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米国臨床腫瘍学会 2019年消化器がんシンポジウムにおいて「レンビマ®」(レンバチニブ)の肝細胞がんを対象とした臨床第Ⅲ相試験(REFLECT試験)の最新解析結果を発表

エーザイ株式会社は、2019年1月17日~19日に米国サンフランシスコで開催された「米国臨床腫瘍学会 2019年消化器がんシンポジウム(American Society of Clinical Oncology Gastrointestinal Cancers Symposium 2019)」において、エーザイ株式会社が創製したマルチキナーゼ阻害剤 レンバチニブメシル酸塩(製品名:「レンビマ®」、以下 レンバチニブ)に関する全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんにおける臨床第Ⅲ相試験(REFLECT試験/304試験)について、最新の解析結果を発表した。

本学会では、REFLECT試験における腫瘍縮小効果と全生存期間の関連性についての口頭発表のほか、一次治療としてレンバチニブを投与した後の抗がん剤治療に関する解析についてのポスター発表などを行った。

肝がんはがん関連死亡原因の第4位であり、世界で年間約78万人が死亡し、毎年約84万人が新たに肝がんと診断されている。地域差も大きく、中国、日本を含むアジアに新規患者様の約80%が集中している。肝細胞がんは、肝がんにおいて最も発生頻度が高く、肝がん全体の85~90%を占めているという。現在、肝細胞がんの一次療法に対して承認されている全身化学療法は限られており、アンメット・メディカル・ニーズが高い疾患の一つである。

エーザイ株式会社は学会の口頭発表部門で、レンバチニブの肝細胞がん患者を対象とした臨床第Ⅲ相試験/REFLECT試験における腫瘍縮小効果(OR)と全生存期間との関連性に関する検討に関するテーマで発表を行った。また、ポスター部門では、REFLECT試験における切除不能な肝細胞がんでのレンバチニブの体重別初回投与量での安全性および有効性に関する検討、REFLECT試験における肝細胞がんでのレンバチニブの全生存期間と有害事象との関連性に関する検討、さらに一次治療としてレンバチニブを投与した後の抗がん剤治療をテーマにした新知見を発表した。

エーザイ株式会社では、レンバチニブについて、2018年3月にMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A. (米国とカナダ以外ではMSD)と、単剤療法およびMerck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.のペムブロリズマブ(製品名:「キイトルーダ®」)との併用療法におけるグローバルな共同開発と共同販促を行う戦略的提携契約を締結している。

当社では、がん領域を重点領域の一つと位置付けており、がんの「治癒」に向けた革新的な新薬創出を目指している。今後も、最先端のがん研究から革新的な創薬を行い、がん患者とその家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献を続ける方針である。
(Medister 2019年2月11日 中立元樹)

<参考資料>
エーザイ株式会社ニュースリリース 米国臨床腫瘍学会 2019年消化器がんシンポジウムにおいて「レンビマ®」(レンバチニブ)の肝細胞がんを対象とした臨床第Ⅲ相試験(REFLECT試験)の最新解析結果を発表

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