<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>がんについて | がん治療の情報サイト｜がん治療.com</title>
	<atom:link href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.ganchiryo.com</link>
	<description>がん治療.comとは 癌(がん)治療について、癌(がん)に関する様々な情報を集めて公開しています。癌(がん)に関する専門情報を配信し、癌(がん)患者さん、ご家族の方、ボランティア、医療従事者などが情報交換できるコミュニティーサイトを目指しています。</description>
	<lastBuildDate>Fri, 09 Jun 2023 07:31:03 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	
	<item>
		<title>がんとは -発生・転移メカニズム-</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 04:29:54 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5303</guid>

					<description><![CDATA[<p>がん細胞と正常細胞 人間の体は約60兆個の細胞からできていると言われています。 がん細胞は、普通の細胞から発生した正常でない＝異常な細胞で、がんはこの異常な細胞の塊です。 正常細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism.php">がんとは -発生・転移メカニズム-</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">

<h2>がん細胞と正常細胞</h2>
<p>人間の体は約60兆個の細胞からできていると言われています。<br>
がん細胞は、普通の細胞から発生した正常でない＝異常な細胞で、がんはこの異常な細胞の塊です。<br>
<p>正常細胞は、体や周囲の状態に応じて、増えたり、増えることをやめたりします。<br>

<span class="red02">例.けがをすれば細胞が増殖して傷口を塞（ふさ）ぎます。しかし、傷が治れば増殖を停止します。</span><br><br>

<p>対して、がん細胞は、体や周囲の状況を無視して殖え続けます。増え続けるので、どんどん数を増し、周囲の大切な組織を圧迫したり、壊したり、機能障害を引き起こします。</p>

<a href="../about_cancer/mechanism/cancer-difference">がんと癌の違いについてもっと詳しく見る</a></p>

</div>

<div class="text01">
	<h2>発がん要因</h2>
	<p>老化による遺伝子の変化　加齢に伴うホルモンバランスの変化、生活環境(ストレス)や環境因子(発がん物質)の蓄積、免疫低下による感染症などによって発がんすると考えられています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>発がんの段階</h2>
	<p>がん細胞は、正常細胞の遺伝子が2個～10個程度の傷がつくことにより、発生すると言われています。<br />
これらの遺伝子の傷は一度に誘発されるわけではなく、長い間に徐々に誘発されるということもわかっています。<br />
正常細胞ががん細胞に向かってだんだんと進むことから、「多段階発がん」といわれます。</p>
	<p>この傷がつく遺伝子は大別して2種類に分けることができます。<br />
・細胞の増殖を促す役割をもつ遺伝子→　傷が付き常に増殖をさせるようになってしまう。<br />
・細胞の増殖を抑える役割を持つ遺伝子→　傷が付き常に細胞の増殖を止めないようになってしまう。</p>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_中 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="8590967397"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がん遺伝子</h2>
	<p>ある遺伝子に傷がついたときに、細胞の増殖を促し続ける状態になる場合があることが知られています。このような遺伝子は、がん遺伝子と呼ばれています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がん抑制遺伝子</h2>
	<p>がん遺伝子が細胞の増殖を促す遺伝子に対して、そのブレーキにあたる遺伝子が、がん抑制遺伝子と呼ばれます。がん抑制遺伝子は細胞の増殖を抑制したり、細胞にアポトーシス（細胞死）を誘導したりする働きをします。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>遺伝子の変異</h2>
	<p>遺伝子の傷はDNAの傷を意味します。<br />
ヒトの細胞の中にはDNAが存在し、そこに遺伝子が暗号として記録されています。遺伝子の変異とは、この遺伝子の暗号が変わることを意味しています。食物の焦げ、紫外線、ストレス等、さまざまな外的要因（発がん要因）が遺伝子の変異を引き起こすことがわかっています。<br />
DNAはＧ、Ａ、Ｔ、Ｃの4種類の文字で表わされる物質の組み合わせで構成されています。<br />
さまざまな発がん要因により、これらの物質の並び順に間違いが生じると変異が起こります。<br />
がん遺伝子やがん抑制遺伝子を記録したDNAに間違いが生じた場合、がん遺伝子の活性化やがん抑制遺伝子の不活性化が起こります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がん発生部位</h2>
	<p>がんは基本的に、すべての臓器、組織に発生すると言われます。<br />
体は、固有の働きを持つ臓器細胞と、それを支持する組織からなります。<br />
がんは、<br />
・<span class="emphasis">造血器でできるもの</span>、<br />
・<span class="emphasis">上皮細胞でできる「癌、癌腫、cancer,carcinoma）」</span><br />
・<span class="emphasis">非上皮性細胞（間質細胞：支持組織を構成する細胞）でできる「肉腫、sarcoma）」<br />
</span>に大きく分類されます </p>
<p>造血器でできるがんの代表的なものは、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫等があります。<br />
癌腫の代表的なものは、肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、頭頸部のがん（喉頭（こうとう）がん、咽頭（いんとう）がん、舌（ぜつ）がん等）等の「癌」があります。肉腫の代表的なものは、骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫等の「肉腫」があり、発生した組織名と関連付けられています。造血器がんを除くと、ほとんどのがんにおいて塊を形成し増大するので、固形腫瘍（こけいしゅよう）と一括して呼ばれることもあります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がんの転移</h2>
	<p>転移（てんい、metastasis）とは、がん細胞が原発病変とは違う場所に到達し、そこで増殖し、同一種類の腫瘍を二次的に生じることをいいます。<br />
転移した細胞は、原発病変のものと同一種となります。乳癌が肺に転移した場合、二次がんは悪性の肺細胞ではなく、悪性の乳腺細胞によって形成されます。がんの転移は早期がんでも血液中にがん細胞が漏れ出ていることも確認されています。</p>
	<h3>転移の種類</h3>
	<p>・<span class="emphasis">局所転移</span>(local metatasis)：原発巣付近に転移するもの<br />
・<span class="emphasis">領域転移</span>(regional metatasis)：局所リンパ節に転移するもの<br />
・<span class="emphasis">遠隔転移</span>(remote metatasis)：原発巣より離れた遠隔部位に転移するもの</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h3>転移の経路</h3>
	<p>がん細胞が原発病変と異なる場所に転移する際に通過する経路には以下のパターンがあります。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■リンパ行性転移</dt>
			<dd>リンパ流に沿って移動し、転移するもの。口腔癌では顎下リンパ節、乳癌では腋下リンパ節</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■血行性転移</dt>
			<dd>血流に沿って移動し、転移するもの。血管壁の薄い細静脈や毛細血管に侵入し、壁の厚い動脈へは稀である。好発部位としては大量の血液が流れ込む肺や肝臓に多い。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■播種</dt>
			<dd> 播種（はしゅ、dissemination）は、腹腔や胸腔といった体腔へ漿膜を突き破って連絡した腫瘍から、がん細胞が体腔内に遊離して他の漿膜面に移植され転移するもの。癌性の<a href="../live/peritonitis.php">腹膜炎</a>や胸膜炎が発生することが多い。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がん（悪性腫瘍）の特徴</h2>
	<h3>自律性増殖能をもつ</h3>
	<p>がん細胞は正常な全身的な新陳代謝のバランス無視して、自律的に勝手に増殖を続ける。浸潤と転移をするがん細胞が発生部位周囲にしみ出るように広がる（浸潤）とともに、体のあちこちに散らばり（転移）し、次から次へと新しいがん組織を作り上げる。</p>
	<h3>悪液質（あくえきしつ）を起こす</h3>
	<p>がん組織は、他の正常組織が摂取しようとする栄養を取ってしまい、体を衰弱させる。</p>
	<p>対して良性腫瘍は自律性増殖能を有しますが、「浸潤と転移」、「悪液質」を起こすことがないものです。増殖のスピードも、悪性腫瘍に比べると比較的ゆっくりです。臨床的には、圧迫症状を来すことがあります。代表的な良性腫瘍は、子宮筋腫、卵巣嚢腫（らんそうのうしゅ）、皮様嚢腫（ひようのうしゅ）等があります。ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のように発生部位によっては重篤（じゅうとく）な臨床経過を来すものもあります。</p>
	<a href="../live/cancer_cachexia.php"> がん悪液質についてもっと詳しく見る</a></p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>腫瘍による症状の一例</h2>
	<p>腫瘍を形成されることによって起こる症状には様々なものがあります。</p>
	<h3>局所的な症状</h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■圧迫症状</dt>
			<dd>・<span class="emphasis">脳腫瘍</span>　頭蓋内圧亢進→頭痛、嘔吐　脳幹圧迫→呼吸停止</dd>
			<dd>・<span class="emphasis">胆道系のがん</span>　胆汁うっ滞→黄疸</dd>
			<dd>・<span class="emphasis">消化管のがん</span>　内部狭窄、通過障害→嘔吐、食欲不振、便秘、腸閉塞</dd>
			<dd>・<span class="emphasis">尿路系のがん</span>　尿路狭窄→水腎症</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■局所破壊症状</dt>
			<dd>・<span class="emphasis">血管</span>　血管浸潤→出血(下血、喀血、血尿、腹腔内出血など)</dd>
			<dd>・<span class="emphasis">神経</span>　神経浸潤→疼痛</dd>
			<dd>・<span class="emphasis">消化管</span>　消化管穿孔→<a href="../live/peritonitis.php">腹膜炎</a></dd>
			<dd>・<span class="emphasis">その他</span>　脳腫瘍の中枢神経症状(麻痺、意識障害)　膵臓がんの糖尿病　肝臓がんの肝機能障害など</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■免疫抑制状態</dt>
			<dd>細菌およびウイルス等による感染症</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>■ホルモン過剰産生状態</dt>
			<dd><span class="emphasis">ホルモンを過剰産生による症状</span>　→高血圧　高カルシウム血症　糖尿病　など</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
<!-- text_bottom --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism.php">がんとは -発生・転移メカニズム-</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんと癌の違い</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism/cancer-difference</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Feb 2023 00:16:42 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=6131</guid>

					<description><![CDATA[<p>今や日本人の2人に1人が発症し、珍しい病気ではなくなった「がん」。がんについてさまざまな文章を目や耳にすることも多く、日常生活の一部となっています。音声では「がん」としか聞こえない単語も、文字にすると「がん」「癌」とバリ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism/cancer-difference">がんと癌の違い</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>今や日本人の2人に1人が発症し、珍しい病気ではなくなった「がん」。がんについてさまざまな文章を目や耳にすることも多く、日常生活の一部となっています。音声では「がん」としか聞こえない単語も、文字にすると「がん」「癌」とバリエーションがあることに気が付きます。この2つの表記には、どのような違いがあるのでしょうか。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>がんという言葉の意味</h2>
<p>そもそも言葉の意味として、辞書には「がん【癌】　1.生体にできる悪性腫瘍。癌腫と肉腫の総称。 …（中略）… 狭義には、癌腫のみをさす。…（後略）」と記載されています。<br><br>

悪性腫瘍とは体内にできた細胞のかたまりである腫瘍のうち、腫瘍の外側（臓器外）へ浸潤したり、多臓器へと転移したりするものを指します。浸潤とは周囲にしみ出るように広がること、転移とは他の場所に飛び火するように新しいかたまりを作ることです。なお、良性の腫瘍は浸潤や転移をせずにゆっくりと増えて（増大して）いきます。
悪性腫瘍は「固形がん」と「血液がん」に分けることができ、そのうち固形がんは「癌腫」と「肉腫」に分けられます。つまり、「がん【癌】」は悪性腫瘍全体を指す言葉であり、固形がんの総称でもあり、さらには癌腫だけを指す言葉でもあるということになります。<br><br>

なお、悪性腫瘍という表現は病理学で使われることが多く、臨床ではがんという表現が使われているようです。</p>


<h2>どの細胞から発生したがんなのかで分類される</h2>
<p>がんは、どのような組織や臓器からでも発生します。前述の癌腫と肉腫は、発生する細胞の違いで分類されます。体の表面や臓器などを覆う細胞である上皮細胞から発生するものを癌腫、筋肉や骨などを作る非上皮細胞から発生するがんのことを肉腫といいます。代表的なものとして、癌腫には、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどがあり、肉腫には骨肉腫、軟骨肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、血管肉腫、横紋筋肉腫などがあります。<br><br>

どの組織で発生するかによって癌腫か肉腫か分類されるため、例えば胃という同じ臓器で発生したとしても、胃のどの組織で発生したかによっては癌腫、肉腫いずれもあり得るということになります。胃壁の組織は一番内側が粘膜で、外側に向かって粘膜下層、筋肉（平滑筋）、漿膜下組織、漿膜となっています。こうした組織のうち上皮細胞である粘膜細胞から発生するがんは胃がん、それ以外の組織から発生すると胃肉腫や平滑筋肉腫ということになります。<br><br>

なお、血液がんには白血病や悪性リンパ腫などがあり、血管や骨髄、リンパ節の中になる血球（白血球など）に発生します。先の胃の例であれば、胃の壁の内部には血管やリンパ節、脂肪などが存在しているので、リンパ節でがんが発生すると悪性リンパ腫ということになります。</p>


<h2>がんと癌の使い分け</h2>
<p>言葉として、広義には「がん」も「癌」も同じ意味であることは前述のとおりです。もともと、がんと癌の表記は明確に使い分けられてはいなかったようです。かつては「癌」という文字が常用漢字ではなかったため、「がんセンター」を設立するにあたって漢字が使えず、ひらがなの「がんセンター」という表記になったともいわれています。<br><br>

しかし最近では、悪性腫瘍の総称として広い意味で使う場合には「がん」、癌腫を指す狭い意味で使う場合には「癌」と意図的に使い分けることが多くなっています。医学の世界でも、悪性腫瘍の総称としての広い意味で「がん」を用いる場合と、癌腫と肉腫を分けた際の癌腫を指す狭い意味で「癌」を用いる場合があります。そのように定義している医学学会もありますし、医療機関や専門機関のサイトや医師の解説においても使い分けに言及するケースが増えてきました。そのため一般的にも「がん」と「癌」を使い分ける傾向があるのではないかと考えられます。<br><br>

全てを「癌」という漢字表記にしてももちろん誤りではありませんし、使い分けについて反対の立場をとっている専門家や医学学会もあります。しかしながら、文字で表現される場合には使い分けることが多くなっている印象です。音声にするとどちらの表記も同じ「がん」と読みますので判断が難しいところかもしれませんが、がん全体を指しているのか、癌腫を指しているのかに注目してみるのもよいかもしれません。</p>


<h2>参考資料</h2>
（Web）<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　がんという病気について<br>
https://ganjoho.jp/public/knowledge/basic/index.html<br>
星ヶ丘医療センター　大阪府がん診療拠点病院　がんとは<br>
https://hoshigaoka.jcho.go.jp/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AF/<br>
横浜市立大学医学会『横浜医学72巻1号』「がんと癌とで意味が異なるか　―医学用語の混乱を憂える―」<br>
https://ycu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&#038;item_id=2269&#038;item_no=1&#038;attribute_id=22&#038;file_no=1
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/mechanism/cancer-difference">がんと癌の違い</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの痛み</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/pain.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 04:55:55 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5307</guid>

					<description><![CDATA[<p>がんの痛みについて、がん疼痛、原因、消化器のがんの痛み、泌尿器のがんの痛み、乳がんの痛み、痛みの評価、痛みの伝え方など様々な観点から解説します。 がんの痛み 痛みとは 「痛み」とは、どのような状態を指すのでしょうか。「痛 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/pain.php">がんの痛み</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>がんの痛みについて、がん疼痛、原因、消化器のがんの痛み、泌尿器のがんの痛み、乳がんの痛み、痛みの評価、痛みの伝え方など様々な観点から解説します。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>がんの痛み</h2>
	<h3>痛みとは</h3>
	<p>「痛み」とは、どのような状態を指すのでしょうか。「痛み」について、国際疼痛学会は「実際に何らかの組織損傷が起こった時、あるいは組織損傷が起こりそうな時、あるいはその損傷の際に表現されるような不快な感覚体験及び情動体験」と定義付けています。つまり、体の中で何かしらの「損傷」が起こるときに体感する、不快な感覚が「痛み」なのです。<br><br>

<h4>急性痛と慢性痛</h4>
痛みは、急性痛と慢性痛に分かれます。急性痛の場合は、痛み自体が警告反応であり、また痛みが経過を示すパラメータの一つ(診断価値)になるため、診断が確定するまではできるかぎり除痛を行わないことが望ましいと言われていました。 <br />
しかし、近年においては、診断の発達とともに、診断や治療の妨げとなる疼痛を除去することで最大限の効果を期待する考えが浸透しています。<br />

慢性痛の場合は、診断的価値もなく、慢性痛自体が、患者の様々な障害となります。そのため疼痛の制御が重要となります。<br><br>

<h4>侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛</h4>
痛みは、侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛に分類され、このうち、侵害受容性疼痛は体性痛と内臓痛に分類されます。<br><br>
体性痛とは皮膚や骨、関節、筋肉、結合組織といった体性組織を切る、刺すなどの「機械的刺激によって発生する痛み」と定義され、がんにおいては骨転移の痛みや、手術後の早期の創部痛、筋膜や筋骨格の炎症や攣縮に伴う痛みなどが挙げられます。多くの人が感じる、急性あるいは慢性に経験する痛みのことをいいます。<br><br>
一方の内臓痛とは、食道、胃、小腸、大腸などの消化管（管腔組織）の炎症や閉塞、肝臓や腎臓、膵臓などの臓器の炎症、腫瘍による圧迫、臓器被膜の急激な進展※1が原因で発生する痛みと定義されます。がんにおいては胸部や腹部内臓へのがんの浸潤や圧迫が原因で、痛みが発生します。体性組織とは異なり、切る、刺すといった刺激による痛みとは痛みのメカニズムが違いますが、悪心や嘔吐、発汗などと言った随伴症状が認められることがあります。<br>
※1　臓器被膜の急激な伸展：肝臓や腎臓、膵臓などのような臓器には、その表面を覆う薄い膜（臓器被膜）があります。これが、何らかの原因で急に伸びたり、引っ張られてしまうことをいいます。<br><br>
神経障害性疼痛とは、痛覚を伝える神経が直接的に障害されたり（傷ついたり）、これらの神経の疾患があることによって生ずる痛みと定義されます。障害された神経が支配する領域に、さまざまな痛みや感覚異常が発生します。がんにおいては、浸潤によって生じる脊髄圧迫症候群や腕神経叢浸潤症候群、化学療法後の手や足の痛みなどが挙げられます。通常、疼痛を感じる領域の感覚は低下し、運動障害や自律神経の異常を伴うこともあります。通常、疼痛を感じる領域の感覚は低下し、運動障害や自律神経の異常を伴うこともあります。<br><br>
このようにがんの痛みは単一なものではなく、障害部位や障害の状況などによって、さまざまな「痛み」として認識されています。がん自体が直接原因となる痛みで、がんの広がりや転移に生じる痛みをがん疼痛（がん性疼痛）と呼びます。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>がんの痛みの原因</h2>
	<p>がんによる身体の痛みはその原因によって3つに分類されます。<br><br>

	<h3>がん性疼痛</h3>
	<p>一つ目はがん自体が直接原因となる痛み（がん性疼痛）で、がんの広がりや転移に生じる痛みです。がん性疼痛は、がん患者の約70％が経験する痛みともいわれており、その痛みは身体的な苦痛だけでなく、心理社会的にも苦痛を及ぼすものとされています。大きくは、前述した内臓痛、体性痛、神経障害性疼痛の3つに分類されます。</p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dt>内臓器官へのがん浸潤による痛み</dt>
			<dd class="indent_none">一般に、消化管や泌尿器・生殖器に原発した初期がんは痛みを伴わないことが多いですが、進行すると痛みが生じるようになります。</dd>
			<dd>・がんが後腹膜腔に拡がると、痛みが出ます。</dd>
			<dd>・胃、腸、胆道、尿管、子宮、膀胱などの管腔臓器にがん組織が浸潤して、内容物の通過を妨げると、痛みが現れます。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
	<p>がん性疼痛のうち、約80％がお薬でコントロールできるとされており、お薬の適切な使用が、もっとも重要な疼痛コントロールのポイントともいえます。</p>

	<h3>がんの治療に伴って生じる痛み</h3>
	<p>二つ目は、がんの治療に伴って生じる痛みです。例えば、手術後の痛みや放射線治療、化学療法によって生じる、神経障害や口内炎といった副作用による痛みのことを指します。</p>

	<h3>がんやがん治療が直接の原因でない痛み：全身衰弱や合併症による痛み</h3>
	<p>三つ目は、全身衰弱や合併症による痛みです。これは上記のいずれにも該当しない原因によって、生じる痛みのことを言います。がんによって長期臥床となってしまうと、腰痛や褥瘡、手足のむくみなどといった、いわゆる「廃用症候群」が生じ、これに伴って筋肉などに痛みを感じるようになります。また、新たに合併した疾患（例えば帯状疱疹など）による痛み、もともと患者自身が罹患していた疾患に対する痛みなども、これに分類されます。<br><br>
がんの痛みは他の痛みと違い、時間が経てば消えるということはなく、増強しながら続いていくという特徴があります。<br><br>
また、がん患者の痛みの中には、「オンコロジーエマージェンシー」に関係した痛み、という場合もあります。これは、例えば、脊髄圧迫症候群や硬膜外転移、体重支持骨の骨折または切迫骨折、脳転移や軟髄膜転移、感染症、消化管の閉塞や穿孔、出血よって生じる痛みのことをいいます。これらの原因による痛みの場合、腫瘍学的には「緊急的な対処を必要とする痛みである」とされています。</p>
<!-- text01 --></div>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_上 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="9991802687"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>

<div class="text01">
	<h2>がんの種類ごとの痛み</h2>
	<div id="this_01">

	<h3>消化器のがんの痛み　食道がん/胃がん/大腸がん/肝がん/膵がん</h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt><a href="../type/index04.php">【食道がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・がんの初期、食べ物を飲み込んだ時に胸の奥がチクチクしたり、熱いものを飲み込んだ時しみるような痛みが出ます。<br />
				<span class="red02">(がんが大きくなると感じなくなる時があります。)</span></dd>
			<dd>・がんが増大すると、食道の内側が狭くなり、食べ物がつかえます。この時に痛みが出ます。</dd>
			<dd>・がんが拡大し、食道の壁を貫くと、肺や背骨、大動脈を圧迫し、胸の奥や背中に痛が出ます。</dd>
			<dd>・がんが進行し、気管、気管支、肺へ及ぶと、咳、血痰と共に痛みが出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt><a href="../type/index05.php">【胃がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・胃がんが進行し、管腔が狭窄すると、通過障害を引き起こし、痛みを生じます。<br />
				<span class="red02">（幽門部に発生したがんは狭窄をきたしやすい。）</span></dd>
			<dd>・痛みの中で、最も多いのが、みぞおちを中心とした心窩部の痛みです。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt><a href="../type/index06.php">【大腸がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・大腸がんは進行する際、まず内腔に向かって増殖するので、痛みはなかなか出ないとされています。 <br />
				<span class="red02">（集団検診で、大腸がんが発見された患者の3大自覚症状：1. 便秘がち、2. 便が細くなった、3.  痔。腹痛は少ない。 ）</span></dd>
			<dd>・直腸がんが潰瘍化し、二次感染を起こすと、炎症の痛みが出ます。</dd>
			<dd>・がんが増大し、通過障害</a>が起こると、イレウスとなり、腹痛が出ます。</dd>
			<dd>・がんが大腸の外壁に拡がり、骨盤腔内に入り込むと、痛みが出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt><a href="../type/index07.php">【肝がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・肝臓に原発したがんや肝臓に転移したがんによって、右季肋部、心窩部に痛みが出ます。</dd>
			<dd>・肝臓にがんが発生して増殖すると、肝臓の被膜が伸のび、被膜にある痛覚受容器を刺激して、鈍い疼く痛みが出ます。<br />
				<span class="red02">（肝臓全体：腹部上部に痛み、圧迫感、不快感等を感じます。）</span></dd>
			</dd>
			<dd>・肝がんが肝表面に拡がると、腹腔内に出血して、痛みが出ます。</dd>
			<dd>・がん増大による門脈の塞栓症や排便等の腹圧上昇により、肝がんが破裂すると、痛みが出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dt><a href="../type/index09.php">【膵臓がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・膵臓原発のがんでは、膵管が徐々に閉塞され急激に膵管の内圧上昇が起こらないため、強い腹痛は起こらないとされています。</dd>
			<dd>・がん増大により、膵液の通路となる膵管の内圧が上昇すると痛みが出ます。</dd>
			<dd>・膵臓内および膵臓周囲への炎症の影響で、痛みが出ます。</dd>
			<dd>・がんが増殖し、後腹膜膜に拡がると、強い上腹部痛あるいは背部痛が現れます。</dd>
			<dd>・転移したがんにより、膵液の排泄が滞ることで、膵液に含まれる解酵素が活性化されて、膵臓の分解が促進されます。この影響で、血液成分が血管外に出てることで膵臓が腫れ、心窩部から背部にかけて痛みが出ます。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>

	<h3 style="margin-top: 20px;" id="this_02">泌尿器のがんの痛み　腎がん / 膀胱がん</h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt><a href="../type/index13.php">【腎細胞がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・腎臓に発生したがんが急速に増殖すると、腎臓の被膜が伸び、腰背部、特に肋骨錐体三角部（肋骨と脊柱に囲まれた三角形の部分）に痛みが出ます。</dd>
			<dd>・腎細胞がん、腎盂・尿管のがんから大量に出血すると、血液が固まって凝血塊となりが尿管を閉塞します。閉塞が急に起こると、尿管結石症のような疝痛発作を生じます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dt><a href="../type/index14.php">【膀胱がんの痛み】</a></dt>
			<dd>・膀胱にがんが広がると、下腹部に限局した鈍痛が出ます。</dd>
			<dd style="margin-bottom: 0;">・膀胱がから大量に出血すると、膀胱内で血液が固まり、痛みが出ます。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>

	<h3 style="margin-top: 20px;" id="this_03"><a href="../type/index11.php">乳がんの痛み</a></h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dd>・がんが炎症を伴わずに乳腺内にとどまっている場合では、痛みを感じることは少ないです。</dd>
			<dd>・炎症が乳房内に拡がると、痛みが出ます。</dd>
			<dd>・がんが胸郭にまで及んだり、がん組織に潰瘍できたり、感染が発生すると、痛みが出ます。</dd>
			<dd style="margin-bottom: 0;">・乳房手術の結果神経損傷により痛みが出ることがあります。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>

	<h3 style="margin-top: 20px;" id="this_04">その他</h3>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>【がん組織による血管閉塞】</dt>
			<dd>・血管壁にがん組織が及ぶと、びまん性の灼けつく痛みや疼く痛みが出ます。</dd>
			<dd>・血管を部分的に閉塞あるいは完全に閉塞すると、うっ血、虚血が現れ、浮腫を招き、結果として痛みが出ます。<br />頭蓋腔を出る静脈が閉塞すると、頭痛が出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>【骨転移の痛み】</dt>
			<dd>・がんが増大し、骨膜に分布する痛覚受容器を刺激することで痛みが出ます。</dd>
			<dd>・進行がんにおいて以下の場合などで胸痛が出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent">
			<dt>【がん組織の末梢神経浸潤による痛み】</dt>
			<dd>・がんによる末梢神経や脊髄神経の圧迫、がんの軟部組織への広がりによって痛みが出ます</dd>
			<dd>・手術や化学療法・放射線療法などのがん治療の結果、神経損傷による痛みが出ます。</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dt>【脳内転移】</dt>
			<dd>・脳実質そのものは痛みを感じませんが、がんが脳に転移したときなど、痛覚受容器が分布する大血管髄膜で痛みが出ます。</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>痛みの評価</h2>
	<p>がん患者の持つ痛みには、身体的な疼痛のみならず、社会的、精神的、経済的、霊的な痛み等があり、これらを統合して全人的痛み(total pain)として捉える必要があります。 <br />
痛みの評価としては、痛みの質、痛みの量、困りの度合いの評価が重要です。 </p>
	<div class="indent">
		<dl class="dl_indent">
			<dt>1.疼痛の性質と強さ</dt>
			<dd>(1)痛みの部位</dd>
			<dd>(2)痛みの始まりと経時的変化(いつから、頻度、間欠的・持続的、時間経過による痛みの変化)</dd>
			<dd>(3)痛みの性質と強さ</dd>
			<dd>(4)痛みに影響する因子(増強因子・緩和因子、痛みと関連する他の症状)</dd>
			<dd>(5)今までの治療(これまでの治療法とその効果)</dd>
			<dd>(6)生活への影響(身体機能・社会機能・日常生活・精神状態への影響)</dd>
		</dl>
		<dl class="dl_indent" style="margin-bottom: 0;">
			<dt>2.痛みの原因を診断するために必要な身体所見、画像検査</dt>
			<dd>(1)神経学的所見</dd>
			<dd>(2)画像検査所見(CT、MRI、骨シンチグラフィなど)</dd>
			<dd>(3)精神学的所見</dd>
		</dl>
	<!-- indent --></div>
	<div class="waku01">がん性疼痛は、がん患者にみられる体重減少、食欲不振、呼吸困難などの症状などと密接な関連を持つことが多く、逆に睡眠や休息、人とのコミニケーションなどは、痛みを減少させるとされています。疼痛コントロールは、がんの治療および身体的疼痛を取り除くことが第１優先であるが、それが難しい患者でも、理解し、指示する態度を示すことで痛みを和らげることができる可能性があります。</div>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_中 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="8590967397"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
<!-- text01 --></div>
</div>

<div class="text01">
	<h2>がんには心の痛みもある</h2>
	<p>がんには身体の痛みだけでなく心の痛みもあります。心の痛みとは、がんになったということが分かった直後だけでなく、病状告知の後、治療の選択をするとき、通院治療を開始するあるいは退院をしたとき、転移・再発をした後など、その期間も長きにわたりますが、特にがんが告知されてからの2週間は、心の痛みが強く出る時期であると考えられています。
また、痛みの種類も多岐にわたります。具体的には身体的な側面、社会的な側面、人間関係の側面、心理的な側面による心の痛みです。<br><br>
身体的な側面の痛みとは、身体的な症状の痛みによる辛さが、心の痛みに直結するものです。特にがんによる痛みは前述したようにがんが治るまで続いていくものであり、がんの進行とともに増強していきます。この痛みは身体だけでなく心の痛みにもつながっていきます。また、治療による身体の痛みも、心の痛みへとつながっていきます。<br><br>
社会的な側面の痛みとは、仕事の継続の可否や治療による経済的な側面であり、これらのことを考えることが、心の痛みになってしまうことがあります。<br><br>
人間関係では、職場の人へのがんについてどのように伝えるか、また家族に対しての接し方などが、心の痛みへとつながります。特に家族においては、家族のどの役割の人ががんを罹患したとしても、それぞれに心の痛みが生じます。例えば、稼ぎ頭ががんを罹患すれば家族の経済状況への不安を持ちますし、家事の中心を担っていた人ががんを罹患すれば家が上手く回らないということに心の痛みを持つでしょう。<br><br>
心理的な痛みは、がんを罹患したことによる将来への不安、なぜ自分ががんを罹患したかという悲観的な考えによるものとされています。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>がんの痛みの伝え方</h2>
	<p>がんによる痛みを和らげていくためにはどうすればよいのでしょうか。身体の痛みをとるための具体的な方法は、身体の痛みを上手に医師や看護師に伝え、適切な薬を処方してもらうことです。痛みというのは主観的な情報であるため、他人へはうまく伝わりにくい傾向にあります。そのため、他人に痛みをうまく伝えるために、NRS(Numeric　Rating　Scale)やFPS（Face　Pain　Scale）といった痛みの評価法としてのツールを用いることがあります。<br><br>
NRSとは痛みを数値化して伝えるもので、全く痛みのない状況を0、痛みの最大を10として痛みを伝えます。もう一つのFRSは、現在の痛みに一番合う顔を選んでもらうことで痛みを評価するものであり、3歳以上の小児の痛みの自己評価や高齢者の痛みの評価において有用性が報告されています。<br><br>
また、痛みを伝える場合には、「痛みの特徴」も併せて伝えます。<br><br>
● 痛みのタイミング：痛みは1日中あるのか、どんな時にどのように痛むのか、時々なのか急になのかなど<br>
● 痛みの場所：いつも同じところが痛むのか、痛みの場所は変わるのか、広範囲なのか狭い範囲なのかなど<br>
● 痛みの感じ方：ヒリヒリ、ピリピリ、ずきずき、じんじんなどという言葉を使用して表現<br><br>
この他、日常生活への影響についても伝えられると良いでしょう。特に日常生活への影響については、食事がとれない、トイレへ行けない、お風呂に入れないなど、ご自身の生活上の行動が制限されている事柄を、細かく伝えていきましょう。また、痛み止めを使用している場合には、その痛み止めを使用したことにより、痛みにどのような変化が現れたのかを伝えることも必要です。<br><br>
また、心の痛みは、一人で抱え込まないことも必要です。現在、QOL（クオリティオブライフ）という考え方があり、生活の質を向上させることが重要視されます。そのため、心の痛みで心を病ませるのではなく、誰かに相談したりすることも大切です。相談先としては、医療関係者やがん患者の会などがあります。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>日本緩和医療学会　がん疼痛の分類・機序・症候群<br>
https://www.jspm.ne.jp/guidelines/pain/2010/chapter02/02_02_02.php<br>
国立がん研究センターがん情報センター　痛みを我慢しない<br>
https://ganjoho.jp/hikkei/chapter3-1/03-01-09.html<br>
同上　がんと言われたあなたの心に起こること<br>
https://ganjoho.jp/hikkei/chapter1/01-00-03.html<br>
日本質的心理学会　がん告知を受け手術を体験する人々の心理的過程<br>
http://www.jaqp.jp/JJQPfull/JJQP_06_2007_158-173_full.pdf</p>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/pain.php">がんの痛み</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの再発と転移はなぜ起こる？そのメカニズムを徹底解説</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/recurrence-metastasis.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 06 Jun 2021 12:26:57 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5903</guid>

					<description><![CDATA[<p>日本人の2人に1人は一生のうちで一度はがんになるとされる現在。がんは日本人の「国民病」と言っても過言ではありません。一方で、医学の画期的な進歩に伴い、がんの治療はどんどん進化しています。かつては治療が困難とされたがんでも [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/recurrence-metastasis.php">がんの再発と転移はなぜ起こる？そのメカニズムを徹底解説</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>日本人の2人に1人は一生のうちで一度はがんになるとされる現在。がんは日本人の「国民病」と言っても過言ではありません。一方で、医学の画期的な進歩に伴い、がんの治療はどんどん進化しています。かつては治療が困難とされたがんでも長期的な生存が可能なケースが増えているのも現状です。<br>
しかしながら、がんは適切な治療を行ったとしても「再発」を繰り返すことがあります。また、ある臓器にできたがんが全く別の臓器やリンパ節に「転移」してしまうことも…。このようなケースでは現代の医学でも救命が難しくなることは多々あります。今後、がん患者の生存率をさらに上昇させるには、再発や転移をどのように抑制し、効果的に治療していくかが一つの課題となるでしょう。<br>
そこで今回は、がんはどのように再発や転移を起こすのか詳しく解説します。</p>
</div>

<div class="text01">

<h2>がんの「再発」を詳しく知ろう！</h2>
<p>まずは、がんの「再発」について詳しく見てみましょう。</p>

<h3>がんの「再発」とはどんなもの？</h3>
<p>再発とはその名の通り、治療後に再び同じ性質を持つがんが発生することを指します。<br>
現在、がんは手術・化学療法(抗がん剤、分子標的薬など)、放射線療法の3つが大きな柱となって治療を進めていきます。治療方法はがんの種類、大きさ、場所、転移の有無などによって大きく異なり、患者さん一人一人に合った治療が行われます。また、治療方法は一種類だけとは限らず、手術後に化学療法を行うケースもあれば、化学療法と放射線療法を組み合わせるなど方法などさまざまです。<br>
これらの治療により、内視鏡検査やCT、MRIなどの画像検査の結果ではがんをすべて取り切ることができた…と判断されても、実際のところ内視鏡では分からない粘膜の奥にがんが残っていたり、画像検査では描出できない小さながんが残っていたりする可能性はゼロではありません。そして、それらのがんが数か月～数週間後かけて検査で発見できる大きさにまで生育すると「再発した」と判断されます。</p>

<h3>「再発」には３つのタイプがある</h3>
<p>がんの再発は、メカニズムによって次の3つのタイプに分類されます。</p>

<h4>①局所再発</h4>
<p>一般的にイメージされる「再発」といえば局所再発のこと。最初にできたがんと同じ場所やその周辺に再発するものです。治療で取り切れずに残った極小さながん細胞がその場で生育することによって発生すると考えられています。</p>

<h4>②領域再発</h4>
<p>治療で取り切れなかったがん細胞が、最初にがんが発生した部位周辺のリンパ節や組織で生育するタイプの再発を指します。がん細胞は必ずしも一か所に留まって生育していくとは限らず、周辺に浸潤した後にその場で大きくなることも少なくないのです。</p>

<h4>③遠隔再発</h4>
<p>最初にがんが発生した部位から離れた場所で残ったがん細胞が生育するタイプの再発です。がん細胞は血管やリンパ管の内部に入り込みやすく、血液やリンパ液に乗って遠く離れた場所に「移動」することも少なくありません。取り残されたがん細胞もこのように「移動」し、全く別の場所で生育して再発することがあるのです。</p>

<h3>「再発」はどのように治療する？</h3>
<p>再発に対する治療方法は、上述したどのタイプのものかによって大きく異なります。<br>
局所再発や領域再発の場合は、再びその部分にできたがんの切除、化学療法、放射線療法などを行って根治を目指すのが一般的です。<br>
一方、遠隔再発の場合は既にがん細胞がさまざまな部位に飛んでしまっている可能性も否定できない状態となります。そのため、再発部位のみをターゲットとした治療では不十分なことも少なくありません。<br>
また、再発が起きる時期にもよりますが、がんの治療後は免疫力や体力も落ちているため、再発が起きたとしても手術など身体に負担になる治療ができないことも多々あります。<br>
再発に対してどのような治療を進めていくかは、全身の状態、再発がんの大きさ、位置を考慮し、患者さんやご家族の希望に合わせて行っていくのが一般的です。</p>

<h3>「再発」を予防するには…？</h3>
<p>どんな種類、ステージのがんであれ、がん細胞を100％の確率で完璧に取り除くことは困難…。がんの治療後は常に再発のリスクを伴います。<br>
このため、再発やその進行を予防するには次のような治療や対策が勧められています。</p>

<h4>①術後補助療法</h4>
<p>手術でがんを切り取った後、取り切れなかった微小ながん細胞に化学療法や放射線療法で追い打ちをかけることを「術後補助療法」といいます。<br>
現在、多くのがんでは術後補助療法を行うのが標準的になっており、最初のがんの治療の段階から再発を予防する対処が行われています。とくに、再発は進行したがんほど起こりやすいため、ステージが高い場合は徹底的な術後補助療法が必要です。<br>
術後補助療法にも様々な方法があり、局所再発や領域再発のみの危険があると判断された場合は「局所」やその「領域」に放射線を照射してがん細胞を死滅させる治療が行われます。一方、進行がんなどで遠隔再発を生じることが疑われるような場合は、全身のがん細胞に効果を発揮する抗がん剤や分子標的治療薬などを用いた化学療法が必要になることも…。<br>
もちろん、全身のコンディションによってはできない治療もありますので、さまざまな条件に適した治療が選択されます。</p>

<h4>②治療後の定期検査</h4>
<p>がんの治療後は定期的に再発がないかチェックするための定期的な検査が勧められています。がんの種類や進行度などによって定期的な検査を行う期間は異なりますので、医師の指示に従うようにしましょう。一般的には５年ほど…。長丁場となりますが、再発も早く発見できればそれだけ治療しやすく、治療方法の選択肢も多いものです。<br>
最初のがんだけでなく、再発も早期発見・早期治療を目指して検査を続けることが大切なのです。</p>

<h2>がんの「転移」を詳しく知ろう！</h2>
<p>では次に、がんの「転移」について詳しく見てみましょう。</p>

<h3>がんの転移とはどんなもの？</h3>
<p>がんの「転移」とは、最初に発生したがんの細胞が血管やリンパ管の中に入り込み、血液やリンパ液に乗って離れた部位に移動。その場で生育することを指します。<br>
がんの種類や進行度などによって転移のしやすさ・しにくさは異なります。ですが、転移が起こりやすい部位は決まっており、リンパ液の流れが豊富なリンパ節、血流が多い肺、肝臓、骨、脳などによく見られるのが特徴です。<br>
最初のがんと全く別の部位に発生するため、別の場所に新しいがんができたのでは…？と思われがちですが、がんの組織の特徴などは最初にできたがんと同一のもの。たとえば、大腸がんが肝臓に転移した場合、肝臓にできたがんの組織を調べると大腸がんと同一なのです。そのため、転移してできたがんは肺がん・肝臓がん…などとは呼ばれず、「肺転移」・「肝転移」などと呼ばれます。<br>
一方、がんは周囲の組織や臓器を破壊しながらどんどん生育していきます。胃に発生したがんが胃の壁を突き破って十二指腸などに及んでいく…このようながんの生育の仕方は転移ではなく「浸潤」と呼ぶものです。<br>
がん細胞が周囲の血管やリンパ管に入り込むことは浸潤の一つですが、浸潤と転移は全くの別物。最初にがんができた部位やその周辺のみにがん細胞が拡がっている浸潤に比べ、転移は血管やリンパ管を通して全身にがん細胞が拡がっていることを意味しますのでより進行した重篤な状態と考えてよいでしょう。</p>

<h3>転移しやすいのはどんながん？</h3>
<p>転移は必ずしも全てのがん患者さん起こるものではありません。また、転移が起こったとしても、その時期や部位、数などはがんの種類や進行度によって異なります。<br>
一般的に転移が起こりやすいとされるがんとしては、肺がん、前立腺がん、膵がん、胆道がんなどが挙げられます。一方、転移が起こりにくいのは肝臓がんや一部の乳がんです。<br>
ですが、転移を起こしやすいとされるがんであっても全ての患者さんに転移が生じるわけではありません。転移はがんが進行するほど起こりやすくなりますので、早期段階で発見できたがんほど転移は少なく、膵がんや前立腺がんなど進行するまで症状が現れず、発見が遅れがちながんは転移がよく見られる…ということになります。<br>
転移しやすい・しにくいといった違いは結果論に過ぎない面もあります。一般的に転移しやすいとされるがん以外のがんであっても転移を生じる可能性は十分にあると考えておきましょう。</p>

<h3>「転移」はどのように治療する？</h3>
<p>転移したがんに対する治療方法は、最初にできたがんの種類や転移先の臓器、数などに左右されます。<br>
手術で取り除ける場合には第一選択として手術が行われますが、転移が複数に渡っているような場合では手術ですべて取り除くのは困難です。手術で切除した場合でも更なる転移や再発を予防するために抗がん剤などを用いた術後補助療法が行われますが、手術が困難なケースでは全身に効果がある化学療法や放射線の全身照射が行われます。<br>
ですが、がんはただでさえ全身の体力を奪う病気…。たとえ治療が可能な転移であったとしても全身の状態が悪く、転移に対する適切な治療ができないことも稀ではありません。全身の状態に見合わない負担が大きな治療を決行することで命を縮めてしまうこともあるのです。<br>
一方でがんの治療は「がんを取り除く」ことだけが目的ではありません。残念ながら現在の医学を駆使しても、治療が困難ながんは数多くあります。取り除くのが困難ながんに対しては、がんによる諸症状を和らげる、がんの更なる進行を抑える、といった治療が必要です。<br>
転移を起こしているがんの治療の進め方は、医師による医学的な判断と共に患者さんの希望を尊重して決められていきます。転移を伴うがんが発見されたときは、どのような治療を希望するのか、治療中や治療後にどのような生活を送りたいのか、よく考えておきましょう。</p>


<h3>転移する前にがんを発見することが大切！</h3>
<p>一般的に、進行して転移が生じたがんは早期がんに比べて生存率は低く、治療も難しくなります。複数の臓器に転移が生じている状態で発見されたケースでは、「手の施しようがない」…といったことも多々あるのが現状です。<br>
がんは転移が起こる前の早期の段階で発見できるほど治療しやすく生存率も高くなります。2人に1人ががんになる時代、がんは決して他人事の病気ではありません。がんに勝ちぬくためにも早期発見・早期治療を目指して定期的ながん検診を受けるようにしましょう。</p>

<h2>再発、転移によるダメージは最小限に…</h2>
<p>がん患者さんにとって「再発」や「転移」というキーワードほど恐ろしいものはないと言ってよいでしょう。発見された時すでに多数の転移があった…、痛みに耐えて手術を乗り越えたのにたった一年で再発してしまった…。患者さんは精神的に大きなダメージを受けることになります。その結果、抑うつ気分、不眠、食欲低下など精神的な不調を引き起こすことも少なくありません。<br>
ですが、がんの治療に気力は必須です。精神的な不調が治療の妨げになってしまうことも少なくありません。大きなショックを受けたとしても、正しい知識を持って医師とよく相談しながらそれぞれに納得のいく治療をしてくことが大切です。</p>


<h2>参考資料</h2>
<p>厚生労働省　がんの罹患数と死亡数<br>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kaiken_shiryou/2013/dl/130415-01.pdf<br>
国立研究開発法人国立がん研究センター　がん診療連携拠点病院等院内がん登録2012年3年生存率、2009年から10年5年生存率公表　喉頭・胆嚢・腎・腎盂尿管癌3年初集計<br>
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2019/0808_1/index.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　再発、転移とは<br>
https://ganjoho.jp/public/support/saihatsu/chapter1.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　がんの再発や転移のことを知る<br>
https://ganjoho.jp/public/support/saihatsu/hikkei_03-01-10.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　用語集　術後補助療法<br>
https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/jutsugohojoryoho.html<br>
日本胃癌学会　Ⅱ章　治療法<br>
http://www.jgca.jp/guideline/fourth/category2-e.html<br>
日本臨床外科学会　一般のみなさま<br>
http://www.ringe.jp/civic/igan/igan_15.html<br>
日本がん転移学会　がん転移Q&#038;A　がんの転移とは何ですか？浸潤とどう違うのですか？<br>
http://jamr.umin.ac.jp/qa/a01.html<br>
日本がん転移学会　がん転移Q&#038;A　転移しやすいがんとそうでないがんがあるのですか？<br>
http://jamr.umin.ac.jp/qa/a05.html<br>
日本がん転移学会　がん転移Q&#038;A　転移したがんの治療法にはどんなものがありますか？転移先により変わりますか？<br>
http://jamr.umin.ac.jp/qa/a09.html<br>
日本がん転移学会　がん転移Q&#038;A　転移したがんは治りにくいと聞きますがどうしてですか？<br>
http://jamr.umin.ac.jp/qa/a08.html</p>

<div id="bookpresent">
	<h4>執筆者　成田 亜希子　医師</h4>
	<div style="width:97%; float:left;">
		<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/narita.jpg" style="margin: 0 10px 10px;" width="150px"><br>
2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。その後、国立保健医療科学院や結核研究所での研修を修了し、保健所勤務の経験もあり。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。 
	</div>
</div>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/recurrence-metastasis.php">がんの再発と転移はなぜ起こる？そのメカニズムを徹底解説</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの遺伝（遺伝性腫瘍・家族性腫瘍）｜原因、予防など</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/genetic.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 04:31:07 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5304</guid>

					<description><![CDATA[<p>がんの遺伝（遺伝性腫瘍・家族性腫瘍）について、リンチ症候群、家族性大腸ポリポーシス、遺伝性乳がん・卵巣がん、リー・フラウメニ症候群、網膜芽細胞腫、遺伝子検査など様々な観点から解説します。 がんは遺伝するのか 2016年に [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/genetic.php">がんの遺伝（遺伝性腫瘍・家族性腫瘍）｜原因、予防など</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>がんの遺伝（遺伝性腫瘍・家族性腫瘍）について、リンチ症候群、家族性大腸ポリポーシス、遺伝性乳がん・卵巣がん、リー・フラウメニ症候群、網膜芽細胞腫、遺伝子検査など様々な観点から解説します。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>がんは遺伝するのか</h2>
	<p>2016年に公表された、国立がん研究センターの統計によると、がんで死亡する確率(累積死亡リスク)は男性25％（4人に1人）、女性16％（6人に１人）といわれています。平成 26 年(2014) 人口動態統計の年間推計では、死亡数は 126 万 9000 人で主な死因の死亡数は、第１位悪性新生物 37 万人(29.36%)と発表されました。</p>
	<p>がんになる原因はさまざなものがありますが、中でもある家系の中で複数の人ががんを発症することを「家族性腫瘍」といいます。このうち、1つの遺伝子に病的な変異が起こり、それが親から子へ伝わることでがんを発症しやすくなることがあります。このメカニズムが原因で発症するがんを特に「遺伝性腫瘍症候群」と呼びます。つまり「がんは遺伝することがある」ということです。</p>
	<p>現在、日本の医療において遺伝子変異によるがんを見つけることが可能なのは、家族性腫瘍の中でも特に「遺伝性腫瘍症候群」であるといわれています。例えば大腸がん（結腸がん＋直腸がん）を例にとると、<br>
● 生涯で大腸がんになるリスクは、男性は10％、女性は8%程度<br>
● そのうち、およそ25%は「家族集積性」のがんである<br>
● さらに遺伝性と考えられるがんは、大腸がんで亡くなる人のうちおよそ5%程度<br>
といわれています。</p>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_上 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="9991802687"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>発症に遺伝が大きく関連するがん</h2>
	<p>ヒトには元々、がんの発症を抑制する「がん抑制遺伝子」というものがあります。遺伝により発症するがんの多くは、この「がん抑制遺伝子」に、生まれつき異常がある（変異している）ことにより、発症するといわれています。</p>
	<p>しかし、「がん抑制遺伝子」は他の遺伝子と同様、一つの細胞に父親由来のものが一つ、母親由来のものが一つ、あわせて二つありますから、そのうちの一つが生まれつき変異していても、すぐにがんを発症するわけではありません。例えば自転車のブレーキを思い浮かべてください。自転車のブレーキは、前輪と後輪にそれぞれ一つずつ、合計二つあります。もし自転車で走行中に片方が壊れてしまっても、もう片方のブレーキがしっかり機能すれば、自転車は何とか止まることが出来ます。しかし最初から片方のブレーキが壊れている場合、何らかのきっかけでもう片方が壊れてしまうと、自転車は止まることが出来ずに暴走します。これと同じことが細胞でも起きる可能性があります。</p>
	<p>細胞の中にある「がん抑制遺伝子」のうち、片方に生まれつき異常がある場合、もう片方が壊れずに機能していればその細胞はがんになりませんが、何らかのきっかけでもう片方が壊れてしまうと、細胞自体が変異してがん化しようと暴走を始めます。</p>
	<p>もちろん、「がん抑制遺伝子」が二つとも正常な状態で生まれたとしても、加齢や生活習慣など様々な要因により、「がん抑制遺伝子」が二つとも変異することはあります。しかし生まれつき「がん抑制遺伝子」が変異している人は、すでに一つのブレーキが壊れた状態から人生をスタートすることになってしまうのです。</p>
	<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/iden1.jpg" alt="非遺伝性腫瘍と遺伝性腫瘍">
	<p>以下に、主な遺伝性腫瘍の例を挙げます。</p>
	<h3>リンチ症候群</h3>
	<p>リンチ症候群は、遺伝性非ポリポーシス大腸がん（hereditary non-polyposis colorectal cancer、HNPCC）ともいいます。発見者のLynch博士の名前からこう名付けられました。<br>
リンチ症候群は、大腸がん全体のうち、2～3％程度の頻度で発症すると考えられており、大腸がんを発症する平均年齢は45歳前後です。一般的には、大腸がんの好発年齢は65歳前後ですから、それよりも若く発症します。</p>
	<p>リンチ症候群は最初「大腸がん」と診断されますが、次のような条件がそろうと「リンチ症候群」が疑われます。リンチ症候群に対する国際的な研究グループ、ICG-HNPCC（the International Collaborative Group on Hereditary Non-polyposis Colorectal Cancer）が、1990年に「リンチ症候群の診断基準」として「アムステルダム基準」を発表しました。その後の1998年に、大腸がん以外のがんを含めた評価基準として「アムステルダム基準Ⅱ」を発表しています。現在ではこれがリンチ症候群の診断基準とされています。</p>
	<p>【アムステルダム基準Ⅱ】　Vasen HF, et al Gastroenterology: Vol.116: p1453-1456, 1999<br>
血縁者に3名以上のHNPCC※1がん（大腸がん、子宮内膜がん、小腸がん、腎盂・尿管がん）に罹患しており、かつ、以下のすべての条件に合致していること。<br>
1.	罹患者のうちの1名は他の2名の第1度近親者（親、子、きょうだい）であること<br>
2.	少なくとも継続する2世代にわたって発症していること<br>
3.	少なくとも1名は50歳未満で診断されていること<br>
4.	家族性大腸腺腫症が除外されていること<br>
5.	がんが、病理検査により確認されていること<br>
※1　HNPCC：遺伝性非ポリポーシス性大腸がん</p>
	<p>ただし、注意すべき点は、「診断基準を満たしているかどうかで、リンチ症候群であると結論付けることはできない」という点です。リンチ症候群であるかどうかは、やはり遺伝子変異の有無を調べる検査が必要となります。</p>
	<p>リンチ症候群のスクリーニング検査として、マイクロサテライト不安定性（MSI）検査があります。これは、がん細胞と正常な細胞を用いて行う検査で、公的医療保険で受けることが出来ます。リンチ症候群は、4つの遺伝子のうち一つに変化があることが分かっており、MSI検査の結果が陽性だった場合は、さらに詳しい遺伝子検査を行います。</p>
	<p>仮にリンチ症候群と診断された場合、その血縁者の方であれば、がんを発症していなくても、がんができやすいかどうか、遺伝子検査を受けることができます。現在は、MSI検査が実施できる施設も増えています。</p>
	<h3>家族性大腸ポリポーシス（家族性大腸腺腫症）</h3>
	<p>これは、familial adenomatous polyposis（FAP）とも呼ばれ、遺伝性大腸がんの代表ではありますが、頻度としてはリンチ症候群よりも低いです。おおよそですが、全大腸がんのうち1%以下、出生約17,000人に一人の割合で、遺伝子変異が起きているといわれています。
一般的には、大腸に100個以上のポリープが見つかることでFAPが疑われますが、場合によっては大腸に5,000個以上のポリープが出来ている人もいます。100個に満たない場合でも、軽症型のattenuated FAP（AFAP）かもしれません。</p>
	<p>FAPの場合、腺腫とよばれるタイプのポリープが多発しますが、これはがん化しやすいという性質があるため、予防的に大腸をすべて摘出することがあります。また、FAPでは大腸以外にも、さまざまながんや腫瘍が発生することがあります。<br><br>
● 上部消化管（胃や十二指腸など）の多発性ポリープ・がん<br>
● デスモイド腫瘍<br>
● 甲状腺乳頭がん<br>
● 骨や歯の異常<br>
● 網膜の色素変性</p>
	<h3>遺伝性乳がん・卵巣がん</h3>
	<p>これは、同じ家系の中に乳がんや卵巣がんを発症する人が集積するもので、原因遺伝子としてBRCA1、BRCA2 の2種類の遺伝子があることが分かっており、主に母親との関係がポイントとなります。例えば、<br><br>
● 母親が乳がんを発症した場合、娘の発症リスクは一般のリスクの約2倍<br>
● 母親と姉が発症した場合には、妹の発症リスクは一般のリスクの約4倍<br>
であるといわれています。<br><br>遺伝性乳がん・卵巣がんの特徴として、<br>
● 家系内に複数の乳がん・卵巣がんを発症した人がいる<br>
● 40歳未満で発症する（若い）<br>
● 片方に乳がんを発症した場合、反対側の乳がんまたは卵巣がんも発症する場合がある<br><br>
というものがあります。また、BRCA 遺伝子変異がある時、男性でも乳がんを発症する可能性が高くなりますし、前立腺がんになる可能性も一般の人より高くなります。</p>
	<p>仮に、BRCA1/BRCA2 の遺伝子に変異が見つかった場合、アメリカではがんの検診だけではなく、薬による予防や、乳腺や卵巣・卵管などの「予防的切除」が行われることがあります。しかし日本の場合、基本的には「健康な（未発症の）乳房を切除する」ことに関しては、保険での治療はできません。しかし最近の研究により、遺伝性乳がん・卵巣がんであることが分かっている場合「乳がんの手術時に、反対側（がんがない方の乳房）を切除すると（リスク低減乳房切除術といいます）生存率が改善するというデータがあります。実際に、いくつかの医療機関ではこの「リスク低減乳房切除術」を受けることができますが、現在のところは自費診療となります。</p>
	<h3>リー・フラウメニ症候群</h3>
	<p>リー・フラウメニ症候群は、常染色体優性遺伝による非常にまれな遺伝性腫瘍で、世界でも400家系に満たない程度が報告されており、日本では難病に指定されています。原因となるのは「TP53（p53ともいう）」と呼ばれるがん抑制遺伝子です。脳腫瘍、乳がん、肉腫、副腎皮質腫瘍、白血病など多くのがんが多発するほか、胃がん、大腸がん、肺がんも発症する頻度が高いといわれています。</p>
	<p>リー・フラウメニ症候群の場合、30歳までに50％、60歳までに90％以上の人が、がんを発症します。がん治療法の一つである「放射線治療」による発がん感受性が高いと考えられており、治療方針を決めるときのポイントになります。</p>
	<h3>網膜芽細胞腫</h3>
	<p>網膜芽細胞腫そのものは、出生数15,000～20,000人あたりに一人の割合で発症するがんです。このうち、両眼性のケース（網膜芽細胞腫のおよそ3分の1）の全てと、片眼性のケースのおよそ10％程度は、遺伝性の症例です。</p>
	<p>遺伝性である場合、ほとんどのケースは5歳ごろまでに網膜芽細胞腫を発症し、さらに骨や筋肉の肉腫なども、発症することがあります（二次がんといいます）。</p>
	<p>早期発見・早期治療により、視力や眼球を温存できる可能性が高くなるという特徴があります。</p>
	<p>仮に、家系において遺伝子の変異が確認できているならば、臍帯血（さいたいけつ）などの遺伝子検査により、変異した遺伝子の保因者かどうかがわかります。遺伝性腫瘍が疑われる場合は、出生後早期に、眼底の検査を始める必要があります。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>遺伝性のがんかもしれないと思ったら</h2>
	<p>遺伝性腫瘍症候群が疑われたら、まずは遺伝カウンセリングを受けましょう。遺伝カウンセリングでは、次の様な事柄について相談することができます。</p>
	<p>● 遺伝子検査を受けるべきなのか<br>
● 受けるとしたら、いつ頃が適切なのか<br>
● 検査での発見率や正確さはどのくらいなのか<br>
● 検査で分かることは何か<br>
● 検査結果により、だれにどれくらいの影響が出るのか<br>
● 子どもや家族も検査すべきなのか<br>
● 自分にできやすいがんは何か<br>
● がんの予防法は無いのか</p>
	<p>などです。また、自分自身の人生設計として、家族関係や就職、結婚・出産などに関する問題が出てくるでしょう。自分自身の遺伝子の状態を正しく理解し、治療方針などは主治医と十分に話しあいながら、最終的には自分で決める必要があります。そのための準備として、遺伝カウンセリングを受けると良いでしょう。</p>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_中 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="8590967397"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>遺伝子検査とはどのような検査なのか</h2>
	<p>特に、遺伝性腫瘍かどうかを調べる遺伝子検査は、他の検査には無い特徴が二つあります。一つは「一度出た結果は、生涯変わることが無い」という点です。つまり、将来的に発症するがんについて知り、予防策を立てることができます。</p>
	<p>もう一つは「検査結果は、自分だけではなく自分の家系全体（親、兄弟姉妹、子ども）に影響する」という点です。仮に自分の「がん抑制遺伝子」に変異が見つかった場合、血縁者は50％の確率で遺伝子変異が起きていることになります。</p>
	<img decoding="async" src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/iden2.jpg" alt="非遺伝性腫瘍と遺伝性腫瘍"> 
	<p>今現在がんを発症していなくても、自分の家系が「がんを発症する可能性が高い」ことが分かれば、自分自身への予防策と同様、家系全体での予防策を考えることができます。</p>
	<p>実際の遺伝子検査は、およそ10～15mlの血液を採取して行います。血液中に含まれる「白血球細胞」から、遺伝子の本体である「DNA」を取り出し、遺伝子の変異がないかどうかをチェックしていく検査です。</p>
	<p>ヒトの細胞には、細胞一つあたりおよそ2万種以上の遺伝子が存在しています。遺伝子のもつ遺伝情報は、すべてたんぱく質の基礎となるアミノ酸を構成する、4つの「塩基」とよばれる物質の配列により決められています。遺伝子変異が起きているということは、このアミノ酸配列が正常ではないということです。例えば遺伝性乳がんの場合はおよそ6000個の塩基配列を、家族性大腸腺腫症の場合はおよそ9000個の塩基配列をチェックする必要があります。また、4つの塩基の並び方は正常に見えても、ブロック単位で「必要な場所に必要な塩基が並んでいない」こともあります。これを一つずつチェックしていきますので、非常に多くの時間と手間を要する検査です。</p>
	<h3>まとめ</h3>
	<p>今現在、遺伝性腫瘍の遺伝子検査を行える施設は限られていますし、遺伝子検査の結果には限界があります。また、検査結果は一個人だけではなく、家系全体への影響が大きな情報であり、その後の人生設計にも影響する部分があります。遺伝子検査は、専門家の意見を元に、遺伝カウンセリングの体制が整った施設で受けることになります。</p>
	<p>もしも「遺伝性腫瘍」かもしれないと思ったら、まずは主治医と十分相談した上で、適切な施設において遺伝子検査を受けましょう。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考資料</h2>
	<p>がん研有明病院　がんと遺伝：<br>http://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/heredity/relationship.html<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　遺伝性腫瘍・家族性腫瘍：<br>
http://ganjoho.jp/public/cancer/genetic-familial/index.html<br>
北海道大学病院　「がん遺伝子診断外来」開設のお知らせ（患者の皆様・医療関係者の方へ）：<br>
http://www.huhp.hokudai.ac.jp/hotnews/detail/00001144.html#a2_1<br>
国立がん研究センター　堺市市民講座　もし、がんになったら？－早く見つけて楽に治そう！：<br>
http://www.ncc.go.jp/jp/cis/project/pub-pt-lib/files/20150418_01.pdf<br>
国立がん研究センター　がん情報サービス　がん登録・統計　最新がん統計：<br>
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html<br>
難病情報センター　リ・フラウメニ（Li-Fraumeni）症候群とその類縁症候群(平成23年度)：http://www.nanbyou.or.jp/entry/2243</p>
</div>
  
<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/genetic.php">がんの遺伝（遺伝性腫瘍・家族性腫瘍）｜原因、予防など</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>二次がん</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/second</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 May 2023 01:11:30 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=6209</guid>

					<description><![CDATA[<p>胃がん、乳がん、大腸がんなどさまざまながんがありますが、その治療法も手術や抗がん剤治療、放射線治療などさまざまです。がんを治すはずの放射線治療や抗がん剤も万能ではなく、「二次がん」の発症リスク因子にもなっていることをご存 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/second">二次がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>胃がん、乳がん、大腸がんなどさまざまながんがありますが、その治療法も手術や抗がん剤治療、放射線治療などさまざまです。がんを治すはずの放射線治療や抗がん剤も万能ではなく、「二次がん」の発症リスク因子にもなっていることをご存じでしょうか。もちろん、これらの治療を受けたら必ず二次がんを発症するわけではありませんが、自分にとって最適な治療法を選択するためにも、治療後の定期検査を習慣づけるためにも、二次がんについてあらかじめ知っておく必要があります。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>二次がんとは</h2>
<p>二次がんとは、がん治療終了後にまた別の新たながんを発症することをいいます。二次がんは、放射線治療や化学療法などのがんの治療により、正常な細胞がダメージを受けたことが原因であるといわれています。つまり、がん治療がうまくいっても、数年～数十年後に別のがんを発症する可能性があるということです。そのため、がん治療が終わった後の二次がんのリスクについてもきちんと把握しておく必要があります。<br><br>

二次がんの症状は、発症した部位や進行度によってさまざまです。少しでも体調が変だなと感じたら病院を受診するようにしましょう。万が一、二次がんが発症したとしても早期発見できることが大事です。定期的に検査を受けることが早期発見につながります。※1
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>放射線治療と二次がんの関係</h2>
がん治療としては、主に手術、放射線治療、化学療法が行われます。<br>
近年、放射線治療や抗がん剤による二次がんの発症率やリスク因子について多くの研究が報告されています。これらの研究により、放射線治療や抗がん剤が、実は二次がんの発症リスク因子であるということが明らかになってきました。<br>
なぜ、がんを治療するために用いられる放射線治療が二次がん発症に関係しているのでしょうか。放射線治療では、がん細胞に放射線を集中して照射します。しかし、周辺にある正常な細胞への照射を完全にゼロにすることは難しいからです。</p>

<h3>二次がんの発症例</h3>
・子宮頸がん治療後に大腸がんや乳がんを発症<br>
・頭頚部がん治療後に食道がんを発症<br>
・甲状腺がん治療後に舌がん、口腔がん、喉頭がん、食道がんを発症　など※2、3<br><br>

放射線を照射してから二次がんが発症するまでの期間は、数年～数十年とされています。例えば、白血病だと6～7年が発症のピークとされており、固形腫瘍の場合は10～15年から増え始めるといわれています。※4<br><br>

放射線治療に二次がんの発症リスクがあるのは事実ですが、放射線治療後に得られる利益に比べれば極めて小さいことといえます。例えば、食道がんを手術する場合、術後1か月以内に亡くなるリスクは約5～9%といわれていますが、放射線治療を行った場合の5年生存者における二次がん発生のリスクは、1%に満たないといわれています。　※5
放射線治療はがんを治すためには必要な治療法です。放射線による二次がんリスクがあるということを把握し、いかに予防や早期発見につなげるかが重要であるということを頭に入れて、がん治療後の生活を意識することが大切です。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>重粒子線治療と二次がん発症率</h2>
<p>放射線治療には、電子線、X線、γ線、陽子線、重粒子線など、さまざまな種類の放射線が用いられています。なかでも重粒子線治療は、がんに放射線を集中させ、正常な細胞に当たる放射線量を少なくできるという特徴があります。そのため、重粒子線治療は二次がん発症率が低いという報告もあり、注目されています。<br><br>

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構の研究チームでは、前立腺がんの重粒子線治療後の二次がん発生率について調査し、その発生率が全国のがん罹患率や、X線治療後の発生率とどの程度違うのかを比較しています。<br><br>

前立腺がんの重粒子線治療後とＸ線や電子線などの光子線治療後を、年齢などの背景因子をできるだけ揃えたうえで比較したところ、重粒子線治療後の方が二次がんの発生が少ないことが分かりました。一方で、重粒子線治療と手術療法と比較したところ、明らかな差はないことが分かりました。※3<br><br>

もちろん治療方法の選択は患者の意思に委ねられます。二次がんの発症リスクやこういった研究結果などを事前に知っておくことで、よりよい治療選択ができるようになります。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>小児がん治療後の注意点</h2>
<p>ここで、小児がんにおける二次がんの発生についても解説します。小児がんは治療効果が極めて高く、生存率も上がっており、治癒する病になってきました。その一方で、小児がんは治癒した場合でも治療後にさまざまな合併症が起こりやすく（晩期合併症）、二次がんを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。</p>

<h3>小児がんの主な晩期合併症と二次がんの例</h3>
<p>
・成長発育の異常（身長発育障害、無月経、不妊、痩せ、肥満、糖尿病など）<br>
・中枢神経の異常（大脳白質の障害、てんかん、学習障害など）<br>
・臓器の異常（心機能、呼吸機能、肝機能などの異常、免疫機能低下など）<br>
・二次がん（白血病、脳腫瘍、肉腫、甲状腺がん、乳がん、その他のがん）<br><br>

がん患者は、がん治療後も油断はできません。がん治療後の過ごし方がとても重要となります。<br>
がんの種類や治療内容、年齢などが関係するため、いつ、どのような治療を行ったかを明確に記録しておくことが大切です。晩期合併症や二次がんは年齢が経つにつれて発症しやすく、がん治療が終わって数十年経った後に症状が出ることもあります。<br><br>

抗がん剤や放射線治療だけでなく、日光暴露や喫煙などもリスク因子となり得ます。がん治療が終わった後も、気になる症状があればすぐに受診し、長期間にわたってフォローアップを受けるようにしましょう。※6、7、8
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>参考文献</h2>
<p>
<a href="https://www.hosp.ncgm.go.jp/ccc/120/010/010/030/new_cancers.html" class="broken_link">※1 国立国際医療研究センター病院 新たながん（二次がん）</a><br>
<a href="https://www.vecof.or.jp/30th_anniversary_report/CONTENTS/C/H15_040.pdf">※2 癌研究会癌研究所病理部 放射線による二次癌の研究</a><br>
<a href="https://www.qst.go.jp/site/press/20773.html">※3 量子科学技術研究開発機構 重粒子線治療では2次がんが増加しにくいことを明らかに 前立腺癌を対象に他治療後の症例や同年代一般男性の罹患データと比較</a><br>
<a href="https://www.gi-cancer.net/gi/ronbun/2005/ronbun_051102.html">※4 消化器癌治療の広場 放射線治療を受けた直腸癌患者に発生する二次癌</a><br>
<a href="http://rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/030045.html">※5 酒井邦夫他 悪性腫瘍の放射線治療と二次がん 日本医学放射線学会雑誌</a><br>
<a href="https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/cancer/leaflet05.pdf">※6 国立成育医療研究センター 小児がんセンター 治療が終わったあとのこと</a><br>
<a href="https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000045634.pdf">※7 厚生労働省 小児がんの晩期合併症について</a><br>
<a href="https://ganjoho.jp/public/life_stage/child/follow_up/follow_up.html">※8 がん情報サービス 晩期合併症／長期フォローアップ</a>
</p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/second">二次がん</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんとたばこの関係は？～関連するがんと発生率～</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 07 May 2020 04:54:42 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5306</guid>

					<description><![CDATA[<p>公共機関などを中心に完全禁煙化が進んでいる昨今。厚生労働省による成人喫煙率調査によれば、昭和40年代には成人男性の喫煙率は80％を上回る数値であったものの、平成30年にはわずか27.8%まで低下していることが分かりました [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette.php">がんとたばこの関係は？～関連するがんと発生率～</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>公共機関などを中心に完全禁煙化が進んでいる昨今。厚生労働省による成人喫煙率調査によれば、昭和40年代には成人男性の喫煙率は80％を上回る数値であったものの、平成30年にはわずか27.8%まで低下していることが分かりました。特に20代の喫煙率が低く、若者の嫌煙化も指摘されています。<br>
これは、ひとえに「たばこは身体に悪い」というイメージが定着してる結果と言ってよいでしょう。たばこには多くの有害物質が含まれるため、喫煙者だけでなく、周囲で受動喫煙を受ける人もまた様々な健康被害を受ける可能性があるとされています。そんな健康被害の中で多くの人が恐れるのが「がん」です。<br>
そこで今回は、たばことがんの関係について詳しく解説します。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>たばこはなぜがんを引き起こすのか？</h2>
	<p>たばこを吸い続けるとがんになる可能性が高くなる…。そう漠然と考えている人は多いでしょう。若い世代の人では、学校教育を通してたばこの危険性を学び、がんとたばこの関係について学んだことがある人もいるかも知れません。<br>
「たばこはがんにつながる」ことは事実です。しかし、なぜたばこはがんの原因になるのか詳しく知っている人は少ないのが現状でしょう。ここでは、なぜたばこはがんの原因になりうるのか詳しく見てみましょう。</p>

	<h3>発がん性物質</h3>
	<p>たばこの原料は、ニコチアナ・タバカムやニコチアナ・ルスチカなどのナス科の植物です。これらの葉を乾燥させて1年以上熟成させ、細かく切り刻んだものを紙で巻くとたばこが完成します。<br>
原料は自然の植物であるため、たばこの煙で健康を害することを疑問に思う人もいるかも知れません。実は、たばこのけむりに含まれる有害成分の多くは、喫煙したときの不完全燃焼によって生じるのです。その種類は、200種類以上にも上るとされています。<br>
そして、それらの中にはベンゾピレン、多環芳香族炭化水素類、たばこ特異的ニトロソアミン類などを始めとして約70種類もの発がん性物質が含まれていることが報告されています。<br>
たばこに含まれる発がん性物質の多くは、そのもの自体や、体内で代謝される過程で生成される物質が遺伝子にダメージを与えることが分かっています。<br>
例を挙げると、たばこに含まれる代表的な発がん性物質であるベンゾピレンは、体内で代謝される際の中間生成物が遺伝子の複製を阻害し、がん抑制遺伝子であるp53に不可逆的なダメージを与えると考えられています。その結果、がん細胞の増殖が止まらず、がんを発症しやすくなるのです。</p>

	<h3>有害物質による炎症</h3>
	<p>たばこのけむりに含まれる有害物質の中には、炎症を引き起こすものも少なくありません。口やのど、肺などはこれらの物質にさらされやすく、長期間に渡る暴露によって慢性的な炎症を生じることががんにつながるとの説もあります。<br>
慢性的な炎症は活性酸素を生み出します。活性酸素やその代謝物は細胞内の過酸化水素やヒドロキシラジカルなどの物質の生成を促し、それらがDNAにダメージを与えることでがんを発症すると考えられているのです。</p>

	<h3>受動喫煙でもがんになる？</h3>
	<p>周囲の喫煙者が吐きだしたけむりを吸ってしまう受動喫煙。たばこを直接吸っていないため、健康被害は少ないと考えられがちです。しかし、実はたばこから直接吸い込むけむりよりも受動喫煙で吸い込むけむりの方が多くの有害物質を含むことが分かっています。<br>
また、けむりに含まれる有害物質の大きさも副流煙の方が小さいとされており、吸い込むと肺の奥深くまで行き渡り、がんのリスクがより高くなってしまうことも指摘されているのです。</p>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_上 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="9991802687"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>たばこと関連するがんとは？</h2>
	<p>このように、たばこは受動喫煙も含めて多くの発がん性物質を体内に取り入れてしまうことになるため、がんの発症に深く関わることがわかります。<br>
一般的に、たばこの煙を吸い込んで真っ先に行き渡る口・のど・肺、血液中に吸収された発がん性物質の通り道となる肝臓・腎臓・膀胱、唾液などに溶けた発がん性物質にさらされる食道・胃などの器官のがん発症率が高くなるとされています。<br>
では、それぞれどのようなリスクがあるのか詳しく見てみましょう。</p>

	<h3>科学的に証明されているがん</h3>
	<p>厚生労働省による「喫煙の健康影響に関する検討会」(2016年)では、部位別にたばこによるがん発生のリスクにていて４つのランク分けが行われました。<br>
様々な研究によって科学的に因果関係が証明されているものを「レベル１」とし、鼻腔・副鼻腔がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がんが「レベル１」のカテゴリーに含まれています。<br>
また、国際がん研究機関(IARC)<br>の発表では、上記の他にも、大腸がん、腎臓がん、尿管がん、卵巣がん、骨髄性白血病もたばことの因果関係があると判定されています。<br><br>
代表的ながんの科学的根拠は次の通りです。</p>

	<h4>肺がん</h4>
	<p>たばこと言えば肺がんを思い浮かべる人も多いでしょう。<br>
肺は吸い込んだたばこのけむりに直接さらされる部位であるため、肺細胞の遺伝子変異を引き起こしてがんを発生させやすいことが分かっています。また、長期間に渡る研究で喫煙指数(喫煙年数×1日の喫煙本数)が高いほど肺がんの発症率が高くなり、禁煙すると発症リスクが低減することが示されています。このことからも、たばこは肺がんを引き起こすと言うことができるのです。</p>

	<h4>口腔がん、咽頭がん、喉頭がん</h4>
	<p>口やのども肺と同じくたばこの煙に直接さらされる部位です。口やのどの粘膜が長期間に渡って発がん性物質にさらされると、遺伝子が傷つくことが分かっています。また、がんの前段階である「前がん病変」も出来やすく、さらにたばこを吸い続けることでがんに進行するケースが多いとされています。</p>

	<h4>胃がん</h4>
	<p>胃がんの原因と言えば、ピロリ菌感染を思い浮かべる人も多いでしょうが、たばことも密接な関りがあります。胃は発がん性物質が溶けた唾液などにさらされることより、実はがんを引き起こしやすい部位なのです。<br>
たばこに含まれる発がん性物質の中には、がん抑制遺伝子の一種であるCDH1遺伝子にダメージを与え、がんを引き起こしやすくなることが分かっています。</p>

	<h4>肝臓がん</h4>
	<p>肝臓は血流が非常に豊富な臓器であるため、血中に含まれた発がん性物質にさらされやすい臓器です。その上、発がん性物質の中には肝臓で分解されるものもあるため、肝臓は長期間に渡って発がん性物質の被害を受けることになります。その結果、肝細胞のDNAがダメージを受けて発がんを促すとされています。<br>
また、たばこのけむりに含まれる炎症性物質によって肝臓の細胞は線維化することがわかっており、肝硬変のリスクを高めることで将来的な肝臓がんの発症率も上昇させるとの報告もあります。</p>

	<h4>膀胱がん</h4>
	<p>尿が蓄積される膀胱には、尿と共に排出される発がん性物質が多く含まれます。その結果、発がん性物質が膀胱内壁の細胞の遺伝子にダメージを与え、がんを引き起こすのです。<br>
また、膀胱がんを引き起こす主な発がん性物質であるBアリルアミンを代謝する酵素は欧米人よりも日本人の方が代謝速度の速いタイプが多いため、たばこによる膀胱がんの発症率は欧米人の方が高いことも指摘されています。</p>

	<h3>たばことの関連が指摘されているがん</h3>
	<p>科学的に因果関係があるとは言い切れないものの、たばことの関連が疑われるがんとしては、乳がん、前立腺がんなどが挙げられます。<br>
一方、驚くべきことに子宮体がんは喫煙者の発症率の方が低いことが指摘されています。これは、たばこが子宮体がんの原因となる女性ホルモンのエストロゲンの分泌量を減らすことが原因と考えられていますが、明確なメカニズムは解明されていません。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>たばことがんの発生率は？</h2>
	<p>最後に、たばこを吸い続けるとがんの発生率はどのように上昇するのか見てみましょう。<br>
国立がん研究センターの研究によれば、たばこを吸う人は吸わない人に比べて男性で1.6倍、女性で1.4倍も上昇することが分かっています。特に、上記の「レベル1」に分類される喉頭がんでは32.5倍も死亡率が上昇するとされています。その他にも、肺がん4.5倍・肝臓がん3.1倍・口腔咽頭がん3.0倍・食道がん2.2倍もの死亡率が上昇するとのデータもあり、特定のがんではたばこによる深刻な影響を受けることが示されているのです。<br><br>

また、日本人は毎年男女合わせて48万人もの人が何らかのがんに罹患しています。性別によって罹患しやすいがんは異なりますが、男性に多い胃がんや肺がん、肝臓がんはいずれも「レベル１」に分類されるもの。女性の場合でもトップ1,2の乳がんや大腸がんにはたばことの関係に明確な科学的根拠はないとされていますが、3～5位を占める胃がん、肺がん、子宮がん(子宮頸がん)は「レベルⅠ」のものです。<br>
国立がん研究センターの推計によれば、男性のがんの29％、女性のがんの3％はたばこによって引き起こされるがんであり、日本人全体では毎年約9万人の人がたばこによるがんに罹患するとのことです。<br>
そして、科学的根拠は明確ではないものの、たばこはがんの生命予後を悪化させ、再発するリスクを高めるほか、治療効果を低めたり治療による副作用を生じやすくすることが示唆されています。つまり、たばこはがんに罹患しやすくなるだけでなく、罹患した後も治療に苦渋したり、十分な治療を行えない可能性もあるのです。たばこは単にがんの発症率を上昇させるだけでなく、「質の悪い」がんを引き起こしやすいこともに注意が必要なのです。</p>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- 広告_中 --> <ins class="adsbygoogle"      style="display:block"      data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"      data-ad-slot="8590967397"      data-ad-format="auto"      data-full-width-responsive="true"></ins> <script>      (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script>

<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>まとめ</h2>
	<p>たばこががんの発症率を上昇させるのはもはや周知の事実です。科学的に因果関係が証明されているがんも多く、今後もさらにたばことの関係が証明されるがんが増えるかも知れません。<br>
日本人の死因第一位であるがん。老化や生まれ持った遺伝子変異など予防できないことが原因のがんも多くあります。しかし、たばこが関係するがんは思いのほか多く、禁煙することでリスクを低減することが可能です。<br>
現在喫煙中の人は禁煙外来などを上手く利用して禁煙に挑戦してみましょう。そして、非喫煙者の人は一生吸わない！という意思を強く持ち続けることが大切です。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01"> 
	<h2>参考文献</h2>
	<p>公益財団法人健康・体力づくり事業財団　成人喫煙率（JT全国喫煙者率調査）<br>
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html<br>
JT　製造<br>
https://www.jti.co.jp/tobacco/knowledge/process/manufacturing/index.html<br>
がん情報サービス　たばことがん　もっと詳しく知りたい方へ<br>
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html<br>
がん情報サービス　最新がん統計<br>
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html<br>
日本生活習慣病予防協会　生活習慣病の予防・改善は禁煙から！<br>
http://www.seikatsusyukanbyo.com/monthly/img/nosmoke_leaflet.pdf<br>
一般社団法人神戸市医師会　たばこの問題<br>
http://www.kobe-med.or.jp/kenkou/kinen5.html<br>
一般社団法人広島県医師会　たばこの発癌性<br>
http://www.hiroshima.med.or.jp/kenmin/kinen/img/atlas/15.pdf<br>
一般社団法人くまもと禁煙推進フォーラム　がん<br>
http://square.umin.ac.jp/nosmoke/text/1-2cancer.pdf<br>
厚生労働省　e-ヘルスネット　喫煙とがん<br>
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-03-001.html<br>
厚生労働省　喫煙と健康　喫煙の健康影響に関する検討会報告書<br>
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000172687.pdf<br>
一般社団法人日本呼吸器学会　喫煙と各種の癌との因果関係<br>
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=94<br>
広島県禁煙支援ネットワーク　たばこの健康障害<br>
http://www.menet-hiroshima.jp/kin-en/Illness/Gan.html</p>
</div>     

<div id="bookpresent">
	<h4>執筆者　成田 亜希子　医師</h4>
	<div style="width:97%; float:left;">
		<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/narita.jpg" style="margin: 0 10px 10px;" width="150px"><br>
2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。その後、国立保健医療科学院や結核研究所での研修を修了し、保健所勤務の経験もあり。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。 
	</div>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette.php">がんとたばこの関係は？～関連するがんと発生率～</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>加熱式タバコの発がん性</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette/heated</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Feb 2023 15:27:55 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=6154</guid>

					<description><![CDATA[<p>加熱式たばこは火を使わないため煙が発生せず、煙のニオイがしない、灰が出ないといった特徴があり、若年層、特に若い女性の間で市場が広がっています。従来の紙巻きたばこと比べて加熱式たばこは健康被害が少ないなどと宣伝されることも [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette/heated">加熱式タバコの発がん性</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>加熱式たばこは火を使わないため煙が発生せず、煙のニオイがしない、灰が出ないといった特徴があり、若年層、特に若い女性の間で市場が広がっています。従来の紙巻きたばこと比べて加熱式たばこは健康被害が少ないなどと宣伝されることもありますが、実際に健康リスクが低くなるという根拠はありません。加熱式たばこの健康リスクや発がん性についてお伝えします。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>加熱式たばことは</h2>
<p>加熱式たばこは、たばこ葉に直接火をつけるのではなく、電気等で加熱することでニコチンなどを発生させて吸入するたばこです。日本で販売されているものでは、加熱温度は低温～高温までさまざまなタイプがあります。<br>
日本では2013年12月より販売開始となり、2016年ごろから急速に普及してきました。<br>
加熱式たばこは、改正健康増進法では「指定たばこ」に分類されています。そのため、喫煙専用室での使用、加熱式たばこ専用喫煙室、喫煙目的室、既存特定飲食提供施設の喫煙可能室以外で使用することは認められていません。
</p>


<h2>加熱式たばこは紙巻たばこと同様、健康被害があると考えられる</h2>
<p>紙巻きたばこにおける発がんリスクが極めて高いことは周知のとおりで、喫煙はさまざまながんの原因となっています。国立がん研究センターによると、男性のがんの約23.6%、女性のがんの約4.0%は喫煙によって引き起こされているとの報告があります。がんを予防するためには禁煙が望ましいことは間違いありません。<br><br>

ここで、日本における喫煙者の割合を確認してみましょう。2019年国民健康・栄養調査において「現在習慣的に喫煙している者の割合の年次推移（20歳以上）」では、男女計で16.7％（男性27.1％、女性7.6％）でした。この10年間でみると、いずれも減少傾向にあります。なお、「加熱式たばこ」を使用している人の割合は男性27.2％、女性25.2％と4分の1ほどを占めています。喫煙者本人や周囲への健康への害が低いと考えて移行した人も少なくないと考えられます。<br><br>

実際に、加熱式たばこの主流煙に含まれる有害物質の量は紙巻たばこと比べれば少ないという報告もあります。しかしその一方で、加熱式たばこが紙巻たばこよりも健康リスクが低いという根拠は現在のところありません。日本呼吸器学会からも、加熱式たばこや電子たばこに関する見解や提言が提示され、インターネット上でも公開されています。その見解によれば、加熱式たばこにおいても喫煙者の呼気エアロゾルには有害物質が含まれており、加熱式たばこを使用している本人だけでなく、受動喫煙者にも健康被害を与える可能性は高いとされています。健康リスクの可能性がある以上、加熱式たばこの使用にもきちんとした規制が行われるべきなのです。<br><br>

加熱式たばこも紙巻きたばこ同様、法律上、受動喫煙対策に含まれていますので、喫煙室を必ず使うなど、周りの人に迷惑をかけないようにしましょう。加熱式たばこは発がん性ゼロと証明されたわけではないことを忘れずに、最終的には健康のため「禁煙」することが望ましいでしょう。<br><br>

なお、診療報酬改定により2020年度から加熱式たばこ使用者も健康保険による禁煙治療の対象として認められました。要件を満たせば保険診療で禁煙治療を受けることができます。「禁煙治療のための標準手順書」や「禁煙支援マニュアル」なども公開されており、加熱式たばこの禁煙に関することも示されています。
</p>


<h2>参考資料</h2>
（Web）<br>
<a href="https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-02-008.html">厚生労働省　e－ヘルスネット　加熱式たばこの健康影響</a><br>
<a href="https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco04.html">国立がん研究センター　がん情報サービス　加熱式たばこ</a><br>
<a href="https://www.jrs.or.jp/information/file/hikanetsu_kenkai_kaitei.pdf">日本呼吸器学会　加熱式タバコや電子タバコに関する日本呼吸器学会の見解と提言</a><br>
<a href="https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/factor.html">国立がん研究センター　がん情報サービス　がんの発生要因</a><br>
<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/000710991.pdf" class="broken_link">令和元年国民健康・栄養調査報告</a><br>
<a href="https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000201435.pdf">厚生労働省　加熱式たばこにおける科学的知見</a><br>
<a href="https://www.niigatashi-ishikai.or.jp/newsletter/academic/202105274768.html">新潟市医師会　新型タバコのリスクを考える</a><br>
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/67/1/67_19-039/_article/-char/ja/">中村 正和、田淵 貴大、 尾崎 米厚、大和 浩、欅田 尚樹、吉見 逸郎、片野田 耕太、加治 正行、揚松 龍治　加熱式たばこ製品の使用実態，健康影響，たばこ規制への影響とそれを踏まえた政策提言　日本公衆衛生雑誌　67巻1号　2020年</a><br>
<a href="http://j-circ.or.jp/kinen/anti_smoke_std/pdf/anti_smoke_std_rev8_.pdf" class="broken_link">日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会　禁煙治療のための標準手順書　第8版</a><br>
<a href="https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual2/dl/addition01.pdf">厚生労働省　禁煙支援マニュアル（第二版）　増補改訂版</a>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/cigarette/heated">加熱式タバコの発がん性</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>がんの発症リスクを高める「発がん性物質」に要注意！</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance.php</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 May 2020 06:12:44 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=5549</guid>

					<description><![CDATA[<p>日本人の死因第一位はがんです。日本人の2人に1人は一生のうちに一度はがんを発症するとされており、がんは私たちにとって非常に身近な病気です。 しかし、がんと言えば、「治療を行ったとしても再発や転移を繰り返す」、「発見が遅れ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance.php">がんの発症リスクを高める「発がん性物質」に要注意！</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
	<p>日本人の死因第一位はがんです。日本人の2人に1人は一生のうちに一度はがんを発症するとされており、がんは私たちにとって非常に身近な病気です。<br>
しかし、がんと言えば、「治療を行ったとしても再発や転移を繰り返す」、「発見が遅れると手術などの積極的な治療ができずに死に至る」といったネガティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか？<br>
そんな身近で恐ろしいがんの発症を促す化学物質として注目されている「発がん性物質」。今回は、世の中に多く存在する発がん性物質について詳しく解説します。</p>
</div>

<div class="text01">
	<h2>発がん性物質の概要</h2>
	<h3>なぜがんを発症するのか？</h3>
	<p>そもそもなぜヒトはがんを発症するのでしょうか？がんは全身の様々な部位に発症し、それぞれ名前も異なります。しかし、そのほとんどの発症メカニズムは共通していると考えられています。<br>
がんは、何らかの原因によって細胞の複製に必要な遺伝子にダメージが加わることで発症します。遺伝子が傷つくことで、ヒトの体では異常な細胞が形成されます。異常な細胞の多くは免疫の力で体外に排除されますが、なかには異常増殖を引き起こすものもあります。これががんの正体です。そして、異常増殖したがん細胞は塊になって「腫瘍」を形成し、周辺の正常な細胞や組織を侵食するようにどんどん増大していき、血管やリンパ管などに入り込むと「腫瘍」から離れた部位に「転移」を引き起こすのです。</p>

	<h3>発がん性物質とは？</h3>
	<p>発がん性物質とは、がんの発症を促す化学物質や化学物質の複合体、ウイルスなどのことです。<br>
がんは上述のように遺伝子へのダメージが生じることで引き起こされる病気ですが、地球上にはヒトの遺伝子を傷つけ、がんの発生率を上昇される化学物質が多数存在します。<br>
現在、発がん性物質考えられているものには、実際に長年の調査から暴露されると明らかにがんの発症率が上昇すると証明されたもの、動物実験などから発がん性が認められたものなどがあります。<br>
もちろん、明らかにがんの発生率を上昇させることがわかっているものもあれば、動物実験のみで発がん性が認められたもののヒトへの効果は証明できていないものもあります。しかし、後者の場合でもヒトへの影響が完全にないことが証明されない限り、通常は発がん性物質と考えられ、使用の禁止や制限が行われたり、使用の注意喚起がなされています。<br>
では、現在、発がん性物質と考えられているものにはどのようなものがあるのでしょうか？ </p>

	<h2>発がん性物質の種類～国際がん研究機関(IARC)の分類～</h2>
	<p>現在、発がん性が認められているものの種類は多岐に渡ります。しかし、それぞれがんを発症するリスクは異なり、暴露されれば明らかにがんの発症率が急上昇するもの、発がん性に関して十分な証明がなされていないものなど様々です。<br>
世界保健機関(WHO)の一機関である国際がん研究機関(IARC)<br>では発がん原因や発がん状況などの研究がなされており、発がん性物質のメカニズムの解明も行われています。国際がん研究機関(IARC)は数多く存在する発がん性物質やがん発症に関与する環境などをヒトに対する発がん性があるかどうかの「根拠の強さ」によって5段階に分類しています。この分類は国際的に広く用いられており、とくに「根拠の強さ」が高い発がん性物質や環境には適切な対応が必要となります。<br>
では、国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類について詳しく見てみましょう。</p>

	<h3>分類の見方とは？</h3>
	<p>国際がん研究機関はヒトへの発がん性に対する「根拠の強さ」によって、発がん性があると考えられている物質や環境を分類しています。具体的には、グループ１、２Ａ、２Ｂ，３、４に分類し、2017年6月現在では約1000もの物質が挙げられています。<br>
それぞれのグループは次の条件に当てはまるものが含まれています。</p>
	<p>・グループ１：<br>
ヒトに対する発がん性が明らかに証明されているもの<br>
・グループ２Ａ：<br>
ヒトに対しておそらく発がん性があると考えられるもの<br>
(動物実験では確実な発がん性が証明されたものの、ヒトに関しては限られた証明しかなされていない)<br>
・グループ２Ｂ：<br>
ヒトに対しての発がん性を指摘されているもの<br>
(動物実験では明確な発がん性は立証されていないがヒトへの発がん性は限られた証明がなされている、動物実験では十分な発がん性が証明されているがヒトへの証明が十分でない)<br>
・グループ３：<br>
ヒトに対する発がん性はあるとは言えないもの<br>
(動物実験では発がん性が示唆されるがヒトへの発がん性は不十分な証明しかなされていない)</p>

	<h3>それぞれのグループには含まれる発がん性物質</h3>
	<p>国際がん研究機関の発がん性分類グループ1～４の各段階にはそれぞれ次のようなものが含まれています。</p>
	<p>・グループ１<br>
　120種類の化学物質、混合物、環境要因が含まれています。<br>
　代表的に化学物質には、アスベスト、ベンゼン、カドミウム、塩化ビニルポリマーなどの物質や肝炎ウイルス、ヒトパピローマウイルス、ピロリ菌などの感染症、放射線の暴露などが挙げられます。また、混合物にはアルコールやハム・ベーコンなどの加工肉、たばこ、環境要因には紫外線を発する日焼けマシーン、塗装職人など有害物質に暴露されやすい職業などがあります。<br>
　このように、グループ１には一般的にもがん発症の原因として知られているものが多く含まれています。</p>
	<p>・グループ２Ａ<br>
　81種類のものが含まれていますが、様々研究を重ね、グループ２Ｂからより「根拠の強い」グループ２Ａへ繰り上がったものも多々あります。
　代表的なものでは、アクリルアミド、クロロトルエンなどの化学物質、紫外線、赤肉などが挙げられます。</p>
	<p>・グループ２Ｂ<br>
　299種類のものが含まれています。今後も研究が進むことで、タイプ２Ａやタイプ１に繰り上げるものもある可能性があり、さらなる解明が期待されています。<br>
　代表的なものでは、アセトアルデヒド、アクリルニトリル、クロロホルムなどの化学物質、ガソリン、重油などの混合物、わらび、低周波地場、大工、ドライクリーニング業者などの職業が挙げられます。</p>
	<p>・グループ３<br>
　502種類のものが含まれ、全てのグループの中で最多です。ヒト、動物問わず発がん性が十分に証明されたわけではありませんが、必要以上の暴露は避けたいところです。<br>
　代表的なものでは、塩酸、次亜塩素酸塩、水銀などの化学物質、コーヒーや茶、軽油などの混合物、ペンキ業者や製紙業などの職業などが挙げられます。また、どのグループにも分類できない心臓ペースメーカーや豊胸用シリコンなど医療用インプラントもグループ３に含まれています。</p>

	<h3>発がん性物質はどんながん発症を促す？</h3>
	<p>発がん性物質によって引き起こされるがんが最もできやすい臓器は肺です。次いで、鼻腔や喉頭、膀胱などにも発症しやすいとされています。<br>
発がん性物質は吸い込んだり、口にしたり、皮膚に触れたりすることで体内に取り込まれます。このため、発がん性物質が最初に暴露される部位である肺、鼻、のど、発がん性物質の排泄に関わる膀胱などに発症しやすいと考えられているのです。</p>
<!-- text01 --></div>

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- 広告_上 -->
<ins class="adsbygoogle"
     style="display:block"
     data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"
     data-ad-slot="9991802687"
     data-ad-format="auto"
     data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
     (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

<br><br>

<div class="text01">
	<h2>発がん性物質～食品編～</h2>
	<p>発がん性物質は、私たちが口にする機会のある食品にも含まれていることがあります。<br>
食品を通して私たちが晒される発がん性物質には大きく分けて２つのタイプがあります。１つは「単独の食品そのものが発がん性を有するもの」、もう一方が「食品に含まれる物質に発がん性があるもの」です。<br>
では、それぞれどのような特徴があるのでしょうか？</p>

	<h3>食品そのものが発がん性を有するもの</h3>
	<p>世界がん研究基金の発表によると、明らかにがんの発症に関与していることが証明されている食品は少なく、国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類でグループ1に含まれるのは加工肉、アルコール、グループ2Aに含まれるのは赤肉などが挙げられます。<br>
また、発がん性の可能性が大きいと考えられている食品としては、塩蔵食品、マテ茶などが挙げられます。<br>
しかし、これらの食品は少量でも口にすればがんを発症するというわけではありません。神経質になりすぎず、毎日毎食ごとにメニューに加えるなど極端な過剰摂取を控えるようにしましょう。</p>

	<h3>食品に含まれる物質に発がん性があるもの</h3>
	<p>私たちが日ごろ口にしている食品には、様々な種類の農薬、食品添加物、汚染物質などが含まれています。その中には、国際がん研究機関(IARC)による発がん性物質の分類でグループ1～2Bに含まれるものが多々あります。<br>
このタイプには更に2つのタイプがあり、「少量でも摂取するとがん発症リスクが高まるもの」、「ある一定量を摂取しない限りがん発症リスクは高まらないもの」に分けられます。<br>
前者のタイプには、発がん性が高いダイオキシンを含有するCNPやPCP、残留性有機汚染物質(POPs)であるDDTやリンデンなどが挙げられますが、これらの物質は農林水産省によって販売が禁止されており、一般市場に出回ることはまずありません。<br>
一方、後者のタイプは即座に使用や販売が禁止されることは少なく、遺伝性毒性試験・反復投与毒性試験、発がん性試験など様々な研究を重ねて、毎日摂取しても健康被害を引き起こさない量＝無毒性量(NOAEL)を求め、一日摂取許容量(ADI)が決定されます。それに合わせて食品に含まれる発がん性物質の残留基準値が設定され、発がん性物質を含む食品は市場に出回る前に厳重なチェックを受けることになるため、基本的には口にしたとしてもそれを原因とした発がんはないと考えられているのです。</p>

	<h3>食品の摂り方にも要注意</h3>
	<p>食品の中には発がん性を高めるものがあります。しかし、加工肉や赤肉、アルコール類などを除いて市場に出回っている食品の多くは、発がん性を高めることはほとんどありません。<br>
しかし、食品はその取り方にも注意しなければならず、誤った摂り方をしていると食品自体に発がん性がなくてもがん発症リスクを高めてしまう場合があります。<br>
世界がん研究基金によると、食道がん、膵臓がん、肝臓がん、大腸がん、乳がん、子宮体がん、腎臓がんなど全身の様々ながんの発症リスクを確実の上昇させる要因として「肥満」が挙げられています。<br>
肥満の原因は多々ありますが、高カロリーのものを好んで食べることも大きな要因の一つです。一方、食物繊維を多く含む食品や果物はがん発症リスクを下げる可能性が指摘されています。<br>
このように、がん発症のリスクを低減させるためには肥満にならないよう食生活に注意し、野菜や果物を多く摂ることが大切であると考えられるのです。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>発がん性物質～職業編～</h2>
	<p>国際がん研究機関(IARC)による発がん性物質の分類でもあるように、長年にわたってある特定の物質に暴露されることでがんを発症しやすくなるものがあります。
とくに、職業上連日長時間にわたる有害物質の曝露を避けられない人々が特定のがんを発症しやすくなることがあり、それらを「職業性がん」と呼びます。<br>
国際がん研究機関(IARC)による発がん性分類においても、グループ1にはアルミニウム精錬従事、オーラミン製造従事、コークス製造従事、靴製造従事など様々な職業が挙げられています。<br>
また、所謂「職業病」として種々のがんを発症するリスクを高める約30種類もの薬剤や金属、化学物質などが労働基準法で明記されています。</p>

	<h3>新たに指摘された職業性がん</h3>
	<p>職業性がんを引き起こす物質や環境などは以前から様々な研究が行われており、2016年時点では健康被害を引き起こす可能性がある物資が640種類も特定されています。その中で発がん性がある物質は1％程度にしか満たないとされていますが、それら発がん性物質の規制や定期的な健康診断の徹底などが行われることで、特定の職業に就くとある種のがん発症率が大幅に上昇するなどということはほとんどなくなっています。<br>
しかし、現在、世界に存在する化学物質は約1億5000万種にも上り、年間1000万個の物質が新たに誕生しているとされています。このため、人体への危険性がよくわかっていない物質も多々あるのが現状であり、発がん性のある物質が広く使用されている可能性もあります。
近年の事例を挙げると、2014年には塩素系の有機洗浄剤を多く使用する印刷業者の胆管がんの発症率が多職種より極めて高いことが報告され、大きな社会問題となりました。<br>
調査の結果、塩素系の有機洗浄剤に含まれるジクロロプロパンに発がん性があることが疑われました。<br>
そして、2016年には体内に入り込んだジクロロプロパンは肝臓で代謝される段階である種の発がん性物質を産生し、それが胆汁中に分泌されることで胆管がんを発症しやすくなとの仮説が東京大学の豊田豊特任教授らの研究チームによって提唱されています。<br>
また、この仮説はジクロロプロパンに限らず肝臓で代謝される様々な有害物質に足しても当てはめることができ、胆管がんの発症や悪化のメカニズムを解明する鍵になることが期待されています。</p>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>まとめ</h2>
	<p>世の中には様々な発がん性物資が存在しており、種々のがんを引き起こすことがわかっています。がんは遺伝子がダメージを受けることによって生じる病気であり、その最も大きな原因は「加齢」です。「加齢」は誰もが通る道であり、決して避けることはできません。<br>
しかし、その他の要因を少しでも軽減することでがん発症リスクを抑えることができます。<br>
特に、ここで挙げられているような発がん性が極めて高い物質の過剰摂取は控えることが大切です。しかし、日々新たな物質が生まれる昨今においては思わぬ物質に発がん性があり、知らず知らずのうちに曝露を重ねてしまったというケースも少なくありません。<br>
がんは早期発見・早期治療が非常に大切です。どのような職業・環境にあったとしても一年に一度は健康診断を受けて体の状態をチェックするようにしましょう。</p>

<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- 広告_中 -->
<ins class="adsbygoogle"
     style="display:block"
     data-ad-client="ca-pub-7583010511098439"
     data-ad-slot="8590967397"
     data-ad-format="auto"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>
<!-- text01 --></div>

<div class="text01">
	<h2>参考文献</h2>
	<p>国立がん研究センターがん情報サービス　知っておきたいがんの基礎知識<br>
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/knowledge/basic.html<br>
国立がん研究センターがん情報サービス　がんの発生要因<br>
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/factor.html<br>
厚生労働省　e-ヘルスネット　発がん性物質<br>
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/tobacco/yt-041.html<br>
農林水産省　国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について<br>
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/iarc.html<br>
農林水産省　農薬の販売・使用の禁止<br>
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_kinsi/<br>
IARC MONOGRAPHS ON THE IDENTIFICATION OF CARCINOGENIC HAZARDS TO HUMANS<br>
https://monographs.iarc.fr/agents-classified-by-the-iarc/<br>
内閣府　食品安全委員会事務局　発がん性がある化学物質を含む食品の安全性について<br>
https://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi/33gou/33gou_8.pdf<br>
厚生労働省　職業病リスト<br>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/syokugyoubyou/list.html<br>
東京大学　職業性胆管がんと関連する、発がん性の候補物質を発見　発がん性の候補物質は胆汁に排泄されていた<br>
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/a_00493.html </p>
</div>

<div id="bookpresent">
	<h4>執筆者　成田 亜希子　医師</h4>
	<div style="width:97%; float:left;">
		<img src="https://www.ganchiryo.com/wp-content/uploads/2020/05/narita.jpg" style="margin: 0 10px 10px;" width="150px"><br>
2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。その後、国立保健医療科学院や結核研究所での研修を修了し、保健所勤務の経験もあり。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。 
	</div>
</div>

<div class="text01"> 
	<h2>この記事を見た人はこの記事も見ています</h2>
	<p><a href="../prevention/expense.php">	治療費 （予防と治療）</a></p>
	<p><a href="../live/support.php">社会活動・補助 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/socializing.php">医師との付き合い方 （心と生活に関して）</a></p>
	<p><a href="../live/anxiety.php">がんの不安 （心と生活に関して）</a></p>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance.php">がんの発症リスクを高める「発がん性物質」に要注意！</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>発がん性物質を体内に運ぶ？マイクロプラスチックの人体への影響</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance/microplastics</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Feb 2023 13:50:15 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=6152</guid>

					<description><![CDATA[<p>近年、マイクロプラスチックや海洋プラスチックによる環境汚染が問題となっています。海洋生物や自然だけの問題ではなく、マイクロプラスチックは人体にもさまざまな影響を及ぼします。そもそも自然界には存在していなかった「人がつくり [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance/microplastics">発がん性物質を体内に運ぶ？マイクロプラスチックの人体への影響</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>近年、マイクロプラスチックや海洋プラスチックによる環境汚染が問題となっています。海洋生物や自然だけの問題ではなく、マイクロプラスチックは人体にもさまざまな影響を及ぼします。そもそも自然界には存在していなかった「人がつくり出してきた物質＝プラスチック」は、めぐり巡って人の体に害をなす物質になってしまったのです。私たちの日常生活にあふれるプラスチックの有害性についてお伝えします。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>マイクロプラスチックとは</h2>
<p>マイクロプラスチックとは、5mm以下の微細なプラスチック類のことをいい、大きく2種類に分けられます。<br><br>

●一次的マイクロプラスチック<br>
洗顔料や化粧品などに含まれているマイクロビーズなど、もともとマイクロサイズで製造されたもの<br>
●二次的マイクロプラスチック<br>
レジ袋やペットボトルなど大きなプラスチックが自然環境下で砕けて小さくなり、5ｍｍ以下のマイクロサイズになったもの<br><br>

後者の二次的マイクロプラスチックの細分化は、海のなかではなくほとんどが陸上で起こっています。ポイ捨てされたり不法投棄されたりしたプラスチックごみが紫外線により劣化し、ぶつかりあい摩耗することで小さくなって、川から海へと運ばれていきます。<br><br>

マイクロプラスチックは5ｍｍ以下と小さいため、ひとたび海に流出すると、波に乗って世界中の広い範囲を移動します。北極や南極でもマイクロプラスチックが観測されたという報告もあり、マイクロプラスチックによる海洋汚染は世界中に広がっています。<br><br>

さらに近年、海岸へ漂着したり、海を漂流したりする海洋プラスチックごみが世界中で問題となっています。日本でも海に漂着したごみの種類を調査した結果、プラスチック類が最も多く漂着していたことが分かりました。<br><br>

陸上から海洋に流出したプラスチックごみの発生量が多い国ランキングでは、1位中国、2位インドネシア、3位フィリピン、4位ベトナムとなっており、上位4位までを東・東南アジアが占めています。日本は30位という結果ですが、プラスチック大国である日本では年間約6万トンのプラスチックごみが発生していると報告されています。また、日本は「廃プラスチック」をマレーシアやベトナム、台湾などの東南アジアに輸出していることもあり、私たち日本人にとってもマイクロプラスチックによる環境汚染問題は他人事ではありません。
</p>


<h2>汚染されたマイクロプラスチックの有害性！発がん性物質を体内に運ぶ恐れあり</h2>
<p>マイクロプラスチック問題は、海洋生物が海の流出したプラスチックごみやマイクロプラスチックを餌と間違えて食べてしまう恐れがあるというだけではありません。マイクロプラスチックはもともと、有害物質を吸着しやすい性質を持っています。その有害物質のなかには発がん性があるものも含まれているため注意が必要です。「汚染されたマイクロプラスチック」ともいわれ、これを大量に体内に取り込んでしまうことで生物にとって有害性があるのです。<br><br>

マイクロプラスチックが人体に悪影響を及ぼすようになる原因としては、次のことが考えられます。<br>
①有害物質が付いたマイクロプラスチックを海洋生物が誤飲する。<br>
②マイクロプラスチックが体内に蓄積した海産物を人間が食べる。<br>
③その結果、有害物質が人体に蓄積される可能性がある。<br>
このように、食物連鎖を通して最終的に人体にも悪影響を及ぼす可能性があるということが問題となっています。<br><br>

ここで海洋中の有害物質について少し触れておきます。海洋中の残留性有機汚染物質はたくさんありますが、その中でも発がん性があるとされている有害物質として、ポリ塩化ビフェニル類（PCBs）、多環芳香族炭化水素類（PAHs）などが挙げられます。なお、ポリ塩化ビフェニル類（PCBs）は現在ストックホルム条約によって使用が禁止されており、多環芳香族炭化水素類（PAHs）は一部の国で摂取許容量が設定されています。<br><br>

発がん性物質を人体に取り込まないためには、海洋プラスチックごみの削減が必要不可欠です。元をたどれば、ポイ捨てや不法投棄などによってプラスチックがマイクロプラスチックとなってしまうわけですから、まずは陸上での廃棄物の適切な回収・処分が重要となります。いま私たちができるのは、不法投棄をしないこと、自治体が定めたルールに従ってごみを出すこと、そしてプラスチックの再利用とリサイクル性を高めることです。そうしなければ、自分たちで生み出したマイクロプラスチックによって発がん性物質を自分の体に溜め込むという、人類にとっての悪循環を断ち切ることは決してできません。
</p>


<h2>参考資料</h2>
（Web）<br>
<a href="https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdf">環境省　プラスチックを取り巻く国内外の状況</a><br>
<a href="https://www.toyo.ac.jp/sdgs/list/14/NewsLetter_2022_vol14/">東洋大学　プラスチックごみから海を守るために消費者の意識を変えるには？</a><br>
<a href="https://www.env.go.jp/council/03recycle/%E3%80%90%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%93%E3%80%91%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf">環境庁　海洋プラスチック問題について</a><br>
<a href="https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/02/2020e6e1a4099e98.html">日本貿易振興機構（ジェトロ）　2020年の日本の廃プラ輸出量、前年比8.6％減の82万トン</a><br>
<a href="https://www.maff.go.jp/j/jas/attach/pdf/yosan-48.pdf" class="broken_link">農林水産省　マイクロプラスチックおよび化学物質の影響</a>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/carcinogenic_substance/microplastics">発がん性物質を体内に運ぶ？マイクロプラスチックの人体への影響</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>世界におけるがんの動向</title>
		<link>https://www.ganchiryo.com/about_cancer/global</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ghweb]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 04 Mar 2023 01:02:21 +0000</pubDate>
				<guid isPermaLink="false">https://www.ganchiryo.com/?post_type=about_cancer&#038;p=6158</guid>

					<description><![CDATA[<p>世界全体を見渡すと、がん患者やがんによる死亡者は近年、増加傾向にあるといわれています。その一方で、日本では、がんは「死ぬ病気」から「治るかもしれない病気」へと変わりつつあります。日本におけるがん患者の数は、世界的な状況と [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/global">世界におけるがんの動向</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="text01">
<p>世界全体を見渡すと、がん患者やがんによる死亡者は近年、増加傾向にあるといわれています。その一方で、日本では、がんは「死ぬ病気」から「治るかもしれない病気」へと変わりつつあります。日本におけるがん患者の数は、世界的な状況とどのような差があるのでしょうか。</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>世界中で増加するがん罹患者数と死亡者数</h2>
<p>2018年に世界で新たにがんに罹患した人は約1810万人、がんにより死亡した人は約960万人と推計されています。これは、WHO（世界保健機関）のがん研究専門組織である国際がん研究機関（IARC）が世界185か国に対して行った、がんの発症や死亡についての統計調査によるものです。2002年には、がん罹患者が約1010万人で、がん死亡者が約670万人でした。2008年にはがん罹患者は約1270万人、がん死亡者は約760万人と増え、さらに2012年にはがん罹患者は約1410万人、がん死亡者は約820万人へと大きく増加し、2018年にかけても増加傾向にあります。世界的に見て、がんにかかる人の数およびがんによる死亡者数は増加していることが明らかになっています。<br><br>

2002年と2018年の調査結果を比較すると、肺がん、乳がん、大腸がん、前立腺がんなどにおいて新たにがんにかかった人の増加幅が大きくなっています。ただし、肺がん、大腸がん、胃がんなどは地域によっては減少傾向に転じているケースもあり、地域差が大きいことが伺えます。減少しているがん種において考えられる理由として、例えば肺がんであれば禁煙率の上昇、胃がんであれば食品保存に使用される食塩量の減少や衛生環境の改善、大腸がんであればがん検診の積極的な実施によりポリープの状態で早期発見・早期切除が可能となったことなどが挙げられます。国や地域によって、健康意識の高まりや医療技術の発達、健康診断の実施率などが異なり、がんの罹患率において地域差が生じていると考えられます。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>日本のがん死亡率と国際比較</h2>
<p>厚生労働省は、日本と英国、米国、カナダ、オーストラリア、韓国の6か国について10万人あたりの75歳未満年齢調整死亡率を国際比較し、その動向やそれらが及ぼす影響などをまとめた結果を公表しています。<br>
この6か国比較によると、全がんにおいて死亡率は減少傾向にあることが分かっています（※なお、韓国のデータはがん種により1980年代もしくは1990年代から開始）。
日本におけるがん種ごとの死亡率は、次のような傾向にあるとまとめられています。<br><br>

●胃がん：死亡率は高いが男女とも減少している<br>
●肝臓がん：死亡率は高いが男女とも減少している<br>
●大腸がん：男女とも1990年代後半から減少しているが、諸外国よりも減少が鈍い<br>
●肺がん：男女とも1990年代後半から減少しているが、諸外国よりも減少が鈍い<br>
●前立腺がん：死亡率は低く減少している<br>
●女性乳がん：韓国と同様に、死亡率は低いが増加が続いている。なお、その他の国では1990年代初頭あたりから減少傾向にあり、1990年代後半から急減している<br>
●子宮頸がん：死亡率は増加に転じ、諸外国と順位が逆転している。直近の統計では、子宮頸がんによる死亡率は6か国中1位<br>
●子宮体がん：諸外国も増加傾向にあるが、日本においても死亡率は増加。1970年代は、子宮体がんによる死亡率は6か国中で最も低かったが、直近の統計では諸外国と同等の死亡率となった<br>
●膵がん：男女とも増加し、諸外国と順位が逆転している。なお、膵がんによる死亡率は、1950年代中盤は男女とも6か国中で最も低かったが、1980年代頃から男女ともに上昇し、現在では男性は6か国中1位、女性は2位となっている<br><br>

このように、がん種別でみると死亡率が上昇しているものもありますが、日本におけるがん全体としては死亡率が低下していることが分かります。なお、日本の全がんによる年齢調整死亡率の低下には、胃がん、肝臓がん、男性の肺がんの減少が主として寄与しているとしています。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>がんは治る病気へ</h2>
<p>現代は、検査方法の発達などでがんを早期発見できるようになっています。例えば、胃がんではＸ線検査や内視鏡検査、大腸がんでは便潜血検査や内視鏡検査などが、日本をはじめ多くの国で用いられています。胃がんや大腸がんなどは、早期発見後に内視鏡でがんを確認しながら切除できることも多く、体への負担がより少ない治療法も可能になっています。<br>
これらのことから、がんは今や「治る病気」になりつつあるといえます。
</p>
</div>

<div class="text01">
<h2>参考資料</h2>
<a href="https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000751182.pdf">厚生労働省 がん年齢調整死亡率の国際11日比較</a><br>
<a href="https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21492" class="broken_link">Bray F, et al. A Cancer Journal for Clinicians 2018;68:394-424;</a><br>
<a href="https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/canjclin.55.2.74" class="broken_link">Parkin DM, et al. A Cancer Journal for Clinicians 2005;55:74-108;</a><br>
<a href="https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.3322/caac.20107" class="broken_link">Jemal A, et al. A Cancer Journal for Clinicians 2011;61:69-90;</a><br>
<a href="https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21262" class="broken_link">Torre LA, et al. A Cancer Journal for Clinicians 2015;65: 87-108.</a>
</div><p>The post <a href="https://www.ganchiryo.com/about_cancer/global">世界におけるがんの動向</a> first appeared on <a href="https://www.ganchiryo.com">がん治療の情報サイト｜がん治療.com</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
