リンパ節まで転移がある<br>
● N4：第4群リンパ節まで転移がある<br><br>
【M因子(遠隔転移) 】<br>
● M0：遠隔転移がない<br>
● M1：遠隔転移がある<br><br>

TMN分類を基に、病期は以下のように決定します。<br>
● 0期：早期がん、初期がんといえる状態で、がんが粘膜にとどまっている段階<br>
● I 期：<br>
　　&#8811; がんが粘膜にとどまっているが近くのリンパ節に転移がある<br>
　　&#8811; 粘膜下層まで浸潤しているがリンパ節や他の臓器、胸膜や腹膜でのがんが認められない<br>
● II 期：<br>
　　&#8811; がんが筋層や食道の壁の外にわずかに出ている<br>
　　&#8811; リンパ節への転移がある<br>
● III 期：<br>
　　&#8811; がんが食道の外に明らかに出ている<br>
　　&#8811; 食道壁にそっているリンパ節か食道のがんから少し離れたリンパ節にがんがあるが、他の臓器や胸膜・腹膜にはがんが認められない<br>
● IV期：<br>
　　&#8811; がんが食道周囲の臓器におよんでいる<br>
　　&#8811; がんから遠く離れたリンパ節にがんが転移している<br>
　　&#8811;他の臓器や胸膜・腹膜にがんが認められた場合<br><br>

食道がんの病期分類には、日本食道学会による食道癌取扱い規約と、海外で主に用いられている分類があります。このうち、海外で用いられているのがTNM分類です。<br><br>

がんの深さの分類であるT分類は、日本も海外もほぼ同じですが、リンパ節転移に関しては、日本の方が転移の部位が重要視されており、海外では転移個数が重要視されているという特徴があります。
        </p>
        </dd>
        </dl>
	</div>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
	<h2>食道がんの生存率・予後</h2>
	<p>食道がんの5年生存率を見てみると、ごく早期である0期では100％、I期で86％です。Ⅱ期になると51.9％、Ⅲ期で26.4％、Ⅳ期で12.2％と、生存率は徐々に低くなっていきます。リンパ節転移を起こす前に治療を開始できれば、5年生存率は80％代で推移することが可能です。<br><br>
<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>2,068</td><td>85.4％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>1,693</td><td>53.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>2,518</td><td>28.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>2,217</td><td>12.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>8,663</td><td>43.2%</td>
</tr>
</table>
	<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年2月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした<br>
<br>

がんが粘膜でとどまっている場合、手術で切除できれば5年生存率は100％とされています。しかし、進行がんになると、手術で目に見えるがんをとりきれたとしても5年生存率は54％とされています（日本食道疾患研究会の「全国食道がん登録調査報告」より）。ステージⅡやステージⅢの場合、補助化学療法を術前に受けてから手術をすることで、生存率は飛躍的にアップするとされています。<br><br>

食道がんでは食事の摂取量が安定するまでは、1か月に1回の診察が必要となり、安定すれば3～6か月に1回の診察となります。<br><br>

また、手術後に食事摂取量を増やしていくことが課題となり、多くの人が健康時の70％前後の食事を摂ることができるようになるとされています。</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>食道がんの治療法 </h2>

	<h3>内視鏡治療</h3>
	<p>内視鏡治療には、内視鏡的切除術と、内視鏡的焼灼術があります。食道がん治療ガイドラインでは、リンパ節への転移の可能性が低い、ごく初期（0期）の食道がんが適応となります。<br><br>
<span class="green">&lt;内視鏡的切除術&gt;</span><br />
内視鏡的切除術は、食道の内側からがんを切り取る方法です。内視鏡切除術にはさらに、EMR（内視鏡的粘膜切除術）とESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)と呼ばれる2つの方法があります。
いずれの治療法も、がんの下側、粘膜下に生理食塩水などを注入し、がんの部分を浮き上がらせて切除する手術です。<br><br>
● EMR：「スネア」と呼ばれる輪状のワイヤーをがん細胞の根元に引っ掛けるようにし、ワイヤーに熱を加えることで、がんを根元から焼き切る方法<br>
● ESD：がんの周囲に目印をつけ、それよりも少し外側の粘膜から粘膜下層までを、ナイフ状の器械を使って、はぎ取るようにして切除する方法<br><br>
EMRの方が古くから行われてきましたが、がんが大きくなっている場合には分割切除を行うことになり、がんを取り残してしまったり、再発するリスクがありました。こうしたリスクを回避するためにESDという治療法が開発され、現在はESDによる一括切除も可能となりました。治療法選択の目安としては、1㎝前後の小さな病変に対してはEMRが、それよりも大きながんの場合はESDが選択されることが多いようです。<br><br>
<span class="green">&lt;内視鏡的焼灼術&gt;</span><br />
内視鏡的焼灼術は、光や特殊なガスを用いて病変を焼く（焼灼する　しょうしゃくする）方法です。内視鏡的焼灼術には、PDT（光線力学的治療）やAPC（アルゴンプラズマガス凝固法）があります。ESDが適応にならないケース（高齢者、合併症が多い、出血しやすい、粘膜下の浸潤が深くて穿孔などのリスクがある、ESD後に狭窄が起こる可能性があるなど）に対して、選択されることがある治療法です。<br>
病変を焼いてしまうため、病変部を病理学的に評価することはできません。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。 <br /><br />
手術としては、胸部から腹部の食道を切除する「食道亜全摘」と、頸部・胸部・腹部のリンパ節を周囲の脂肪組織ごと切除する「リンパ節郭清」、さらに胃を使って再建する「胃管再建」を行うことが基本的な術式となります。<br /><br />

一般的には開腹、開胸にて手術を行うため傷が大きくなりがちですが、近年では開胸は開腹をせずに、腹腔鏡や胸腔鏡などを使用して、小さな傷での治療を行うことも可能です。<br /><br />

また、リンパ節転移がない早期のがんであれば、内視鏡を用いた内視鏡的粘膜切除術 (EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD)という術式も選択可能になります。<br><br />

<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。全身の状態やがんの性質などから、複数の薬を組み合わせることもあれば、単独で用いることもあります。また、放射線治療や手術と組み合わせる時には、状況に合わせて治療の順番を変えることもあります。 <br /><br />
食道がんでは、5-FUとシスプラチンの点滴にて化学療法を行いますが、一般的には、化学療法単体ではなく、放射線療法と併行して行う「化学放射線療法」が行われます。<br /><br />

化学療法、放射線療法ともに副作用がみられることがありますが、実際に見られる症状や、症状の強さなどは、人によって異なるとされています。<br><br />

食道がんの進行がんの場合、手術でも取りきれないがん細胞がある場合や、ある程度進んでしまった食道がん（すでにリンパ節転移のあるステージⅢ以上など）では、手術でがんを切除した後も、別の部位へ転移することがあります。例えば、肺や肝臓、骨などに再発する可能性があります。そのため、食道がんは手術療法だけでなく、治療方針の中に化学療法を加えることで、再発を抑える可能性が示されています。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>高エネルギーのX線など、がん細胞に直接あてて、腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ます。<br />
	<p>食道がんに対しての治療として行う場合、通常、週5日で6週間など、スケジュールを決めた連日照射を行います。
食道がんにおける放射線治療は、単独で行うよりも、化学療法と同時に行うほうが、効果的であるといわれています。<br><br>
放射線治療には大きく2つの治療法があり、ひとつはがんを治すことを目的にした根治照射で、もうひとつはがんによる症状を抑えるための緩和照射です。</p>

<span class="green">&lt;根治照射&gt;</span><br />
<p>がんの広がりが、放射線を当てられる範囲にある場合に、がんの治癒を目指して行われる治療法です。手術で食道を切除した場合と比較すると、食道の温存を図る（目指す）治療であるため、治療後の食生活への影響は少ないとされています。</p>

<span class="green">&lt;緩和照射&gt;</span><br />
<p>がんの範囲が大きく、がんによる痛みや臓器への圧迫、食道狭窄などの症状を緩和させることを目的として行われる治療法です。一般的には、根治照射よりも短い期間で行われることが多いとされています。</p>

<span class="green">&lt;副作用&gt;</span><br />
<p>放射線治療にも、副作用の可能性はあります。例えば、<br>
● 放射線皮膚炎：放射線が当たった皮膚が炎症を起こし、かゆみ、ただれなどが生じる<br>
● 放射線食道炎：食道粘膜が炎症を起こしてただれてしまい、食事によりしみる、閊えるなどの症状を生じる<br>
● 放射線肺炎：肺に放射線が当たることで肺炎を起こし、微熱、息切れ、咳などを生じる<br>
などです。特に放射線肺炎は、放射線照射から3か月頃まで肺炎になる可能性があり、高齢者にとっては重篤な状態になることもあります。また、放射線照射から、数か月経過してから起こる副作用もあります。頻度は数％と高くはありませんが、食道穿孔や出血などを起こすことがあります。<br><br />
<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>食道がんの先進医療</h2>
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。 <br /><br>
食道がんでの陽子線治療の適応は、手術の適応外あるいは手術拒否例のうち、ステージⅠ～Ⅲに該当する方です。または、術後の再発症例にも、適応となることがあります。陽子線治療も放射線治療の一つですので、化学療法と併用されることが多くなります。<br><br>

副作用としては、皮膚炎や食道炎などがみられることがあります。<br><br>

	<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
	<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>食道がんの集学的治療</h2>
	<p>患者さん個々人のがん種やがんの進行度に応じ、手術治療、放射線治療、化学療法だけでなく、効果が期待される様々な治療を組み合わせて治療を行うことを集学的治療といいます。食道がんへの主な集学的治療について解説します。</p>

	<h3>外科的手術と抗がん剤(化学療法)の組み合わせ</h3>
	<p>過去の食道がん治療において、ステージII?IIIの進行がんに対しては、外科的な手術治療のみが標準治療でした。しかし、完全に切除できた例でも再発するケースが多くみられました。手術単独ではなく抗がん剤との組み合わせが研究され、現在では、手術前に抗がん剤治療を行う術前化学療法が標準治療となっています。（ステージII?IIIの患者さんには、手術前にフルオロウラシル＋シスプラチン療法を2コース行うことが標準治療です。）</p>

	<h3>根治を目指した放射線治療と抗がん剤(化学療法)との組み合わせ</h3>
	<p>根治的化学放射線療法<br>
食道がんの中でも扁平上皮がんと呼ばれるものは、放射線治療の効果が高いことが知られています。<br>
がんの進行具合により異なりますが、多臓器への転移やリンパ節転移がない状態であれば、放射線と抗がん剤を組み合わせて治療することで、がんの縮小効果が期待できます。心臓・肺の機能の状態や年齢などの理由で手術が難しい方などの場合に、手術の替わりとして検討されます。<br><br>
根治的化学放射線療法は、放射線治療と抗がん剤を用います。例を挙げますと放射線治療を、1日1回、週5回、5週間から6週間、原発巣と呼ばれる食道の腫瘍、転移リンパ節や転移の可能性が予測される周囲のリンパ節に行います。<br><br>
抗がん剤は、放射線治療の間に、2コース行います。<br><br>
放射線治療終了後にもがんのステージや患者さんの状態によって追加治療等が行われます。</p>

	<h3>症状緩和のための抗がん剤(化学療法)と放射線治療との組み合わせ</h3>
	<p>食道がんの再発や、多臓器（肝臓、肺、遠隔リンパ節など）へ転移がある場合は、体内にある腫瘍のすべてに対して、手術や放射線による排除ができないため、全身療法である化学療法が治療の軸となります。また、進行度によっては、生活の質の低下(食事が食べられない、痛みが激しいなど)があり、日常生活に影響を及ぼすと考えられるときには、原因となっている病巣に対して、「症状緩和を目的」とした放射線治療を行うことがあります。<br><br>
緩和を目的にするケースの場合で注意すべきことは、体力の低下です。体力の低下によって、抗がん剤や放射線の副作用が以前より強く出たり、免疫能が低下し、抗がん剤や放射線の効果が最大限に引き出せなくなる可能性もあります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>食道がんの再発・転移</h2>
	<h3>転移</h3>
	<p>食道がんが進行すると、多くのケースでリンパ節と肺、肝臓などの臓器や、骨への転移が見られます。<br>
食道の周りには多くのリンパ節がありますが、食道がんは粘膜から筋層、さらにその外膜まで深く達していくと、周囲のリンパ節へと転移します。また食道は咽頭部（のど）から胃までをつなぐ臓器であるため、のどの周囲や胃周辺のリンパ節へも転移することがあります。例えば、声帯の動きをつかさどる「反回神経周囲リンパ節」や食道のすぐ近くにある「傍食道リンパ節」などは、比較的早い時期からの転移を起こしやすいとされています。この他、「胃周囲リンパ節」や「頸部リンパ節」も、転移しやすいとされるリンパ節です。<br>
さらに、食道の外膜の周囲にある血管から転移すると、血液の流れにのってがん細胞が離れた臓器へと転移しますが（血行性転移）、多くの場合は肺、肝臓、骨に転移するとされています。</p>
<br>

	<h3>再発</h3>
	<p>再発は、ほとんどが2年以内に起こるとされており、リンパ節、肺、肝臓、骨などへの転移が多いとされています。<br>
食道がんは、再発後の治療が難しい疾患とされており、再発後は、転移の有無や拡がり方、これまでの治療内容や結果、患者さんの全身状態などを総合的に判断して、治療法が検討されます。多くの場合は手術療法の適応にはなりませんが、頸部リンパ節への転移のみであれば、これを切除する手術が行われることがあります。<br>
基本的には、抗がん剤治療（化学療法）や放射線治療など、症状緩和を目的にした緩和治療が行われます。特に、転移が拡がっている場合や、再発進行食道がんでは、抗がん剤治療も検討されますが、再発食道がんに適した抗がん剤は限られており、現在のところは「完治」が期待できる治療法は確立していません。<br>
しかし、海外では新しい抗がん剤の開発などが進められており、新たな抗がん剤による治療法の開発が期待されています。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がんセンター　中央病院　食道がんについて<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/esophageal_surgery/030/index.html<br>
東京慈恵医科大学　外科学講座　上部消化管外科　食道癌<br>
http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/upper-dig/esophagus/esophageal-ca/<br>
愛知県がんセンター中央病院　いろいろながん　食道がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/01shokudo.htmlhtt<br>
がん研有明病院　がんに関する情報　食道がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/esophagus.html<br>
一般社団法人　国際医学情報センター　がんinfo　食道がん<br>
https://www.imic.or.jp/library/cancer/010_esophageal.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　各種がん102　食道がん<br>
https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000uj16-att/102.pdf<br>
日本癌学会　【公聴会＋パブリックコメント意見後】（禁複製） 食道癌診療ガイドライン<br>
https://www.jca.gr.jp/researcher/topics/2016/files/Draft_20160913.pdf<br>
岐阜県総合医療センター　食道がん<br>
http://www.gifu-hp.jp/esophageal_cancer/#point07<br>
京都大学医学部付属病院　消化器外科　食道がんの進行度<br>
https://gisurg.kuhp.kyoto-u.ac.jp/clinic-contents/%E9%A3%9F%E9%81%93%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E8%A7%A3%E8%AA%AC/194<br>
大阪医科大学　一般・消化器外科　食道癌の診断と治療<br>
https://www.osaka-med.ac.jp/~sur000/html/service/service01.html</p>
</div>


<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/">がん再発予防 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/bsc.php">ベストサポーティブケア（BSC） （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がんとは 発生・転移メカニズム （がんについて）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がん看護　方法とっさの処置 （予防と治療）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>食道癌 症状　　　食道がん 原因　　　食道がん 生存率　　　食道がん 初期症状　　　食道癌 ガイドライン</p>
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			</item>
		<item>
		<title>胃がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index05.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:29:35 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データによると、2016年にがんで亡くなった人は男女あわせて372,986人でした。このうち、胃がんで亡くなった人は、45,531人（男性29,854人、女性15,67 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index05.php">胃がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>国立がん研究センターが行っているがん死亡に関する統計データによると、2016年にがんで亡くなった人は男女あわせて372,986人でした。このうち、胃がんで亡くなった人は、45,531人（男性29,854人、女性15,677人）でした。2014年にがんに罹患した患者数についてみると、男性では胃がんが1位、次いで2位が肺がん、3位が大腸がんでした。同じく女性では、乳がんが1位、次いで2位が大腸がん、3位が胃がんでした。また、2016年の死亡数が多い部位では、男性の胃がんは、肺がんに次いで2位でした。同様に女性の胃がんは、大腸がん、肺がん、膵臓がんに続く第4位でした。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。<br><br>
部位別の5年相対生存率（2006年～2008年診断例）でみると、男性は65.3％、女性は63.0％となっており、胃がんの5年生存率は、比較的高めといえます。がんが限局している状態の時に診断された場合、その5年生存率は95.9％です。（以上、全国がん罹患モニタリング集計　2006-2008年生存率報告（国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター, 2016）より）。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>胃がんとは</h2>
<p>胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になって無秩序に増殖を繰り返すがんです。胃がん検診などで見つけられる大きさになるまでには何年もかかるといわれていて、大きくなるに従い、がん細胞は胃の壁の中に入り込み、外側にある漿膜やさらにその外側まで広がり、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。がんがこのように広がることを浸潤といいます。</p>
<p>がん細胞は、リンパ液や血液の流れに乗って他の場所に移動し、そこで増殖することもあります。これを転移といいます。最も多い胃がんの転移は、「リンパ節転移」で、リンパの関所のような「リンパ節」で増殖します。これは、早期がんでも起こることがあります。また、進行がんの一部では、腹膜や肝臓にも転移がみられます。</p>
<p>特殊な胃がんとして、胃壁の中で広がって粘膜の表面には現れない「スキルス胃がん」があります。胃がんの約10％をこのスキルス胃がんが占めていると言われています。スキルス胃がんの場合、診断がついた時点で60％の患者さんに転移がみられます。症状もスキルス胃がんであるからこそというような特有の症状はなく、通常の胃がんとほぼ同じ症状です。中には初期症状として背中の痛み（放散痛）を訴える方もいるようです。しかし、スキルス胃がんは粘膜の表面にがんが現れることが少なく、胃の壁をしみこむように浸潤していくため、内視鏡での発見が難しく、見つかった時にはすでに進行していることも少なくありません。そのため、胃がんの症状が出ているのに、検査では異常がなく、進行してから発見される例が少なくありません。<br><br>

胃がんは早い段階で自覚症状が出ることが少なく、胃がんの進行の程度にかかわらず、症状が全くないという場合もあります。逆に早い段階から胃痛、胸焼け、黒い便がみられることもあります。これらの症状は胃炎や胃潰瘍などにもみられる症状です。そのため胃がんではなく、胃の別の病気であると思い放っておいてしまうこともよくあります。定期的な検診を受けることはもちろん、症状が続くときには早めに受診することが、胃がんの早期発見につながります。
</p>
<p>診断や治療の進歩により、胃がんは治りやすいがんの１つといわれています。胃がんの治療は、胃がんの大きさや広がりなどによって細かく決められていますが、進行した状況で発見された場合は、治療が難しいこともあります。</p>
<p>胃がんにかかる人の傾向は40歳以降に顕著になります。胃がんにかかる人の数は高齢化のために全体数は横ばいですが、一昔前の同年代の人々に比べると、男女とも大きく減ってきています。がんで亡くなった人の数では、2004年時点で男性は第2位、女性は第１位となっていますが、統計的にみると死亡率は減少してきています。</p>
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type05.png" alt="胃がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />

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</div>

<div class="text01">
<h2>胃がんの症状</h2>
<p>胃がんは初期の段階で症状が出現することは非常にまれであるといわれており、進行しても場合によっては無症状のまま経過することもあります。初期症状は合併する胃潰瘍や胃炎と類似した症状が出現するため、胃がんだと気づかず胃の不調として見過ごされることが多いのも特徴です。それは、胃がんの病期分類で胃がんの初期段階にあたる「ステージIA」はがんが胃の粘膜/粘膜下層にとどまっている状態で、胃の表面は粘膜であることから、まだ胃そのものに深いダメージが加えられていないため、症状が出ていないものとされているからです。しかし、胃の噴門部にがんができるなど部位によっては症状が出現することがあり、その際には胃の中に食べ物が滞ることから胃の不快感や重苦しい感じを自覚することがあります。<br><br>

早期の胃がんで見られる症状には、以下のようなものがあります。<br><br>
<b>・消化不良や胃の不快感</b><br>
<b>・食後の膨満感</b><br>
<b>・軽度の悪心</b><br>
<b>・食欲低下</b><br>
<b>・胸焼け</b><br><br>

さらに胃がんが進行すると、以下のような症状が見られるようになります。<br><br>

<b>●	食思不振、悪心・嘔吐</b><br>
胃がんによって消化管が狭くなると、食べものの通過が悪くなり、胃が重く感じるようになります。そのため、食欲がなくなったり、吐いたりすることがあります。<br><br>

<b>●	るいそう、全身倦怠</b><br>
食思不振や悪心・嘔吐によって、栄養を身体に吸収させることができなくなった結果、痩せたり全身にだるさが出ることがあります。<br><br>

<b>●	吐血・下血</b><br>
がんによって胃の細胞が崩れて出血し、胃の中にたまった血液を体外に出すことで起こります。下血の場合、胃からの出血は胃酸によって血液が酸化されるため、黒い便（黒色便）として見られることが多くなります。 <br><br>

<b>●	腹痛・腹部不快感</b><br>
みぞおちや臍の上の痛み、あるいは食事の前後に腹部に鈍痛やもやもやとした感じ見られるようになります。胃がん特有の症状ではないものの、胃がん患者の多くが訴える症状です。<br><br>

<b>●	胸焼け</b><br>
食道と胃の境界にがんができた場合に起こりうる症状です。食物の流れが悪くなることによって、食後にものがつかえたり、食べ物がこみあがってくる感じがあります。逆流性食道炎の場合によくみられる症状です。<br><br>

また胃がんが進行すると、皮膚や白目が黄色になる黄疸、腹腔内に液体が溜ってしまう腹水、食べ物が飲み込みづらくなる嚥下困難感などが見られるようになります。<br><br>
症状は全ての症状が全ての人に当てはまるというわけではありません。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>胃がんの原因</h2>
	<p>胃がんの原因については多くの研究がなされており、リスク要因としていくつか分かってきているものがあります。その中でも<b>特に強いリスク要因として挙がっているのが、ヘリコバクター・ピロリ菌への感染</b>です。WHOからも、確実な発がん因子としての認定がなされています。<br><br>

ヘリコバクター・ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると、胃の表層に胃炎を引き起こします。ヘリコバクター・ピロリ菌への感染が続くと、胃の粘膜は慢性的に胃炎が起こっている状態になり、胃の粘膜はだんだん萎縮していきます。その結果、胃壁を形成する細胞のがん化が進み、胃がんを発症すると考えられています。<br><br>

ヘリコバクターピロリ菌陰性の人たちと、ヘリコバクターピロリ菌陽性の人たちとの間で、胃がんの発症率を調べた研究では、次のような結果が出ています。<br><br>
● ヘリコバクター・ピロリ菌が陰性であった人：研究開始から10年経過しても誰1人として胃がんを発症しなかった<br>
● ヘリコバクターピロリ菌が陽性であった人：研究開始からおよそ10年（平均追跡期間7.8年）経ったときには、2.9％の人が胃がんを発症し、治療を受けた<br><br>
つまり、ヘリコバクターピロリ菌感染者のおよそ34人に1人が、胃がんへと移行してしまったという結果となり、胃がん発症リスクは決して低くない、ということとなります。<br>
（Uemura N. et al.: N Engl J Med. 2001 ; 345(11) : 784-9）<br><br>
胃がんのリスク因子となるものには他にも、塩分の多い食品や燻製食品の過剰摂取、野菜・果物の摂取量不足、飲酒、喫煙、保存状態の悪い食品を多く食べるなど、食習慣や生活習慣の乱れが挙げられます。また、高齢者や男性、慢性胃炎や胃のポリープがある、血縁者の中に胃がんの人がいるという場合も、胃がんを発症するリスクが高くなります。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>胃がん検診とその費用</h2>
<p>がん検診は、検診を受けることで「がんを発見すること」だけが目的ではありません。「検診を受けることでがんを早期に発見し、適切な治療につなげ、がんによる死亡数を減らす」という目的もあります。胃がん検診は、日本でもっとも古くから行われているがん検診で、1983年から子宮がん検診とともに始まっています。<br><br>

<b>胃がん検診の検査方法：問診、胃エックス線検査と胃内視鏡検査</b><br>
<b>対象者：50歳以上</b>　※1<br>
<b>受診間隔：2年に1回</b>　※2<br>
※1当分の間、胃エックス線検査に関しては40歳以上に実施も可<br>
※2:当分の間、胃エックス線検査に関しては年1回の実施も可<br><br>

胃がん検診が始まって以降、検査項目として「胃エックス線検査」が行われており、40歳以上が対象となっていました。しかし、昨今の医療技術や医療機器の進化・伸展に伴い、2016年からは「胃内視鏡検査」が、胃がん検診の検査項目に追加され、対象者の年齢も変更されました。「胃エックス線検査」を受ける人は40歳以上が対象ですが、「胃内視鏡検査」を受ける人は50歳以上が対象となります。<br><br>
また、近年の研究などにより、「ヘリコバクター・ピロリ菌」への感染が、将来的な胃がん発症につながることが分かってきました。また、胃がんを発症する前段階として、慢性的な胃炎や、胃の粘膜が萎縮してしまう「萎縮性胃炎」があることも分かってきました。萎縮性胃炎があると、血液の中からは「ペプシノゲン」とよばれる物質が少なくなってきますので、検査値を元に胃炎の状態を推測することができます。<br><br>
現在のところ、胃がん検診の項目として必須とはされていませんが、胃がん検診を受ける医療機関などによっては、「ヘリコバクター・ピロリ抗体検査」や、「ペプシノゲン検査」を受けられるところもあります。
</p>
<h3>胃エックス線検査</h3>
<p>胃エックス検査とは、レントゲンを用いて胃の内部の状態を診る検査方法です。一次検査としてのがん検診で、厚生労働省から有効性を認められている検査となります。前日の夕食と当日の朝食を欠食してもらい、検査を受ける場所で胃の内部を診るための造影剤バリウムと、胃を膨らませる炭酸ガスを発生させる発泡剤を飲み検査を受けます。</p>
<p>検査は回転する台の上で、指示に従いながら体を回転させ、胃全体にバリウムを付着させて撮影します。終了後は、渡された下剤を内服し、バリウムを完全に体外から排出するようにします。</p>
<p>胃エックス線検査は、放射線被ばくや検査精度にある程度のムラが生じるものの、費用が安く、検査の苦痛が少ないため、胃の検査にあまりお金をかけたくない人や、今まで胃の病気をしたことがない人、普段から胃が痛くなることがない40歳未満の方には、勧められる検査です。</p>
<p>費用はがん検診として受けた場合、医療機関では大体3,000円前後、保健福祉センターなどで自治体が行う場合は1,500円前後となることが多いようです。</p>
<h3>胃内視鏡検査</h3>
<p>胃内視鏡検査とは小型のカメラを口または鼻から挿入し、胃の内部を直接観察する検査方法です。従来から任意型検診としては普及していましたが、2016年に「がん検診実施のための指針」が改正されてからは、対策型胃がん検診としても実施されるようになりました。
胃内視鏡検査では、粘膜の微細な変化も鮮明に見ることができ、病変と思われる部分を見つけた際には、組織を採取して顕微鏡などで詳細な検査を行う「生検」も、同時に行うことができます。
</p>
<p>こちらも前日の夕食と当日の朝食を欠食し、病院で胃を膨らませるお薬を飲み検査を受けます。麻酔や鎮静剤を使用しての検査が可能であるため、検査を行う施設によっては、全身麻酔と喉元のみの部分麻酔とで選択できることがあります。</p>
<p>胃内視鏡検査は、バリウムによる胃のX線検査よりも、胃がんの早期発見ができるというメリットがあります。その一方で、検査をする医師の技量によって差が出る可能性があるという特徴があります。<br><br>
この検査を勧められる人の特徴としては<br>
●徹底的に胃を調べたい人<br>
●家系に胃がんの人がいる人<br>
●食欲がないなどの自覚症状がある人<br>
●過去にピロリ菌がいると言われた人や、ピロリ菌の除菌をした人<br>
などです。
</p>
<p>費用は胃の内視鏡検査のみであれば3,000円前後となりますが、異常と見受けられる組織を見つけた際に採取して生検を行う場合には8,000円～10,000円前後かかります。金額は、病院によって異なります。</p>
<p>また、胃内視鏡検査の場合、自主的に人間ドックで内視鏡検査をする場合は、同じ検査を受けるにもかかわらず、保険適用とならずに自費診療という扱いになってしまいます。しかし、人間ドックを受けた結果として、内視鏡検査をすすめられて再検査、精密検査を受けた場合は、保険適用となります。
がん検診として受けた場合は生検をせず検査のみであれば保険適用となります。<br>
</p>
<h3>ペプシノゲン検査、ヘリコバクター・ピロリ抗体検査</h3>
<p>他にもペプシノゲン検査、ヘリコバクター・ピロリ抗体検査などが、平行して行われることもあります。</p>
<p>ペプシノゲン検査とは胃がんになる前に萎縮性胃炎（いしゅくせいいえん）という病態になっているかどうか、採血をして判断します。検査が比較的安く行え、負担が少ない一方で、検査の結果と胃がんとが必ずしも結びつかないことや、陰性と診断されたにもかかわらず実は胃がんだった、という場合もあります。</p>
<p>ヘリコ・バクターピロリ抗体検査は胃がんとの関係性が指摘されているヘリコバクター・ピロリ菌を発見するための検査です。検査費用は安く、検査方法も「呼気を専用の袋に吹き込むだけ」という、身体への負担はかなり少ない検査です。その一方で、ヘリコバクター・ピロリ菌への感染が確認されても、100％胃がんになるわけではないことから、精密検査としての検査項目にはなり得ないという特徴があります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>胃がんの検査と診断</h2>
<p>胃がんが疑われるときには、胃の内視鏡検査や胃Ⅹ線検査を行います。胃がんの広がりを調べる検査としては、胸部X線、腹部超音波（エコー）、CT、直腸検査などを行うこともあります。</p>
<h3>胃Ⅹ線検査（バリウム検査）</h3>
<p>バリウムを飲んで、X線で胃の形や粘膜（しわ）の状態を見ます。途中で発泡剤を飲んで胃を膨らませ、バリウムを胃の粘膜に付着させるために、身体を仰向けやうつ伏せ、左右に回転させていきます。<br><br>

発泡剤を飲むとげっぷが出やすくなりますが、検査中は胃の中を見やすくするためにげっぷを我慢することが必要です。検査の感度は70～80％ともいわれ、胃がんの早期発見に最も適した検査とされています。
</p>
<h3>内視鏡検査</h3>
<p>ファイバースコープで胃の内部を直接見て、がんが疑われる場所の広がりや深さを調べる検査です。以前は胃カメラと呼ばれていました。がんが疑われる場所の組織の一部を採って、がん細胞の有無を調べる病理検査もします。胃に直接カメラを入れることで粘膜の微細な変化も鮮明に見ることができ、凹凸の少ない病変や出血も容易に確認することができます。<br><br>

また、胃X線で疑わしい病変が見つかった際に確定診断として内視鏡検査を行うこともあります。<br><br>

さらに超音波の機能を伴った内視鏡で検査をする超音波内視鏡検査や超音波検査をすることもあります。これは病巣の深達度診断や進行度を調べる際に用いられます。
</p>
<h3>直腸検査</h3>
<p>お尻からバリウムと空気を注入し、大腸の形をX線写真で確認する検査です。胃のすぐ近くを通っている大腸にがんが広がっていないか、腹膜転移が生じていないかなどを調べます。検査中に大腸の中に空気が入ると、下腹部の張り感を強く感じることがあります。<br />
<span class="orange" style="font-size: 12px;">胃がんの腹膜転移とは、がんが胃の外側にこぼれ落ちて、肝臓、腸、膀胱、卵巣などを包んでいる腹膜（漿膜）に付いて増殖した状態です。腹水がたまったり、腸が狭窄を起こすこともあります。</span></p>

<h3>血液検査</h3>
<p>CEAやCA19-9と言われる腫瘍マーカーを血液検査にて調べていきます。<br>
しかし早期の胃がんでは腫瘍マーカーの上昇が見られないことが多いため、他の検査と併せて検査をしていきます。<br>
<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>
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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>胃がんの病期（ステージ）</h2>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。医師からの説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われ、胃がんでは、I期（IA、IB）、II期、II期（IIA、IIB）、IV期に分類されています。病期は、がんの胃の壁の中にどのくらい深くもぐっているのか（深達度）、リンパ節や他の臓器への転移があるかどうかによって決まります。病期により治療方法が決まっています。<br><br>
がんの深さが粘膜下層までのものを「早期胃がん」、深さが粘膜下層を越えて固有筋層より深くに及ぶものを「進行胃がん」といいます。がんが胃の壁の内側から外側に向かって深く進むに従い、転移することが多くなります。病期は治療前の検査によって決まりますが、手術のときに転移などが見つかれば変更されることもあります。<br><br>
胃がんは、深達度：T、胃周囲の領域リンパ節転移の数：N、遠隔臓器や遠隔リンパ節への転移（腹膜転移、肝転移、肺転移、頚部リンパ節転移など）の有無：Mによって、4つの病期（ステージ）に分けることができます。
</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dd>
<p>
<strong>がんの深達度：T</strong><br>
　T1：がんの浸潤が粘膜または粘膜下層にとどまる<br>
　T2：がんの浸潤が固有筋層に至る<br>
　T3：がんの浸潤が漿膜下組織に至る<br>
　T4a：がんが遊離腹腔に露出している<br>
　T4b：がんの浸潤が直接他臓器まで及ぶ<br><br>
<strong>リンパ節転移：N</strong><br>
　N0：リンパ節転移を認めない <br>
　N1：領域リンパ節転移が1～2個<br>
　N2：領域リンパ節転移が3～6個<br>
　N3：領域リンパ節転移が7個以上<br><br>
<strong>遠隔転移：M</strong><br>
　M0：遠隔転移を認めない<br>
　M1：遠隔転移を認める<br><br>

　● ０期（上皮内がん）：胃壁の粘膜層（最内層）の内側にのみ異常細胞が認められる。<br>
　● IA期：胃壁の粘膜下層にがんが広がっている<br>
　● IB期：<br>
　　&#8811; 胃壁の粘膜下層にがんが広がっており、かつ腫瘍近くに1～2カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは胃壁の筋層にまで広がっている<br>
　● IIA期：<br>
　　&#8811; がんは胃壁の漿膜下層に広がっている<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の筋層に広がっており、腫瘍近くに1～2カ所のリンパ節転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の粘膜下層にがんが広がっており、腫瘍近くに3～6カ所のリンパ節転移が認められる<br>
　● IIB期：<br>
　　&#8811; 胃壁の漿膜にまでがんが広がっている<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の粘膜下層に広がっており、腫瘍近くにある1～2カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の筋層にがんが広がっていて、腫瘍近くにある3～6カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の粘膜下層に広がり、腫瘍の近くにある7カ所以上のリンパ節に転移が認められる<br>
　● IIIA期：<br>
　　&#8811; がんは胃壁の漿膜まで拡がっており、腫瘍の近くにある1～2カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の漿膜下層にがんが広がっており、腫瘍近くの3～6カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の筋層に広がっており、腫瘍近くの7カ所以上のリンパ節に認められる<br>
　● IIIB期：<br>
　　&#8811; がんは脾臓、横行結腸、肝臓、隔膜、膵臓、腎臓、副腎あるいは小腸などの隣接臓器に広がっており、腫瘍近くの1～2カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の漿膜まで広がり、腫瘍付近の3～6箇所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の漿膜下層にがんが広がっており、腫瘍近くの7カ所以上のリンパ節に転移が認められる<br>
　● IIIC期：<br>
　　&#8811; がんは胃壁の漿膜まで広がり、腫瘍近くにある1～2カ所のリンパ節に転移が認められる<br>
　　&#8811; あるいは、胃壁の漿膜まで広がり、腫瘍近くにある7カ所以上のリンパ節に転移が認められる<br>
　● IV期では、がんは身体の遠隔部位まで広がる<br><br>
この病期（ステージ）によって、治療方針が検討されます。
</p>
</dd>
</dl>
</div>


<!-- text01 -->
</div>

<div class="text01">
	<h2>胃がんの生存率・予後</h2>
	<p>2005年から2009年に胃がん治療を受けた方の5年生存率を見てみると、ステージⅠ期では96.7％、ステージⅡ期64.1％、ステージⅢ期47.0、ステージⅣ期7.0％となっており、全症例では73.4％です（すべての胃がん、男女計、全年齢計にて集計）。</p>
<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>21,133</td><td>96.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>2,651</td><td>64.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>3,327</td><td>47.0％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>5,844</td><td>7.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>33,758</td><td>73.4%</td>
</tr>
</table>
	<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2018年11月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>
	<p>つまり、ごく早期であれば5年生存率は96%以上となる一方で、末期ともいえるⅣ期で発見されると5年生存率は10%以下まで下がります。Ⅲ期とⅣ期の間だけでも、およそ７倍の違いがあります。胃がんは早期発見し、早期治療を受けることで、生存率を高めていくことができるといえるでしょう。</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>胃がんの治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br>
胃がんではステージⅠB期以上のすべてのがんが手術の適応となります。胃の手術には下記に記載するさまざまな手術方法があります。</p>

	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dd>
				<p><b>● 縮小手術</b><br>
腹腔鏡などを使用して胃の一部のみを切り取る手術です。胃がほとんど残るため合併症などが起こる可能性が低くなります。<br><br>
<b>● 定型的幽門側胃切除術</b><br>
胃の手術の中で最もスタンダードな手術となります。胃を広い範囲で切除し、転移しているリンパ節を切除します。<br><br>
<b>● 噴門側胃切除術</b><br>
食道から胃の入り口付近に存在する早期の胃がんに対して行う治療です。食道と残った胃の間を空腸でつなぎ、液の逆流を防ぎます。<br><br>
<b>● 胃全摘術</b><br>
胃を全部切除し、周囲のリンパ節や脂肪なども一緒に切除します。脾臓も場合によって切除することがあります。胃切除後は、腸を切って持ち上げて食道とつなぎます。<br><br>
<b>● 拡大手術</b><br>
進行した胃がんに対して行う手術です。胃だけでなく多臓器合併切除（膵臓、脾臓、大腸などを一緒に切除）や拡大郭清（遠くのリンパ節を切除）も一緒に行われます。
<br><br>
<b>● 姑息的手術</b><br>
胃がんを治療するためではなく、症状を緩和するために行う手術です。がんによって食べ物が通らなくなった、腸閉塞になったといった場合にバイパスを作ります。<br><br>
<b>● 減量手術</b><br>
腫瘍の量を減らすための手術です。腫瘍による症状の緩和や、延命目的に行われるものの標準的な治療ではないため病状によって適応が検討されます。<br><br>

また、早期の胃がんである場合は内視鏡を使用してがんを切除することも可能です。これは内視鏡的粘膜切除術（EMR）や内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）といわれ、粘膜下層にがんがとどまり、転移の可能性が無い場合に行える手術です。近年、治療適応の拡大や技術的な進歩によって、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）が普及しています。</p>
			</dd>
		</dl>
	</div>
	<p><a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>

<!-- sp -->
<p class="clinic_img sp-show">
<a href="../introduction/">
<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/ad_2_smp.jpg">
</a>
</p>

<!-- pc -->

<p class="clinic_img sp-hide">
<a href="../introduction/">
<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/ad_3_PC.jpg">
</a>
</p>
</div>


<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br>
胃がんの治療ではフルオロピリミジン系薬剤であるフルオロウラシル（商品名：5-FU）、S-1、カペシタビンなど、プラチナ系薬剤（シスプラチン、オキサリプラチン）、タキサン系薬剤（パクリタキセル、ドセタキセル）、塩酸イリノテカン、ラムシルマブなどの抗がん剤を単独または組み合わせて使用します。<br><br>

また胃がんは約10～20％にHER2(ハーツウ)という細胞増殖にかかわるたんぱく質が多く発現していることが知られていることから、HER2の働きを抑える分子標的療法を化学療法と併用して行うことがあります。<br><br>

一般的に、胃がんは化学療法のみで治療することが難しく、病期IIより進行している場合は手術後に補助化学療法を行います。また、延命や症状の緩和のために化学療法を行うこともあります。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div> 

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ます。また、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br />
胃がんに対する放射線療法は、手術療法よりも確実な効果を得ることが難しいため、胃がん治療で放射線療法を行うことは少ないとされています。脳や骨への転移がある場合の転移巣の治療、あるいは胃がんからの出血を抑える目的などで、放射線療法を行うことはあります。<br><br>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
<b>● 免疫チェックポイント阻害剤（nivolmab：商品名 オプジーボ®）</b><br>
2017年9月に、「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃がん」に対し、オプシーボ®の使用が保険適用となりました。オプシーボ®は、従来の抗がん剤とは違うメカニズムにより、がんの増殖を抑える効果が期待される医薬品です。<br><br>
オプシーボ®は「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれており、オプシーボ®による治療は「免疫チェックポイント阻害薬療法」あるいは「免疫療法」と呼ばれています。また、オプシーボ®は体重換算（たいじゅうかんさん：体重1㎏あたり何㎎を投与するかを、計算して必要な用量を決める方法）で投与量が決まっていましたが、2018年8月からは固定用量（1回あたり何㎎投与するか）に変更されました。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a><br>
	<a href="https://www.ganchiryo.com/prevention/immune_checkpoint.php">免疫チェックポイント阻害剤（nivolmab：商品名 オプジーボ®）についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>胃がんの治療実績</h2>
	<p>2013年に厚生労働省行った「DPC導入の影響評価に関する調査」に基いた治療実績の情報になります。<br />
	<a href="../prevention/dpc.php#this_03">胃の悪性腫瘍の治療実績についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>胃がんの再発・転移</h2>
	<p>胃がんの転移で最も多いのはリンパ節転移で、早期の胃がんでも起こることがあります。リンパ節転移の場合は、胃周囲のリンパ節郭清を行うことである程度治療をすることができますが、遠くのリンパ節にまで転移している場合は、リンパ節切除のみでの治療は難しくなります。また、ある程度病気が進行すると、肝転移や腹膜播種、血行性転移がみられることもあります。<br><br>
再発した場合は転移と同様の考え方をするため、手術で取りきることが難しく、化学療法での治療が行われます。特に進行している胃がんでは再発の可能性が高くなるとされています。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>食事</h2>
	<p>胃を切除したからといって、必ずしも制限しなくてはならない食事はありません。しかし、胃は食物を一旦留めて、消化するという働きがあります。手術による胃がんの治療を受けた後は、胃が小さくなる、あるいは無くなってしまうため、これらの働きが上手く機能しなくなってしまいます。胃がんの治療後の食事には、少量の食事を複数回に分け、よく噛んで、ゆっくり食べるようにします。<br><br>
食事の食べ方は、治療後の胃の状態に合わせながら、自分なりの食事のリズムを徐々に作ることが大切です。特に退院後2～3か月の間は、1日の食事を3食および2～3回の間食を目安にし、胃腸への負担を少なくするような食事を心がけましょう。<br><br>
手術を受けた後しばらくの間は、きのこ類、こんにゃく、イカなど、噛み切れない、消化が悪い食品を避け、うどんや白米など、噛むことで小さくしやすく、消化の良い食事をするようにしましょう。また、肉や魚は、少量でも栄養価が高い食品です。食べ過ぎるのは良くありませんが、少しずつ胃をいたわりながら摂るようにしましょう。その他、牛乳や、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、卵、豆類なども、調理法や食べ方に工夫して、ぜひ摂りたい食品です。<br><br>
また、胃の開腹手術を受けた場合、腸管の癒着が起こる可能性があり、飲み込んだ食べ物が腸管を通過できなることがあります。特に、生野菜（ピーマン、トマトなど）、きのこ類、海草類（昆布など）、ちくわ、油を多く含む豆類などの食品は、細かく切って調理し、よく噛んで食べるようにしましょう。<br><br>
個人差はありますが、手術後3～4か月が経過すれば3食の摂取量が徐々に増えてきますので、その分、間食の量を減らしていけるようになります。<br><br>
お酒については、胃の手術を受けた後でも、主治医からの許可があれば少量なら摂ることはできます。しかし人によっては、炭酸を含むビールなどはお腹が張ってしまい食事を摂りにくくなることがありますし、胃の手術前よりも「酔い易い」状態になることもあります。食事に影響のない範囲で摂るようにしましょう。いつ頃から、どれくらいならお酒を飲んでも差し支えないのか、主治医と相談しながら摂るようにすると良いでしょう。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
    <p>愛知県立がんセンター中央病院　いろいろながん　胃がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/02i.html<br>
国立がん研究センターがん情報センター　胃がん　基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/index.html<br>
同上　胃がん　検査・診断<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/diagnosis.html<br>
同上　手術後の食事（胃、大腸）<br>
https://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/postoperative.html<br>
同上　胃がん<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/stomach/follow_up.html<br>
一般財団法人国際医学情報センター　がんinfo　胃がん<br>
https://www.imic.or.jp/library/cancer/011_gastric.html<br>
オリンパス　超音波内視鏡検査<br>
http://www.onaka-kenko.com/endoscope-closeup/endoscopy-role/endoscopy_06.html<br>
日本医師会　胃がん検診　胃がん検診の検査方法<br>
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/stomach/checkup/<br>
四国がんセンター　胃がん治療法について<br>
http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/kranke/outpatient/support/marron/stomach/endoscope/<br>
東戸塚記念病院　胃癌の手術を受けられる方へ<br>
http://www.higashi-totsuka.com/clinical_dept/surgery/surgery-explanation_002.html<br>
近畿大学医学部　外科学教室　さらに詳しい胃がんのお話　手術後の食事<br>
http://www.kindai-geka.jp/general/esophagus/more/#link11<br>
公益財団法人日本医療機能評価機構　ガイドライン解説<br>
https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/1/pub0023/G0000099/0044<br>
JR東京総合病院　胃がんの症状・治療について<br>
https://www.jreast.co.jp/hospital/info/certified_cancertreatment/big5cancers2.html<br>
オプジーボ.jp　胃癌の適正使用ガイド<br>
https://www.opdivo.jp/drug_info_files/drug_info/opdivo/tekisei/21000010/guide_gc.pdf<br>
ONCOLOGY　Step3.がん免疫療法　5主ながん免疫療法<br>
https://p.ono-oncology.jp/immuno-oncology/03/02_main/01.html</p>
</div>


<div class="text01"> 
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</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
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			</item>
		<item>
		<title>大腸がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index06.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:13:18 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>大腸がん（直腸がん・結腸がん）について、特徴・分類・症状・原因・検診・検査方法・病期（ステージ）・生存率・治療法・再発・転移など様々な観点から解説します。 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」のデータに [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>大腸がん（直腸がん・結腸がん）について、特徴・分類・症状・原因・検診・検査方法・病期（ステージ）・生存率・治療法・再発・転移など様々な観点から解説します。<br><br>
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」のデータによると、2016年に大腸がんで亡くなった人は、50,099人でした。その内訳は以下のようになります。<br><br>
● 結腸がん　男性：17,116人<br>
● 結腸がん　女性：17,405人<br>
● 直腸がん　男性：9,910人<br>
● 直腸がん　女性：5,668人<br><br>
死亡者の順位では、男性は肺がん、胃がんに続いて大腸がんが第3位、女性は大腸がんによる死亡は第1位で、これに肺がん、膵臓がんが続きます。年齢別では、男女ともに60歳代から増加しますが、女性の場合、大腸がんによる死亡者数は85歳以上が半数を占めています。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんとは</h2>
<p>大腸がんは、結腸・直腸・肛門で構成される長さ約2ｍほどの大腸に発生するがんです。日本人において発症が多い部位は、S状結腸、直腸などであり、大腸がんの全体の7割を占めています。<br><br>
大腸がんの多くは、大腸内側の粘膜から発生します。大腸粘膜の細胞からポリープ（腺腫）と呼ばれる良性の腫瘍が発生し、その一部ががん化して増大したものです。一部の大腸がんでは、発がん刺激を受けた正常粘膜から、ポリープを経由せずに直接がんが発生する場合もあります。<br><br>
粘膜の表面から発生した大腸がんは、大腸の壁に侵入して粘膜下層から筋層へと広がり、進行するにつれて、リンパ節や肝臓、肺などのほかの臓器に転移します。粘膜下層でとどまったがんを早期がん、筋層まで広がったがんを進行がんと呼びます。<br>
大腸がんの約96％は「腺がん」に分類され、比較的おとなしい性質のがん（分化度の高いがん）です。がん細胞は分裂を繰り返し、何十億、何百億に増えると、肉眼でも確認できるほどの大きさとなります。
</p>
<h3>『見た目による分類』<span>（肉眼分類）</span></h3>
<p>大腸がんは、見た目の形によって0～5型に分類されます。</p>
<table cellpadding="15">
<tbody><tr style="text-align: center;">
<th style="width:120px;">0型<br>
（表在型）</th>
<th style="width:120px;">1型<br>
（隆起腫瘤型）</th>
<th style="width:120px;">2型<br>
（潰瘍限局型）</th>
<th style="width:120px;">3型<br>
（潰瘍浸潤型）</th>
<th style="width:120px;">4型<br>
（びまん浸潤型）</th>
<th style="width:120px;">5型<br>
（分類不能）</th>
</tr>
<tr>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type0.jpg" alt="0型（表在型）"></td>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type1.jpg" alt="1型（隆起腫瘤型）"></td>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type2.jpg" alt="2型（潰瘍限局型）"></td>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type3.jpg" alt="3型（潰瘍浸潤型）"></td>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type4.jpg" alt="4型（びまん浸潤型）"></td>
<td style="vertical-align: bottom;"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type5.jpg" alt="5型（分類不能）"></td>
</tr>
</tbody></table><br>
<p><span class="font_bold14">1型「隆起腫瘤型」：</span>腫瘍の全体が塊状となり、大腸の内側に飛び出しているがん<br>
<span class="font_bold14">2型「潰瘍限局型」：</span>腫瘍の中央が陥凹しており、周囲の組織とがん細胞の境界がはっきりしているがん<br>
<span class="font_bold14">3型「潰瘍浸潤型」：</span>2型よりも形状が崩れていて、正常な粘膜との境界がはっきりしない部分もあるがん<br>
<span class="font_bold14">4型「びまん浸潤型」：</span>3型よりもがんが周囲に広がり境界がわからないがん（スキルス型ともいわれます）<br>
<span class="font_bold14">5型「分類不能」</span></p>

<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type06.png" alt="大腸がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんの症状</h2>
<p>大腸がんは早期の場合、初期症状がほとんど見られないのが特徴です。例えば、小さなポリープだけの状態では、自覚症状はありません。この場合は、症状によってがんが見つけられたというよりも、たまたま受けた大腸の検査で大腸がんに移行する可能性があるポリープが見つかる、あるいは初期のがんが発見される、という経緯で見つかることがほとんどです。<br><br>
また、肛門付近にポリープが出来た場合は、血液の混じったような便や、粘膜のようなものが付着した便が出ることがあります。<br><br>
親子や兄弟など血縁者の中に大腸ポリープまたは大腸がんの人がいる場合には、定期的に検査を受けることが推奨されています。<br><br>
どの部位にがんが発生した場合でも共通して見られる症状は、腹痛、腹部膨満感（お腹が張っている）、おう吐、腸閉塞（便やガスが肛門までたどり着かず、腸管内に溜まり続けること）などです。特に排便異常（便が出にくい、下痢と便秘を繰り返す、下痢便しか出ないなど）や腹痛、下血などの自覚症状がみられる場合は、進行大腸がんであることが多くなります。<br><br>
大腸がんになり、自覚症状が現れるころには、大腸がんはすでに進行している状態にあるといえます。しかし、初期症状がみられない早期の大腸がんは、性質も比較的に大人しく治る可能性が高いがんであるといわれており、適切な治療を早くから受けるためにも血縁者に大腸がんの人がいない場合でも定期的に検査を行うことが大切です。
</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>下行結腸、S状結腸、直腸、結腸にがんができた場合</dt>
<dd>腸の左側に位置するこれらの部位にがんが発生した場合、血便（便に血が混じる）、下血（肛門から出血する）、便が通過しにくいことから繰り返す便秘と下痢、便が細くなる、などの症状が見られます。また、腹痛や便だけでなく、ガスもでなくなる腸閉塞とよく似た症状が出現することもあります。<br><br>
直腸付近にがんができると便が細くなりますが、便を出した後でも残便感（便が残っているような感じ）がみられることがあります。これは、直腸付近にがんの腫瘍があり、脳が腫瘍を便と勘違いしてしまうために起こるとされています。
</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>上行結腸、盲腸、横行結腸にがんができた場合</dt>
<dd>腸の右側に位置するこれらの部位にがんが発生した場合、腸が太く便の異常が見られにくいことや、便がそもそもまだ固形化されていないこと、出血してもすぐに排便として出てこないことから、分かりやすい自覚症状がありません。しかし、出血が続くことで貧血となったり腫瘤（しこり）に触れるなどの症状が見られます。また、がんにより腸の内腔が狭まっているため無理に排便をしようとすると腹痛が起こったり、お腹の張りが見られたりします。食欲低下や体重の減少、全身の倦怠感がみられることもあります。</dd>
</dl>
</div>
<h3>大腸がんの末期に出やすい症状</h3>
<p>大腸がん末期になると、がん性疼痛や消化管症状（食欲不振、吐き気、おう吐、便秘や下痢など）栄養状態の悪化や消耗による体重減少（るい痩＝やせ）などがみられます。多臓器への転移では下記のようなさまざまな症状が考えられます<br><br>
● 肝臓：肝機能障害や黄疸<br>
● 肺：呼吸苦など<br>
● 骨：骨の痛みや骨折<br><br>
これら症状に対しては緩和療法などが必要になります。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんの原因</h2>
<p>大腸がんの原因には、食生活が密接に関係しているといわれています。大腸がんのリスクを高める食物としては、動物性の高脂肪・高たんぱくに偏った食事、繊維食の不足などがありますが、直腸がんではビールがハイリスクであるという報告もあります。また、肥満も大腸がんの原因に関わるものとされています。さらに大腸がんによる死亡者数はここ20年で1.5倍にも増加しており、その理由として欧米化した食生活が挙げられます。<br><br>
他にも大腸がんの原因の一つには遺伝も関連があるといわれており、遺伝子異常があると50歳より若年で発症し、右側の腸にがんが発病する「リンチ症候群」、大腸に複数の線種ができ40歳までに半数の患者が大腸がんを発症する「家族性大腸線種症」があります。<p>

[bnr_middle.php]
</div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんの予防</h2>
<p>大腸がんの予防は、生活習慣、特に食生活を見直すことが効果的です。具体的には、大腸がんの発症リスクを低下させる穀物、豆類の繊維食、チーズ、牛乳、魚類の良質の蛋白質をバランスよくとることが推奨されています。また、果物、野菜、海藻、こんにゃくは、水に溶ける作用がある水溶性食物繊維が豊富で、さらに保水性もあるため、大腸の粘膜を保護する働きがあります。これらの食事を、調理法に工夫しながらバランスよく取り入れていくことがポイントです。<br><br>
また、ビタミンCやビタミンEは、発がん物質がつくられるのを阻止する働きがあるといわれているため、積極的にとりたい栄養素です。さらに、適度に運動をして肥満を防止する、老廃物である便を腸内に長く停滞させないよう規則正しい排便習慣をつけることも、大腸がん予防につながる生活習慣であるといえます。<br><br>
また、家族の中に大腸がんの人がいる、大腸の疾患にかかったことがある、40歳以上である、腹痛や血便などの症状がみられるという場合には、早期かつ定期的に検査を受け、早期発見に心がけることが推奨されます。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>大腸がん検診とその費用</h2>
<p>大腸がん検診は、男性女性ともに、40歳を過ぎたら毎年受けることが推奨されています。大腸がんは、ある程度進行するまで目立った自覚症状が現れにくいため、早期発見・早期治療のためには、年に1回の検診を受けましょう。<br><br>

大腸がん検診はまず、便に血液（便鮮血）が含まれているかどうかをチェックします。方法としては、大腸がん検診を申し込んだ後、自宅で2回の便から必要な分を採り（専用の綿棒があります）、専用の容器に入れて提出します。<br><br>

大腸の中にがんやポリープがあると、便が移動するときにこすれて出血します。わずかな出血の場合は目には見えませんが、検査によりごくわずかな出血でもみつけることができます。2回採取するのは、わずかな出血が付着している部分の便を、上手く取れないことも考慮されているためです。<br><br>

大腸がんは、進行すると様々な症状が見られるようになりますが、ごく早期のうちに適切な治療を受ければ、完治が望めるがんです。ごく小さながんであれば、内視鏡（大腸ファイバー）で切除することもできます。早期発見・早期治療のためにも、毎年の健康診断と一緒に、大腸がん検診も受けておきましょう。<br><br>

<span class="green">&lt;大腸がん検診の費用&gt;</span><br />
大腸がん検診は、お住まいの自治体や、加入している健康保険組合などからの助成があり、住民検診や職場での健康診断の際に、他の健診と一緒に受けることができます。その他、人間ドッグなどでは自費で受けることも可能です。<br><br>

費用については、自治体などからの助成がある場合、1回あたり無料～1,000円程度のところが多いようです。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんの検査と診断</h2>
<p>大腸がんが疑われると、がんのある部位や広がりを調べるために、直腸指診や直腸造影検査、内視鏡検査、CTやMRIなどを行います。</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>直腸指診</dt>
<dd>指をお尻から直腸内に入れて、しこりや異常の有無を指の感触で調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>直腸造影検査</dt>
<dd>検査の前日に検査食を食べて腸内をきれいにしてから、お尻からバリウムと空気を注入し、X線写真を撮ります。<br />
この検査でがんの正確な位置や大きさ、腸の狭さの程度などがわかります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>大腸内視鏡検査</dt>
<dd>腸内をきれいにしてから、先端にライトとカメラレンズ（ビデオスコープ）のついた内視鏡をお尻から挿入して、直腸から盲腸までの全大腸を詳細に調べる。ポリープなどの異常（病変）がみられた場合は一部組織を採取して（生検）悪性か良性かを鑑別したり（病理検査）、内視鏡で根治可能な早期がんと手術が必要な病変との判別を行う。最近では、一部の医療施設では病変の表面構造を最大で100倍まで拡大して観察できる拡大内視鏡を用いて、より精密な検査も行われるようになってきています。</dd>
<dd>大腸内視鏡検査は通常、20分程度で終わり、多くの場合、大きな苦痛はないです。しかし、開腹手術後などで腸が癒着している方や、腸の長い方などは苦痛を伴ったり、検査に長い時間を要することがあります。その場合は、鎮静・鎮痛剤を使用することがあります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>腫瘍マーカー（血液検査）</dt>
<dd>腫瘍マーカーとは、体のどこにがんが潜んでいると異常値を示す血液検査の項目のことで、がんの種類に応じて多くの種類があります。転移・再発の評価指標として、また治療の効果判定などのためにも用いられています。大腸がんではCEAとCA19－9と呼ばれるマーカーが一般的です。しかしこれらの腫瘍マーカーで大腸がんを早期に発見することはできず、進行大腸がんでも異常値が認められない場合もあります。腫瘍マーカーは定期的に測定して判断することが必要です。</dd>
<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>

</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>超音波（エコー）検査</dt>
<dd>大腸がんと周囲の臓器の位置関係、がんの転移の有無を調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>CT、MRI検査</dt>
<dd>CTは、Ⅹ線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療前に転移や周辺の臓器へのがんの広がりを調べます。MRIは磁気を使用します。CTで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあります。ヨードアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>PET</dt>
<dd>放射性ブドウ糖液を注射し、その取り込みの分布を撮影することで、全身のがん細胞を検出する検査します。超音波検査、CT、MRIや病理検査で診断が難しい場合、腫瘍マーカーなどの異常から転移や再発が疑われる場合などには、PETで検査することもあります。</dd>
<a href="../prevention/pet-ct.php">PET-CT検査についてもっと詳しく見る</a></p>
</dl>
</div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>大腸がんの進行度分類（ステージ）と5年生存率 </h2>
<h3>大腸がんの病期（ステージ）</h3>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われ、大腸がんでは、0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分類されています。病期は、がんの大きさではなく大腸の壁の中にがんがどの程度深く入りこんでいるか（深達度）、周辺組織への広がり（浸潤）の程度、およびリンパ節への転移や肝臓・肺などの遠隔臓器への転移の有無によって決まります。病期により治療方法が決まっています。</p><br> 
<h3>大腸癌取扱い規約(第8版)による進行度分類(ステージ)</h3>
<p class="text">大腸癌取扱い規約によるステージ分類は、がんの浸潤の度合い＝壁深達度（T：がんの深さ）とリンパ節転移（N）、遠隔転移（M）の程度で決まり、これら３要素を組み合わせて0、I、II、IIIa、IIIb、IVの６段階に分類されます。</p>

<table class="stage01">
<caption>
大腸がんの進行度分類（ステージ）
</caption>
<tbody>
<tr>
<th rowspan="2" width="90">&nbsp;</th>
<th colspan="3">M0</th>
<th>M1</th>
</tr>
<tr>
<th>N0</th>
<th>N1</th>
<th>N2/N3</th>
<th>Any N</th>
</tr>
<tr>
<th>Tis</th>
<td class="green">0</td>
<td>&#8211;</td>
<td>&#8211;</td>
<td>&#8211;</td>
</tr>
<tr>
<th>T1a・T1b</th>
<td rowspan="2" class="yellow">Ⅰ</td>
<td rowspan="5" class="pink">Ⅲa</td>
<td rowspan="5" class="pink2">Ⅲb</td>
<td rowspan="5" class="blue">Ⅳ</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th>
</tr>
<tr>
<th>T3</th>
<td rowspan="3" class="orange">Ⅱ</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th>
</tr>
<tr>
<th>T4b</th>
</tr>
</tbody>
</table>

<table class="stage02">
<caption>
大腸がんの壁深達度（T）
</caption>
<tbody><tr>
<th>Tis</th>
<td>がんが粘膜内にとどまり、粘膜下層に及んでいない</td>
</tr>
<tr>
<th>T1a</th>
<td>がんが粘膜下層までにとどまり、浸潤距離が1000μm未満である</td>
</tr>
<tr>
<th>T1b</th>
<td>がんが粘膜下層までにとどまり、浸潤距離が1000μm以上である</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th>
<td>がんが固有筋層まで浸潤し、これを越えていない</td>
</tr>
<tr>
<th>T3</th>
<td>がんが固有筋層を越えて浸潤している</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th>
<td>がんが漿膜表面に露出している</td>
</tr>
<tr>
<th>T4a</th>
<td>がんが直接他臓器に浸潤している</td>
</tr>
</tbody>
</table>

<table class="stage02">
<caption>
大腸がんのリンパ節転移（N）
</caption>
<tbody><tr>
<th>N0</th>
<td>リンパ節転移を認めない</td>
</tr>
<tr>
<th>N1</th>
<td>腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が3個以下</td>
</tr>
<tr>
<th>N2</th>
<td>腸管傍リンパ節と中間リンパ節の転移総数が4個以上</td>
</tr>
<tr>
<th>N3</th>
<td>主リンパ節に転移を認める<br>
下部直腸がんでは側方リンパ節に転移を認める</td>
</tr>
</tbody>
</table>

<table class="stage02">
<caption>
大腸がんの遠隔転移（M）
</caption>
<tbody><tr>
<th>M0</th>
<td>遠隔転移を認めない</td>
</tr>
<tr>
<th>M1</th>
<td>遠隔転移を認める</td>
</tr>
</tbody>
</table>

<!-- text01 -->
</div>

<div class="text01">
<h3>生存率</h3>
<p>大腸がんの生存率は臨床病期によって異なります。まず全病期を併せた生存率を2006年から2008年のデータで見てみると、1年生存率が92.7％、2年生存率が86.2％、3年生存率が81.3％、4年生存率が78.3％、5年生存率が76.3％となります。（以上、全がん協加盟施設の生存率共同調査全がん協生存率より集計　※対象データは診断年2005～2008年）。</p>
<br><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_3.jpg" alt="全病期">
<P>次に大腸がんの病期ごとに見てみると、病期Ⅰ期から病期Ⅳ期にかけて、生存率は徐々に低下します。</P>
<br>

<div class="imgpanel">
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_4_01.jpg" alt="病期I期" width="100%">
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_4_02.jpg" alt="病期II期" width="100%">
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_4_03.jpg" alt="病期III期" width="100%">
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_4_04.jpg" alt="病期IV期" width="100%">
</div>

<P>病期がⅠ期の場合、1～2年の生存率は100％といわれており、5年後も98.9％の生存率というデータがあります。しかし病期Ⅳ期になると、1年生存率は69.9％、2年生存率は46.4％、3年生存率は32.5％、4年生存率は23.9％、5年生存率は19.6％となり、Ⅰ期やⅡ期と比べてその差は歴然としています。大腸がんが発見された時点でステージⅣ期まで進行している場合、2人に1人は「2年も生きることが難しい」という計算となり、5年後まで生存できるのは5人に1人という計算になります。<br><br>
このデータからも分かるように、病期が早ければ早いほど生存率は高くなります。しかし進行した状態であれば、2年先まで生きていけるかどうか、ということになります。
一方、大腸がんを発症する割合（罹患率）は、50歳代から増加し始め、高齢になるほど高くなります。また、がん患者の中には、がんではない別の病気が直接的な原因となって命を落とすこともあるため、高齢者では生存率が低くなる傾向があります。<br><br>
大腸がんで亡くなる方の割合（死亡率）に関しては、1990年代半ばまで増加し、その後は少しずつ減少傾向ではありますが、2014年のデータによると女性のがんによる死亡原因の1位、男性では3位が大腸がんとなっています。男女とも、罹患率に対する死亡率は約半分となるため、大腸がんの生存率は比較的高いといえます。さらに、早期発見、早期治療ができれば、生存率を高く維持することができるがんであります。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>直腸がん</h2>

<h3>直腸がんとは</h3>
<p>直腸がんとは、大腸の直腸の部分にがん細胞が認められることです。一般に大腸がんと言われているのは、この直腸がんと結腸がんの総称です。そして、直腸がんは大腸がんの中の約5分の2を占めます。また、男女比では6：4と若干男性の発生率が高いです。</p>
<p>主な発生の原因は、欧米の食習慣が広まったことによる動物性の脂肪の摂取量増加にあるとされています。発がんの予防に有効なのは、不飽和脂肪酸が多く含まれる魚、食物繊維が多く含まれる野菜や果物、β（ベータ）カロテンを多く含む緑黄色野菜を摂取することです。</p>

<h3>症状、発見方法</h3>
<p>直腸がんの主な初期症状は、肛門からの出血です。排便までに血液が黒く変色する他の臓器からの出血と比較し、肛門に近い直腸がんの出血の場合は排便の最、比較的血の色が出やすいことが特徴として挙げられます。しかし、痔からの出血と考えることも多いため、見過ごされることも多いです。肛門からの出血が見られた場合は個人で判断をせず、診察を受けることが重要です。</p>

<p>血便の他に、便秘、下痢、便が細くなる、残便感、腹痛、食欲の変化、貧血などの症状が見られる場合も直腸がんが疑われます。そのような場合は速やかに大腸肛門科を受診するのが好ましいです。体の変化にすぐに気付くためにも、日ごろから便の形や色を観察することも重要です。</p>

<h3>治療法</h3>
<p>前述のとおり、直腸がんは比較的発見しやすいがんです。しかし、治療となると結腸がんと比較して少々困難になることが多いです。直腸の周囲には神経や筋肉、生殖器、尿道があるため、手術後に排尿障害や性機能障害が起こることもあります。</p>

<h3>患者の傾向（年齢等）</h3>
<p>直腸がんを発症しやすい人の特徴として、親族に直腸がんを発症したことのある人、40歳以上である、結腸直腸がん発症したことがある、直腸もしくは結腸のポリープを発症したことがある、子宮内膜、卵巣、乳がんを発症したことがある人が挙げられます。</p>
<!-- text01 --></div>


<div class="text01">     
<h2>大腸がんの治療法 </h2>
<p>大腸がんの治療は早期がんと、進行がんで異なりますが、早期がんの場合は手術でお腹をあけることなく内視鏡を使った内視鏡的粘膜切除術や内視鏡的粘膜下層剥離術などの内視鏡治療が行われることもあります。内視鏡治療や腹腔鏡下手術の場合では、大腸の機能は大きく損なわれることはないため、比較的早めに体力は回復します。</p>
<h3>手術(外科療法)</h3>
<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br>

大腸がんは特に、がんの出来ている部位によって、手術の方法（切除の範囲）が異なります。<br><br>
<span class="green">&lt;結腸がん&gt;</span><br />
結腸がんであった場合、術後に機能障害を残すことが少ないため、十分な長さ（がんの両端から10cmほど長め）で腸管を切除し、とリンパ節郭清を行います。盲腸や上行結腸にがんがある場合には結腸右半切除術（右半分の結腸をすべて切除）、下降結腸にがんがある場合には結腸左半切除術（結腸の左側をすべて切除）、S状結腸がんの場合にはＳ状結腸切除術となります。<br><br>
<span class="green">&lt;直腸がん&gt;</span><br />
一方、直腸がんの場合には直腸切除術と直腸切断術、直腸局所切除術の3種類があります。<br><br>
直腸切除術とは、自然肛門を温存する術式で約8割の直腸がんに対して行われる術式です。この場合、広範囲でリンパ節を切除してしまうと、術後に排尿機能障害を併発することがあります。そのため、最近ではリンパ節の切除範囲を縮小、神経を温存しながらリンパ節郭清を行う「神経温存術式」といった方法で、手術が行われるようになっています。<br><br>
直腸切断術とは、下部直腸がんや肛門間にまでがんが進行している際に行われる術式で、直腸がんの約2割に対して行われています。直腸を全て切断し、肛門部を縫合して閉鎖した上で、人工の増設が行われます。<br><br>
直腸局所切除術とは、早期の直腸がんで選択される術式です。肛門付近にがんがある場合、経肛門的（直視下あるいは内視鏡下）にがんのある部分の腸管だけを切除します。それよりも奥にがんがあるときは、経仙骨的切除（または経括約筋的切除）を行いますが、この場合はうつぶせの状態でお尻側から切開することになります。<br><br />
<span class="green">&lt;手術に伴う合併症&gt;</span><br />
お腹を開ける開腹手術では、縫い合わせた腸管同士がうまく繋がらず、腸の内容物が漏れて炎症が起こり、痛みや発熱などが出ることがあります。またお腹にできた傷に細菌などによる感染がおこる創感染、手術後に腸の動きが悪くなり便やガスが出にくくなることから腸閉塞を起こすなどといった手術に伴う合併症などが起こる可能性もあります。<br><br />
<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>

<!-- sp -->
<p class="clinic_img sp-show">
<a href="../introduction/">
<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/ad_2_smp.jpg">
</a>
</p>

<!-- pc -->

<p class="clinic_img sp-hide">
<a href="../introduction/">
<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/ad_3_PC.jpg">
</a>
</p>

<h3>腹腔鏡下手術</h3>
<p>がん病巣を除去する療法のうち、腹腔鏡下手術※1を行うことがあります。腹腔鏡下手術は、開腹手術と同様、全身麻酔下で行います。腹腔内を炭酸ガスで膨らませて、5～10mm程度の小さな穴を4～5か所開け、専用の高性能カメラ（腹腔鏡）や手術操作に使用する器具を挿入して行います。<br><br>
従来の手術（開腹手術）では20㎝ほどお腹を切る必要がありますが、腹腔鏡手術の場合、切開する創が小さい、術後の痛みが少ない、早めに食事が摂れるようになる、入院期間が短くて済むため社会復帰が早い、などの特徴があります。<br><br>
腹腔鏡下手術の適応になるのは、次のような場合です。<br><br>
● 早期がん<br>
● 進行がんの中でも<br>
　》 漿膜下層までにとどまっている結腸がん<br>
　》 固有筋層までに留まる直腸がんです。<br><br>
但し、がんそのものが大きくなった場合（骨盤腔内を占めているような直腸がんなど）、過去に開腹手術を受けたことがある場合、心臓や肺などの合併症がある場合は、適応にならないことが多くなります。また、現在のガイドラインでは、病状だけではなく術者の経験や技量を考慮したうえで、適応かどうかを決めるべきと記載されています。適応になるかどうかは、主治医とよく相談しましょう。<br><br>

※1　腹腔鏡下手術：腹腔（おなかの壁と、臓器の間の空間）を観察する専用のカメラのこと。腹腔内を炭酸ガスで膨らませて、腹腔内を観察しながら手術を行うことを腹腔鏡下手術といいます。</p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>内視鏡による治療</h3>
<p>内視鏡とは、先端に小型カメラがついた細長い管状の機械であり、肛門から挿入して大腸の中を観察できます。画面を見ながら大腸の中を進み、ポリープなどが見つかれば、手元で手術器具を操作して治療することができます。<br><br>
開腹手術に比べて侵襲（切る部位）が小さい、切除されるときの痛みがない、身体への負担が軽い、入院期間が短期間で済むなどのメリットがあります。一方で、出血、穿孔（組織が破れてしまうこと）のリスクもあり、手術中に急遽外科手術に切り替わる場合もあります。
<br><br>
内視鏡を用いた治療は早期がんに分類されるステージ0（がんが大腸の壁の内側にある粘膜にとどまっている場合）、ステージ1（粘膜下層まで入り込んでいても浅いところにとどまっている場合）が対象となります。しかし、過去に開腹手術をしたという場合や心臓、肺などに合併症のある場合には適応とならないこともあります。<br><br>
腫瘍の大きさや形によって治療方法は異なります。</p>

<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>ポリペクトミー</dt>
<dd>キノコのように隆起している病変に対する治療をポリペクトミーと言い、スネアと呼ばれる金属の輪で根元を縛り、電流を流して切除するという方法で行います。この治療法は、外来での手術が可能で合併症である出血や穿孔を起こす可能性が低いとされています。<br><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_1.jpg" alt="ポリペクトミー"></dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>内視鏡的粘膜切除術（EMR）</dt>
<dd>平らな形をした2cm未満の腫瘍に対して行われる治療法です。内視鏡の先端から出る注射針から腫瘍のウラ側に生理食塩水などを注入して腫瘤を盛り上げ、後にポリペクトミーと同様の方法で切除を行います。この治療法は入院治療が必要になる場合もあります。<br><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type6_2.jpg" alt="内視鏡的粘膜切除術（EMR）"></dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>内視鏡的粘膜下層剥離術</dt>
<dd>腫瘍の下に薬液を注入し、腫瘤を電気メスで薄くはぎ取る方法です。ポリペクトミーやEMRではぎとることが難しい、2cm以上、5cm未満の大きいサイズの腫瘍も切除することができます。<br><br>
この大きさの腫瘍を一度に切り取った場合は、保険適応となります。この治療では数日間の入院が必要になる場合があります。他の内視鏡治療よりも熟練した医師の手技が必要となる手術で治療時間もやや長くなること、出血や穿孔などの合併症を起こす可能性もあります。</dd>
</dl>
</div>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br>
大腸癌の化学療法の基本となる薬は，5フルオロウラシル（5-FU：ファイブ・エフ・ユー）です。<br><br>
大腸がんの化学療法には積極的な治療に用いる方法と、手術後に補助的に行う化学療法、手術が適応とならないケースに対するがんの縮小と延命目的で行う化学療法などがあります。<br><br>
化学療法における薬剤の投与方法には、内服による投与方法と、点滴や注射による投与方法があります。例えば、術後補助化学療法として化学療法を行う場合、再発リスクの高い一部のステージIIやステージIIIの場合には、再発の防止を目的として約6か月間の経口に投与にて抗がん剤を投与するケースがありますが、多くのケースでは点滴あるいは注射にて抗がん剤を投与します。<br><br>
最近では「分子標的製剤」といわれるタイプの抗がん剤も登場しています。これは、単独使用または他の抗がん剤と組み合わせる方法で、化学療法を行います。
<br><br />
<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>放射線療法</h3>
<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ます。また、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br/>
<p><span class="green">&lt;補助的放射線治療&gt;</span><br />
肛門に近い直腸がんに対して、骨盤内の再発予防や、人工肛門を避けるための肛門温存を目的として行う治療法です。手術前にがんの大きさを縮小することにより、手術後の再発率を低くすることが期待できます。手術のみの治療法では人工肛門が必要になっていたケースでも、手術前にがんを小さくすることで、肛門を温存できる可能性が高くなります。
照射時期には、手術前、手術中、手術後の3パターンがあります。病状によっては、化学療法と一緒に行う場合もあります。</p>
<p><span class="green">&lt;緩和的放射線治療&gt;</span><br />
切除が難しいがんに対して行うことがある治療法です。骨盤内の腫瘍による痛みや出血、骨転移による痛み、脳転移による神経症状など、さまざまな症状の緩和が、期待できます。</p>
<p><span class="green">&lt;副作用&gt;</span><br />
放射線治療にも副作用はあります。これは、放射線が照射される部位を中心に起こり、その程度には個人差があります。副作用が強い場合は、症状を和らげる治療も行います。<br><br>

<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
<h3>免疫療法</h3>
<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h2>大腸がんの再発・転移</h2>
<h3>再発</h3>
<p>再発とは、手術や化学療法などの治療を終えて時間が経過した後に、再び大腸にがんが見つかることをいいます。手術によりがんを切除したとしても、微細ながん細胞が残留している可能性があるため、再発することがあります。<br><br>
大腸がんが再発する割合はステージによって異なります。大腸癌研究会のデータによると、ステージIでは4%、ステージIIでは13％、ステージIIIでは30％であり、再発した患者の約80％は、手術から2年以内に再発が認められます。そのため、手術後5年間は再発のリスクがあることを念頭に置き、検査を継続する必要があります。</p>
<h3>転移</h3>
<p>がんはリンパ節の流れによって転移する場合（リンパ行性転移）と、血管の流れによって転移する場合（血行性転移）があります。そのため、大腸から離れた臓器である、肺や肝臓、脳や骨に転移する可能性があります。<br><br>
手術した時点では見つからなくても転移しているというケースもあります。がんが再発、転移している場合は、がんそのものへの治療に加え、がんによる痛みなどの症状を和らげるという治療（緩和治療）も併行して行うケースがあります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
<h2>大腸がんと食事</h2>
<p>大腸がんの手術の後は、原則として食事の種類の制限はありません。しかし、食物繊維の多いもの（さつまいも、きのこ、こんにゃく、海藻、ごぼう、たけのこ、山菜など）や、消化しにくいもの（油を多く使う料理や脂肪を多く含む肉、貝類、豆、玄米）は、腸閉塞の原因となることがあります。<br><br>
そのため、腸の機能が安定してくる術後1～3か月までは、これらを含む食事を控えた方が良いでしょう。特に術後は水分の吸収も不安定となるため、定期的な水分摂取が推奨されます。<br><br>
また、アルコールやコーヒー、香辛料を含む料理は、腸への刺激となって排便のバランスを乱してしまうことがあるため、手術直後は控えるようにします。手術後に腸の状態が安定してきてから、様子を見て摂取を再開することが、望ましいとされています。ビールや炭酸飲料はガスを発生させてしまい、腹部膨満感へもつながってしまうため、このような嗜好品の摂取には注意が必要です。<br><br>
一度に多く食べ過ぎてしまうと、下痢や腸閉塞の原因にもなりますので、数回に分け、まずは腹8分目から、少しずつ量を増やすと良いでしょう。食事は規則正しく、ゆっくりとよく噛んで食べるようにし、野菜を多めに摂るようにします。ただし、繊維質の量や脂分などに注意し、バランスの良い食事を心がけましょう。<br><br>
腹部膨満感や便秘といった症状が見られたときには、特に食生活を見直す必要があります。食生活を見直しても改善しないという場合には、主治医へ相談するようにしましょう。</p>
<a href="../prevention/recurrence_prevention">がんと食事・栄養についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
<h2>参考文献</h2>
<p>大腸がん研究会<br>
http://jsccr.jp/forcitizen/comment02.html<br>
同上　患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版　Q&#038;A<br>
http://www.jsccr.jp/forcitizen/comment03.html#cp06<br>
同上　患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版<br>
http://jsccr.jp/forcitizen/comment02.html<br>
国立がん研究センター　がん情報センター<br>http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html<br>
同上　大腸がん　治療<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/colon/treatment.html<br>
同上　手術後の食事（胃、大腸）<br>
https://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/postoperative.html<br>
同上　最新がん統計<br>
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html<br>
OLYMPAS　大腸がんの治療と予防<br>
http://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/large-intestine/large-intestine-cancer/03.html<br>
同上　病気・がん　大腸がん（直腸がん・結腸がん）の開設と症状<br>
http://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/large-intestine/large-intestine-cancer/01.html<br>
日本医師会　大腸がんの原因<br>
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/largeintestine/cause/<br>
日本消化器病学会ガイドライン　大腸ポリープガイドQ&#038;A<br>
http://www.jsge.or.jp/guideline/disease/cp.html<br>
独立行政法人　国立病院機構　大阪医療センター<br>
http://www.onh.go.jp/seisaku/cancer/kakusyu/daityog.html<br>
徳洲会グループ　消化器外科の病気　大腸がん<br>
https://www.tokushukai.or.jp/treatment/digestive_surgery/daicho_gan.php<br>
愛知県がんセンタ―中央病院　がんの知識　大腸がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/03daicho.html<br>
がん研究有明病院　大腸がんに対する腹腔鏡下手術<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/colon/004.html<br>
同上　がんに関する情報　がん治療と食事<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/meal/index.html<br>
同上　進行した直腸がんに対する最新の集学的治療と手術<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/colon/002.html<br>
近畿大学医学部　外科学教室　大腸がん<br>
http://www.kindai-geka.jp/general/intestine/intestinetreat.html<br>
富山逓信病院　胃がんの内視鏡治療（EMR・ESD）<br>
http://www.hospital.japanpost.jp/toyama/outpatient/examination/emresd.html<br>
日本癌治療学会　がん資料ガイドライン　大腸がん<br>
http://jsco-cpg.jp/guideline/13.html<br>
東邦大学医療センター　大森病院　消化器センター外科　大腸癌の抗がん剤治療を受けられる患者さまへ<br>
http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/gastro_surgery/coloproctology/anticancer/index.html
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>治療実績</h2>
<p>2013年に厚生労働省行った「DPC導入の影響評価に関する調査」に基いた治療実績の情報になります。<br />
<a href="../prevention/dpc.php#this_01">大腸の悪性腫瘍の治療実績についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 -->
</div>



<div class="text01"> 
	<h2>コラム</h2>
	<p><a href="../column/column02.php">第2回　大腸癌</a><br>歴史上の人物の病気や死因などを診断します。</p>

	<!-- sp -->
	<div class="sp-show">
		<p class="clinic_img"><a href="../interview/interview01.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/column_1_smpkonishi.jpg" alt=""></a></p>
		<p class="clinic_img"><a href="../interview/interview03.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/column_1_smpyoshida.jpg" alt=""></a></p>
	</div>

	<!-- pc -->
	<div class="sp-hide">
		<p class="clinic_img"><a href="../interview/interview01.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/column_2_PCkonishi.jpg" alt=""></a></p>
		<p class="clinic_img"><a href="../interview/interview03.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/column_2_PCyoshida.jpg" alt=""></a></p>
	</div>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>大腸がん 症状　　　大腸がん 初期症状　　　大腸がん検診　　　直腸がん症状　　　直腸がん 手術</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index06.php">大腸がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肝細胞がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index07.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:12:25 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5341</guid>

					<description><![CDATA[<p>国立がん研究センターの日本の最新がん統計では、2017年にがんで亡くなった人の多い部位は1位が肺、2位が大腸、3位が胃、4位がすい臓、5位が肝臓となっています。肝臓がんで亡くなった人は、男性17,822人、女性9,292 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index07.php">肝細胞がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>国立がん研究センターの日本の最新がん統計では、2017年にがんで亡くなった人の多い部位は1位が肺、2位が大腸、3位が胃、4位がすい臓、5位が肝臓となっています。肝臓がんで亡くなった人は、男性17,822人、女性9,292人で、男女計27,114人となります。また、2014年に肝臓がんと診断された人は男性27,315例、女性13,512例で、男女計40,827となります。罹患率では肝臓がんは2014年で10万人あたり32.0人、50歳代から増加する傾向があります。女性に比べて男性に多い傾向があり、罹患率の増える50歳から54歳では女性4.5人に対し、男性は23.0人という結果が出ています。またピークを迎える80から84歳では、女性97.1人に対して男性は224.6人となっています。<br><br>
男性のがんは、40歳以上になると胃や大腸、肺のがんが多くを占め、同じ40代でも女性は乳がんや子宮がんなどが多くを占めます。女性はさらに高齢になるほど、乳がんや子宮がんの割合は減少しますが、消化器系（胃、大腸、肝臓）のがんと肺がんの割合が増加していきます。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」「地域がん登録全国合計によるがん罹患データ」より）。</p>
</div>

<div class="text01" id="this_01">
	<h2>肝細胞がんとは</h2>
	<p>肝臓のがんは、肝臓にできた「原発性肝がん」と他の臓器から転移した「転移性肝がん」に大別されます。原発性肝がんには、肝臓の細胞ががんになる「肝細胞がん」と、胆汁を十二指腸に流す管（胆管）の細胞ががんになる「胆管細胞がん」などがあります。<br><br>
日本では原発性肝がんのうち肝細胞がんが90％と大部分を占め、肝がんというとほとんどが肝細胞がんを指すので、この項目では「肝がん」と記して「肝細胞がん」について説明しています。</p>
	<p>肝がんの多くは肝炎ウィルス（Ｃ型、Ｂ型）の感染による慢性肝炎や肝硬変が背景にあります。日本ではＣ型肝炎ウィルスの肝がんは約70％に上ります。Ｃ型、Ｂ型肝炎ウィルスに感染している人（肝炎を発症していないキャリアも含む）は、肝がんになりやすい「肝がんの高危険群（ハイリスクグループ）」といわれています。リスクの高い人は、肝がんが発症しても早期に発見し治療することができるよう、定期的に検査を受けることが必要です。また、Ｃ型肝炎ウィルスに感染している人は、インターフェロンなどによる抗ウィルス療法によって発がんの可能性を減少させることが明らかになってきています。アルコールのとりすぎは発がんの可能性を高めますので、注意が必要です。</p>
	<p>肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期には自覚症状がほとんどないです。各自治体や職場などの検診で肝炎ウィルス検査を行っていて、医療機関での定期的な検診や精密検査、他の病気の検査のときに肝がんが発見されることが多くあります。肝がんの特有の症状は少ないですが、進行した場合に腹部のしこりや圧迫感、痛み、おなかが張った感じなどを訴える人もいます。がんが破裂すると腹部の激痛や血圧低下を起こします。ほかには肝硬変に伴う症状として、食欲不振、だるさ、微熱、おなかが張った感じ、便秘・下痢などの便通異常、黄疸（白目や皮膚が黄色くなる）、尿の色が紅茶のように濃くなる、貧血・こむら返り、浮腫（むくみ）、皮下出血などがあります。肝硬変が進むと肝性脳症という状態になり、意識障害を起こすこともあります。</p>
	<p>また、肝硬変になると肝臓に血液を運ぶ門脈の流れが悪くなります。血行が悪くなると、食道や胃などの静脈が腫れてこぶのようになります（食道・胃静脈瘤）。これらのこぶが破裂して（静脈瘤破裂）大量の吐血や下血が起こることもあります。</p>
	<p>日本の肝がん治療は世界でもトップレベルにあり、早期発見・早期治療により長期生存も期待できます。多くの方法があるので、医師と相談して適切な治療を選ぶことが大切です。</p>
	<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type07.png" alt="肝及び肝内胆管がん死亡者数" style="max-height:270px; margin: 10px 0 15px;" />
</div>

<div class="text01"> 
<h3>転移性肝がん</h3>
<p>肝臓がんには、肝臓が原発巣（げんぱつそう：最初にがんができた部位）である場合と、他の臓器からがんが転移して肝臓がんを発症する場合とがあります。他の部位で発生したがんの細胞が、血管やリンパ管を経由して肝臓へ到着し、そこで増殖したものが、転移性肝がんです。<br><br>

肝臓は、他の臓器よりも「転移性のがん」が発生しやすい部位です。その頻度は、肝臓を原発巣とするがんのおよそ20倍であるといわれており、がんで死亡した人のうち、およそ20～50％の人に転移性肝がんがあるといわれています。<br><br>

転移性肝癌の特徴としては、原発性の肝臓がんとは違い、転移する元となった原発のがんと同じ性質を持つということがあります。例えば、肝臓が原発巣となる肝細胞がんと、大腸がんから転移してきた転移性肝癌を比べると、転移性肝がんの性質は原発であった「大腸がん」と同じ細胞、同じ性質を持つのです。つまり、肝臓が原発巣である「肝細胞がん」とは、がんとしての性質が違うため、診断法や治療法が異なってきます。<br><br>

かつての転移性肝癌は、全身転移の一部とかんがえられており、予後不良、積極的治療はしない方針であることが多かったのですが、現在では、手術手技の進歩や、化学療法の進歩などにより、一部の転移性肝癌では根治や延命が可能となるケースがあります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>原発性肝癌</h3>
<p>肝臓がんのもう一つの顔として、肝臓が原発巣となる「原発性肝癌」があります。これは文字通り、肝臓の中で発生したがんであり、肝臓がんそのものの性質をもつがんです。<br><br>

肝臓には、肝臓そのものを構成し、肝臓本来の「代謝」や「解毒」などの機能をもつ「肝細胞」と、肝細胞の代謝によりつくられた胆汁の通り道となる「胆管」を構成する「胆管細胞」があります。原発性肝癌の多くは、このうちの肝細胞で発生することが多く、日本での｢原発性肝癌｣のうち、肝細胞癌が95％程度、肝内の胆管癌が4％程度であるといわれており、この二つのがんで「原発性肝癌」のおよそ98％を占めているといわれています。<br><br>

原発性肝癌の発生要因はさまざまですが、中でも患者数がもっとも多い「肝細胞がん」は、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスとの関係が指摘されています。原発性肝癌の患者さんで肝炎ウイルス感染の有無を調査したところ、およそ80％の患者さんが何らかの肝炎ウイルスに感染しており、特にC型肝炎ウイルスに感染しているケースがおよそ6割いることが分かっています。C型肝炎ウイルスに感染すると、慢性肝炎から肝硬変の過程を経て、やがて原発性肝癌が発生します。<br><br>

一方で、最近では肝炎ウイルスへの感染が無いにもかかわらず、生活習慣病、とくに糖尿病や脂肪肝のある人で、原発性肝癌を発症するケースが増えているといわれています。<br>
いずれの場合も、かなり進行するまで目立った自覚症状が見られないのが特徴です。
</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>胆管細胞がん</h3>
	<p>肝臓内の胆管細胞は、肝細胞が作り出す「胆汁」を運ぶための通り道を構成する細胞です。ちょうど、肝細胞が住宅街の家々、胆管細胞が家の間を通る道路と考えると、想像しやすいかもしれません。その道路はやがて1本の大きな道路となり、肝臓の外へ「胆汁」を運んでいます。<br><br>

胆管細胞がんは、原発性肝癌のうち、およそ4％程度と、頻度としては少ないがんです。肝細胞がんと同様、肝炎ウイルスとの関連性も指摘されていますが、肝炎ウイルスへの感染が無い場合でも、発生することがあります。<br><br>

胆管細胞にできたがんは、胆管を通って全身へと移動する可能性があり、肝内や、他の臓器（リンパ節、骨、肺など）への転移がみられることがあります。また、手術により胆管細胞がんを切除しても、再発の可能性があり、がんが大きくなってしまった場合などは、手術の適応とならないこともあります。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肝細胞がんの症状</h2>
<p>肝臓は「沈黙の臓器」といわれています。このことから、初期の自覚症状はほとんどなく、がんが一定以上進行することによって、初めて症状が出現します。進行するとみぞおちあたりに固いしこりを触れることができるようになったり、腹部に圧迫感、軽度の痛みを感じたりします。<br><br>

がんがさらに進行して肝臓が破裂した場合はすでに「末期」と呼ばれる時期ですが、この時期の症状としては、強い痛みや血圧低下、貧血などが起こります。<br><br>

また、肝細胞がん特有の症状ではないものの、何らかの理由で肝臓が障害されている場合も、特有の症状が見られるようになります。例えば、食欲不振、全身倦怠感、黄疸、尿の濃縮、皮下出血などです。しかし、肝細胞がん特有の症状ではないため、これらの症状が出現したからといって必ずしも肝細胞がんであるとは限りません。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>肝細胞がんの原因</h2>
<p>肝細胞がんの原因にはいくつかありますが、肝細胞がんになった人の約80％以上は、過去に肝炎ウイルスに感染していたという集計結果があります。B型肝炎ウイルスや、C型肝炎ウイルスです。<br><br>

これらのウイルスに感染しても、数年間は特に症状もない状態、いわゆる「キャリア」と呼ばれる状態が続きます。しかし数年すると、肝臓は慢性的な肝炎を起こした状態となり、肝臓の正常な細胞は徐々に死滅・再生を繰り返すようになります。この状態がさらに数年続くと、肝細胞の繊維化が進行し、肝硬変となります。<br><br>

肝細胞の繊維化が進む過程において、正常な肝細胞でもがん遺伝子やがん抑制遺伝子の影響を受けるようになり、肝細胞がんを発症するといわれています。肝炎ウイルスに感染してから、肝細胞がんへ移行するまでの期間は、およそ10～20年。実際に肝細胞がんを発症した人の内訳をみると、B型肝炎がウイルスの感染によるものが約15％、C型ウイルスの感染によるものが約75％といわれています。<br><br>

一方、肝炎ウイルスに感染していないのに、肝細胞がんを発症する人もいます。その大半はお酒の飲みすぎ、糖尿病や肥満など「生活習慣病」である人、となるようです。そもそも生活習慣病を発症するにいたる「生活習慣」により、長い年月をかけて肝臓はダメージをうけています。これが原因で、やがて肝細胞がんを発症してしまうのです。<br><br>

しかし、近年ではアルコールを摂取していないにもかかわらず、脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎（NASH)を起こし、その過程で肝細胞がんを起こすという例もあり、現在そのメカニズムが研究されています。<br><br>

通常がんの原因は特定が難しいものの、肝細胞がんはがんの原因が約8割特定できるという非常にまれな病気であるといわれています。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>肝細胞がんの検査と診断</h2>
	<p>肝がんの検査としては、超音波検査やＣＴなどの画像検査と腫瘍マーカー検査を組み合わせて行います。必要があれば針生検などの検査を追加して行います。</p>
	<h3>ＣＴ、ＭＲＩ検査</h3>
	<p>CTは、X線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療の前にがんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べます。<br>
病変を詳しくみるため、通常ヨード造影剤を入れてから何回かタイミングをずらして撮影することで、がんの性質や状態を調べます。そのためヘリカルCT、MDCTなど高速撮影のできる装置が使われます。</p>
	<p>ＭＲＩは磁気を使った検査です。必要に応じてＣＴと組み合わせて、あるいは単独で行われます。MRIでもガドリニウムなどの造影剤を使用することがあります。</p>
	<p>CTやMRIで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがありますので、以前に造影剤のアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</p>
	<h3>腫瘍マーカー</h3>
	<p>腫瘍マーカーは血液の検査で、体のどこにがんが潜んでいるかどうかの目安になります。肝がんでは、ＡＦＰ（アルファ・フェトプロテイン）やＰＩＶKAⅡ（ピブカ・ツー）、ＡＦＰ-Ｌ3分画（ＡＦＰレクチン分画）と呼ばれるマーカーが使われます。ただし、肝がんでもこれらのマーカーがいずれも陰性のことがありますし、がんのない肝炎・肝硬変、あるいは他のがんでも要請になることもありますので、画像診断も同時に行うことが一般的です。<br><br>
	<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>

	<h3>血管造影検査</h3>
	<p>足の付け根の動脈から細い管（カテーテル）を差し込んで、肝臓や腸管の動脈に造影剤を入れ、血管や病巣の状態を調べる検査を行うことがあります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肝細胞がんの病期（ステージ）</h2>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われ、肝細胞がんでは、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期（ⅣA、ⅣB）に分類されています。</p>
<h3>病期（ステージ）分類</h3>
<p>肝がんの病気は一般に、がんの大きさ、個数、がん細胞が肝臓内にとどまっているか、体のほかの部分まで広がっているかによって分類されます。<br><br>
基本的には、肝内病変の状況（T 因子）、リンパ節の状況（N 因子）、遠隔転移の状況（M 因子）から構成されています。<br><br>
１：日本肝がん研究会病期分類
</p>
<P>        ①腫瘍が１つに限られる
<br>②腫瘍の大きさが2㎝以下
<br>③脈管（門脈、静脈、胆管）に広がっていない
<br>①～③すべてに合致　…T1
<br>2項目合致　…T2
<br>1項目合致　…T3
<br>すべて合致せず　…T4

<br>A…リンパ節・遠隔臓器に転移がない
<br>B…リンパ節転移はあるが、遠隔転移はない
<br>C…遠隔転移がある


<br>T1のA…Ⅰ期
<br>T2のA…Ⅱ期
<br>T3のA…Ⅲ期
<br>T4のA、T1～T4のB…ⅣA期
<br>T1～T4のC…ⅣB期
<br><br>
<p>2：国際体がん連合（UICC）肝癌病期分類</p>
<p>T1:単発腫瘍で脈管浸潤がないもの<br>
T2:単発腫瘍で脈管浸潤がある、もしくは多発腫瘍で最大径が5cm以下のもの<br>
T3a：5cm以上の多発浸潤<br>
T3b：門脈もしくは肝静脈核の大分枝に浸潤した腫瘍<br>
T4：胆嚢以外の隣接臓器に直接浸潤がある、もしくはがんが破裂したもの<br>
N：所属リンパ節に転移があればN1、なければN0<br>
M：遠隔転移があればM1、なければM０<br><br>

・ステージ１：T1、N0、M0<br>
・ステージ２：T2、N0、M0<br>
・ステージIIIA：T3a、N0、M0<br>
・ステージIIIB：T3ｂ、N0、M0<br>
・ステージIIIC：T4、N0、M0<br>
・ステージIVA：T1～4、N1、M0<br>
・ステージIVB：T1～4、N0～1、M１</p>

<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h3>肝障害度分類、Child-Pugh分類</h3>
<p>病気とは異なりますが、治療法の選択にあたっては肝臓がどのくらい障害されているかも評価します。肝障害度分類は、肝機能の状態によって３段階に分けられます。<br><br>
肝障害度Aの基準は、以下の通りです。<br>
● 腹水がない<br>
● 血性ビリルビン値が2.0㎎/dl未満<br>
● 血清アルブミン値が3.5g/ｄｌ超<br>
● ICGR15が15％未満<br>
● プロトロンビン活性値が80％超え<br>
の場合となります。<br><br>

もう一つの肝障害度Bの基準は、以下の通りです。<br>
● 腹水の治療効果がある<br>
● 血性ビリルビン値が2.0～3.0㎎/dl<br>
● 血清アルブミン値が3.0～3.5g/ｄｌ<br>
● ICGR15が15～40％<br>
● プロトロンビン活性値が50～80％<br><br>

さらに、肝障害度Cになると、その基準は以下のようになります。<br>
● 腹水の治療効果がない<br>
● 血性ビリルビン値が3.0㎎/dl超<br>
● 血清アルブミン値が3.0g/ｄｌ未満<br>
● ICGR15が40％超<br>
● プロトロンビン活性値が50％未満<br><br>

ほかにChild-Pugh（チャイルド・ピュー）分類が用いられることもあります。<br><br>

Child-Pugh分類では、脳症、腹水、血清ビリルビン値、血清アルブミン値、プロトロンビン活性値をそれぞれ症状や値によって得点化し、その合計点を算出します。値が高い場合をC、低い場合をAとしています。<br><br>

どちらもAからCの順序で肝障害の程度が強いことを表わします。肝障害度分類では、下の表のそれぞれの項目別に重症度を求め、そのうち２項目以上があてはまる肝障害度に分類されます。また、２項目以上に該当した肝障害度が２か所以上ある場合は高いほうの肝障害度に分類されます。たとえば、肝障害度Bの項目が3項目該当していても、Cが２つあれば肝障害度Cとなります。
</p>

[bnr_middle.php]

<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
<h2>肝細胞がんの生存率・予後</h2>
<p>肝細胞がんの生存率は、他のがんに比べて低いことが特徴です。<br><br>

肝細胞がんと診断されてから治療を受けた方の5年生存率をみると、全病期では38.6％です。病期ごとに見ていくと、Ⅰ期では59.1％、Ⅱ期では36.1％、Ⅲ期では16.6%％、Ⅳ期では3.0%となってしまいます。</p>

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>2,330</td><td>59.1％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>1,658</td><td>36.1%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>1,288</td><td>16.6%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>411</td><td>3.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>5,781</td><td>38.6%</td>
</tr>
</table>
<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年2月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした<br><br>
多くのがんでは、根治治療を行えば5年ほどで再発がなくなり、5年間再発せずに経過できれば「治癒した」と判断します。しかし、肝細胞がんは、肝炎や肝硬変などの肝臓への障害がある限り、新たにがんができてしまう可能性が多分にあります。そのため、何年たっても「治癒という言葉が使いにくい」がんといえます。</p>
</div>

<div class="text01">     
	<h2>肝細胞がんの治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。 肝細胞がんにおける手術は、大きく分けて2種類あります。1つは肝切除術です。2つ目は肝移植です。<br><br>

<span class="green">&lt;肝切除術&gt;</span><br>
一般に、がんが肝臓内にとどまっており、がんの数が3個以下の場合は、腫瘍の大きさに関係なく肝切除術が選択されます。手術を受ける上で肝機能が最も重要となり、黄疸や腹水が見られる場合や、その他の検査値が悪い場合には、上記の状態であっても内科的な治療が選択されます。<br><br>

また、肝臓は解剖学的に4つの区域に分類することができ、これにより術名が変わってきます。解剖学的な区域に沿って切除する方法を系統的切除といいます。肝に大きな問題が無ければ、肝臓は2/3ほど切除しても機能することができますし、微小転移を肝臓内で起こしている可能性があるため、基本的には系統的切除を行います。<br><br>

腫瘍から最小限の距離を置いて区域に関係なく切除する方法を非系統的切除（部分切除）といいます。肝硬変を伴う場合や、転移性肝がん、肝機能が悪い場合などで選択されることが多い治療法で、近年では腹腔鏡下で行われることが多くなっています。<br><br>

<span class="green">&lt;肝移植&gt;</span><br>
肝移植は肝臓をすべて取り出し、そこに提供者（ドナー）からの肝臓を移植する、非常に大きな手術となります。若くして肝硬変から肝がんが発生した患者のうち、肝がんが直径5cm以下の1個だけか、直径3cm以下の3個以内の基準内であれば、保険診療で肝移植術を受けることも可能です。<br><br>

主に末期の肝臓がんに対して適応となるものの、治療できる医療機関が限られてしまうというのが現状です。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。 <br><br>
肝細胞がんにおける化学療法には、全身化学療法と肝動脈化学塞栓療法、肝動注化学療法の3種類があります。<br><br>

<span class="green">&lt;全身化学療法&gt;</span><br>
全身化学療法は、肝臓内で病変（がん）が多発している場合や、肝臓外に転移している場合が対象となります。抗がん剤は複数ありますが、最近では経口薬であるソラフェニブ（ネクサバールR）が延命効果を示すことから、標準治療に位置付けられています。<br><br>

<span class="green">&lt;肝動脈化学塞栓療法、肝動注化学療法&gt;</span><br>
肝動脈化学塞栓療法、肝動注化学療法は、がんを栄養している肝動脈から、抗がん剤を注入する方法です。肝動脈化学塞栓療法は抗がん剤と合わせて塞栓剤も注入して治療をします。<br><br>

この2つの方法は、一度に多くのがんに対して治療ができるため、がんの数が多かったり、他の治療が難しいという場合が適応です。肝臓の機能が悪い場合には、塞栓剤を注入しない肝動注化学療法が行われます。<br><br>

また、がんにより門脈が中枢部分で閉塞し、肝動脈化学塞栓療法や他の治療が行えない場合には、ポートと呼ばれる小さな機械を右肩あたりに埋め込み、そこから肝内のがんに抗がん剤を注入する「リザーバー動注療法」が選択されることもあります。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>


<div class="text01"> 
	<h3>穿刺局所療法</h3>
	<p>身体の外から針を刺して治療を行う方法を「穿刺局所療法」といいます。一般に、がんの大きさが3cmより小さく、3個以下が対象とされており、副作用が少なく短期間で社会復帰を見込めるという特徴があります。<br><br>

穿刺局所療法には、主に3つの治療法があります。経皮的エタノール注入療法（PEIT）、経皮的マイクロ波凝固療法（PMCT）、ラジオ波焼灼療法（RFA）の3つです。<br><br>

<span class="green">&lt;経皮的エタノール注入療法（PEIT）&gt;</span><br>
経皮的エタノール注入療法（PEIT）は、無水エタノール（純アルコール）を肝がんの部分に注射して、アルコールの化学作用によってがんを凝固壊死させる治療法です。<br><br>

<span class="green">&lt;経皮的マイクロ波凝固療法（PMCT）&gt;</span><br>
経皮的マイクロ波凝固療法（PMCT）は、体の外から特殊な針をがんに直接刺し、マイクロ波という高周波の電磁波をあてることで、がんを熱で凝固させる方法です。<br><br>

<span class="green">&lt;ラジオ波焼灼療法（RFA）&gt;</span><br>
ラジオ波焼灼療法（RFA）は、特殊な針を体外からがんに直接刺して通電し、針の先端部分に高熱を発生させることで、局所のがんを焼いて死滅させる方法です。<br><br>

どの方法も針を刺す際などに痛みを伴う場合があるため、局所麻酔あるいは静脈麻酔などを使用して治療を行います。治療後は腹痛や発熱などの合併症が起こることもあります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 <br><br>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。 <br><br>
肝細胞がんは特に、放射線治療により「正常な肝細胞を破壊してしまう」ことから、この治療法は困難であると考えられていました。しかし、陽子線治療の登場により、病変部へ選択的に放射線を当てることが可能となりました。近年、陽子線治療の高い治療効果が報告されるようになったことから、陽子線治療を行うことが増えてきています。<br><br>
<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。 <br><br>
重粒子線治療は、高い線量の放射線を集中的に加え、陽子線やX線よりも高い生物効果(細胞致死作用)を有する治療法です。しかし、放射性肝障害を懸念して治療できなかった肝細胞がんに対して、より高い治療効果が期待でき、根治性と低侵襲性とを兼ね備えた新しい治療法として期待されています。<br><br>
<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>肝細胞がんの再発・転移</h2>
	<p>肝細胞がん治療の3本柱ともいわれている肝切除、局所療法、TACEを行っても、治療後のがん再発率は他のがんと比べると極めて高率です。その再発率は5年間で約70～80％ともいわれており、慢性肝炎や肝硬変といった肝細胞がんの原因とされている病態が改善しない限り、がんは再発を繰り返すと考えられています。がんが再発した場合は基本的に、最初のがん治療と同様の治療を行います。条件が合えば再手術を行うことも可能です。<br><br>
進行した肝細胞がんに対しては、唯一分子標的治療薬であるソラフェニブのみが適応となりますが、腫瘍が50％以上縮小する率を示す奏効率は数％と低いことから、余命を数か月延長する程度の効果しか期待できません。また、多発肝内転移や脈管浸潤などが出現すると、一般的には治療困難となります。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がん研究センターがん情報サービス　肝細胞がん基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/<br>
がん研有明病院　肝臓がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/liver_i/index.html<br>
東京医科歯科大学　肝胆膵外科　肝細胞癌について<br>
http://www.tmd.ac.jp/grad/msrg/liver/cancer01.html<br>
大阪労災病院　肝細胞がん<br>
http://www.osakah.johas.go.jp/gankyoten/gan/kansaibou.html<br>
東京慈恵会医科大学　外科講座<br>
http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/hpb/hepat/hepat-ca/<br>
日本肝胆膵外科学会<br>
http://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=7<br>
肝炎情報センター　肝がん<br>
http://www.kanen.ncgm.go.jp/cont/010/kangan.html<br>
小児慢性特定疾病情報センター　肝細胞癌<br>
https://www.shouman.jp/disease/details/01_05_034/<br>
国立がん研究センターがん情報サービス　肝細胞がん検査・診断<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/diagnosis.html<br>
日本赤十字社　がん診療情報・がん診療センター　肝細胞がん<br>
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/cancer2/each/cancer4.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　肝細胞がん治療<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/treatment.html<br>
南東北がん陽子線治療センター　症例紹介<br>
http://www.southerntohoku-proton.com/indication/case-liver.html<br>
放射線医学総合研究所病院　肝臓<br>
http://www.nirs.qst.go.jp/hospital/conform/conform_04c.shtml<br>
愛知県がんセンター中央病院　肝がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/04kan.html#a07<br>
一般社団法人日本肝胆膵外科学会<br>
http://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=7<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　肝細胞がん　転移・再発<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/relapse.html<br>
東京大学医学部付属病院　肝癌治療チーム　肝臓がんとは<br>
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/livercancer/about/index.html</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/">がん再発予防 （予防と治療）</a><br>薬物療法、放射線療法、免疫療法などの再発予防のために行われる術後補助療法についてご紹介します。</p>
	<p><a href="../prevention/bsc.php">ベストサポーティブケア（BSC） （予防と治療）</a><br>
	<p>ベスト・サポーティブ・ケア（BSC）とは、がんに対する抗がん剤などの積極的な治療は行わず、症状などを和らげる治療に徹することをいいます。</p>
	<p><a href="../live/work.php">休職と就職 （心と生活に関して）</a><br>がんになると、「仕事を続けられるのか」「退職をしなければならいのか」とった不安を感じてしまいますので、休職した場合についてご紹介します。</p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がん看護　方法とっさの処置 （予防と治療）</a><br>がんの告知を受けると様々な不安と戦うことになるので、患者本人や家族の具体的な不安をご紹介します。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>肝細胞癌 ガイドライン　　　肝細胞癌 治療　　　肝細胞癌 予後　　　肝細胞癌 原因　　　肝細胞癌 症状</p>
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			</item>
		<item>
		<title>胆のうがん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index08.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:09:39 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5340</guid>

					<description><![CDATA[<p>胆のうがんとは 胆のうは肝臓の下にあり、肝臓でつくられた胆汁という消化液をいったんためておく袋のような臓器です。食べ物をとると、胆のうはその情報をキャッチして胆汁を分泌し、胆のう管から総胆管を通って十二指腸に流れ込んで消 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<h2>胆のうがんとは</h2>
	<p>胆のうは肝臓の下にあり、肝臓でつくられた胆汁という消化液をいったんためておく袋のような臓器です。食べ物をとると、胆のうはその情報をキャッチして胆汁を分泌し、胆のう管から総胆管を通って十二指腸に流れ込んで消化を助けます。胆のうや胆のう管にできた悪性の腫瘍を「胆のうがん」といいます。</p>
	<p>胆のうがんを起こす危険因子としていくつかの病気が知られています。胆石、胆のう・胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、原発性硬化性胆管炎、膵胆管合流異常症などです。その他、女性であること、肥満や高カロリー摂取、野菜・果物不足などもリスクとしてあげられています。</p>
	<p>胆のうがんは、胆石や胆のう炎を合併していると強い痛みや熱が出る場合もありますが、これはがん自体の症状とは違います。胆のうがんでは、がんが進行して肝臓、総胆管、十二指腸などにがんが及ぶと、その程度によっていろいろな症状が出てきます。最もよくみられるのが腹痛です。みぞおちや右わき腹に鈍い痛みが出てきます。次によくみられる症状は黄疸（目や皮膚が黄色くなる症状）です。がんが広がり胆道をふさぐと胆汁が肝臓に逆流して黄疸が現れます。進行すると便の色は白っぽくなります。病変が大きくなると、右わき腹に「しこり」を触れることもあります。</p>
	<p>最近は、超音波検査が普及して胆のうがんが早期に発見される機会が増えました。早期発見で手術ができれば完治も見込めます。胆のうがんによる死亡率は、1990年代から減少傾向にあります。症状が続くときは早めに受診することが早期発見につながります。</p>
	<p>なお、胆のうの壁から内側にキノコ状に隆起する胆のうポリープは良性のことが多いですが、がんとの区別が難しいこともあります。最大径が10㎜を超えると胆のうがんの可能性があります。</p>
	<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type08.png" alt="胆のう及び他の胆道がん死亡者数" style="max-height: 260px; margin: 10px 0 15px;" />

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆のうがんの検査と診断</h2>
	<p>胆のうがんを診断し、がんの広がりの程度を調べるために血液検査や超音波検査、CT、MRIなどの検査を必要に応じて行います。</p>
	<h3>血液検査</h3>
	<p>胆のうがんの初期は血液検査で異常は出ないですが、がんが広がって胆道を圧迫するようになると、血中のビリルビンやアルカリホスファターゼ（ALP）の数値が高くなります。血液検査によって、体のどこかに潜んでいるがんを診断する腫瘍マーカーも使われます。胆のうがんでは、CEAやCA19-9といったマーカーが用いられます。ただし、腫瘍マーカーの数値は胆のうがんがあっても必ず上昇するとは限らないです。</p>
	<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>

	<h3>超音波（エコー検査）</h3>
	<p>超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。苦痛がほとんどなく、何度も行えるので胆のうがんが少しでも疑われたときに最初に行う検査として適しています。</p>
	<p>また、先端にライトとカメラレンズ（ビデオスコープ）のついた内視鏡に、超音波検査のプローブ（超音波を発生する装置）がついた超音波内視鏡（EUS）という検査も胆のうがんの診断のために行われる場合があります。</p>
	<h3>ＣＴ、ＭＲＩ検査</h3>
	<p>ＣＴは、Ⅹ線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療の前にがんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べます。ＭＲＩは磁気を使います。超音波検査で胆のうがよく見えないときや、胆のうに何らかの異常が疑われるときにCT検査を行います。たくさんの情報を短時間に得ることができるマルチスライスCTがよく使われます。さらに詳しく調べるときは、MRIを使って胆のう・胆管などの状態をみる検査（MRCP：磁気共鳴胆管膵管撮影法）が行われます。ＣＴやＭＲＩで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがありますので、以前に造影剤のアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</p>
	<h3>内視鏡的逆行性膵胆管造影（ERCP）</h3>
	<p>胆のうがんの状態を詳しく調べたり、黄疸が出た場合に、胆管がふさがっている状況を調べるために、この検査を行うことがあります。のどに麻酔をかけ、内視鏡を口から入れて十二指腸まで送ります。必要に応じて、鎮痛剤や鎮静剤を使います。次に内視鏡の中にカテーテル（細い管）を通して胆管まで入れます。このカテーテルを通して胆管の中に造影剤を流してX線撮影を行います。検査と同時に、黄疸や胆のう炎、胆管炎などに対する処置としても行われることがあります（内視鏡的胆道ドレナージといいます）。</p>
	<h3>血管造影検査</h3>
	<p>進行がんの場合、手術前にがんが肝臓の動脈や門脈に広がっていないかどうかを調べる血管造影が行われることもあります。血管にカテーテル（細い管）を入れて造影剤を流し、X線撮影する検査です。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆のうがんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われ、胆のうがんでは、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期（Ⅳa、Ⅳb）に分類されます。胆のうがんの場合、特に重要なのは遠くの臓器に転移しているかどうかです。そのうえで、がんがどのくらい深く入りこんでいるか（深達度）、リンパ節への転移があるかどうかなどの情報を参考にします。病期によって治療方法が決まっています。</p>
	<p>リンパ節転移の程度は胆のうの原発がんからの距離によって3群に分けられています。ただし、手術前にリンパ節転移があるかどうかを詳しく調べるのは困難です。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
	<h2>胆のうがんの治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br />
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php#this_01">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/">がん再発予防 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/bsc.php">ベストサポーティブケア（BSC） （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がんとは 発生・転移メカニズム （がんについて）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がん看護　方法とっさの処置 （予防と治療）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>胆嚢癌 生存率　　　胆嚢癌 末期　　　胆嚢癌 原因　　　胆嚢癌 手術　　　胆嚢癌 予後</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index08.php">胆のうがん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>胆管がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index19.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:08:09 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5338</guid>

					<description><![CDATA[<p>胆管がんとは 胆管とは肝臓で作られた胆汁を流す管であり、胆管がんは胆管の上皮から発生します。胆管がんは部位により、肝臓の外の胆管にできると肝外胆管がんと、肝臓の内にできる肝内胆管がんに分けられます。胆管がんの発育は、浸潤 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index19.php">胆管がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<h2>胆管がんとは</h2>
	<p>胆管とは肝臓で作られた胆汁を流す管であり、胆管がんは胆管の上皮から発生します。胆管がんは部位により、肝臓の外の胆管にできると肝外胆管がんと、肝臓の内にできる肝内胆管がんに分けられます。胆管がんの発育は、浸潤性発育・胆管内発育・腫瘤形成性発育の3つがあります。<br><br>
発生の要因としては、胆管は膵管と合流するところで、その合流に先天的に異常がある方の場合、膵液が胆管に逆流します。その方が胆管拡張型の場合、膵液が胆管にたまり胆管がんができやすくなります。生活習慣も影響しており、肥満や高カロリーな食事をよく取る方も、発生の要因となります。<br><br>
症状としては、がんにより胆汁の流れが止まり、胆汁が胆管から逆流して血液中に流れだすと、黄疸になり、かゆみや尿が濃くなったりします。 また、腹痛や発熱などの症状も現れます。<br><br>
女性より、男性の方が多い病気です。40際未満で発生することは少なく、高齢になる程、罹患率は高くなるため、加齢も一つの要因となっています。<br></p>
	<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type08.png" alt="胆のう及び他の胆道がん死亡者数" style="max-height: 260px; margin: 10px 0 15px;" />
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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの症状</h2>
	<p>胆管がんは、自覚できるような初期症状が、ほとんどありません。ある程度進行してくると、大きく3つの症状が見られるようになります。<br><br>
1つ目は、がんにより胆汁の流れが止まり、胆汁が胆管から逆流して血液中に流れだすと、黄疸になります。黄疸になると、肌や白目の部分が黄色く見えるようになります。また、胆汁は便の色に関係していますので、胆汁の流れが変わると、便の色が白っぽく変化します。また、これらの変化と同時に、肌のかゆみがみられることもあります。さらに、普段は流れない血液中に胆汁が流れてしまうことで、尿が濃くなったりします。<br><br>
2つ目は、みぞおちなどにみられる腹痛です。<br><br>
3つ目として、発熱などの症状も現れます。さらには、体重減少、食欲不振、全身倦怠感なども見られるようになります。これらの症状は、胆管がんに特徴的な症状ではありませんが、がんの進行に伴ってみられるようになる症状です。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの原因</h2>
	<p>胆管がんの原因は、胆石、胆のう炎などがありますが、最近では膵胆管合流異常と呼ばれるものが注目されています。<br><br>
胆管を流れる胆汁と、膵臓内の膵管を流れる膵液は、それぞれが別々に十二指腸に流れていきます。ところが、膵胆管合流異常と呼ばれる先天的な異常があると、それぞれの管が十二指腸へ流れ込むよりも上流で、2つの管が合流してしまいます。すると、本来は胆管に流れ込むことが無い膵液が胆汁と混ざり合い、胆管がんが発生するといわれています。<br><br>
さらに、胆管がんの患者さんのうち、胆石がある人は胆石が無い人の10倍であるといわれていることから、胆石が胆のうがんのリスクになる可能性もあるといわれています。しかし、はっきりとしたメカニズムなどは分かっておらず、現在のところは胆石が胆管や胆嚢の粘膜を直接刺激し、がんが発生しやすい環境を作ってしまうと考えられています。<br><br>
この他、印刷工場などで塩素系の有機洗浄剤を長年にわたって扱ってきた人に、胆管がんを発症する人が多いことが分かり、塩素系有機洗浄剤の主成分であったジクロロプロパンという化学物質も、胆管がんの原因になると考えられています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの検査と診断</h2>
	<p>胆管がんを診断し、がんの広がりの程度を調べるために血液検査や超音波検査、CT、MRIなどの検査を必要に応じて行う。</p>
	<br>
	<h3>血液検査</h3>
	<p>がんが広がって胆道を圧迫するようになると、血中のビリルビンやアルカリホスファターゼ（ALP）の数値が高くなる。血液検査によって、体のどこかに潜んでいるがんを診断する腫瘍マーカーも使われます。胆管がんでは、CEAやCA19-9といったマーカーが用いられる。ただし、腫瘍マーカーの数値は胆管がんがあっても必ず上昇するとは限らない。<br /><br />
	<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>
	<br>
	<h3>超音波（エコー検査）</h3>
	<p>超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査。苦痛がほとんどなく、何度も行えるので胆のうがんが少しでも疑われたときに最初に行う検査として適している。<br>
また、先端にライトとカメラレンズ（ビデオスコープ）のついた内視鏡に、超音波検査のプローブ（超音波を発生する装置）がついた超音波内視鏡（EUS）という検査も胆のうがんの診断のために行われる場合がある。</p>
	<br>
	<h3>ＣＴ、ＭＲＩ検査</h3>
	<p>ＣＴは、X線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療の前にがんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べる。ＭＲＩは磁気を使う。超音波検査で胆のうがよく見えないときや、胆のうに何らかの異常が疑われるときにCT検査を行う。たくさんの情報を短時間に得ることができるマルチスライスCTがよく使われる。さらに詳しく調べるときは、MRIを使って胆のう・胆管などの状態をみる検査（MRCP：磁気共鳴胆管膵管撮影法）が行われる。ＣＴやＭＲＩで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあるので、以前に造影剤のアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要がある。</p>
	<br>
	<h3>内視鏡的逆行性膵胆管造影（ERCP）</h3>
	<p>胆管がんの状態を詳しく調べたり、黄疸が出た場合に、胆管がふさがっている状況を調べるために、この検査を行うことがある。のどに麻酔をかけ、内視鏡を口から入れて十二指腸まで送る。必要に応じて、鎮痛剤や鎮静剤を使う。次に内視鏡の中にカテーテル（細い管）を通して胆管まで入れる。このカテーテルを通して胆管の中に造影剤を流してX線撮影を行う。検査と同時に、黄疸や胆のう炎、胆管炎などに対する処置としても行われることがある（内視鏡的胆道ドレナージという）。</p>
	<br>
	<h3>血管造影検査</h3>
	<p>進行がんの場合、手術前にがんが肝臓の動脈や門脈に広がっていないかどうかを調べる血管造影が行われることもある。血管にカテーテル（細い管）を入れて造影剤を流し、X線撮影する検査。</p>
	<br>
	<h3>胆道鏡</h3>
	<p>胆管の中に内視鏡を通すことで、観察をする検査です。この検査には、経口胆道鏡（POCS）と経皮経肝胆道鏡（PTCS）があります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>胆管がんの病期（ステージ）は、がんが発生している部位によって、病期決定の判断基準が変わります。<br><br>

【肝門部領域胆管がんの病期】<br>
0期：がんが、上皮内にとどまっている<br>
I期：がんは、胆管の中だけに留まっている<br>
II期：がんは、胆管壁を超えるが、他の臓器への浸潤は無い、または肝実質への浸潤がある<br>
IIIA期：がんは、がんのある胆管のそばの門脈、または肝動脈に浸潤がある<br>
IIIB期：がんに関係するリンパ節に転移があるが、遠隔転移はない、さらにがんの浸潤範囲はⅢA期までと同様<br>
IVA期：がんと関係するリンパ節への転院の有無にかかわらず、遠隔転移がなく、両側の肝内胆管の二つ目の分枝まで浸潤している、または門脈本管や左右の分岐にも浸潤がある、または挿管府動脈、固有肝動脈、左右の肝動脈に浸潤がある、または総肝動脈、固有肝動脈、左右の肝動脈に浸潤がある、または片側の肝内胆管の二つ目の分枝まで浸潤があり、体側の門脈や肝動脈に浸潤がある<br>
IVB期：がんの浸潤している範囲や、がんと関連しているリンパ節転移の有無にかかわらず、遠隔転移がある<br><br>

【遠位胆管がんの病期】<br>
0期：がんが、上皮内にとどまっている<br>
IA期：がんは、胆管の中だけに留まっている<br>
IB期：がんは、胆管壁を超えるが、他の臓器への浸潤は無い<br>
IIA期：がんは、胆のう、肝臓、膵臓、十二指腸、他の周辺臓器に浸潤している、または門脈の本幹、上腸間膜静脈、下大静脈などの血管に浸潤がある<br>
IIB期：がんは、関連しているリンパ節に転移しているが、遠隔臓器への転移はなく、がんが浸潤している範囲は、IIA期までと同様<br>
III期：がんは、関連しているリンパ節への転移の有無に関わらず、遠隔転移がなく、ⅡA期と同様の範囲に浸潤している<br>
IV期 がんの浸潤および領域リンパ節転移の有無に関わらず、遠隔転移がある<br><br>

この他にも、胆管細胞がん（肝内の胆管にできるがん）については、以下の様に病期が分類されています。<br><br>
【肝内胆管がん（胆管細胞がん）の病期】<br>
I期：がんの数は1カ所で、大きさは2cm以下、なおかつ血管や漿膜への浸潤がない<br>
II期：がんの数が1カ所で、大きさは2cm以下、または血管や漿膜に浸潤がない、または、がんの数は2カ所以上だが、大きさが2cm以下であり、なおかつ血管や漿膜に浸潤がない<br>
III期：がんの数が1カ所で、大きさが2cmを超えており、血管や漿膜に浸潤がある、または、がんの数が2カ所以上あり、大きさは2cm以下で、血管や漿膜に浸潤がある、または、がんの数が2カ所以上あり、大きさが2cmを超えるが、血管や漿膜に浸潤はない<br>
IVA期：がんの数が2カ所以上あり、大きさは2cmを超えて、血管や漿膜に浸潤がある
IVB期：腫瘍の数と大きさに関わらず、リンパ節転移もしくは遠隔転移がある</p>

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<!-- text01 --></div>

<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの生存率・予後</h2>
	<p>胆管がんは、治療法によって生存率が変わります。現在のところ、胆管がんに対する治療としてもっとも有効性が高い治療法は手術であるといわれていますが、手術の適応になるかどうかでも生存率や予後は、大きく変わります。<br><br>
例えば、手術を受けた場合の1年生存率は81.7％、5年生存率は43.3％ですが、手術を受けなかった場合の5年生存率は3.4％です。一方、放射線治療と化学療法を受けた場合の5年生存率は14.6％です。これは、胆管がんと診断されたときの病期や、がんの広がり方、適応となった術式などによっても変わってきます。<br>
（全がん協加盟施設の生存率共同調査　全がん協生存率　より集計（2018年5月現在、対象データは、診断年が2005年～2009年の最新5年間とした））</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
	<h2>胆管がんの治療法</h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br />
胆管がんの手術は、他の臓器の手術とは違い、がんの出来た場所や広がり方によって、手術の範囲が大きく変わります。胆管がんの手術では、がん細胞が残っていると予後に大きく影響するため、切除した胆管の断端を手術中に調べる「術中迅速病理診断」が必要になります。以下に、胆管がんの部位とそれに対する手術の方法を記述しますが、すべての術式において、術中の迅速病理診断が推奨されます。<br><br>
胆管自体は比較的小さな臓器ですが、肝臓や膵臓、十二指腸など、生命に関係する臓器への処置が必要となるため、術後の合併症、手術による死亡など、大きなリスクを伴うことがあります。胆管がんに対する手術を選択する場合には、手術による影響を十分に理解することが大切です。<br><br>
胆管がんができた部位による、術式の違いは、以下の通りです。<br><br>
<span class="green">&lt;肝内胆管がん（胆管細胞がん）&gt;</span><br />
がんが肝臓内にある胆管にできた場合には、肝臓の部分切除を行います。肝臓の切除範囲は、胆管がんの広がり方によって変わります。例えば、肝臓の左葉（肝臓の左側およそ1/3）と右葉（肝臓の右側およそ2/3）を越えて、広範囲にがんが広がっている場合や、肝門に近い部分にがんがある場合には、肝臓自体も大きく切除する必要があります。さらに、胆のう切除や、その周囲のリンパ節も切除する（リンパ郭清）ことがあります。<br><br>
<span class="green">&lt;肝門部領域胆管がん&gt;</span><br />
肝門部周囲は、肝門部から胆管、門脈、肝動脈が分岐していくという複雑な構造をしています。この周囲にできた胆管がんの手術には、非常に高い技術が必要とされます。胆管がんに対する根治手術を行うためには、その周囲の肝臓、胆のう、リンパ節をほとんど切除することになります。場合によっては、膵臓も合併切除することがあります。この場合、胆管や膵臓内の膵管、それらが十二指腸へとつながっていた管を、再建する必要があります。<br><br>
<span class="green">&lt;遠位胆管がん&gt;</span><br />
遠位胆管（胆道のうち、胆嚢からの管が接合している部分よりも十二指腸寄りの部分）にできたがんは、胆管が十二指腸へつながる前に膵臓内を通っているため、膵臓へ広がりやすい（浸潤、転移しやすい）という特徴があります。そのため、胆管がつながっている十二指腸と、十二指腸に接している側の膵臓（膵頭部）を切除する「膵頭十二指腸切除」が、基本的な術式として選択されます。これらの部分を切除した後は、残った膵臓を小腸や胃に縫い合わせるとともに、胆汁や膵液が小腸や胃に流れるよう、胆管および膵管の再建手術を行います。さらに、切除した十二指腸を再建するために、胃と小腸をつなぎ合わせる、消化管の再建術も必要となります。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br />
2018年6月現在、胆道がんに対する標準的な化学療法として、「ゲムシタビン」と「シスプラチン」の2つの抗がん剤の併用療法があります。この治療法は、副作用として、吐き気、全身の倦怠感、食欲不振、骨髄抑制などが見られることがあります。また、シスプラチンは「白金（プラチナ）製剤」に分類される薬剤ですが、この種類の抗がん剤は、長期に投与することで腎障害を起こすことがあります。その予防のために、抗がん剤を投与する前に、1～2リットルの水分を輸液してから、抗がん剤の投与を行います。尿量を増やすことで腎臓内の白金（プラチナ）製剤の濃度を薄め、腎障へのダメージを減らす目的です。<br><br>
この他、全身状態やがんの進行度などにより、ゲムシタビン療法、S1療法※、ゲムシタビン＋S1併用療法などがあります。<br><br>

※S1療法とは、はティーエスワン®と呼ばれる、経口の抗がん剤を服用して行う化学療法です。<br><br>

	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br />
しかし、2018年6月現在、胆管がんに対する放射線治療は、標準治療とはなっていません。手術による治療が難しい場合に、化学療法と併用したり、がんによる疼痛緩和目的で行われることがあります。<br><br>
胆管がんでの放射線治療には、外部照射法と腔内（くうない）照射法の2つの方法があります。外部照射法とは、体の外から放射線照射する方法です。一方の腔内照射法は、胆管の中に、放射線を出すように作られたラジウムやイリジウムの針（小線源）を入れ、がん細胞とその周囲だけに、効率よく放射線を照射する方法です。この場合は、事前に胆管に細いチューブを通しておく必要があります。<br><br>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
	<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>胆管がんの再発・転移</h2>
	<p>胆管がんは、手術などの根治的な治療を行っても、胆管や胆のう、膵臓周囲のリンパ節へ浸潤したり、肝臓へ転移していくことがあります。また、胆管がんは切除した部位、腹膜、他の臓器への転移など、いろいろな部位での再発を起こすこともあります。<br><br>
転移や再発がみられた場合は、その状態に合わせた治療法が検討されますが、多くの場合は放射線治療や化学療法が選択されます。<br><br>
再発の状態によっては再手術が検討されることもありますが、局所の再発であること、他の部位などへがんが散らばっている可能性がほとんどないと判断されるなど、ごく限られた状況にあるときです。特に腹膜への広がりがある（腹膜播種）ときや、他の臓器への転移が確認された場合は、一般的に化学療法が検討されます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>愛知県がんセンター中央病院　胆道がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/05tando.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　胆管がん　基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/bile_duct/index.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　胆管がん　検査・診断<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/bile_duct/diagnosis.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　胆管がん　治療の選択<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/bile_duct/treatment_option.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　胆管がん　治療<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/bile_duct/treatment.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　胆管がん　転移・再発<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/bile_duct/relapse.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス<br>
ティーエスワンⓇ を 服用される患者さんへ（冊子）<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/pharmacy/pamph/TS-1.pdf<br>
市立宇和島病院　胆管がん<br>
http://www.uwajima-mh.jp/cancer/03info/index05.html<br>
がん研有明病院　胆道がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/gall_i/index.html<br>
秋田大学大学院医学系研究科　消化器外科学講座　胆道がん<br>
http://www.med.akita-u.ac.jp/~geka1/03-04.html<br>
日本肝胆膵外科学会　胆管がん<br>
http://www.jshbps.jp/modules/public/index.php?content_id=9</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a><br />
がんの治療は発生した部位や治療方法の選択によって異なるため、治療費の負担を軽くするための制度を紹介します。</p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a><br />
高額療養費貸付、傷病手当金、医療費控除、小児慢性疾患医療費助成制度などの補助制度をご紹介します。</p>
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<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>胆管がん 原因　　胆管がん 初期症状</p>				
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index19.php">胆管がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>すい臓がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index09.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:06:16 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人の男女計373,334人でした。同年にすい臓がんで亡くなった人は男性17,401人、女性16,823人の男女合わせて34,224人でした。すい臓が [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人の男女計373,334人でした。同年にすい臓がんで亡くなった人は男性17,401人、女性16,823人の男女合わせて34,224人でした。すい臓がんは死亡数の多い部位では男性では5位となり、女性では大腸がん、肺がんについで3位となっています。<br><br>
また、2006年から2008年にがんと診断された人の5年相対生存率は男性59.1％、女性66.0％になります。<b>すい臓がんと診断されて人の5年相対生存率は男性は7.9％、女性7.5％と低くなっています。</b>5年相対生存率と同様に部位別の10年相対生存率もすい臓がんは低く、男性4.6％、女性4.8％となっています。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんとは</h2>
	<p>すい臓にできるがんのうち90％以上は、膵管の細胞にでき、すい臓がんは通常、この膵管がんのことを指します。すい臓は洋ナシを横にしたような形をしていますが、膵管はこの細長いすい臓を貫いて、網の目のように走る細い管です。<br><br>

すい臓は、<br>
● 食物の消化を助ける膵液をつくる（外分泌）<br>
● インスリンやグルカゴンなど血糖値の調節に必要なホルモンを産生する（内分泌）<br>
という2つの役割を果たしています。膵液は膵管によって運ばれ、主膵管という1本の管に集まり、肝臓から膵頭部の中に入ってくる総胆管と合流し、十二指腸乳頭部へ流れこみます。<br><br>

なお、すい臓の右側のふくらんだ部分は膵頭部、左側の幅の狭いほうの端は膵尾部、真ん中は膵体部と呼ばれます。手術するときは、がんのある位置や広がりによって、これらのどこを切除するかが決まります。<br><br>

すい臓がんを起こす危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、喫煙などがあげられています。これらのうち、喫煙は確立した危険因子であるといわれています。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんの症状</h2>
	<p>すい臓がんは、早い段階では特徴的な自覚症状がありません。すい臓がんの方が受診した理由を調べてみると、<br><br>
● 胃のあたりや背中が重苦しい<br>
● 何となくおなかの調子が悪い<br>
● 食欲がない<br>
● 体重が減った<br><br>
などといった「漠然とした症状」が多いようです。このような症状はすい臓がんでなくても起こり得る、一般的な消化器の症状で、必ずしもすい臓がんの症状であるとはいえません。このようにすい臓がんの初期症状としてあげられる症状はありませんが、この他にもすい臓がんに関連のある症状として、「黄疸」があります。総胆管と合流する位の付近までがんが増殖することで、胆管が詰まってしまい、胆汁が十二指腸の中に上手く流れなくなることで見られる症状です。黄疸による体の変化としては、皮膚や白目が黄色くなる、体全体のかゆみ、尿の色が濃くなる、などが見られるようになります。このような症状はすい臓がん以外でも見られることがあり、またすい臓がんであっても上記のような症状が起こらないこともあります。すい臓がんは分かった時にはすでに進行していることが多く、初期症状もないので、気になることがある人は早めに医療機関に受診するようにしましょう。<br><br>

すい臓がんが進行してくると、体重の減少や、前述のようなお腹の症状（上腹部痛）なども見られるようになります。上腹部痛は、もっとも多くみられる症状です。食事や運動、起きているかどうかに関係なく、強い背中の痛みとして現れます。これは、膵臓の周囲にたくさん存在している、お腹の中にある神経に、すい臓がんが浸潤（がん細胞が広がること）して起こります。すい臓がんが進行するほど、痛みも強くなります。<br><br>

また、食欲不振と体重減少も、すい臓がんに特徴的な症状です。すい臓がんが進行し、十二指腸や腸管へ浸潤していくと、食事をしても十分な栄養を取ることができず（栄養不良）、徐々にやせて衰弱した状態になります（悪液質といいます）。こうなると、消化に必要な酵素の分泌能が低下し、さらに食欲が減退してきます。さらに糖尿病がある場合は、糖尿病が急激に悪化する、血糖コントロールが悪くなるなどの変化が見られます。元々糖尿病ではない人でも、血糖を自分でコントロールできなくなってきます。<br><br>

すい臓がんが進行してくると見られる主な症状は、がんが出来た部位によって少し違います。<br>
<b>● 膵頭（すいとう）部上部のがん：黄疸</b><br>
<b>● 膵頭部中央のがん：黄疸と腹痛</b><br>
<b>● 膵頭部下部のがん：腹痛（黄疸は見られない）</b><br><br>

すい臓がんは、黄疸や腹痛などの理由で受診される場合が多いのですが、すい臓がおなかの深いところに存在する臓器であり、胃や十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆のう、脾臓などの後ろに隠れているため、見つけにくいことに変わりありません。すい臓がんを意識して検査をしないと発見しにくいのです。<br>

どの部位も同様ですが、すい臓がんは早期発見が重要です。とはいえ、自覚症状が少なく、進行が早く、5年生存率が非常に低いことから、消化器がんの中でも手ごわいがんの１つといえます</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんの原因</h2>
	<p>すい臓がんの発症リスクとしては、膵炎（急性膵炎、慢性膵炎ともに）、胆石症、糖尿病、遺伝、生活習慣などがあります。すい臓の炎症を繰り返し起こす人は、すい臓の細胞自体ががん化しやすくなりますので、注意が必要です。逆にすい臓がんがあるがために、膵炎を繰り返す場合もあります。<br><br>

糖尿病がある人は、すい臓がんのリスクが、健康な人よりも高くなると言われています。実際に2013年頃に公表された調査結果では、糖尿病の人がすい臓がんになるリスクは、健康な人の1.85倍という報告がなされています。ただし、現在ではさらに研究が進んではいるものの、明らかな因果関係は分かっていません。糖尿病の中でも「2型糖尿病」の人の方が、すい臓がんになりやすいと言われており、特に2型糖尿病の発症リスクである、暴飲暴食、肉食傾向、肥満、喫煙などの生活習慣が、関係すると考えられています。<br><br>

例えば、これまでに過食や多飲、ストレス、喫煙などの習慣が無いのに、健診などで血糖値の異常を指摘された場合は、すい臓がんが隠れている可能性があります。場合によっては腹部の超音波検査、大腸内視鏡検査など、精密検査が必要となることがありますので、血糖値の結果に納得がいかない場合は、消化器内科や消化器外科などの専門医に相談してみると良いでしょう。<br><br>

元々糖尿病がある人は、食事療法や運動療法、薬物療法のほか、禁煙、節酒などにより、血糖値を良好にコントロールすることが、すい臓がんの予防にもつながるといわれています。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>すい臓がんの検査と診断</h2>
<p>すい臓がんの診断とがんの広がりを調べるために、腹部超音波、CT、MRI、MRCP（場合によってはERCP）などのいくつかの検査を病状などに合わせて行います。</p>
<h3>腹部超音波（エコー）検査</h3>
<p>漠然とした消化器症状がある人に対しては、まず腹部超音波検査や内視鏡、胃のX線検査などを行い、胃炎、胃潰瘍、胆石などの一般的な消化器の病気がないかどうかを調べます。腹部超音波検査ではすい臓を観察することもできますが、患者さんの体型や状態、部位によっては見えにくいこともあります。</p>
<h3>ＣＴ、MRI検査</h3>
<p>腹部超音波検査で異常が疑われる場合、あるいは異常がはっきりしない場合でも症状や血液検査などのデータからすい臓や胆管などに病気のある可能性があれば、CTやMRIなどさらに精密な検査に進みます。CTは、X線で体の内部を描き出し、病変の状態や周辺の臓器へのがんの広がり、転移の有無を調べます。病変を詳しくみるため、通常、造影剤を使いながら撮影します。MRIは磁気を使用します。特に最近は画像の分解能力に優れたマルチスライスCTなどの新しい画像診断が行われるようになってきました。造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがありますので、ヨードアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</p>
<h3>超音波内視鏡検査（EUS）</h3>
<p>異常のある部分を詳細に調べるために、超音波装置のついた内視鏡を入れて、胃や十二指腸の中から、すい臓などの臓器に超音波をあてて、病変の状態や周囲への広がりなどをみる方法です。体外からの超音波検査に比べて、より詳細な観察が可能になります。</p>
<h3>内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP）</h3>
<p>内視鏡を口から入れて、十二指腸まで送り込み、その中にカテーテル（細い管）を入れて膵管まで通します。そこに造影剤を入れてX線撮影を行う検査です。膵管の中に超音波装置を挿入する膵管内超音波検査（IDUS）や膵管内の細胞を採取する検査が行われることもあります。合併する黄疸や胆管炎に対する治療として行われることもあります。ただし、これらの検査は膵炎などの合併症を起こすことがあります。</p>
<h3>MR胆管膵管撮影（MRCP）</h3>
<p>最近はMRIを使って胆管や膵管の状態を調べるMR胆管膵管撮影（MRCP）もよく行われます。内視鏡や造影剤を使わずに、ERCPの画像を得ることができ、患者さんの負担が少ないので、ERCPの代用としてMRCPを行うことが多くなってきています。</p>
<h3>PET</h3>
<p>放射性ブドウ糖液を注射し、その取り込みの分布を撮影することで、全身のがん細胞を検出する検査。最近、すい臓がんの発見のために行われるようになっています。</p>
<a href="../prevention/pet-ct.php">PET-CT検査についてもっと詳しく見る</a></p>
<h3>血管造影検査</h3>
<p>場合によっては、足の付け根の動脈から細い管を差し込んで、すい臓やその周辺に向かう動脈に造影剤を入れて、血管の状態や病期による変化を調べます。</p>
<h3>経皮経肝胆道造影（PTC）</h3>
<p>黄疸があるときに行う検査で、肝臓や胆管をX線撮影します。わき腹の皮膚の上から直接肝臓を貫いて胆管に針を刺し、その針を通じてチューブを胆管に挿入します。そこから造影剤を入れて胆管がどこで詰まっているかを調べます。</p>
<h3>腫瘍マーカー検査</h3>
<p>腫瘍マーカーとは、体のどこかにがんが潜んでいると異常を示す血液検査の項目のことで、がんの種類に応じて多くの種類があります。すい臓がんでは、CEA、CA19-9、Span-1、DUPAN-2などがありますが、必ずしも早期にすい臓がんを発見できるわけでないです。</p>
<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんの病期（ステージ）</h2>
	<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。医師からの説明では、「ステージ」という言葉が使われることも多いでしょう。病期を表すには、ローマ数字が使われ、膵臓がんでは、0期、I期、II期、III期、IV期に分類されています。<br><br>

基本的には、病期によって治療方針が変わります。ただし、必ずしも治療開始前の病期の判断が正しいとは限らず、手術により摘出した組織の検査結果により、病期の判断が変わり、治療方針が変更となることもあります。<br><br>

日本では従来日本すい臓学会が刊行している「膵癌取扱い規約」と国際的なUICC分類の二つが使われていました。内容が多少違っているため、両方使用する必要があったのです。<br><br>

現在では、2016年に「膵癌取り扱い規約」が更新されたため、日本の分類と国際分類とが統一されることになりました。しかし国内分類のみで更新前の規約と比較すると、これまでステージIIIだった方がステージIIになるなど、分類が異なっているため、何による病期の判断なのかを確認することが必要です。<br><br>

また、がんの進行度を示す場合には、がんがどこまで広がっているか（T：原発腫瘍　primary Tumor）、リンパ節転移があるかどうか（N：所属リンパ節　regional lymph Nodes）、他の臓器への転移があるかどうか（M：遠隔転移 distant Metastasis）で決まります。これをTNM分類といい、すい臓がんの場合は、「膵癌取り扱い規約」の中で、以下の様に定義されています。</p>
<table class="tablegreen">
<tr>
<th>Tis</th><td>非浸潤がん</td>
</tr>
<tr>
<th>T1</th><td>膵臓内に限局していて、大きさが2cm以下</td>
</tr>
<tr>
<th>T2</th><td>膵臓内に限局していて、大きさが2cmを超えている</td>
</tr>
<tr>
<th>T3</th><td>がんが膵臓の外側の組織にまで広がっているが、総肝動脈や上腸間膜動脈に及ばない</td>
</tr>
<tr>
<th>T4</th><td>がんが膵臓の外側の組織にまで広がっていて、総肝動脈や上腸間膜動脈に及んでいる</td>
</tr>
</table><br>
	<p>＜N分類＞<br>
　・N0：領域リンパ節転移なし<br>
　・N1：領域リンパ節転移あり
<br><br>
＜M分類＞ <br>
　・M0：遠隔転移なし<br>
　・M1：遠隔転移あり<br><br>
第7版での特徴として、手術が可能かどうかを判断するための「切除可能性分類」という項目が、新たに追加された、ということがあります。手術ができないと判断される要因は、がんが重要な血管に癒着している（くっついている）場合、もしくは他の臓器への転移がある場合のふたつです。</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>すい臓がんの生存率</h2>
	<p>
<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>400</td><td>40.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>1,329</td><td>18.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>1,223</td><td>5.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>3,222</td><td>1.3%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>6,370</td><td>9.1%</td>
</tr>
</table>
	<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年12月現在）による<br>※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんの治療法</h2>
	<P>すい臓がんの根治には、手術療法が必要であるため、「手術できるかどうか」の判断はきわめて重要です。もしもセカンドオピニオンを必要とするならば、大きなポイントとなります。手術を行う場合でも、手術と薬物療法を組み合わせて治療を行うことが一般的です。手術ができないと判断された場合は、放射線治療や薬物療法を行います。</P>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。すい臓がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br>
手術ができるかどうかは、さまざまな検査所見を総合的に判断し、「切除可能性分類」に従って、大きく3つに分類されます。<br><br>

● 「切除可能」<br>
● 「切除可能境界」<br>
● 「切除不能」<br><br>

「切除可能境界」とは、遠隔の臓器への転移はないものの、がんが「主要な血管に広がっている」場合です。すい臓や近隣臓器である肝臓などを栄養する動脈系（上腸間膜動脈、腹腔動脈、総肝動脈）まで広がっているか、門脈系への浸潤にとどまっているかによって、さらに細かく分けられます。<br><br>

すい臓がんの手術は、がんの位置や広がりなどにより、以下のような術式が選択されます。それぞれの種類で、手術後に見られる合併症も違います。一般的には、膵頭部を切除する方が、消化管再建（胃や腸をつなぎ合わせる）の部分が多くなるため、手術時間が長くなり、回復にも時間がかかります。がんの位置によっては、腸の動きを調整する神経を切除してしまうため、手術後に下痢をしやすくなります。<br><br>

<span class="green">&lt;膵頭十二指腸切除術&gt;</span><br>
膵頭部にがんがある場合、膵頭部、十二指腸、胆管、胆のうまでをまとめて切除します。また、がんが胃の近くまで広がっている場合は胃の一部、血管までがんが広がっている疑いがある場合は血管の一部も切除します。切除後は、残ったすい臓と、すい臓からの膵管を小腸につなぎ、膵液が小腸に流れるようにします。さらに切除した部位により、消化管再建（胆管と小腸、胃と小腸などをつなぎ合わる）を行います。<br><br>

膵頭十二指腸切除術の合併症としては、つなぎ合わせた部分から膵液や胆汁がもれてしまい、感染や腹膜炎、出血が起こることがあります。また、胆管と腸をつなぎ合わせた箇所から、逆流による胆管炎が起こり、高熱が出ることがあります。<br><br>

<span class="green">&lt;膵体尾部切除術&gt;</span><br>
膵体尾部にがんがある場合、膵臓の体部と尾部、脾臓（ひぞう）までをまとめて摘出しますが、胃や腸などの消化管は切除しませんので、切除後の消化管再建は不要です。<br><br>

<span class="green">&lt;膵全摘術&gt;</span><br>
がんが膵臓全体に及ぶ場合は、膵臓をすべて摘出します。ただし、膵臓の機能が失われてしまうため、切除による根治が期待できない場合は、行われない手術です。<br><br>

膵全摘術による合併症としては、血糖コントロール不良（糖尿病の発症、悪化）や、消化吸収の障害が起こります。脂肪肝を発症する人もいます。血糖コントロールに対しては、インスリン投与などが必要となります。消化吸収の障害、脂肪肝に対しては、消化剤の服用などで対処します。<br><br>

<span class="green">&lt;バイパス手術&gt;</span><br>
手術によりがんが切除できないと判断された場合でも、膵臓と十二指腸の接合部分ががんで塞がってしまった場合、胃と小腸をつなぐバイパス手術を行うことがあります。これにより、少しではありますが食事が可能となることが期待されます。<br><br>

また、胆管ががんで塞がって黄疸（おうだん）が出ている場合には、胆管と小腸をつなぐバイパス手術（胆管空腸吻合バイパス術）を行うことがあります。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。<br><br>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">                  
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な 細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br>
	<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。<br><br>
進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br>
<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>すい臓がんの再発・転移</h2>
	<h3>再発</h3>
	<p>「再発」とは、治療の効果により一度はがんが無くなった後、再びがんが出現することです。この場合、手術療法が適切ではないこともあるため、それぞれの患者さんの状況に応じて、総合的に治療方法を判断します。</p>

	<h3>転移</h3>
	<p>一方の「転移」とは、がん細胞がリンパ管や血管を通じて別の臓器に移動し、移動した先の臓器でがんが出現することです。すい臓がんは、まだがんが小さい早期のうちから、膵臓の周囲にあるリンパ節や、肝臓などに転移しやすいという特徴があります。すい臓がんの場合、再度手術できるケースはまれで、一般的には抗がん剤治療と放射線療法を組み合わせて行ったり、食欲低下やお腹の痛みへの対症療法（緩和ケア）などを行います。<br><br>
すい臓がんは病期がⅠの場合でも、5年生存率が40%程度であり、最初の治療の段階で病期がⅣの場合は、5年生存率が10%もありません。それだけ、進行すると根治が難しいがんであり「早期発見、早期治療が重要となるがん」といえます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がん研究センターがん情報サービス　膵臓がん　基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/index.html<br>
同上　膵臓がん　治療<br>
http://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/treatment.html<br>
J-STAGE　糖尿病と癌に関する委員会報告　第2報<br>
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/59/3/59_174/_pdf<br>
がん研有明病院 : http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/pancreas/index.html<br>
国立がん研究センター東病院　膵臓の病気と治療について<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/hepatobiliary_and_pancreatic_surgery/050/3/20171102164745.html</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/">がん再発予防 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/bsc.php">ベストサポーティブケア（BSC） （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がんとは 発生・転移メカニズム （がんについて）</a></p>
	<p><a href="../prevention/treatment.php">がん看護　方法とっさの処置 （予防と治療）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index09.php">すい臓がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>肺がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index10.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 06:01:30 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p>2017年にがんで亡くなった人の多い部位は、男性では1位が肺がんとなり、2位胃がん、3位大腸がん、4位肝臓がん、5位膵臓がんとなっています。女性では1位は大腸がんとなるものの、2位は肺がんとなっています。男女計で見ても肺 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>2017年にがんで亡くなった人の多い部位は、<b>男性では1位が肺がん</b>となり、2位胃がん、3位大腸がん、4位肝臓がん、5位膵臓がんとなっています。<b>女性では1位は大腸がんとなるものの、2位は肺がん</b>となっています。<b>男女計で見ても肺がんは死亡数が1位</b>となっております。肺がんで亡くなった人は、男性53,002人、女性21,118人で、男女計74,120人となります。また、2014年に肺がんと診断された人は男性76,879例、女性35,739例で、男女計112,618となります。生涯で肺がんで死亡する確率を見てみると男性では6％で17人に1人、女性では2％で48人に1人となっています。（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」、「地域がん登録全国合計による罹患データ）より）。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>肺がんとは</h2>
<p>肺は、呼吸することにより、肺に吸い込まれた空気がガス交換をする臓器です。口や鼻から吸った空気は気管、さらに気管支を通って肺に入ります。さらに気管支が分岐を繰り返して肺胞という小さな袋で、血液中の二酸化炭素と空気中の酸素を交換しています。肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因でがん化したものです。肺がんは進行するにつれてまわりの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。</p>
<p>肺がんは、喫煙との関係が非常に深いがんですが、タバコを吸わない人でも発症することがあります。周囲に流れるタバコの煙を吸う受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。近年、肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなりましたが、まだ増加する傾向がみられます。</p>
<p>肺がんの一般的な症状としては、なかなか治りにくい咳、血痰、胸痛、呼吸時のぜーぜー音（喘鳴）、息切れ、声のかれ（嗄声）、軽度の発熱、顔や首のむくみなどがありますが、必ずしも肺がんに特有のものではないです。また、肺がんは進行の程度にかかわらずこうした症状がほとんどない場合もあります。肺がんは症状がなくても検診によって早期発見することができます。</p>
<p>肺がんは病変から採取した組織を顕微鏡で調べる検査（病理検査）の結果によって、主に腺癌、扁平上皮癌、小細胞癌、大細胞癌に分類されます。治療にあたっては、経過や治療方法、治療効果の違いから、非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2種類に分けられます。</p>
<p>非小細胞がんは肺がんの約85％を占め、がんの発生しやすい場所、進行のしかたとその速さ、症状などはその種類によって異なります。</p>
<p>小細胞肺がんは肺がんの約15％を占め、がん細胞の増殖のスピードが速く、転移（肺から離れたリンパ節、脳、肝臓、骨などにがん細胞が移動し、そこで増殖すること）しやすいがんです。そのため、発見時にすでに転移していることがしばしばみられます。</p>
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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肺がんの症状</h2>
<p>肺がんは早期である場合には無症状であることが多く、病状が進行するにつれて症状が出現します。<br><br>

肺がんには特有の初期症状があるわけではなく、咳や痰などの風邪とよく似た症状がみられるため、症状だけでは肺がんかどうかを見分けることができません。症状が長引くなど気になることがある場合は、医療機関を早めに受診することが重要です。<br><br>

<b>肺がんの一般的な症状としては、なかなか治りにくい咳、痰、血痰、胸痛、呼吸時のぜーぜー音（喘鳴）、息切れ、声のかれ（嗄声）、軽度の発熱、顔や首のむくみなどがあります。</b>必ずしも肺がんに特有のものではありませんが、血痰や胸痛は、進行した肺がんに多く見られる症状です。<br><br>

また、肺がんは進行の程度にかかわらずこうした症状がほとんどない場合もあります。肺がんは症状がなくても検診などの胸部Ｘ線検査やＣＴ検査によって早期発見することができます。<br><br>

さらに、肺がんの種類によっては特異的な症状が見られることがあります。例えば、パンコースト型肺がんの場合は、肺の一番上である肺尖部という部分にがんができ、そのがんが腕への神経などを侵すために、上腕内側に頑固な腕の疼痛を生じるようになり、肩の痛み、瞳孔の縮小、顔面発汗の停止などが見られることがあります。また、がん細胞が様々なホルモンを分泌してしまい、ホルモン過剰産成に何らかの症状がみられるようになることもあります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>肺がんの原因</h2>
	<p><b>肺がんの原因として最も重要なのが、たばこです。</b>たばこに含まれている「発がん性物質」といわれる有害物質が、肺の細胞に直接的な障害を与え、傷ついた肺の細胞は一定の時間を経て、がん化してしまうことがあります。喫煙者が肺がんになる可能性は、喫煙開始年齢、喫煙期間、１日に吸うたばこの本数、たばこからの空気を吸入する深さなどに影響されます。喫煙者が肺がんになるリスクは、非喫煙者と比較すると、男性は4.8倍、女性は3.9倍に増加します。また、自分では喫煙をしない人でも、受動喫煙によって肺がんのリスクは増加します。受動喫煙をした方が肺がんになるリスクは、受動喫煙をしない方の1.2～2倍といわれています。また、葉巻やパイプの使用も、たばこと同様、肺がんとなるリスクを高める原因となります。<br><br>

たばこ以外の原因としては、「ラドンを吸い込むこと」があります。これは、土と岩石に自然に存在する「ウラニウム」という物質から放出されるもので、目に見えない、無味無臭な、放射性の気体です。<br><br>

また、石綿（アスベスト）も肺がんのリスクを高める危険因子とされています。石綿の粒子を吸引すると、それらが肺に蓄積されて細胞に障害を与えるといわれています。大量の石綿にさらされている方は、さらされていない方と比べて、肺がんになるリスクは3～4倍になるといわれています。<br><br>

さらにディーゼルおよび他の化石燃料の燃焼の副産物などの一定の大気汚染物質も、肺がんのリスクを上昇させるといわれていますが、具体的なデータについては現在研究中です。<br><br>

この他、肺の病気、特に肺結核にかかったことのある人や、1度でも肺がんになったことのある人も肺の細胞が障害をうけているため、そこから細胞ががん化しやすいといわれています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肺がん検診とその費用</h2>
<p>肺がん検診は対象者が40歳以上となり、年に1回の間隔での受診が推奨されています。肺がん検診は、問診以外に、国の指針によってX線検査と喀痰細胞診が行われます。平成28年に一部が改訂された「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針（平成28年一部改正）」では、次のように定められています。<br><br>

<b>●効果のある検査方法：質問（あるいは、医師が自ら対面により行う場合は「問診」）、胸部エックス線検査、および喀痰細胞診（ただし喀痰細胞診は、原則50歳以上で喫煙指数が600以上の方のみ。過去の喫煙者も含む）</b><br>
<b>●対象者：40歳以上</b><br>
<b>●受診間隔：1年に1回</b></p>

<h3>肺X線検査</h3>
<p>一般的に行われる肺（胸）のレントゲン検査のことです。金属のついていない服あるいは検査着に着替えて撮影をします。専用の機械に胸をあて大きく息を吸い込んだ状態で撮影をします。こうすることで肺がしっかりと膨らみ、全体像を鮮明にとらえることができます。</p>
<p>この肺X線検査において約3％の人が再検査に該当することがあるようです。<br><br>
食事や服薬などの制限は一切ありませんが、レントゲン検査のため、被ばくのリスクがあります。そのため、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある人は、基本的には検査を受けられません。</p>

<h3>喀痰細胞診</h3>
<p>肺がん検診におけるハイリスク者【※1】に該当する場合には、肺X線検査とともに喀痰細胞診が行われます。</p>
<p>3日間、出来る限り早朝に採取した痰を専用の容器に採取し、検査の場所へ提出して検査します。痰を採取するだけであり、自宅でできる簡便な検査であるため、検査を受ける人の負担が少ないという特徴があります。</p>
<p>国立がん研究センターが公開している「肺がん検診ガイドライン」によると、喀痰細胞診の感度は25～78％、特異度は99％となっています。これは、過去に行われた研究によるものですが、喀痰細胞診に対する感度や特異度の研究が少なく、いくつかの研究結果を統括すると、胸部X線検査よりもバラつきが大きくなります。しかし、喀痰細胞診は痰の中にふくまれる「がん細胞」があるかどうかを調べる検査であるため、特異度はとても高くなります。<br><br>

※1　ハイリスク者とは、年齢50歳以上で「喫煙指数」が600以上の場合を指します。ここでの喫煙指数は、1日に吸うたばこの本数と、喫煙歴で求めることができます。<br><br>

<b>喫煙指数　＝　1日に吸うタバコの平均本数　×　喫煙年数</b><br><br>

例えば、1日にタバコ20本を30年吸っている場合、喫煙指数が600となり、ハイリスク者に該当します。喫煙年数が20年でも、1日の喫煙本数が30本を超えるなら、喫煙指数は600です。これは、過去の喫煙歴にも当てはまります。例えば、20歳から40歳までの20年間、1日30本のタバコを吸っていた人は、今現在禁煙していたとしても、喫煙指数は600です。今現在は禁煙していたとしても、過去の喫煙歴から計算されます。一方で、最近5年間で1日20本のタバコを吸う人が、今現在も喫煙者だとしても、20本×5年間＝100ですので、ハイリスク者にはなりません。<br><br>

この違いは、肺がんができる部位の違いに関係しています。肺がんは、がんができる部位によって、大きく2つに分かれます。一つは「中心型（肺門部）肺がん」で、もう一つは「末梢型（肺野部）肺がん」です。このうち喫煙との関連が深いとされているのは、「中心型（肺門部）肺がん」です。こうした理由から、喫煙経験が無い、あるいは喫煙経験があってもごく短い期間の場合は「ハイリスク者」にはなりません。<br><br>

検査結果は10日から遅くとも1か月以内に出されます。ここで肺がんの疑いがあった場合は精密検査が必要になります。</p>

	<h3>費用</h3>
	<p>肺がん検診の費用は地方自治体によって大きく異なり、肺X線検査が1,000円前後、喀痰細胞診が500円前後となるようです。<br><br>
ただし、検査の該当者でない場合、本人の希望にて検査を受ける場合は、自費診療となってしまうこともあるようです。</p>

	<h3>精密検査</h3>
	<p>これらの検査において、精密検査の必要性があると判断された場合には、医療機関にて精密検査を受けることとなります。精密検査は疑わしい病変の部位と悪性の可能性の有無によって、胸部CTや、気管支鏡検査などを行います。</p>
	<p>精密検査は医療機関で行うため、医療機関によってそれぞれ検査費用は異なり、これにプラスして診察代などもかかります。また、細胞診などの追加検査を受けた場合はその分費用はかかることとなります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肺がんの検査と診断</h2>
<p>肺がんが疑われるときには、胸のX線検査や<a href="../glossary/glossary02.php#glossary_3">喀痰細胞診</a>、血液検査、胸部ＣＴ、腫瘍マーカー検査、気管支鏡検査などを行います。必要に応じて胸水の検査、経皮的肺穿刺・生検、脳のＭＲＩ、腹部のＣＴや超音波（エコー）検査、骨シンチグラフィー、ＰＥＴなどを行うこともあります。</p>
<h3>胸部X線検査</h3>
<p>X線で肺にがんを示す影がないか調べる検査です。</p>
<h3>喀痰細胞診</h3>        
<p>がんからはがれ落ちて痰に混じって出てきたがん細胞を検出する検査です。実際にがんがあっても、この検査でがんが発見できない場合もあります。</p>
<h3>胸部ＣＴ検査</h3>
<p>ＣＴは、X線を使って体の内部（横断面）を描き出します。がんの大きさ、性質、周囲の臓器への広がりなど、X線検査よりはるかに多くの情報が得られ、肺がん診断には必須の検査です。治療の効果判定や経過観察でも行われます。造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあります。ヨードアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</p>
<h3>腫瘍マーカー検査</h3>
<p>腫瘍マーカーとは、がんが作り出す特殊な物質のうち、主として血液中で測定できるもので、がんの性質や広がりの目安を示すものとして使われます。肺がんの腫瘍マーカーとしては、ＣＥＡ、ＳＣＣ、proＧＲＰ、ＮＳＥ、Cyfra21-1などがありますが、この検査だけでがんの有無を確定できるものではないです。また、がんがあっても腫瘍マーカーが異常を示さないことも少なくないです。<br>
<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a></p>
<h3>気管支鏡検査</h3>
<p>特殊な内視鏡で気管・気管支の中やその周辺を観察します。がんが疑われる病変が気管支の末梢にあると内視鏡が届かない場合もあります。がんが疑われる場所の組織や細胞の一部を採って、がん細胞の有無やがんの種類を顕微鏡で調べる病理検査をすることも目的の１つとなります。</p>
<h3>胸水の検査</h3>
<p>胸に水がたまっている場合には、胸水穿刺細胞診（肺の外にたまった水を抜いてがん細胞の有無を調べる）などの検査も行います。</p>
<h3>経皮的肺穿刺・生検</h3>
<p><a href="../glossary/glossary02.php#glossary_3">喀痰細胞診</a>や気管支鏡検査による病理検査でも診断ができない場合などに、X線や超音波、あるいはＣＴで確認しながら皮膚の上から細い針を肺に刺して、組織を採って病理検査を行う方法です。</p>
<h3>胸腔鏡検査・縦隔鏡検査・開胸肺生検</h3>
<p>がんが疑われる病変から組織の一部を採る検査として、他には以下の方法があります。<br>
これらはいずれも全身麻酔が必要な検査です。</p>
<h3>胸腔鏡検査・生検</h3>
<p>胸の皮膚を小さく切開し、そこから肋骨の間を通して胸腔鏡と呼ばれる内視鏡を肺の外側（胸腔）に挿入し、肺や胸膜あるいはリンパ節の一部の組織を採取します。</p>
<h3>縦隔鏡検査・生検</h3>
<p>胸骨の上のくぼみの皮膚を切開し、気管のまわりの組織を押しのけて空間をつくり、ここに縦隔鏡と呼ばれる筒状の器具を挿入し、リンパ節や近くの組織を採取します。</p>
<h3>開胸肺検査</h3>
<p>手術で胸を開き（開胸）、肺や胸膜あるいはリンパ節の一部の組織を採取します。</p>
<h3>その他の検査</h3>
<p>がんの広がりを調べるため、以下の検査を行うことがあります。</br>
手術で胸を開き（開胸）、肺や胸膜あるいはリンパ節の一部の組織を採取します。</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom:20px;">
<dt>・腹部CTおよび超音波（エコー）検査</dt>
<dd>腹部のCT検査を行う。また超音波（エコー）検査で腹部への転移の有無を検索します。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>・骨シンチグラフィー</dt>
<dd>骨への転移を調べるアイソトープを用いた検査です。放射線物質を静脈に注射して、その取り込みの分布を調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>・PET</dt>
<dd>放射性ブドウ糖液を注射し、その取り込みの分布を撮影することで、全身のがん細胞を検出する検査です。</dd>
</dl>
</div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肺がんの病期（ステージ）</h2>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることも多いです。病期には、ローマ数字が使われ、肺がんでは、Ⅰ期（ⅠA、ⅠB）、Ⅱ期（ⅡA、ⅡB）、Ⅲ期（ⅢA、ⅢB）、Ⅳ期に分類されています。肺がんでは、がんの大きさ、がんがどこまで広がっているか、リンパ節または肺の中の他の場所や脳や肝臓、副腎、骨などへの転移があるかどうかによって病期が決められています。</p>
<p>病期によって治療方法の選択肢が決まっており、病期は治療前の検査によって決まるが、手術のときに転移などが見つかれば変更されることもあります。</p>
<p>次に「非小細胞肺がんの病期」と、「小細胞肺がんの病期」を示します。</p>
<p>小細胞肺がんでは、非小細胞肺がんで用いられるⅠ～Ⅳ期による分類の他に、がんの広がりと治療方針の違いで大きく２つに分ける分類が用いられます。</p>
<h3>小細胞がんの病期</h3>
<ul>
<li><span class="emphasis">限局型</span>　…がんが原発巣のある側の胸郭内にとどまる</li>
<li><span class="emphasis">進展型</span>　…がんが胸郭の外に広がり、他の臓器にも転移（遠隔転移）が認められる</li>
<li>胸郭：鳥かごのような肋骨に囲まれた部分で、肺や気管、心臓、食道、リンパ節などの縦隔臓器がある</li>
</ul>

<h3>非小細胞がんの病期</h3>
<ul>
<li><span class="emphasis">０期</span>　…がんが臓器の表面を覆っている膜（上皮内）までにとどまっている</li>
<li><span class="emphasis">I期A</span>　…3cm以下のがんが、片方の肺の中だけにとどまっている</li>
<li><span class="emphasis">I期B</span>　…3cm以上、5cm以下のがんが、片方の肺の中だけにとどまっている。または3cm以下のがんが肺を包んでいる胸膜にまで広がっている</li>
<li><span class="emphasis">II期A</span>　…5cm以下のがんが、がんができた側の気管支の周囲や肺門部のリンパ節に転移している。または、5cm以上7cm以下のがんが片方の肺の中だけにとどまっており、リンパ節への転移がない</li>
<li><span class="emphasis">II期B</span>　…5cm以上、7cm以下のがんが、がんができた側の気管支の周囲や肺門部のリンパ節へ転移している。または、がんが7cmを超えたり、大きさに関わらず胸壁や横隔膜あるいは同じ肺葉の中の離れたところなどに広がっているが、リンパ節への転移はない</li>
<li><span class="emphasis">III期A</span>　…がんが胸壁や横隔膜、 周囲の太い血管や食道などの臓器である縦隔、同じ肺葉の中の離れたところ、あるいは同じ側の肺の中などに広がっており、がんと同じ側の肺門部のリンパ節にも転移している。または、がんがその大きさ、広がりに関係なく、がんと同じ側の縦隔部や気管分岐部のリンパ節へ転移している。あるいは、がんのある肺葉を越えて同じ側の肺の中へ広がっていたり、縦隔や周囲の太い血管や食道などの臓器などに広がっているが、リンパ節への転移はない</li>
<li><span class="emphasis">III期B</span>　…がんがその大きさ、広がりに関係なく、反対側の肺の縦隔や肺門部のリンパ節あるいは鎖骨上窩リンパ節へ転移している。または、リンパ節転移に関係なく、がんが同じ側の肺の中や周囲の太い血管や食道などの臓器などに広がっていて、同じ側の縦隔部や気管分岐部のリンパ節へ転移している</li>
<li><span class="emphasis">IV期</span>　…胸水や心臓周囲に水がたまっていたり、胸膜に播種性転移したり、もとのがんのある場所と反対側の肺だけでなく、肺から離れたほかの臓器やリンパ節にも転移している</li>
</ul>

<P>同じ病期であってもAの方が軽く、Bの方が状態としては重くなります。</P>

<p>また、これらのどの病期に該当するかは以下に挙げる「TMN分類」によって決定します。</p>
<ul>
<li><span class="emphasis">T（原発腫瘍 primary Tumor）</span>　…原発巣の大きさや周囲の組織との関係</li>
<li><span class="emphasis">N（所属リンパ節 regional lymph Nodes）</span>　…胸部のリンパ節転移の程度</li>
<li><span class="emphasis">M（遠隔転移 distant Metastasis）</span>　…原発巣以外の肺転移や胸水、その他の臓器への遠隔転移の有無</li>
</ul>
<br>
<h4>T分類</h4>

<ul>
<li><span class="emphasis">Tis</span>　…上皮内がん、肺野に腫瘍がある場合は充実成分の大きさが0cm、かつ病変の大きさが3cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T1</span>　…充実成分の大きさが3cm以下、かつ肺または臓側胸膜に覆われて、葉気管支より中枢への浸潤が気管支鏡上認められない場合</li>
<li><span class="emphasis">T1mi</span>　…微少浸潤性腺がんで充実成分の大きさが0.5cm以下、かつ病変の大きさが3cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T1a</span>　…充実成分の大きさが1cm以下で、TisやT1miには相当しない</li>
<li><span class="emphasis">T1b</span>　…充実成分の大きさが1cmを超え2cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T1c</span>　…充実成分の大きさが2cmを超え3cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T2</span>　…充実成分の大きさが3cmを超え5cm以下、または充実成分の大きさが3cm以下でも主気管支に及ぶが気管分岐部には及ばない、または臓側胸膜に浸潤がある。または肺門まで連続する部分的または片側全体の無気肺か閉塞性肺炎がある</li>
<li><span class="emphasis">T2a</span>　…充実成分の大きさが3cmを超え4cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T2b</span>　…充実成分の大きさが4cmを超え5cm以下</li>
<li><span class="emphasis">T3</span>　…充実成分の大きさが5cmを超え7cm以下または、充実成分の大きさが5cm以下でも臓側胸膜、胸壁、横隔神経、心膜のいずれかに直接浸潤がある、もしくは同一の肺葉内で離れたところに腫瘍がある</li>
<li><span class="emphasis">T4</span>　…充実成分の大きさが7cmを超えるまたは、大きさを問わず横隔膜、縦隔、心臓、大血管、気管、反回神経、食道、椎体、気管分岐部への浸潤がある、もしくは同側の異なった肺葉内で離れたところに腫瘍がある
充実成分とは、CT検査などによって病変内部の肺血管の形がわからない程度の高い吸収値を示す部分のことです。</li>
</ul>
<br>

<h4>N分類とM分類</h4>
<ul>
<li><span class="emphasis">N0</span>　…所属リンパ節への転移がない</li>
<li><span class="emphasis">N1：同側の気管支周囲かつ同側肺門、肺内リンパ節への転移で原発腫瘍の直接浸潤を含める</span>
<li><span class="emphasis">N2</span>　…同側縦隔かつ気管分岐下リンパ節への転移がある</li>
<li><span class="emphasis">N3</span>　…対側縦隔、対側肺門、同側あるいは対側の鎖骨の上あたりにあるリンパ節への転移がある</li>
<li><span class="emphasis">M0</span>　…遠隔転移がない</li>
<li><span class="emphasis">M1</span>　…遠隔転移がある</li>
<li><span class="emphasis">M1a</span>　…対側肺内の離れたところに腫瘍がある、胸膜または心膜への転移、悪性胸水もしくは悪性心嚢水がある</li>
<li><span class="emphasis">M1b</span>　…肺以外の一臓器への単発遠隔転移がある</li>
<li><span class="emphasis">M1c</span>　…肺以外の一臓器または多臓器への多発遠隔転移があるこのTMN分類によって、現在の病期を判定します。</li>
</ul>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
<h2>肺がんの生存率・予後</h2>
<p>治療開始から5年間生存できる割合を表す「5年生存率」は、がんの病期と全身状態により異なります。まず、病期という観点での5年生存率は、I期で81.5％、II期で48.4％、III期で21.3％、IV期で4.8％となります。</p>

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>11,911</td><td>81.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>2,233</td><td>48.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>7,246</td><td>21.3%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>8,616</td><td>4.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>30,558</td><td>43.1%</td>
</tr>
</table>

<p>次に治療の観点から見ていくと、何らかの手術療法を行った場合の5年生存率は、病期I期で86.2％、II期で57.7％、III期で48.3％、Ⅳ期で15.2％となります。</p>

<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年2月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>

<p>しかし、治療開始時にすでに手術が適切ではない場合は、必ずしも5年生存率を挙げまません。例えば、III期で手術適応にはならず、放射線療法と化学療法を併用すると、2年生存率が30～40％です。同様に、IV期で化学療法を受けた場合の1年生存率は、30～40％とされています。<br><br>
治療の進歩により現在の生存率や予後は向上していく可能性はありますが、治療を開始する病期や、選択する治療法によって、生存率や予後は大幅に変わってきます。</p>
</div>

<div class="text01">     
<h2>肺がんの治療法 </h2>
<h3>手術(外科療法)</h3>
<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。<br><br>
肺がんの手術は非小細胞がんにおいてはⅠ期～IIIA期の局所に限局している場合のみ、小細胞がんにおいてはⅠ期のみが適応となります。<br><br>

手術の方法はがんの範囲や浸潤度によって異なります。主な術式は片方の肺をすべて摘出する肺全摘術、肺がんのある肺葉のみを切除する肺葉切除術、肺葉の中でもがんがある部分だけを切除する区域切除術、区域の中からさらに肺がんのある部分だけを切除する楔状切除があります。<br><br>

これらの手術を行う際には、肋骨の間を開く開胸術、もしくは数センチの傷から胸腔鏡を挿入して行う胸腔鏡下術、いずれかの方法で行います。<br><br>

また、がんを切除すると同時に周囲のリンパ節も一緒に郭清します。<br><br>

<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。 <br>
小細胞がんでは、抗がん剤による高い効果が期待できるため、ほかの治療法と併用して行う治療の第一選択ともいわれています。非小細胞がんでは小細胞がんに比べると治療効果が低く、手術適応外の症例に対して行われます。<br><br>

抗がん剤は通常、がんの種類や治療方針により、2種類以上を使用します。治療期間は、3～4週を1コースとして複数回繰り返します。<br><br>

<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>放射線療法</h3>
<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 <br><br>
非小細胞がんの場合、手術適応とならないⅠ期、Ⅱ期、胸水を認めないⅢ期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となり、抗がん剤治療と並行して行われます。<br><br>

一般的には、1日1回、週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1 日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。<br><br>

<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
<h3>免疫療法</h3>
<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>陽子線治療</h3>
<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。 <br><br>
陽子線治療の適応となるのは現在のところ、Ⅰ期からⅢ期の非小細胞肺がん、手術適応外の肺がんなどです。病状や進行度により、実際の治療回数は異なります。<br><br>

ただし、陽子線治療にもいくつかの副作用があります。治療回数などにもよりますが、皮膚炎、肺炎、食道炎のほか、肋骨骨折や放射線食道炎が見られることがあります。<br><br>

<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
<h3>重粒子線治療</h3>
<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br>
<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>肺がんの再発・転移</h2>
<p>肺がんはがんに侵されている肺の近くを通っているリンパ節や脳、肝臓、副腎、骨へ転移しやすいといわれています。<br><br>
他の臓器へ転移してしまった場合には、放射線療法あるいは薬物療法にて治療が継続されます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>愛知県がんセンター中央病院　　肺がん<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/11hai.html<br>
https://www.pref.aichi.jp/cancer-center/hosp/12knowledge/iroirona_gan/11hai.html#a04<br>
国立がん研究センターがん情報サービス　　肺がん　基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/lung/index.html<br>
国立がん研究センターがん情報サービス　　肺がん　治療<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/lung/treatment.html<br>
近畿大学医学部外科学教室　　さらに詳しく肺癌について<br>
http://www.kindai-geka.jp/general/chest/learn_more.html#chest8<br>
日本肺癌学会　　肺癌診療ガイドライン<br>
https://www.haigan.gr.jp/modules/guideline/index.php?content_id=3<br>
http://www.haigan.gr.jp/uploads/photos/178.pdf<br>
近畿中央胸部疾患センター　診療部　　肺がん<br>
http://www.hosp.go.jp/~kch/shinryo/haigan.html<br>
南東北がん陽子線治療センター<br>
http://www.southerntohoku-proton.com/indication/case-lung.html<br>
大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室　　肺がん<br>
https://www.osaka-med.ac.jp/deps/tho/intro/kokyu/haigan.html#07<br>
がん研有明病院　　がん研究会<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/lungs.html<br>
亀田メディカルネットがん情報サイト　　ステージ分類<br>
http://www.kameda-health.com/cancer/patient/cancer/lung/stage/index.html<br>
Mindsガイドラインライブラリ　　ガイドライン<br>
http://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/3/pub0041/G0000202/0009<br>
東京慈恵会医科大学付属柏病院　　肺がんの基礎知識<br>
http://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/40_02w1.html<br>
日本医師会<br>
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/lung/cause/</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>治療実績</h2>
	<p>2013年に厚生労働省行った「DPC導入の影響評価に関する調査」に基いた治療実績の情報になります。<br>
	<a href="../prevention/dpc.php#this_02">肺の悪性腫瘍の治療実績についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>コラム</h2>
	<p><a href="../column/column04.php">戦国武将と癌：第4回　肺癌～たばこの歴史を中心に～</a></p>
	<!-- sp -->
	<p class="clinic_img sp-show"><a href="../interview/interview04.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/bnr02_smp.jpg" alt=""></a></p>
	<!-- pc -->
	<p class="clinic_img sp-hide"><a href="../interview/interview04.php"><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/bnr02_pc.jpg" alt=""></a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>肺がん 症状　　　肺がん 初期症状　　　肺がん 末期　　　肺癌 ガイドライン　　　肺がん 原因</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index10.php">肺がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>乳がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index11.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 05:55:19 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5328</guid>

					<description><![CDATA[<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人の男女合わせて373,334人でした。女性のがんでの死亡数の多い部位で見てみると、2017年では1位大腸がん、2位肺がん、3位すい臓がん、4位胃が [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>2017年にがんで亡くなった人は男性220,398人、女性152,936人の男女合わせて373,334人でした。女性のがんでの死亡数の多い部位で見てみると、2017年では1位大腸がん、2位肺がん、3位すい臓がん、4位胃がん、5位乳がんとなっています。乳がんで亡くなった女性は、14,285人となります。<br><br>
乳がんは女性のがんでの死亡数では5位となりましたが、<b>2014年の罹患数においては女性の1位は乳がんとなっています。乳がんと診断された女性は、76,257例となります。</b>女性がん罹患数の2位は大腸がんで、3位胃がん、4位肺がん、5位子宮がんとなっています。<br>
（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」、「地域がん登録全国合計による罹患データ）より。）<br><br>

年相対生存率では乳がんは2006年から2008年では91.1％となっています。子宮がんでの5年相対生存率は同年では76.9％となっており、乳がんの方が年相対生存率は高くなっています（以上、全国がん罹患モニタリング集計　2006-2008年生存率報告（国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター,2016）より）。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>乳がんとは</h2>
<p>大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15～20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管（くだ）でつながっています。乳がんの約90％はこの乳管から発生し、乳管がんと呼ばれる。また、小葉から発生する乳がんが約５～10％あり、小葉がんと呼ばれています。乳管がん、小葉がんは、乳がん組織を顕微鏡で検査（病理学的検査）すると区別できます。この他に特殊な型の乳がんがありますが、あまり多いものではないです。</p>
<p><b>乳がんの特徴は、年代が比較的若い患者さんが多いところです。</b>例えば、日本人に多いとされる大腸がん、胃がん、肺がんでは、おおよそ50歳代くらいになると患者数が増えてきます。一方で年齢別にみた女性の乳がんの罹患（りかん）率は、30歳代になると患者数の増加率が大きくなり、第一のピークは40歳代です。<br><br>

女性では、乳がんにかかる数は乳がんで死亡する人の数の３倍以上になります。これは、女性の乳がんの生存率が比較的高いことと関連しています。乳がんは、圧倒的に女性に多いがんです。男性にも見られることがありますが、その割合としては、女性100に対し男性1未満くらいです。男性の乳がんは、年間の死亡数で女性の乳がんの100分の1以下のまれながんですが、女性の乳がんに比べて生存率が低い（予後が悪い）ことが知られています。<br><br>

<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/pict2.png" alt="年代別罹患率（2007年女性）" style="height: 260px; width: auto; margin: 20px 5px 30px 0;" /><img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/type/pict1.png" alt="女性の乳がん死亡者数"  style="height: 260px; width: auto; margin: 20px 0 30px 0;" />

<p>年次推移は、罹患率、死亡率ともに一貫して増加しており、出生年代別では、最近生まれた人ほど罹患率、死亡率が高い傾向があります。</p>
<p>乳がんの発生・増殖には、性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをしています。これまでに確立されたリスク要因の中には、体内のエストロゲン・レベルに影響を与えるようなものがほとんどです。実際に体内のエストロゲン・レベルが高いこと、また、体外からのホルモンとして、経口避妊薬の使用や閉経後のホルモン補充療法によって乳がんのリスクが高くなるという根拠は、十分とされています。</p>
<p>生理・生殖要因としては、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴がない、初産年齢が遅い、授乳歴がないことがリスク要因とされています。また、体格では高身長、閉経後の肥満、が確立したリスク要因ですが、閉経前乳がんについては、逆に肥満者でリスクが低くなることが指摘されています。</p>
<p>飲酒習慣により、乳がんリスクが高くなることは確実、また、運動による乳がん予防効果はおそらく確実とされています。その他の食事・栄養素に関しては、脂質、野菜・果物、食物繊維、イソフラボンなどが注目されているものの、十分に根拠が揃っているものはまだないです。</p>
<p>その他、一親等の乳がん家族歴、良性乳腺疾患の既往、マンモグラフィ上の高密度所見、電離放射線曝露も、乳がんの確立したリスク要因とされています。</p>
<p>乳がんの場合、がん細胞は比較的小さい時期から乳腺組織からこぼれ落ち、リンパや血液の流れに乗って乳腺から離れた臓器（肺、肝臓、骨など）に小さな転移巣をかたちづくると考えられています。これらの微小な転移巣が大きくなると症状が出たり、検査で検出されたりするようになり「遠隔転移」と呼ばれます。例えば、肺に転移した場合は「乳がんの肺転移」と呼び、肺にあってもその性質は乳がんであり、もともと肺から発生する「肺がん」とは異なります。このように遠隔転移を有する乳がんを総称して「転移性乳がん」と呼びます。乳房にがんが見つかった時点で、すでに遠隔転移を有する場合と区別して、手術などの初期治療を行ってから発見される場合を「再発乳がん」と呼びます。再発乳がんの中でも、手術をした部分だけに再発することを「局所再発」と呼びます。また、がんが皮膚や胸壁に及んでいるためそのままでは手術ができない乳がんは「局所進行乳がん」と呼びます。</p>
<p>遠隔転移のない手術が可能な乳がんの場合、全身にこぼれ落ちている可能性のある微小転移に対して全身治療、すなわち薬による治療を行うことによって、再発を予防することができます。このような薬の治療を「術後薬物療法」と呼びます。最近では薬の治療を手術に先行して行う場合もあり、これを「術前薬物療法」と呼びます。薬の治療は再発のリスクの大きさや年齢によって選択されます。乳がんの再発リスクを予測する尺度にはしこりの大きさや、わきの下のリンパ節（腋窩リンパ節）への転移の個数、ホルモン受容体の有無などがあります。再発のリスクがある場合にはリスクや年齢に応じて放射線などの局所療法に加え、全身治療として薬物療法を行うことが推奨されています。</p>
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type11.png" alt="乳がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />

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<p class="clinic_img sp-show"><a href="https://www.katsura-iryou.jp/" target="_blank" class="inquiry" onclick="_gaq.push([
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<p class="clinic_img sp-hide" style="margin: 20px 0;"><a href="https://www.katsura-iryou.jp/" target="_blank" class="inquiry" onclick="_gaq.push([
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</p>


<h2>乳がんの症状</h2>
<p>乳がんは初期症状が乏しいとされているがんです。そのため、乳がんが見つかるきっかけは、マンモグラフィなどの乳がん検診を受けて疑いを指摘される場合や、自分で観察し触れたりする自己検診によって発見される場合が多くなっています。<br><br>
乳がんは病期の進行に伴い症状が現れるとされ、よく知られているものとしては乳房のしこりがあげられます。その他にも症状としては乳房のえくぼなど皮膚が変化してしまう、乳房の近くのリンパ節の腫れ、遠隔転移による症状などがあります。それぞれの症状は下記のようになっています。</p>

<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>1）乳房のしこり</dt>
<dd>乳がんは５mmぐらいから１cmぐらいの大きさになると、自分で注意深く触るとわかるしこりになります。しかし、しこりがあるからといってすべてが乳がんであるというわけではないです。<br><br>
しこりは、乳頭を中心として乳房を十字に分割した際の外側上部にもっとも好発し、続いて内側上部、乳頭付近、外側下部、内側下部といった順番で好発します。悪性のしこりは石のように固く、不整形で境界もあいまいです。また、指で押しても動かないことが特徴です。押したときの痛みはほとんどなく、仮に痛みを感じても強い痛みではないことが特徴です。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>2）乳房のえくぼなど皮膚の変化</dt>
<dd>乳がんが乳房の皮膚の近くに達すると、えくぼのようなくぼみができたり、皮膚が赤く腫れたりします。また、乳頭や乳輪部分に湿疹やただれができたり、時にはオレンジの皮のように皮膚がむくんだように赤くなったりします。乳頭をつまむと、乳頭の先から血の混じった分泌液が出ることもあります。<br><br>
乳房のしこりが明らかではなく、乳房表面の皮膚がオレンジの皮のように赤くなり、痛みや熱感を伴う場合、「炎症性乳がん」と呼びます。炎症性乳がんがこのような外観を呈するのは、乳がん細胞が皮膚のリンパ管の中に詰まっているためであり、それだけ炎症性乳がんは全身的な転移をきたしやすい病態です。また、がんが乳頭の近くにできた場合にはひきつれて乳頭がへこんだりと乳頭の形が変わることがあります。
</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>3）乳房の近傍のリンパ節の腫れ</dt>
<dd>乳がんは乳房の近傍にあるリンパ節、すなわちわきの下のリンパ節（腋窩リンパ節）、胸骨のそばのリンパ節（内胸リンパ節）や鎖骨の上下のリンパ節（鎖骨上リンパ節、鎖骨下リンパ節）に転移をきたしやすく、これらのリンパ節を「領域リンパ節」と呼びます。領域リンパ節が大きくなってくるとリンパ液の流れがせき止められて腕がむくんできたり、腕に向かう神経を圧迫して腕のしびれをきたしたりすることがあります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>4）遠隔転移の症状</dt>
<dd>転移した臓器によって症状は違いますし、症状が全くないこともあります。領域リンパ節以外のリンパ節が腫れている場合は、遠隔リンパ節転移といい、他臓器への転移と同様に扱われます。腰、背中、肩の痛みなどが持続する場合は骨転移が疑われ、荷重がかかる部位にできた場合には骨折を起こす危険もあります（病的骨折）。肺転移の場合は咳が出たり、息が苦しくなることがあります。肝臓の転移は症状が出にくいが、肝臓が大きくなると腹部が張ったり、食欲がなくなることもあり、痛みや黄疸が出ることもあります。
</dd>
</dl>
</div>

<p>乳がんは乳房や乳頭に対して症状が見られるものの他のがんのように食欲が落ちる、やせるなどの全身症状が見られないことが多いです。また、乳がんは初期症状がほとんどないので、定期的な乳がん検診と合わせて、普段から乳房の状態を確認する自己検診を行うことで小さな変化に気づける習慣をつけることが大切です。</p>
<!-- text01 -->
</div>

<div class="text01">
<h2>乳がんの原因</h2>
<p>乳がんの確たる原因については現在も研究中とされています。しかし、<b>1番深いかかわりを持っているとされているのが女性ホルモンの一種であるエストロゲンです。</b><br>
体内のエストロゲン濃度が高くいことと、エストロゲン濃度が維持されている期間が長いことが、乳がんの発症リスクを高めるとされています。<br><br>

このエストロゲンに関連した乳がん発症のリスクファクターとしては</p>

<div class="indent">
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom:0;">
<dd>
● 初潮が早い<br>
● 閉経が遅い<br>
● 妊娠・出産の経験が無い<br>
● 初産年齢が遅い<br>
● 授乳をしていないあるいは授乳期間が短い
</dd>
</dl>
</div>

<p>ということが挙げられます。<br><br>

他にも「エストロゲンを医学的に補充する」という考え方からホルモン補充療法を受けている方や、経口避妊薬を内服している方も、乳がんのリスクが高くなります。<br><br>

また、エストロゲンは脂肪細胞でも作られます。そのため、肥満も乳がんのリスク要因になることが考えられています。日常生活においてはアルコールの摂取や喫煙も乳がんリスクを高める要因になることが分かっています。<br><br>

さらに、良性乳腺疾患の既往、糖尿病、家族や血縁者に多くの乳がん患者がいる場合には、遺伝として乳がんになる可能性が高くなると言われています。<br><br>

そして、睡眠時間もホルモンと密接な関係があると言われています。睡眠時間が長いと、睡眠時に分泌されるメラトニンが性ホルモンの分泌を抑えためです。このメラトニンと関連し、生活リズム、特に睡眠のリズムが乱れやすい深夜勤務者や交代勤務者も、乳がんとなるリスクが高まるとされています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>乳がん検診</h2>
<p>乳がん検診には、視触診（医師が直接、乳房を診て触れることで、しこりなどの異常をみつける）のほか、レントゲン撮影（マンモグラフィー）と超音波検査（エコー）があります。</p>

<h3>視触診</h3>
<p>乳房や腋の下に外見上の異常（「へこみ」や一部だけがふくらんでいるような変形）が無いか、「しこり」などの触れた状態での異常が無いかを調べます。<br><br>
多くの検診で行われていますが、ごく早期の乳がんを発見するのは難しく、ある程度の大きさや固さがないと判断がつきません。
</p>

<h3>レントゲン撮影（マンモグラフィー）</h3>
<p>マンモグラフィーは、乳房を透明の圧迫板で挟み、圧迫しながらＸ線撮影する検査です。触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。定期検診として45～50歳以上の女性に対して、年１回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。乳房を板で挟み込むため、痛みを伴うことがありますが、少ない放射線量で行うことのできる、比較的安全性の高い検査です。<br><br>

マンモグラフィーでは、両乳房における乳がんの初期症状を捉えることができます。乳がんの初期症状にはいくつかありますが、このうち「石灰化」や「小さな腫瘍」などを見つけることができます。特に、早期乳がんの唯一のサインといわれている「ごく小さな石のような石灰化」を、X線フィルム上で鮮明に写し出せるという特徴があります。また、マンモグラフィーは、左右を比較してみることや、過去の画像と比較することができ、乳房組織の微妙な変化をとらえることができます。<br><br>

ただし、マンモグラフィーは被ばく量が少ないとはいえ、放射線への被ばくは避けられません。妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は、放射線感受性が非常に高い胎児への影響を考慮し、検査方法を変更する場合があります。妊娠中ではない、あるいは妊娠の可能性が無い方がマンモグラフィーを受ける場合には、健康上の心配はありません。<br><br>

また、若年の方、授乳中の方など、乳腺濃度が濃い状態にある方や、乳房への手術歴がある方などは、マンモグラフィー検査では異常が見つけにくい場合があります。わずか（10%程度）ですが、石灰化した組織が見落とされる可能性があります。
</p>

<h3>超音波検査</h3>
<p>乳房に直接、プローブと呼ばれる器械を当てて、超音波が跳ね返ってくる様子を画像化し、乳房の状態を調べる検査です。超音波検査は、しこりをつくらない、いわゆる「おとなしい早期の乳がん」の発見にも有用です。人間ドックなどの健康診査において、乳がん検診が対象外となっている20代、30代の若年者に施行されており、放射線の被ばくを避けたい妊娠中の方、マンモグラフィーのような乳房の圧迫に耐えられない方、強い乳腺症などでマンモグラフィーでは良好な画像を得にくい方、頻繁に検査をする必要のある方などに適しています。<br><br>

しかし、閉経前の女性では、正常な乳組織の中にある乳がんを見つけにくい場合があります。また、超音波検査は、検査を行う側の経験により、信頼度に差が出ることもあります。<br><br>

マンモグラフィーと超音波検査は、どちらも比較的短時間で受けることができ、体への侵襲が少ない検査ですが、それぞれに得意な分野、不得意な分野があります。</p>

<table class="table01" style="width: 100%; margin-bottom: 50px;">
<tr>
<th></th><th>マンモグラフィー</th><th>超音波検査</th>
</tr>
<tr>
<td>検査による苦痛</td><td>乳房を板で挟むことによる「痛み」がある</td><td>痛みは特にない</td>
</tr>
<tr>
<td>放射線被ばく</td><td>わずかながら有り</td><td>なし</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="2">向いている年齢層</td><td>50代以上の高齢層<br>（脂肪が豊富なため）</td><td>20代～30代の若年層<br>（乳腺が豊富なため）</td>
</tr>
<tr>
<td colspan="2">40代～50代は、どちらの検査も有効度は同等</td>
</tr>
<tr>
<td>見つけやすい異常</td><td>石灰化した組織</td><td>小さな腫瘤</td>
</tr>
<tr>
<td>術者の経験</td><td>「静止画」をみるので関係性は低い</td><td>「動画」でみるため、術者の経験により信頼度が変わる</td>
</tr>
</table>

<h3>マンモグラフィーと超音波検査、どちらを受けるべき？</h3>
<p>本人が希望をすれば、基本的にはどちらの検査でも受けることはできます。ただし、それぞれの検査にはメリットとデメリットがあることから、年代別に推奨される検査が決まっています。<br><br>

まずは、それぞれの検査のメリットとデメリットをみてみましょう。
</p>

<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>【マンモグラフィー検査】</dt>
<dd><p><strong>メリット</strong><br>
● 手で触れることができないような小さなしこりを発見できる<br>
● 以前に撮ったレントゲン写真との比較が、容易にできる</p>
<p><strong>デメリット</strong><br>
● 少ないとはいえ、被曝の心配（飛行機で日本からアメリカ間を移動した程度）がある<br>
● 若い女性の場合、がん（しこりや石灰化）と乳腺の区別がつきにくい<br>
● 妊娠中・授乳中の女性は検査を受けることができない</p>
</dd>
</dl>

<dl class="dl_indent">
<dt>【超音波検査】</dt>
<dd><p><strong>メリット</strong><br>
● 被曝の心配がない<br>
● 乳腺が発達している若い女性でも、しこりを見つけることができる<br>
● リアルタイムで検査結果が分かる</p>
<p><strong>デメリット</strong><br>
● 石灰化が分かりにくい<br>
● 全体像を画像として残しておくことが難しい（前回との比較が難しい）<br>
● 超音波画像を見ながら判断するため、検査を行う医師や技師の「技量」に依存してしまう</p></dd>
</dl>
</div>

<p>これらのメリット、デメリットを加味すると、各年代で推奨される検査方法が変わってきます。また、親子や姉妹などに「乳がんになったことがある」人が居る場合は、マンモグラフィーと超音波検査を両方受けることが推奨されます。</p>

<table class="table01" style="width: 100%; margin-bottom: 50px;">
<tr>
<th>20歳代</th><td>近親者に乳がんの方がいない場合は、必要ありません</td><td style="text-align: center;" rowspan="4"><strong>第一度近親者（親子、姉妹）に<br>乳がんの方がいる場合など</strong>
<br>
マンモグラフィ（毎年）<br>
＋<br>
超音波検診（毎年）
</td>
</tr>
<tr>
<th>30歳代</th><td>近親者に乳がんの方がいない場合は、ご自分の判断で受けて下さい</td>
</tr>
<tr>
<th>40歳代</th><td>マンモグラフィのみ（2年に1度）<br>
または、マンモグラフィ（2年に1度）＋ 超音波検診（毎年）</td>
</tr>
<tr>
<th>50歳以上</th><td>マンモグラフィのみ（2年に1度）</td>
</tr>
</table>

<p>マンモグラフィーは優れた検査ですが、検診のたびに被ばくすることになります。また20歳代、30歳代の乳腺が豊富な方の場合、思うような結果が出ないことがあります。こういった理由から、乳がんになるリスクが低いと思われる方であれば、毎年の検診として受ける必要はないとされています。ただし、自分で乳房や腋の下のしこりに気づいた、あるいは第一度近親者に「乳がんだった」方がいるなど乳がんになるリスクが高いと思われる場合は、マンモグラフィーと超音波検査の両方を受けることが推奨されています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>乳がん検診の費用</h2>

<p>これは、加入している健康保険によって変わります。</p>

<h3>国民健康保険に加入している場合</h3>
<p>国民健康保険に加入している場合、自治体が行う「住民検診」で、乳がん検診を受けることができます。住民検診での受診ができるのは、その自治体に住んでいる40歳以上の女性です。</p>

<p>厚生労働省は2006年度に、「40歳以上の女性に対し、2年に１度、視触診及びマンモグラフィーを併用した検診を行うこと」という指針を通知しました。これにより、現在ではほとんどの自治体が、2年に1度の乳がん検診受診を推奨しています。自治体によってはもう少し期間を空けて「節目検診」として行うところもあるようです。</p>

<P>40歳以上の女性が対象の場合、基本的には「マンモグラフィー」を行いますが、本人の希望により、超音波検査あるいは視触診を追加できる自治体もあります。ただし、視触診のみで乳がん検診を受けることはできません。また、自治体によっては、30歳代でも乳がん検診を受診できるところがあります。例えば近親者に乳がんの方がいるなどの「ハイリスク」な方であれば、20歳代からの受診も可能ですが、詳しいことはお住まいの自治体に問い合わせてみましょう。</P>

<P>検診の費用としては、通常の住民検診に追加して行う場合でも「無料」となるところがありますが、一般的には1,000円～2,000円の範囲の自己負担で受けることができるようです。</P>

<h3>健康組合の健康保険に加入している場合</h3>
<P>分かりやすくいえば、会社が加入している健康保険です。年に一度、「職場検診」として、健康保険加入者本人、あるいは加入者家族（被扶養者）が、健康診断を受けることが出来ます。この時に、オプションとして乳がん検診を追加することができます。</P>

<P>一般的には、マンモグラフィーか超音波検査のどちらかを選択できますが、年齢や乳がんに対するリスクなどを考慮して選択しましょう。</P>

<P>検診の費用としては、無料から1,000円程度となることが多いようです。</P>

<!-- text01 -->
</div>
<div class="text01">
<h2>乳がんのセルフチェック</h2>
<p>まずは、自分で乳房の変化を見つける「セルフチェック」をやってみましょう。<br><br>

セルフチェックは「視診」から始めます。鏡に向かって立ち、両腕を高く上げる、両腕をまっすぐ下ろす、両腕を腰に当てるという3つの動作を行います。この動作をする中で、ひきつれやくぼみ、ただれなどが無いかを確認します。<br><br>

次に乳房に触れて確かめる「触診」です。触診は3～4本の指をそろえて10円玉くらいの大きさの「の」の字を書くようにして、乳房全体をゆっくり触ります。特に、乳がんの好発部位とされる乳房の外側上部に注意しましょう。脇の下もチェック同様にチェックすることで、リンパ節が腫れていないかどうかも確認することができます。さらに最後に乳頭を軽くつまんで血性の分泌物が出てこないかも確認します。<br><br>

必ず左右同じように行い、左右差を確認します。ひきつれやただれ、くぼみだけでなく、分泌物にも左右差が見られるため、左右差を必ず確認するようにしましょう。<br><br>

皮膚と乳腺との解剖から考えると、仰向けに寝てチェックした方が、腫瘤や硬結、いわゆるえくぼ症状などの陥凹所見を見るのに適しているといわれています。入浴時に石鹸のついた手を滑らすように触診するのも良いでしょう。触診では、柔らかい部分や、可動性のあるしこりに触れることもあります。しかし、柔らかいあるいは可動性があるからがんによるしこりではないとは言い難く、少しでも気になる部分があるなら、医療機関でほかの検査方法と並行して行うことが必要です。</p>
</div>


<div class="text01">
<h2>乳がんの検査</h2>
<p>乳がんが疑われるときには、下記に挙げる検査を行います。</p>
<h3>レントゲン撮影（マンモグラフィー）</h3>
<p>マンモグラフィーは乳房を装置に挟んで圧迫しＸ線撮影する検査です。触診では見つからないような小さながんが見つかることがある。定期検診として45～50歳以上の女性に対して、年１回のマンモグラフィー検査を実施している市町村もあります。</p>

<h3>乳腺のその他の画像検査</h3>
<p>検診でなんらかの異常がみつかった場合、あるいはマンモグラフィーや超音波検査では判断できない場合は、さらに詳しい検査をすることがあります。乳房内のしこりががんであるかどうかを判断したり、、病変の広がりを診断するために、MRI検査、CT検査などがあります。</p>

<h4>【MRI検査】</h4>
<p>MRI検査とは、強力な磁石でできたトンネルの中に、仰向けに寝た状態で入り、体の中の水分から出る磁力を画像としてあらわす検査です。放射線を使用しないため、被ばくの心配はありませんが、検査時間が長いこと（撮影する部位によっては20分前後）と、大きな音がするという特徴があります。</p>

<p>乳がんは、遺伝的要素が高いことや、若年層での発症があることから、「乳がんになりやすい＝ハイリスクな方」がいます。乳がんのMRI検査は、主にハイリスク群に対して行われることが多い検査です。MRI検査では、マンモグラフィーや超音波検査では見つけにくいタイプの乳がんを見つけることができますが、検査そのものが簡便ではないこと、発見頻度が低い対象群（住民健診や職場の健康診断など）に対する費用面などで、すべての人が対象となるわけではありません。<br><br>
MRI検査の対象となるのは、例えば、同一家系（第2度近親者）内に 2 人以上の乳がん患者さんが存在し、かつ、そのうち一人が、<br>
（1）若年（40 歳未満）で乳がんを発症<br>
（2）両側乳がん<br>
（３）乳がんと卵巣がんの両方を発症<br>
（４）男性乳がん<br>
（５）乳がん、卵巣がんそれぞれが一人以上<br>　
など、遺伝的なリスクが高いケースであることが多いです。</p>

<P>乳房のMRI検査は、月経周期とも関連し、おおよそですが月経開始後5日～12日の間が、もっとも適しているといわれています。この時期を過ぎると、乳腺組織による造影剤（MRI検査で必要となる）の取り込みが亢進してしまい、疑陽性（ぎようせい＝陽性と陰性との判断がつかないこと）となってしまうことがあります。</P>

<p>また、人ひとりが入れるくらいの大きさの、強力な磁力を発生させるトンネルに入るため、閉所恐怖症の人や、体内に金属がある方（過去の手術などで金属のプレートやネジ、ワイヤーなどを挿入している方）、刺青やアートメイクを施している方などは、基本的に検査ができません。</p>

<h4>【CT検査】</h4>
<p>CT検査は、X線を利用して身体の内部（断面）を画像化する検査で、マンモグラフィーと同様、わずかではありますが放射線被ばくがあります。CT検査では、体の断面図を5㎜程度の間隔で画像化し、乳がんの大きさ広がりなどを調べます。例えば、乳がんであることが確定し、手術前に切除範囲を決定する場合などは、CT検査が有効であるとされています。乳がんが小さい、乳腺組織との境目が分かりにくい場合などは、造影剤を用いたCT検査を行うことがあります。<br><br>
ただし、CT検査もMRI検査と同様、すべての方が対象となるわけではありません。マンモグラフィーや超音波検査と比較すると、大掛かりな検査になることから費用も高額となり、放射線被ばくもわずかながらあります。また、ごく早期の小さな乳がんを見つけることは、あまり得意ではないとされています。<br><br>
MRI検査が適さないような、閉所恐怖症の方、体内に金属がある方、刺青やアートメイクを施している方などが、対象となることが多いようです。
</p>

<h3>穿刺吸引細胞診と針生検</h3>
<p>しこりが見つかった場合、しこりに細い注射針を刺して細胞を吸いとって調べる「穿刺吸引細胞診」により、80～90％の場合ではがんかどうかの診断が確定するといわれています。さらに多くの情報を得るために、太い針を刺してしこりの一部の組織を採取することもあります（針生検）。触診では明らかなしこりに触れず、画像検査だけで異常が指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な針生検を行うこともあります。</p>

<h3>遠隔転移の検査</h3>
<p>乳がんが転移しやすい遠隔臓器として肺、肝臓、骨、リンパ節などがある。遠隔転移があるかどうかの診断のためには、胸部レントゲン撮影、肝臓のCTや超音波検査、骨のアイソトープ検査（骨シンチグラフィ）などが行われる。</p>

<h3>デンスブレスト(Dense breast)</h3>
<p>デンスブレスト(Dense breast)とは、脂肪が少なく乳腺濃度の高い乳房(高濃度乳房)のことをいいます。現在、乳がん検診の主流はマンモグラフィーですが、マンモグラフィーにおいては、乳腺は白く映し出されます。同様に、がん細胞もく白く映ることから、しばしばこの高濃度乳腺ががん細胞を覆い隠し、乳がんの早期発見を妨げることがあります。<br><br>
乳房の脂肪含有率は通常、年齢により高くなりますが、閉経前で2/3、閉経後で1/4の女性が、高濃度の乳房組織であることがわかっています。これは全女性の約30～40％程度ですが、日本を含むアジア地域においては、約60～70％の女性がデンスブレストに分類されるといわれています。加えて、デンスブレストの場合、がんの発見を困難にするだけでなく、がんそのもののリスクを高めるとも言われています。<br><br>
このため、マンモグラフィーによる乳がん検査を受診した際は、端的な腫瘍の有無だけでなく、自身の乳腺濃度を確認し、高濃度乳房に該当するか否かを知っておくことが必要です。<br><br>
デンスブレストの場合、マンモグラフィーでは小さい腫瘍の発見が困難となるため、マンモグラフィーにて乳腺濃度が高く、高濃度乳房と診断された場合には、超音波検査(エコー検査)を併用することにより、見逃しを少なくすることが期待できます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>乳がんの病期（ステージ）</h2>
<p>乳がんという診断がついた場合、がんが乳腺の中でどの程度広がっているか、遠隔臓器に転移しているかについての検査が行われます。乳がんの広がり、すなわち乳房のしこりの大きさ、乳腺の領域にあるリンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によって大きく５段階の臨床病期（ステージ）に分類され、この臨床病期に応じて治療法が変わってきます。</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>■0期</dt>
<dd>乳がんが発生した乳腺の中にとどまっているもので、極めて早期の乳がん。これを「非浸潤（ひしんじゅん）がん」といいます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>■I期</dt>
<dd>しこりの大きさが２cm（１円玉の大きさ）以下で、わきの下のリンパ節には転移していない、つまり乳房の外に広がっていないと思われる段階。 </dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>■II期</dt>
<dd>IIa期とIIb期に分けられます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent02">
<dt>IIa期</dt>
<dd>しこりの大きさが２cm以下で、わきの下のリンパ節への転移がある場合、またはしこりの大きさが２～５cmでわきの下のリンパ節への転移がない場合。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent02">
<dt>IIb期</dt>
<dd>しこりの大きさが２～５cmでわきの下のリンパ節への転移がある場合。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>■III期</dt>
<dd>「局所進行乳がん」と呼ばれ、IIIa、IIIb、IIIc期に分けられます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent02">
<dt>IIIa期</dt>
<dd>しこりの大きさが２cm以下で、わきの下のリンパ節に転移があり、しかもリンパ節がお互いがっちりと癒着していたり周辺の組織に固定している状態、またはわきの下のリンパ節転移がなく胸骨の内側のリンパ節（内胸リンパ節）が腫れている場合。あるいはしこりの大きさが５cm以上でわきの下あるいは胸骨の内側のリンパ節への転移がある場合</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent02">
<dt>IIIb期</dt>
<dd>しこりの大きさやわきの下のリンパ節への転移の有無にかかわらず、しこりが胸壁にがっちりと固定しているか、皮膚にしこりが顔を出したり皮膚が崩れたり皮膚がむくんでいるような状態。炎症性乳がんもこの病期に含まれます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent02">
<dt>IIIc期</dt>
<dd>しこりの大きさにかかわらず、わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移のある場合。あるいは鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある場合。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>■IV期</dt>
<dd>遠隔臓器に転移している場合。乳がんの転移しやすい臓器は骨、肺、肝臓、脳など。</dd>
</dl>
</div>
<h3>再発乳がん</h3>
<p>乳房のしこりに対する初期治療を行った後、乳がんが再び出てくることを「再発」といいます。通常は他の臓器に出てくること（「転移」と呼ぶ）を指し、IV期の乳がんとあわせて「転移性乳がん」と呼びます。手術をした乳房の領域に出てくることは「局所・領域再発」と呼んで区別しています。</p>
<!-- text01 -->
</div>


<div class="text01"> 
<h2>乳がんの生存率・予後</h2>
<p>乳がんの病期別の生存率を見てみると5年生存率はⅠ期で100％、Ⅱ期で95.5％、Ⅲ期で80.4％、Ⅳ期で34.8％といわれています。</p>

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>11,961</td><td>100.0％</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>11,729</td><td>95.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>2,822</td><td>80.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>1,225</td><td>34.8%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>27,909</td><td>93.2%</td>
</tr>
</table>
<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年2月現在）による<br>
※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>
<p>乳がんの早期発見率が高くなったことや、医療技術等の向上によって、生存率は徐々に伸びていることが特徴です。また、乳がんの生存率を高め、予後を良好に過ごすためには、リンパ節転移の有無が鍵となります。<br>
そのため、リンパ節転移の有無を見て治療を選択することが重要となっています。</p>
</div>


<div class="text01">     
<h2>乳がんの治療法 </h2>
<h3>手術(外科療法)</h3>
<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。 <br />

乳がんの治療における代表的な手術は、以下のようになります。</p>

<span class="green">&lt;乳房部分切除術（乳房温存術）&gt;</span><br />
<p>腫瘍から1～2cm離れたところから乳房を部分的に切除し、乳房を温存するという方法で、乳房のふくらみや乳首を残す方法です。<br />

乳房温存ができる条件は、通常、しこりが1個だけで3cm以下、検査でがんが乳管の中を広がっていない、放射線があてられる、患者さん自身が温存を希望するなどで、腫瘍が小さくても入館の中でがんの広がりが見られれば適応外となる場合があります。<br />

また、腫瘍が大きくても、放射線治療など他の治療を併用してある程度治療範囲を小さくすることができれば、乳房部分切除を行うことも可能です。</p>

<span class="green">&lt;乳頭温存乳房切除術&gt;</span><br />
<p>皮膚と乳頭乳輪を残し、皮下の乳腺を全部切除して同時再建をするという方法で、乳房のふくらみを保つことができる手術方法です。<br />

がんの広がりが大きい非浸潤性乳管や、複数のがんのしこりが同じ側の乳房内の離れた部位に認められるなどの理由で、乳房温存手術が適応にならない早期乳がんに対して行われます。<br />

この方法は比較的新しい治療法であり、まだ大規模な臨床試験が行われていないため、生存率や再発率の差が他の治療法とくらべてどの程度であるのかという結果がありません。<br />

また、乳頭への血流不足や壊死、乳頭偏位の合併症や乳頭あるいは皮膚側へ癌を残す可能性などがあるため、慎重に選択される治療法です。</p>

<span class="green">&lt;乳房切除術&gt;</span><br />
<P>乳がんのもっとも一般的な治療方法で、がんを患っている側の乳房を全て切除するという術式ですが、胸の筋肉は残しておくケースが多いようです。<br />
筋肉を残すため、胸が大きくえぐれるということもなく、下着での補正ができます。<br />
失った乳房を形作るために、乳房再建術を行うことがあります。希望により、同時に行うことがありますが、リンパ節転移などがあり術後の放射線治療などを行う場合は、治療がある程度落ち着いてから、乳房再建を行います。</P>

<span class="green">&lt;リンパ節郭清&gt;</span><br />
<p>がん細胞はリンパ節に入り込んで転移していくという性質から、乳房と共にリンパ節も郭清する手術です。<br />
以前は検査目的もかねてほぼ全症例の患者さんに行われてきました。<br />
しかし、手術のあとに、腕が上がりにくい、しびれる、むくみといった症状が起こることがあるため、現在ではリンパ節転移を認めた場合のみに行われる治療方法です。</p>

<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。 <br><br>

乳がんにおける化学療法には、いくつかの目的があります。</p>

	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom:0;">
			<dd>
● 手術や他の治療を行ったあとにその効果を補う<br>
● 手術の前にがんを小さくする<br>
● 根治目的の手術が困難な進行がんや再発に対して、延命および生活の質を向上させる
			</dd>
		</dl>
	</div>

	<p>などです。そのため、がんの広がりや性質などによって薬物が選択されます。<br><br>

使われる薬剤はアンスラサイクリン薬剤と言われる薬剤（ドキソルビシンやエピルビシン）を用要るケースや、タキサン系薬剤と言われるドセタキセル、パクリタキセルなどが多いようです。実際の治療は、点滴薬で行われることが多くなります。<br><br>

また近年では「分子標的薬」と言って、がん細胞の表面にある特定のたんぱく質をターゲットとして細胞増殖に関わる分子を阻害することで抗がん作用を示すお薬もあります。これは、従来の抗がん剤に比べて、副作用が少ないというメリットがあります。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- sp -->
<p class="clinic_img sp-show"><a href="https://www.katsura-iryou.jp/" target="_blank" class="inquiry" onclick="_gaq.push([
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'https://www.katsura-iryou.jp/',
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1,
true
]);"><img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/185-130.jpg" alt=""></a></p>

<!-- pc -->
<p class="clinic_img sp-hide" style="margin: 20px 0;"><a href="https://www.katsura-iryou.jp/" target="_blank" class="inquiry" onclick="_gaq.push([
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]);"><img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/600-100.jpg" alt=""></a>
</p>

</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 <br><br>
現在最も多く行われているのは、乳房温存術後に乳房に向かって放射線を全体的に照射する、という方法です。乳房温存療法では、目に見えるがんは取り切れるものの、目に見えにがんは取りきることができないため、放射線治療を併行して行うことが多くなります。<br><br>

海外の研究によると、放射線療法を併用する場合と、併用しない場合とを比べると、放射線療法併用した群では乳房内再発が約3分の1に減る、というデータがあります。<br>
また、再発率を減らせることにより生存率を向上させることにもつながっています。<br><br>

特に、乳房切除術を受けていてもしこりが5cm以上と大きい場合や、腋窩のリンパ節に転移があった場合は、胸壁や周囲のリンパ節に再発する危険性が高いことがわかっているため、放射線療法が勧められます。<br>
通常は5～6週間かけて照射が行われます。<br><br>

	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。<br><br />
	<a href="../prevention/other.php">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
	<a href="../prevention/heavy-ion-therapy.php">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>乳房再建</h3>
	<p>乳房再建術は、再建のタイミングによって、一次再建と二次再建に分類されます。それぞれ元となる術式によって行うタイミングが違います。</p>

    <div class="indent">
        <dl class="dl_indent" style="margin-bottom:0;">
            <dd>
            ● 一次再建：乳がん切除と同時に再建まで行う方法で、乳頭温存乳房切除術の場合に該当する<br>
            ● 二次再建：乳がんの手術や化学療法がある程度落ち着いたタイミングで再建を行う方法で、乳房全摘手術などの場合が該当する
            乳房再建の方法はインプラントやシリコンを用いた人工乳房手術と、お腹や背中の組織といった自分の組織を使う皮弁法に分類されます。
            </dd>
        </dl>
    </div>

	<p>人工乳房を用いる利点は、体のほかの部分を傷つけたり、身体の他の部分を用いることなく、再建手術を行うことが可能ということです。そのため、手術時間も30分から1時間程度であり、入院期間も短く、さらには術後合併症のリスクも比較的少ないという特徴があります。<br>
しかし、欠点としてはやはり、異物を挿入することになるため、感染症や異物に対する反応が起こるリスクがあります。また、挿入するのは人工物であるため、年齢を重ねても形状は変わることがなく、年齢を重ねていくうちに左右非対称な乳房となってしまいます。<br><br>

さらに、挿入後に皮膚が委縮し、インプラントが変形してしまう被膜拘縮を起こすことがあり、医師の指導の下、乳房マッサージなどのケアも必要となります。<br><br>

一方、自分の組織を利用する皮弁法は、自然なやわらかい乳房を再現することができ、動いた時や仰向けに寝た時にも自然な乳房の移動が見られるという利点があります。<br>
また、シリコンなどの人工物を挿入した場合のような細かいケアは不要となり、感染症のリスクも比較的少なくなります。<br><br>

しかし、傷が増えてしまうことや、長期間の入院が必要となること、移植した筋肉が痩せて乳房が小さくなることがあります。妊娠を希望する方や力仕事をする方は対象にならないなど、一定の制限があることが特徴です。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>乳がんの治療実績</h2>
	<p>2013年に厚生労働省行った「DPC導入の影響評価に関する調査」に基いた治療実績の情報になります。<br />
	<a href="../prevention/dpc.php#this_04">乳房の悪性腫瘍の治療実績についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 -->

</div>
<!-- text01 -->

<div class="text01">
	<h2>乳がんの治療費用</h2>
	<p>乳がんの治療は必要とされる検査や、医療機関の設備などによって大きく異なります。ここでは、おおよその治療費用の目安をご紹介します。</p>
<span class="green">&lt;入院、手術をした場合&gt;</span><br />
手術は乳房の温存の有無やリンパ節郭清の有無、乳房再建の有無によって値段が大きく異なります。</p>
	<p>まず、乳房及びリンパ節を温存している場合です。この場合、手術としては乳がんとその周りの組織を切除することになり、入院は１週間ほどです。手術の規模としては、その他の術式よりも小規模となりますが、費用は約75万円かかります。このうちの2～3割が自己負担額です。</p>
	<p>次に乳房切除、リンパ節を郭清した場合、片方の乳房全体を切除し、腋の下などのリンパ節も併せて切除します。手術の規模としては比較的大きなものとなり、入院期間は2週間ほど必要です。費用は、約100万円になりますが、保険適応によりこのうちの2～3割の額が自己負担額となります。</p>
	<p>乳房再建を行う場合、一度乳房すべてを切除する手術を行い、同時に乳房再建を行う場合と、一定期間を経てから乳房再建を行う場合があります。いずれの場合でも、乳房を切除する費用として約100万円かかり、さらに乳房再建術の費用として、10万～60万円程度の費用がかかります（再建方法や医療機関によって異なる）。乳房再建術も、2013年ころから保険適応となりましたので、実際にはこのうちの2～3割が自己負担額になります。</p>
	<p>この他、放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン治療などが必要となることがあります。放射線療法は照射商社回数によって値段が異なりますが、だいたい1回5000円から8000円程度となります。ただし、初回の場合は管理費が含まれるため1万円から1万5千円ほどとなります。こちらもおなじく保険適応によって支払いは2～3割の負担です。</p>
	<p>化学療法も使うお薬や回数によって異なります。相場が47～53万円となり、最も安いと13万円くらいのケースがあります。こちらも保険適応によって、自己負担額は2～3割負担です。</p>
	<p>ホルモン療法の場合、閉経前と閉経後で薬が異なり、またジェネリックを使用するかによっても異なります。抗エストロゲン薬が約12～18万円、LH―RHアゴニスト製剤が約29万円～49万円となります。抗エストロゲン薬は内服薬で、LH-RHアゴニスト薬が皮下注射であることから、薬剤の費用や医療者による技術料などを加味し、治療費に差がみられるようです。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>乳がんの再発・転移</h2>
	<h3>再発</h3>
	<P>乳がんの再発は、治療後2～3年でみられることが多いようです。しかし稀に5年後、10年後に再発するということもあります。微小ながん細胞が初期治療などをすり抜けて温存され、増殖を繰り返していくことで再発することが多くなります。<br><br>

局所再発の場合は、乳房温存手術後の乳房や乳房切除術後の胸の皮膚や手術を受けた側のわきの下、乳房に近いリンパ節に起こることが多く、皮膚の赤みや皮下の「しこり」として自覚されることもあります。<br><br>

再度切除が可能であれば手術を行い、化学療法や放射線療法と併用して根絶を目指します。</P>

	<h3>転移</h3>
	<P>乳がんは、背骨や肋骨となどの骨や肺、肝臓、脳などに転移するケースが多くみられます。<br>
何かしらの症状が出現する場合もあれば、症状が全く出現しないということもあります。<br><br>

転移の場合は、薬物療法や放射線療法を行い、がんの増殖を遅らせることを目的として治療を行います。</P>
</div>

<div class="text01"> 
<h2>男性の乳がん</h2>
<h3>男性乳がんとは</h3>
<p>男性も乳がんになりますが、発生率は女性の100分の1から150分の1程度で、比較的稀だといわれています。男性乳がんの発症年齢のピークは、女性乳がんの発症年齢のピークから5～10歳程度高いと考えられています。<br><br>

公益財団法人がん研究振興財団が公表している「がんの統計&#8217;17」によると、2013年に乳がんに罹患した人は、女性の場合30歳代から増え始め、60歳代がピークとなっています。つまり男性乳がんの場合、これよりも5～10歳程度高くなるわけですから、65歳～75歳くらいの間に、罹患数のピークがあることになります。<p>

<h3>男性乳がんの種類</h3>
<p>男性に発生する乳がんは、4種類あるといわれています。<br />
1.  浸潤性乳がん：乳房内にある乳管の内面を覆う「細胞層から発生するがん」です。細胞層を超えてさらに広がりを見せるタイプのがんです。男性乳がんの多くが、この種類のがんだといわれています。<br />
2.  非浸潤性乳がん：乳管の内面を覆う層に、異常な細胞が発生し、がんになったものです。乳管内がんとも呼ばれます。<br />
3.  炎症性乳がん：乳房に強い炎症を起こすがんで、乳房が赤く腫れあがって、熱感が生じるという特徴があります。<br />
4.  乳頭のパジェット病：乳頭の下にある乳管から発生し、乳頭の表面上まで増殖してくるがんです。<br />
尚、女性乳がんには「非浸潤性小葉がん」もありますが、男性でこのタイプの乳がんが発生したという報告はありません。<p>

<h3>男性乳がんの原因</h3>
<p>男性乳がんのリスク因子としては<br />
●放射線への曝露<br />
●肝硬変やクラインフェルター症候群などにより、体内にエストロゲンが増えている<br />
●遺伝：乳がんに罹患した女性近親者が複数人いる<br />
が、挙げられます。特に、「BRCA1やBRCA2遺伝子の遺伝子変異」をもつ近親者が一人でもいる場合は、全員が発症するわけではないですが、高いリスク因子を持ち合わせていると考えられます。<p>

<h3>男性乳がんの診断</h3>
<p>男性乳がんは、自分でも触って分かるようなしこりができるなど、乳房に変化が見られることが特徴です。乳がんの診断方法は、女性の乳がんと同様です。<p>

<h3>男性乳がんの生存率</h3>
<p>男性乳がんの生存率は、ステージⅠやステージⅡで発見された場合、5年相対生存率はほぼ100％です。しかしステージⅢで発見された場合、5年相対生存率は78.8％、5年実測生存率は71.4％となります。<br>
（公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計&#8217;17」　全国がんセンター協議会加盟施設における5年生存率（2007～2009年診断例））

<h3>男性乳がんの治療法</h3>
<p>男性乳がんの治療は、女性の乳がんと同様で、初期治療としては手術（外科治療）が選択されます。男性乳がんはその発症部位が乳輪乳頭付近となるので，乳房切除術が選択されます。乳房を温存することは考慮されない傾向にあります。<br><br>
放射線療法や薬物療法なども、女性と同様に行われます。薬物療法では、抗がん剤、ホルモン剤、抗HER2薬であるトラスツズマブの3種類が、治療薬として選択されます。手術後の検査で、がんの増殖とエストロゲンとの関与が確認されると、タモキシフェンなどのお薬でエストロゲンの働きを抑える治療法が、検討されます。<br><br>
抗がん剤の第一選択は、アンスラサイクリン系薬剤です。また、治療の有用性についての報告はないものの、女性の乳がんの治療に対しても使われているということから、男性乳がんにタキサン系薬剤を使用することがあります。<p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>再発予防</h2>
	<p>がんの再発予防のために行われる治療法としては薬物療法、術後補助療法、免疫療法という主に3つの術後補助療法があります。<br><br />
再発予防についてはそれぞれの治療に特徴がありますので、積極的に情報を集め、主治医と相談して、治療法を選択することが大切です。 <br />
	<a href="../prevention/recurrence_prevention">再発予防についてはこちら</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>日本医師会　知っておきたいがん検診　乳がん検診　乳がんの原因<br />
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/breast/cause/<br />
日本乳癌学会　患者さんのための乳癌診療ガイドライン　乳がんの原因と予防<br />
https://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g1/<br />
同上　若年者の乳がん・男性乳がん
http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g9/q68/<br />
国立がん研究センター　がん情報サービス　乳がん基礎知識<br />
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/<br />
同上　乳がん治療<br />
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/treatment.html<br />
同上　乳がん治療の選択<br />
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/treatment_option.html<br />
同上　乳がん転移<br />
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/relapse.html<br />
東北大学大学院医学系研究科医科学専攻社会医学講座公衆衛生学分野<br />
http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/319<br />
日本乳がん学会　患者さんのための乳がん診療ガイドライン　治療を受けるにあたって<br />
https://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g4/<br />
日本乳がん学会　患者さんのための乳癌診療ガイドライン　乳がんの原因と予防<br />
https://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g1/<br />
日本乳がん学会　患者さんのための乳癌診療ガイドライン　乳がんの検診と診断<br />
http://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g2/q06/<br />
日本乳がん学会　患者さんのための乳がん診療ガイドライン　治療を受けるにあたって<br />
https://jbcs.gr.jp/guidline/p2016/guidline/g4/<br />
がん研有明病院　がんの種類について　乳癌<br />
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/breast.html<br />
がん研有明病院　形成外科　乳房再建<br />
http://www.jfcr.or.jp/hospital/department/clinic/general/plastic_surgery/breast/003.html<br />
国立がん研究センター東病院　形成外科　乳房再建術について<br />
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/plastic_surgery/ps/02.html<br />
がん・感染症センター　都立駒込病院　乳がん薬物療法について<br />
http://www.cick.jp/gekanyusen/drug_therapy/<br />
特定非営利活動法人日本成人病予防協会<br />
http://www.japa.org/?page_id=6806<br />
和歌山病院　　セルフチェック<br />
http://wakayama-hosp.jp/%E4%B9%B3%E3%81%8C%E3%82%93%E6%A4%9C%E8%A8%BA/<br />
東京都福祉保健局　　自己触診<br />
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/territory1/selfcheck/nyuugan.html<br />
日本産婦人科学会<br />
http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kenshu_58-4.pdf<br />
日本産婦人科学会　婦人会による乳がん診療<br />
http://www.jsog.or.jp/PDF/52/5209-304.pdf<br />
がん情報サイト　男性乳がんの治療（PDQ®）<br />
http://cancerinfo.tri-kobe.org/pdq/summary/japanese.jsp?Pdq_ID=CDR0000062969<br />
公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計&#8217;17」<br />
https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/2017/cancer_statistics_2017_date_J.pdf<br />
＜参考書籍＞<br />
病気が見える9　婦人科・乳腺外科　第3版<br />
乳癌取扱い規約　第17版　日本乳癌学会 (編集)　金原出版</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>乳癌 検診　　　乳癌検診 費用　　　乳癌 手術　　　乳癌 学会　　　乳腺 外科</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index11.php">乳がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>卵巣がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index12.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 05:53:38 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5327</guid>

					<description><![CDATA[<p>男女ともに、がんでの死亡率はおおよそ60歳から増加し、高齢になるにつれ高くなっていきます。卵巣がんだけを見てみると、2017年に亡くなった人は4,745人で、年齢別でみてみると20歳代では13人、30歳代では76人、40 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index12.php">卵巣がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>男女ともに、がんでの死亡率はおおよそ60歳から増加し、高齢になるにつれ高くなっていきます。卵巣がんだけを見てみると、2017年に亡くなった人は4,745人で、年齢別でみてみると20歳代では13人、30歳代では76人、40歳代では408人、50歳代では731人、60歳代では1,125人、70歳代では1,005人、80歳代以上では1,385人となっています。<br><br>
女性の場合、40歳代では乳がんや、子宮がん（子宮頸がん、子宮体がん）、卵巣がんが死亡の多くを占めますが、高齢になるほどこの割合は減少傾向に向かい、胃がん、大腸がん、肝臓がんといった消化器系のがんと肺がんの割合が増加します（以上、国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より）。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>卵巣がんとは</h2>
<p><b>卵巣がんは、子宮の両脇にある卵巣で発生するがんです。</b>卵巣がんは、その発生する場所によって上皮性・胚細胞性・性索間質性などの種類がありますが、90％以上が上皮性のがんです。また、悪性度が比較的低く、境界悪性腫瘍と呼ばれる卵巣がんも存在します。</p>
<p>
<span class="emphasis">上皮</span>：卵巣をおおう細胞の層<br />
<span class="emphasis">胚細胞</span>：卵子のもとになる細胞<br />
<span class="emphasis">性索間質</span>：ホルモンを産生する細胞と周囲の組織
</p>
<p>卵巣がんはがんができてもはじめはほとんど症状を自覚することがないです。下腹部にしこりを触れる、圧迫感がある、膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状があって受診することが多いですが、このようなときはがんが進んでいる可能性があります。卵巣がんは発育すると転移します。がんが大きくなる前に転移することもあります。転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って他の場所に移動し、そこで増殖することをいいます。卵巣がんの場合、腹腔内（おなかの中）の臓器にがん細胞が広がった播種という転移が中心となります。おなかの中にがんが広がることで、おなかに水が溜まって腹部全体が張ってくる、胸にまでがんが広がることで胸に水がたまって息切れするといった症状が出てはじめて異常に気づくことも少なくないがんです。</p>
<p>卵巣がんにかかる人の数は40歳代から増加して、50歳代～60歳代がピークです。卵巣がんで遺伝的関与があるのは5～10％ですが、近親者に卵巣がんにかかった人がいる場合は、いない場合に比べて発症の確率が高くなるといわれています。</p>
<p>卵巣がんは症状を自覚しにくいがんなので、受診が遅れがちです。早期発見の有効な方法はまだないですが、腹部の違和感があった場合は早めに産婦人科を受診することが大切です。</p>
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type12.png" alt="女性の卵巣がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
    <h2>卵巣がんの症状</h2>
    <p>卵巣は、骨盤内にある臓器であるため、初期症状がほとんどないです。<b>自覚症状が出るのが遅く</b>、ある程度進行してから診断されるということが多くなります。</p>
    <p>そんな中でも、自覚症状として比較的多く見受けられるのが、<b>腹部の張り（腹部膨満感）で、肥満でないあるいは妊娠もしていないのにお腹が張って膨らんでくる、あるいは自分で下腹部を触った時にしこりに触れる</b>、というものです。</p>
    <p>他にも<b>下腹部痛、頻尿、胃腸障害、体重減少</b>が見られます、これらの症状は腫瘍がある程度大きくならないと、出現しません。</p>
    <p>また、これらの症状は卵巣がん以外でもみられる症状であるため、これらの症状が出現したからと言って、卵巣がんの症状に直接結びつけることは難しいとされています。</p>
    <p>さらに腫瘍が大きくなると、腫瘍の破裂や、腫瘍がお腹の中でねじれる（茎捻転）を起こす可能性もあります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>卵巣がんの原因</h2>
<p>卵巣がんの原因には複数の要因が絡み合っているとされています。まず考えられる要因は、以下のようなものです。<br>
<b>・妊娠、出産経験が少ない</b><br>
<b>・排卵誘発剤の使用</b><br>
<b>・10年以上にわたるホルモン補充療法</b><br>
<b>・多のう胞（たのうほう）性卵巣症候群</b></p>
<p>排卵は、卵巣がんを誘発する原因の一つと考えられています。排卵によって卵巣の細胞が傷つけられることにより、がん化している可能性があるとされています。</p>
<p>そのため、妊娠、出産の経験が少なく、排卵回数が妊娠や出産を経験している人よりも多い人、排卵誘発剤により通常よりも多く排卵をしている人、多のう胞性卵巣症候群によって卵巣から多くの卵が排卵されている人、初経が早く閉経が遅い人などは、卵巣がんになりやすいとされています。また、子宮内膜症や、骨盤内炎症性疾患など、卵巣、子宮および付属器に対して、何らかのダメージを受けるような既往がある人も、卵巣がんを発症しやすい要因を持ち合わせていると考えられています。</p>
<p>それ以外の要因としては、日常生活に関するものが考えられます。例えば、肥満、特に、動物性食品の多量摂取を好むような食習慣、喫煙習慣などです。</p>
<span class="green">&lt;遺伝&gt;</span><br />
<p>この他にも、卵巣がんには遺伝が関係している可能性も指摘されています。遺伝による卵巣がんに罹患するリスクは、およそ5～10％程度とされていますが、近親者に卵巣がんになった人がいる場合は、いない人に比べて発症の確率が高くなる可能性があるといわれています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>卵巣がんの検査と診断</h2>
<p>卵巣がんが疑われた場合、がんの可能性が高いかどうか、がんである場合はどの程度広がっているかを調べるための検査として、内診、直腸診、超音波検査、CT、MRIなどがあります。卵巣がんは、良性の卵巣腫瘍と鑑別が難しく、手術して組織を顕微鏡で調べる病理検査をすることで診断が確定されます。</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>内診・直腸診</dt>
<dd>子宮や卵巣の状態を膣から指を入れて調べます。また、直腸やその周囲に異常がないかをお尻から指を入れて調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>超音波（エコー）検査</dt>
<dd>超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。痛みもなく、放射線の被曝もないです。膣の中から超音波をあてて調べる場合もあります。卵巣腫瘍の性状をみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係や他の臓器やリンパ節への転移の有無を調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>ＣＴ、ＭＲＩ検査</dt>
<dd>ＣＴは、Ⅹ線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療の前にがんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べます。ＭＲＩは磁気を使った検査である。ＣＴやＭＲＩで造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがあるので、以前に造影剤のアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>腫瘍マーカー（血液検査）</dt>
<dd>腫瘍マーカーとは、体のどこかにがんが潜んでいると異常値を示す血液検査項目です。卵巣がんの場合、がんの可能性の評価や転移・再発の評価指標として、また治療の効果判定などのためにも用いられています。卵巣がんではCA125と呼ばれるマーカーが代表的です。しかし、卵巣がんであっても腫瘍マーカーに異常が認められない場合もあります。また、治療効果や転移、再発の評価には腫瘍マーカーの推移が重要です。</dd>
<a href="../prevention/tumor_marker.php">腫瘍マーカーについてもっと詳しく見る</a>
</dl>
</div>

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</div>

<div class="text01">
<h2>卵巣がんの病期（ステージ）</h2>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われます。卵巣がんでは、両側の卵巣に病気が及んでいるか、腹腔内（おなかの中）にがんが散らばっているか、およびリンパ節転移や他の遠隔臓器への転移の有無によってⅠ期（Ⅰa、Ⅰb、Ⅰc）、Ⅱ期（Ⅱa、Ⅱb、Ⅱc）、Ⅲ期（Ⅲa、Ⅲb、Ⅲc）、Ⅳ期に分類されています。卵巣がんの病期は、手術の結果、がんがどの程度広がっていたかが判明した時点で決まります。</p>
<div class="indent">
<dl class="indent_title">
<dt>～卵巣がんの病期～</dt>
<dd class="emphasis">Ⅰ期　がんが片側あるいは両側の卵巣にだけとどまっている状態</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅰa期</dt>
<dd>がんが片側の卵巣だけにある</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅰb期</dt>
<dd>がんが両側の卵巣にある</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅰc期</dt>
<dd>がんが片側または両側の卵巣にある場合で、がんにより被膜（外層）が破裂している場合、腹腔から採取した液体または腹膜を洗った洗浄液からがんが見つかった場合</dd>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">Ⅱ期　がんが卵巣の周囲、つまり卵管、子宮、直腸、膀胱などの腹膜に進展している状態</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅱa期</dt>
<dd>がんは子宮または卵管（卵子が卵巣から子宮へと通過する細長い管）の両方または、どちらかに進展</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅱb期</dt>
<dd>がんは骨盤の中にあるその他の臓器にまで広がっている</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅱc期</dt>
<dd>がんは子宮、卵管、骨盤内の他の臓器に広がっており、腹腔から採取した液体または腹膜を洗った洗浄液からがんが見つかった場合</dd>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">Ⅲ期　がんが上腹部、または後腹膜リンパ節あるいは鼠径リンパ節に転移している状態</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅲa期</dt>
<dd>がんは肉眼的には骨盤内にとどまっているが、がん細胞が骨盤外の腹膜に広がっている<br />
（顕微鏡だけで診断可能）</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅲb期</dt>
<dd>がんが骨盤外に広がっているが、その大きさは直径２㎝未満</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅲc期</dt>
<dd>がんが骨盤外に広がっていて、その大きさは直径２㎝以上、<br />
または後腹膜あるいは鼠径リンパ節に広がっている</dd>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">Ⅳ期　がんが遠隔部位に転移しているか、あるいは肝臓実質に転移している</dd>
</dl>
</div>
<!-- text01 --></div>		

<div class="text01">
<h2>卵巣がんの生存率</h2>
<p>卵巣がんの5年生存率は、すべての病期を総合的に判断すると、およそ61％程度となります。病期ごとに見てみると、下記のようになります。</p>

<table class="stage02">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>1,056</td><td>89.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>231</td><td>67.5%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>982</td><td>44.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>465</td><td>26.9%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期</td><td>2,958</td><td>61.5%</td>
</tr>
</table>
<p style="text-align: right;">全国がん（成人病）センター協議会の生存率共同調査（2019年2月現在）による<br>※対象データは、診断年：2005年～2009年の最新5年間とした</p>
<p>ただし、これは今から10年ほど前に治療を受けた人が、5年、10年にわたり生存している割合から、換算されたものです。現在では診断方法や治療方法が進歩しており、現在ではもう少し生存率が高くなっていると考えられています。</p>
<p>卵巣がんの5年生存率はひと昔前まで、Ⅲ期やⅣ期の進行卵巣がんの場合で、およそ20％台にとどまっていました。女性器の悪性腫瘍の中でも、予後不良のがんであるとされていたのです。</p>
<p>しかし現在では、診断方法の進歩により、比較的早期の段階で治療を開始できるようになりました。それに加え、抗がん剤も進歩していますので、Ⅲ期やⅣ期の進行卵巣がんの場合でも、生存率は高くなっていると考えられています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">     
	<h2>卵巣がんの治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。 <br />
	<p>卵巣がんは、体外から評価しにくい腫瘍であるため、手術によって組織を取り出すことで、最終的な病期が決定します。<br>
通常は、腫瘍の最大限の減量を目指し、卵巣全摘出、あるいは卵管、子宮を含めた全摘出が選択されます。さらに、リンパ節や周辺臓器も、がんの転移を防ぐために一緒に摘出するケースが多くなります。具体的には、次のような手術方法が検討されます。</p>
<span class="green">&lt;卵巣そのものを切除する&gt;</span><br />
卵巣がんの広がりや進行度により、片方の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両方の卵巣、卵管を切除します。場合によっては、さらに子宮を含めた範囲まで、切除することがあります。</p>
<span class="green">&lt;大網切除&gt;</span><br />
大網は、卵巣がんの転移がもっとも多くみられる組織です。大網は、胃の縁につながっていて、大腸小腸をおおうように垂れさがっている、大きな網のような組織をさします。これ自体を切除しても、体への大きな影響がないため、必要に応じて切除する方法が選択されます。</p>
<span class="green">&lt;後腹膜リンパ節郭清（かくせい）&gt;</span><br />
後腹膜に存在しているリンパ節は、卵巣がんの転移が起こりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといいます。手術中にがんの広がりを調べるために、サンプリングを行うことがあります。また、リンパ節とリンパ管は系統的につながっている臓器であるため、全て切除することがありますが、これをリンパ節郭清といいます。</p>
<span class="green">&lt;腸管などの合併切除&gt;</span><br />  
腹腔内での転移巣を可能な限り切除するため、腸管などを一緒に切除することがあります。対象となるのは、大腸、小腸、脾臓などです。大腸、小腸などの消化管を一緒に切除する場合は、消化管再建（消化管を再びつなげるなど、消化管の機能を維持する方法）も併せて行われます。</p>
	<p>しかし、がんの進行や転移によりがんが広範囲となっている場合や、今後の妊娠を希望する場合は、病期や臨床的な条件を考慮した上で、卵巣を温存しながらがん細胞を取り除く方法も検討されることがあります。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。 <br />
	<p>卵巣がんは悪性腫瘍のうちでも、比較的「化学療法がよく効く疾患」ではありますが、がんの種類によって、効果がみられる薬剤が異なります。そのため、まずは手術を行い、可能なかぎりがん細胞を取り除き、病型を決定した後で行われることが多いようです。<br><br>
また、卵巣がんによる腫瘍の大きさや、全身状態の状況などにより、先に化学療法を行って、ある程度腫瘍を切除しやすい状態にしてから、手術を行うこともあります。これを「術前化学療法」といいますが、この場合は手術後に再度化学療法を行うことが多いようです。</p>
	<p>卵巣がんの抗がん剤は、多くの場合、静脈注射で投与することになりますが、腹腔内に管を留置して、そこから卵巣に向かって直接注入することもあります。</p>
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 </p>
	<p>以前は、手術でもとりきれないがん腫瘍に対して、放射線療法が行われていました。しかし最近では、抗がん剤による治療が増えています。放射線療法は、骨や脳などへの転移時にのみ、使用されることが多いようです。</p>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
<h2>卵巣がんの再発・転移</h2>
<p>卵巣がんは、治療後2年以内の再発が多く見られます。特に、妊孕性（治療後の妊娠の可能性）を重視した治療を行った場合は、再発する可能性が高くなるとされています。
妊孕性を重視した治療は、すなわち卵巣を全て摘出するのではなく、明らかにがんである部分を切除しながら、卵巣およびその機能を残した（温存した）治療法を選択することになります。この場合の再発率は、次のようになると考えられています。</p>

<table class="stage02" style="margin-bottom: 0;">
<tr>
<th>病期</th><th>グレード</th><th>再発率</th>
</tr>
<tr>
<td rowspan="3">進行期&#8544;a期</td><td>グレード1</td><td>5.2%</td>
</tr>
<tr>
<td>グレード2</td><td>20%</td>
</tr>
<tr>
<td>グレード3</td><td>50%</td>
</tr>
<tr>
<td rowspan="3">進行期&#8544;c期</td><td>グレード1</td><td>8%</td>
</tr>
<tr>
<td>グレード2</td><td>21%</td>
</tr>
<tr>
<td>グレード3</td><td>33%</td>
</tr>
</table>
<span>※日本癌治療学会　卵巣がん治療ガイドライン　より作図</span><br><br>
<p>一方、手術時に再発や転移を防ぐために、周辺臓器の切除やリンパ節郭清を行っている場合でも、転移を完全に防ぐことは難しく、腹膜播種（ふくまくはしゅ＝腹腔内にがん細胞がばらまかれたようになり、腹膜に小さながんが多数生じるもの）が起こる可能性もあります。</p>
<p>再発した場合、治療方法は抗がん剤のみが適応となるため、治療をおこなったとしても、一般的に予後は不良であるとされています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>卵巣癌検診　　　卵巣癌 症状　　　卵巣癌 検診 費用　　　卵巣がん 症状　　　卵巣がん 転移</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index12.php">卵巣がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>子宮頸がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/type/index12-2.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 05:49:28 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=type&#038;p=5323</guid>

					<description><![CDATA[<p>子宮頸がんの統計情報を見ると、2013年に新たに子宮頸がんと診断された人は、全国で10,520人と推計されています（国立がん研究センター　がん情報サービス　最新がん統計　地域がん登録全国推計によるがん罹患データ より）。 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/type/index12-2.php">子宮頸がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>子宮頸がんの統計情報を見ると、2013年に新たに子宮頸がんと診断された人は、全国で10,520人と推計されています（国立がん研究センター　がん情報サービス　最新がん統計　地域がん登録全国推計によるがん罹患データ より）。</p>
<p>年齢別に見てみると、20歳代後半から患者数が増加し、40歳代前半くらいでピークとなり、その後横ばいとなります。このことから子宮頸がんは、20歳代後半の比較的若い女性でも、罹患する可能性があるがんであるといえます。また、日本人女性が罹患する女性特有のがんの中では、子宮体がんに続き、2番目に多いがんであるといえます。国際的な傾向としては、発展途上国では子宮頸がんの患者数が、先進国では子宮体がんの患者数が多いといわれています。</p>
<p>日本での子宮頸がんによる死亡数は、約2,500人～3,000人とされており、2016年に子宮頸がんで亡くなった人は、およそ2,700人と推計されています（国立がん研究センター　がん情報サービス　最新がん統計　地域がん登録全国推計によるがん罹患データ より）。厚生労働省の資料によると、世界的には、年間でおよそ27万人が、子宮頸がんによって亡くなっているといわれています。近年では子宮頸がん検診が推奨されており、初期の段階で発見できているということから、死亡率は年々減少傾向となっていると言われています。しかし、若い女性も罹患する可能性があることや、生殖機能を失う可能性もあること、罹患することによって命を落とす可能性があることから、女性にとって深刻ながんとして捉えられています。</p>
<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/fig01_type12-23-1.png" alt="子宮がん死亡者数" style="height: 260px; width: auto; margin: 10px 0 15px;" />
</div>

<div class="text01">
<h2>子宮頸がんとは</h2>
<p>子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんに分けられます。子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。子宮の入り口付近で発生することが多いので観察や検査がしやすいため、発見しやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく、予後のよいがんといえます。一方、子宮体がんは子宮内膜がんとも呼ばれ、胎児を育てる子宮体内部の内側にある子宮内膜から発生します。</p>
<p>子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス（HPV：Human Papilloma Virus）の感染が関連しているとされていて、患者さんの90％以上からHPVが検出されています。また喫煙も子宮頸がんの危険要因であることがわかっています。子宮頸がんは30歳代後半～40歳代に多く発症しますがが、最近は若い女性で増えている傾向にあります。</p>
<p>子宮頸がんは、異形成という前がん状態を経てがん化することが知られており、本物のがん細胞に進行する前に正常でない細胞（異型細胞というがんになる前の細胞）の状態を細胞診というスクリーニングの検査で見つけることができます。つまり、無症状のときから婦人科の診察や集団検診などで早めに発見することが可能です。検診を受けておらず、生理でないときや性行為の際に出血したりふだんと違うおりものが増える、生理の量が増えたり長引くなど気になる症状があるときは、早めに受診することが早期発見につながります。</p>
<p>最近では、子宮頸がんの発生が若い人に増えていることや、晩婚化に伴い妊娠年齢が上昇していることから、妊娠中にがんが発見される機会も多くなっています。がんが早期であれば、妊娠継続とがん治療を両立させることが可能な場合もありますが、進行がんでは、母体の救命を優先させる治療を行うこともあります。パートナー（配偶者・恋人）とのコミュニケーションを十分にとり、お互い納得して治療方針を決めることが大切であり、また、担当医と十分に話し合って慎重に治療を選択する必要があります。</p>

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<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>子宮頸がんの症状</h2>
<p>子宮頸がんは基本的に、初期症状がないとされています。そのためがんが進行するまで気づかないというケースが多いことが特徴です。子宮頸がんは、がんになる前の状態、細胞の「異形成」という前がん状態の時期があります。この時には自覚症状がまったくなく、初期の段階で子宮頸がんが発見できた人は、子宮頸がん検診などの検査を受けたことによって発見できた、ということが非常に多いです。</p>
<p>子宮頸がんの症状としては、次のようなものがあります。<br><br>
<b>●月経以外の出血（不正出血）</b><br />          
<b>●性行為の際の出血</b><br />
<b>●下腹部や腰の痛み</b><br />
<b>●月経血が増える、月経期間が長くなる</b><br />
<b>●異常なおりものが出る</b><br /><br>
これらの症状が見られた時には、がんが広がりつつあるといわれています。子宮自体が体外とつながっている臓器でありながら、早期のがんでの症状はほとんど見られないことが特徴とされています。尚、がんの浸潤スピードはゆっくりであり、がんが浸潤するまで5～10年かかると言われています。<br><br>
子宮頸がんは、細胞の異常が起きた後に、その異常となった細胞ががん化するという過程をたどることが分かっています。そのため、細胞がまだがん化していない状態、細胞の異常（これを「異形成」の状態といいます）が起きた状態のときに、検診などで発見することが可能ながんです。がんが進行するにつれて、上記のような症状がみられるようになります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>子宮頸がんの原因</h2>
	<p><b>子宮頸がんの原因は、その多くがヒトパピローマウイルス（HPV）の感染によるものとされています。</b>ヒトパピローマウイルスは、100種類以上のタイプがあるといわれています。その中で、子宮頸がんに関係するヒトパピローマウイルスは一般に、ハイリスク型(16、33、52、58型など)とローリスク型(6、11型など)に分類することができます。<br><br>
ハイリスク型は子宮頸がんの進行を誘発するものの、子宮頸がんの発症率は20％程度であるため、必ずしも「ハイリスク型が子宮頸がんを発生させる要因になる」とは言い難くなっています。ヒトパピローマウイルスに感染した後に、何かしらの他の要因が加わることで、徐々にがん化していくとされています。<br><br>
ヒトパピローマウイルスは、性交渉によって感染することが分かっています。しかし、感染しただけでは特に自覚症状などがみられないことから、多くの女性が一生に一度は感染するウイルスともいわれています。また、感染から何年後にがん化するかなど、具体的なことは現在もまだ明らかにはなっていません。しかし、患者の年齢の分布から分析すると、性交渉の開始年齢が何かしらの影響を与えているのではないかと考えられています。<br><br>
このウイルスが感染しても、通常は自身のもつ免疫機能によって、およそ90％の人が、2年以内にウイルスを排除しています。しかし、およそ10%の人は、子宮頸部にヒトパピローマウイルスが感染した後、排除されることなく、子宮頸部に長期的に定着してしまい、細胞の異形成が進みます。異形成は軽度、中程度、高度の3段階あります。これらの状態で発見され、適切な治療が行われればがんとなる前に治療することが出来るので良いのですが、細胞の異形成の状態を放置してしまうと、子宮頸がんを発症することになります。<br><br>

日本人を対象とした調査によると、性交経験のある女性の約10％において、子宮頸部に子宮頸がんの高危険群であるヒトパピローマウイルスが検出された、というデータがあります。<br><br>

つまり、ヒトパピローマウイルスに感染してしまったとしても、早い段階（軽度や中等度の異形成など）で発見、治療することができれば、子宮頸がんへと進行することなく、完治を目指すことができます。そのためには、子宮頸がん検診の受診が必要不可欠となります。<br><br>
子宮頸がん検診は現在、地方自治体により行われている地域が多くなっています。それぞれの自治体では女性の住民に対し、数年に1回、子宮頸がんのクーポンを配布して検診を促しており、検診の重要性が示唆されています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
<h2>子宮頸がんワクチン</h2>
<p>子宮頸がんの予防に推奨されているのが、子宮頸がんワクチンです。日本では、平成21年12月に承認されて接種可能となったワクチンで、性交渉を経験する前の10歳代前半の年齢層の女子を中心として、接種が推奨されています。法に基づいた標準的な基準では、中学1年生となる年度に接種することが望ましいとされています。<br><br>
<b>子宮頸がんワクチンは、子宮頸がん全体の50～70％の原因とされる、16型や18型のヒトパピローマウイルス感染予防に、効果があるワクチンとされています。</b>16型と18型の感染や、感染後の異形成への進行を90％以上予防した、という報告もあります。<br><br>
子宮頸がんワクチンは強制ではなく、接種推奨の任意ワクチンであるため、自らが接種時期を決めて接種を受けることになります。しかし、地方自治体による助成制度が利用できるため、お住まいの地方自治体などに問い合わせをして、助成内容を確認しましょう。<br><br>

<span class="green">&lt;子宮頸がんワクチンの種類&gt;</span><br />
子宮頸がん予防ワクチンは3回の接種が必要ですが、ワクチンによって追加接種を行う時期が異なります。<br><br>
<b>● サーバリックス：1回目の接種を行った1か月後に2回目を、6か月後に3回目の接種を行う</b><br>
<b>● ガーダシル：1回目の接種を行った2か月後に2回目を、6か月後に3回目の接種を行う</b><br><br>
どちらのワクチンも公費での接種を受けることができるため、摂取費用に関する差はありません。ただし、1回目にサーバリックスを接種して2回目にガーダシルを接種するというように、違う種類のワクチンを接種することは、禁止されています。<br><br>
一般的にはサーバリックスの方が、副作用が比較的強めに出る傾向にあるものの、得られる予防効果が高く、その効果も長く続くとされています。一方のガーダシルは、子宮頸がんだけでなく、尖圭コンジローマの予防効果も期待でき、世界的に使われているワクチンです。<br><br>

また、通常、予防接種は一定の間隔をあけて受けるものであるため、ワクチン接種1か月以内に何かしらの予防接種を受ける場合は、担当医に相談する必要があります。<br><br>

<span class="green">&lt;子宮頸がんワクチンと副反応&gt;</span><br />
ワクチン接種後に見られる副反応は主に、ワクチン接種部の痛みや腫れ、赤みであり、接種した人の50％以上に見られるとされています。他にも発熱や恐怖、興奮などをきっかけとした失神なども見られることがあり、接種後はこれらの副反応が見られないか、十分に観察することが必要です。他の副反応については以下のようなものが見られることがあります。<br><br>
<b>＜サーバリックス＞</b><br>
● 頻度10％以上：かゆみ、注射部位の痛みや腫れ、腹痛、筋肉痛や関節痛、頭痛など<br>
● 頻度1～10％未満：じんま疹、めまい、発熱など<br>
● 頻度1％未満：注射部位の知覚異常、しびれ感、全身の脱力感<br>
● 頻度不明：手足の痛み、失神など<br><br>
<b>＜ガーダシル＞</b><br>
● 頻度10％以上：注射部位の痛みや腫れなど<br>
● 頻度1～10％未満：注射部位のかゆみや出血、頭痛、発熱など<br>
● 頻度1％未満：手足の痛み、腹痛など<br>
● 頻度不明：疲労感、失神、筋肉痛や関節痛など<br><br>

また、稀ではありますが、呼吸困難やじんましんなどを症状とするアナフィラキシー、手足の力が入りにくいなどを症状とするギラン・バレー症候群、頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状がみられる急性散在性脳脊髄炎という病気になってしまう場合もあります。<br><br>
これらを防ぎ、早期発見するためにもワクチン接種後は30分ほど接種をした病院で座って安静にするようにしましょう。また、ワクチン接種当日の激しい運動は避け、接種後に気になる症状が見られた場合にはすぐにワクチンを接種した医療機関に相談することをおすすめします。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>子宮頸がん検診とその費用</h2>
<p>子宮頸がんは、定期的な検診を受けることで、比較的早期に発見できるがんであるといわれています。日本の場合、子宮頸がん検診の受診率が欧米などと比較して低く、過去1年以内に子宮頸がん検診を受けた女性は、25％程度であるといわれています。一方、欧米などを含む多くの先進国では、子宮頸部細胞診による検診が行われており、日本よりも受診率が高いことが分かっています。例えばアメリカの場合、18歳以上の女性のうち80%以上が、過去3年間に1回以上の検診を受けているといわれています。<br><br>

子宮がん検診では、問診の他、視診、細胞診、内診などが行われ、必要に応じてさらに詳しい検査を行います。<br><br>

子宮頸がん検診の一次検診で重要となる細胞診は、細い専用の綿棒のようなものを使って、子宮頸部の細胞をこすり取って調べる検査です。膣からの操作になるため内診が必要となります。<br><br>

<span class="green">&lt;子宮頸がん検診の費用&gt;</span><br />
日本で子宮頸がん検診を受ける場合、20歳以上で2年に1回の検診が推奨されています。子宮頸がん検診は、お住まいの地域の医療機関や、加入している健康保険組合の健診で受けることができます。地方自治体（都道府県や市区町村）などからの助成により、無料～数千円で受けることができます。例えば、東京都新宿区では2年に1回900円で受けることができますが、東京都台東区では2年に1回「無料チケット」が届きます。有料となる場合も、格安で受けることができる地域が多いようですので、2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>子宮頸がんの検査と診断</h2>
<p>がん検診のときは通常細胞診のみを行いますが、細胞診の結果がんが疑われたときには、精密検査として組織診、コルポスコープ診を行います。がんの広がりをみる検査としては、内診、直腸診、超音波検査、CT、MRIなどがあります。また膀胱鏡、直腸鏡、尿路検査などが行われることもあります。</p>
<div class="indent">
<dl class="dl_indent">
<dt>細胞診</dt>
<dd>子宮の入り口付近を綿棒、ブラシ、またはヘラのようなものでこすって細胞を取り、顕微鏡で正常な細胞かどうかを確認します。通常、痛みは軽いです。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>組織診</dt>
<dd>細胞診で異常があった場合は、疑わしい部分から小さな組織を切り取って顕微鏡で診断（組織診）します。子宮頸がんであることの確定診断に用います。痛みを感じたり、出血することがあります。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>コルポスコープ診</dt>
<dd>コルポスコープという拡大鏡で子宮頸部の粘膜表面を拡大して細かい部分を観察します。通常、組織を採取する際にはコルポスコープで異常が疑われる部位に狙いを定めて採取します。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent">
<dt>超音波（エコー）検査</dt>
<dd>超音波を体の表面にあて、臓器から返ってくる反射の様子を画像にする検査です。痛みもなく放射線の被曝もないです。膣の中から超音波をあてて調べる場合もあります。子宮頸がんの性状をみたり、腫瘍と周囲の臓器との位置関係や他の臓器やリンパ節への転移の有無を調べます。</dd>
</dl>
<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
<dt>ＣＴ、ＭＲＩ検査</dt>
<dd>ＣＴは、Ⅹ線を使って体の内部（横断面）を描き出し、治療の前にがんの性質や分布、転移や周囲の臓器への広がりを調べます。ＭＲＩは磁気を使った検査です。CTやMRIは、肺、肝臓などの遠隔臓器への転移の有無、リンパ節転移の診断、周囲臓器への浸潤の程度の診断に威力を発揮します。造影剤を使用する場合、アレルギーが起こることがありますので、以前に造影剤のアレルギーの経験のある人は医師に申し出る必要があります。</dd>
</dl>
</div>

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<!-- text01 -->
</div>
<div class="text01">
<h2>子宮頸がんの病期（ステージ）</h2>
<p>病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いです。病期には、ローマ数字が使われます。がんの大きさだけではなく、粘膜内にがんがどの程度深く入っているか、リンパ節転移や肺などの遠隔臓器への転移があるかどうかで、Ⅰ期（Ⅰa；Ⅰa１、Ⅰa2、Ⅰb；Ⅰb１、Ⅰb2）、Ⅱ期（Ⅱa、Ⅱb）、Ⅲ期（Ⅲa、Ⅲb）、Ⅳ期（Ⅳa、Ⅳb）に分類されます。</p>
<div class="indent">
<dl class="indent_title" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>～子宮頸がんの病期～</dt>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">■Ⅰ期　がんが子宮頸部のみに認められ、他に広がっていない（子宮体部への浸潤は考えない）</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅰa期</dt>
<dd>組織学的にのみ診断できる浸潤がんで間質浸潤の深さが５㎜以内、縦軸方向広がりが７㎜を超えないもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix">
<dt>Ⅰa１期</dt>
<dd>組織学的にのみ診断できる浸潤がんで間質浸潤の深さが3㎜以内、<br />
縦軸方向広がりが7㎜を超えないもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>Ⅰa2期</dt>
<dd>組織学的にのみ診断できる浸潤がんで間質浸潤の深さが3㎜を超えるが５㎜以内、広がりが７㎜を超えない。しかし子宮頸部腺癌では、Ⅰa１a２期を分類しない。<br />
（腺癌：がん細胞が腺様構造で腺腔を持つもの）</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅰb期</dt>
<dd>臨床的に明らかな病変が子宮頸部に限局するもの、また臨床的に明らかではないがⅠa期を超えるもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix">
<dt>Ⅰb１期</dt>
<dd>病変が４㎝以内のもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>Ⅰb２期</dt>
<dd>病変が４㎝を超えるもの</dd>
</dl>
<p style="margin: 15px; font-weight: bold; color: #009900;">子宮頸がんは、病気が上皮と呼ばれる表面の層のみにとどまる段階で発見すれば治る可能性が極めて高いがんであり、子宮頸部を一部切除し、子宮本体を残すこともできる。</p>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">■Ⅱ期　がんが子宮頸部を越えて広がっているが、骨盤壁または膣壁の下1/3には達していないもの </dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅱa期</dt>
<dd>がんが膣壁に広がっているが、子宮頸部の周囲の組織には広がっていないもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix">
<dt>Ⅱa１期</dt>
<dd>病変が４㎝以内のもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float02 clearfix" style="margin-bottom: 10px;">
<dt>Ⅱa２期</dt>
<dd>病変が４㎝を超えるもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅱb期</dt>
<dd>がんが膣壁に広がっているが、骨盤壁まで達していないもの</dd>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">■Ⅲ期　がんは骨盤壁まで達するもので、がんと骨盤壁との間にがんでない部分を持たない、<br />
または膣壁の浸潤が下方部1/3に達するもの </dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅲa期</dt>
<dd>がんの膣壁への広がりは下方部分の1/3に達するが、子宮頸部の周囲の組織への広がりは骨盤壁にまでは達していないもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅲb期</dt>
<dd>がんの子宮頸部の周囲の組織への広がりが骨盤壁にまで達しているもの、または腎臓と膀胱をつなぐ尿管ががんでつぶされ、水腎症となったり腎臓が無機能になったもの</dd>
</dl>
<dl class="indent_title">
<dd class="emphasis">■Ⅳ期　がんが小骨盤腔を越えて広がるか、膀胱・直腸の粘膜に広がっているもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅳa期</dt>
<dd>膀胱や直腸の粘膜へがんが広がっているもの</dd>
</dl>
<dl class="dl_float clearfix">
<dt>Ⅳb期</dt>
<dd>小骨盤腔を越えて、がんの転移があるもの</dd>
</dl>
</div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>子宮頸がんの生存率</h2>
	<p>子宮頸がんの生存率は、比較的高いことが示されています。患者さんの年齢や、選択された治療法（手術療法、放射線療法、化学療法、それぞれの組み合わせ）、患者さん自身が元々もっている病気（糖尿病などがん以外の病気）により、生存率は変わってきます。<br><br>
全がん協加盟施設の生存率共同調査では、病期と5年生存率の関係は、以下のようになっています。</p>
<table class="stage02" style="margin-bottom: 0;">
<tr>
<th>病期（ステージ）</th><th>症例数</th><th>5年生存率</th>
</tr>
<tr>
<td>&#8544;期</td><td>2,664</td><td>90.7%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8545;期</td><td>1,110</td><td>73.3%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8546;期</td><td>1,174</td><td>56.0%</td>
</tr>
<tr>
<td>&#8547;期</td><td>628</td><td>21.4%</td>
</tr>
<tr>
<td>全病期計</td><td>5,698</td><td>72.5%</td>
</tr>
</table>
	<p><span>全がん協加盟施設の生存率共同調査　全がん協生存率　より集計（2018年1月現在）<br>
※対象データは、診断年が2004年～2008年の最新5年間とした</span></p>
	<p>いずれにしても、早期に発見し、病期が早いうち（進行しないうち）に治療が開始出来れば、それだけ生存率が高くなります。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>子宮頸がんの治療法 </h2>
	<h3>手術(外科療法)</h3>
	<p>がん病巣を手術で除去する療法で、原発巣だけでなく、他の部位に転移した転移巣も取り除きます。がんそのものを外科手術で除去する局所療法です。がんの治療法として最も基本的な治療法です。</p>
	<p>子宮頸がんの手術には、大きく4つの術式があります。がんのある子宮頸部の組織を円錐（えんすい）状に切除する方法（円錐切除術）や、子宮を切除する単純子宮全摘出術、子宮と腟、基靭帯（きじんたい）の一部を切除する準広汎（じゅんこうはん）子宮全摘出術や、子宮・腟の一部や基靭帯、さらにリンパ節を取り除く広汎子宮全摘出術などがあります。</p>
	<p><span class="green">&lt;円錐切除術&gt;</span><br />
がん化していることが確認された子宮頸部の組織を、円錐状にくり抜くように切除します。開腹手術ではなく、膣側からの手術となります。</p>
	<p><span class="green">&lt;単純子宮全摘術&gt;</span><br>
子宮頸部から子宮全体の部分のみを切除する手術です。膣と子宮の接合部分から奥側を切除しますので、膣はそのまま残ります。</p>
	<p><span class="green">&lt;準広汎（じゅんこうはん）子宮全摘出術&gt;</span><br>
子宮（子宮頸部から子宮全体まで）と腟、基靭帯（きじんたい：骨盤へとつながる、子宮を支えている太い靭帯）の一部を切除します。</p>
	<p><span class="green">&lt;広汎（こうはん）子宮全摘出術&gt;</span><br>
準広汎子宮全摘出術に加え、腹腔内にあるリンパ節の郭清も行います。</p>

	<p>子宮頸がんに対する手術療法の場合、子宮を全摘出するかどうかは、患者さん本人が将来的な妊孕性（にんようせい＝妊娠することができる可能性）を温存の意思があるかにも関わってきます。近年、Ⅰa期、Ⅱb期に対して妊孕性を温存する治療法として、広汎子宮頸部摘出術という術式が検討されています。ただしこの術式については、一部では広汎子宮頸部摘出術後の再発率、死亡率ともに、従来の術式とほぼ同等であるといわれていますが、妊孕性の温存率や、従来の広汎子宮全摘術との比較検討が十分ではない部分があります。</p>

	<p><span class="green">&lt;再発リスク因子&gt;</span><br>
また、手術後に補助的に放射線療法や化学療法を行う場合、その可否を左右するのが、再発リスク因子の有無であるといわれています。術後再発リスク因子とは、以下の項目を評価することで、低リスク群、中リスク群、高リスク群に分けられます。<br><br>
・骨盤リンパ節転移の有無<br>
・子宮傍結合組織浸潤<br>
・頸部間質浸潤の深さ<br>
・頸部の腫瘤の大きさ<br>
・脈管（リンパ管など）への侵襲<br>
・手術断端疑陽性の有無<br><br>
これらの評価を総合的に判断し、術後の転移や再発のリスクが高いと評価された場合、術後補助療法の対象となります。実際にどのような術後補助療法を行うのかは、患者さんの病状により変わってきます。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_01">手術(外科療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>抗がん剤(化学療法)</h3>
	<p>化学物質（抗がん剤）を利用してがん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。 <br />
	<p>子宮頸がんに対する化学療法は主に、以下のような場合で適応となります。<br><br>
●遠隔の組織への転移がある場合<br>
●子宮頸がんが再発した場合<br><br>
ただし、病期が比較的早めであるⅠa期やⅡb期でも、腫瘍のサイズが大きい場合には、術前に化学療法を行って、腫瘍サイズを小さくしておくことも検討されます。
基本的には、プラチナ製剤を中心とした単剤療法、あるいは複数のお薬を使用する多剤併用療法が中心です。</p>
	<p>ただし、子宮頸がんの治療目的で使用される抗がん剤は、投与後の有害事象（ゆうがいじしょう＝いわゆる副作用のこと）がみられるものが多くなります。例えば、自覚症状として悪心、おう気やおう吐、食欲不振といった消化器症状や、脱毛などが多くみられるようです。また、一部の抗がん剤では、まだ保険適応となっていないお薬もありますので、化学療法を受ける際には、主治医と十分に話し合い、必要な指導を受けましょう。<br><br>
	<a href="../prevention/cure.php#this_02">抗がん剤(化学療法)についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>放射線療法</h3>
	<p>腫瘍の成長を遅らせるために、あるいは縮小させるために放射線を使用する治療法です。がんに侵された臓器の機能と形態の温存が出来ますまた、がんの局所療法であるため、全身的な影響が少なく、高齢者にも適応できる患者にやさしいがん治療法です。 <br />
	<p>放射線治療では、高エネルギーのX線やガンマ線を照射することで、がん細胞を傷つけて小さくする効果が期待できます。放射線治療には、外部照射と内部照射があります。<br><br>
●外部照射：放射線を体の外から照射する方法<br>
●内部照射：腟を経由して、子宮頸部のがんのある部分（内部）に照射する方法</p>
	<p>放射線治療を行うケースしては、がんの根治を目的として行うケース、手術後に補助的に行うケースが想定されます。いずれの場合でも、化学療法と併用して行われる方が、放射線治療を単独で行うよりも、高い効果が期待できるとされています。<br><br>
	<a href="../prevention/radiation.php#this_01">放射線療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h3>免疫療法</h3>
	<p>上記の三大治療法に加えて、免疫療法は近年「第4の治療法」として期待されています。免疫療法は研究が進められていますが、有効性が認められた免疫療法は免疫チェックポイント阻害剤などの一部に限られています。自由診療で行われている免疫療法には効果が証明されていない免疫療法もありますので、慎重に確認する必要があります。<br><br />
	<a href="../prevention/cure.php#this_03">免疫療法についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>陽子線治療</h3>
	<p>通常のＸ線の放射線治療ではがん局部の周囲の正常な細胞も傷つけてしまいますが、陽子線治療はがん局部だけを照射して周囲の正常な  細胞が傷つくことをより抑えることができます。また、痛みもほとんどなく、1日15～30分程度のため、身体への負担が少ない治療です。1日1回、週 3～5回行い、合計4～40回程度繰り返します。 <br />
	<a href="../prevention/other.php#this_01">陽子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h3>重粒子線治療</h3>
	<p>陽子線治療と比べて、さらにがん局部を集中的に治療が可能となります。がん細胞の殺傷効果は陽子線治療の2～3倍大きくなります。 進行したがんは低酸素領域がありますが、このようながんでも治療が可能です。また、X線では治療が難しい深部にあるがんの治療も可能です。治療は1日1 回、週3～5回行い、合計1～40回程度繰り返します。平均では3週間程度の治療になります。1回当たり、20～30分程度の治療時間になります。<br><br />
重粒子線治療とは、加速器と呼ばれる機器で炭素イオンを加速させ（光速の約70％）、がんの病巣に集中的に放射線を照射する、最先端の放射線治療法です。2003年に高度先進医療として認可されました。治療に関わる入院費用なとは保険適応となりますが、重粒子線治療そのものの治療費は高額で、300万円ほどかかるとされています。<br><br>
重粒子線治療の特徴として、重粒子線及び陽子線は、体の表面では放射線量が弱く、がん病巣において放射線量がピークになる特性（ブラッグ・ピーク）を有しています。このため、がん病巣をピンポイントで狙いうちすることができ、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能です。<br><br>
この特性により、重粒子線治療は、体表面での放射線量が弱く、がん病巣に対して放射線量がピークになるという効果が期待できます。従来の放射線治療と比較すると、放射線量の集中性が良い、生物学的な効果※が高い、皮膚表面への影響が少ない、という特徴を有しています。従来の放射線治療が苦手としていた、局所進行性の子宮頸がんに対し、高い効果が得られることが期待できます。<br><br>
但し、子宮頸がんのすべてが重粒子線治療の対象となるわけではなく、がんのタイプや大きさ、進行度や手術の有無などによって、適応となるかどうかが変わります。<br><br>
※生物学的な効果とは、重粒子線の照射によりがん細胞が受ける影響のことで、がん細胞自体が死滅すること（細胞破壊、または細胞死）、がん細胞の遺伝子（DNA）を破壊して増殖させないようにすること、などがあります。<br><br>
	<a href="../prevention/other.php#this_02">重粒子線治療についてもっと詳しく見る</a></p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>子宮頸がんの再発・転移</h2>
	<h3>転移</h3>
	<p>子宮頸がんの転移は基本的に、子宮周囲の臓器、膣や膀胱、尿管、直腸、リンパ節などでみられることが多いといわれています。また、子宮からは距離のある臓器への転移（遠隔転移といいます）がみられることもあります。
転移した場合の治療は、子宮頸がんの治療を基本としながらも、転移先の臓器の状態や、がんの状態によっても変わってきます。</p>
	<h3>再発</h3>
	<p>一方の再発ですが、子宮頸がんの再発は、局所再発（きょくしょさいはつ＝骨盤内に起こる再発）と、遠隔転移再発（えんかくてんいさいはつ＝原発巣である子宮から離れた、肺や肝臓などの臓器への転移）があります。再発の状況により、治療方法が変わってきます。</p>
	<p><span class="green">&lt;局所再発&gt;</span><br>
手術療法としては、子宮および腟、下部の結腸、直腸、膀胱などを切除する「骨盤除臓術（または骨盤内臓器全摘出術ともいう）」があります。骨盤除臓術を行う場合は、人工肛門の増設術や、回腸導管増設術（かいちょうどうかんぞうせつじゅつ＝回腸の一部を使い、膀胱の代わりとし、これに尿管をつなぐことで、尿路を人工的に再建する）、造腟術などが、必要に応じて選択されます。いずれも、手術によって損なわれる機能を補うための、形成手術です。<br>
また、腫瘍の進行度や広がりにより、放射線治療や抗がん剤治療も検討されます。</p>
	<p><span class="green">&lt;遠隔転移再発&gt;</span><br>
治療法としては、基本的には化学療法が選択されます。ただし、転移再発巣が1ヵ所だけの場合は、外科手術や放射線治療などの併用も検討されます。<br>
転移再発巣が多臓器に及ぶ再発や、多発性の転移には、化学療法が行われます。</p>
	<p>再発といっても、それぞれの患者さんで病気の状態は異なります。病巣の広がりや再発した時期、これまでの治療法などによって総合的に治療法を判断する必要があります。それぞれの患者さんの状況に応じて、治療やその後のケアを決めていきます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>厚生労働省　予防接種情報 > ヒトパピローマウイルス感染症（HPVワクチン）<br>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/<br>
同上　子宮頸がんワクチンQ＆A<br>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html<br>
公益社団法人　日本産婦人科学会　病気を知ろう：婦人科の病気<br>
http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/keigan.html<br>
同上　病気を知ろう：婦人科の病気　子宮頸がん<br>
http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/keigan02.html<br>
独立行政法人　医薬品医療機器総合機構　サーバリックス添付文書<br>
http://www.jshp.or.jp/cont/13/0617-2-2.pdf<br>
同上　ガーダシル水性懸濁筋注シリンジ添付文書<br>
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/631340TG1020_1_05/<br>
がん研有明病院　がんの種類について　子宮頸がん<br>
http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/womb.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　最新がん統計<br>
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html<br>
同上　子宮頸がん　基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/index.html<br>
国際医学情報センター　子宮頸がん<br>
https://www.imic.or.jp/library/cancer/022_cervical.html<br>
放射線医学総合研究所病院　適応となっている疾患について　子宮<br>
http://www.nirs.qst.go.jp/hospital/conform/conform_06a.shtml<br>
東京女子医科大学　放射線腫瘍学講座　放射線治療について<br>
http://twmu-rad.info/treatment.html?id=1<br>
埼玉県立がんセンター　他施設との連携による治療（粒子線治療）<br>
https://www.pref.saitama.lg.jp/saitama-cc/shinryonaiyo/info-ionbeam.html<br>
九州国際重粒子線がん治療センター　SAGA HIMAT　重粒子線がん治療<br>
https://www.saga-himat.jp/actual.html<br>
厚生労働省　ヒトパピローマウイルス（ＨＰＶ）ワクチン 作業チーム報告書<br>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000014wdd-att/2r98520000016rqg.pdf<br>
日本対がん協会　子宮がんの基礎知識<br>
http://www.jcancer.jp/about_cancer_and_checkup/%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E5%AD%90%E5%AE%AE%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98</p>
</div>

<div class="text01"> 
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	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
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	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h4 class="search_word">■よく検索されるキーワード</h4>
	<p>子宮頸癌検診　　　子宮頸癌 症状　　　子宮頸癌 検診 費用　　　子宮頸がん 症状　　　子宮頸がん 転移</p>
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