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国立がん研究センターと東京医科大学が包括連携に関する協定を締結

国立研究開発法人国立がん研究センターと学校法人東京医科大学は、教育・研究・医療活動の一層の充実と質の向上を促進するため、包括連携協定を2018年4月10日に締結した。

東京医科大学は、2016年に創立100周年を迎えている。この創立100周年を機に、記念事業の一つとして「東京医科大学ビジョン2025」を策定、「患者とともに歩み医療人を育てる」をミッションとし、さらに研究と教育に注力し、特にがんの研究や診療に重点を置くこととしており、2019年7月には新大学病院が新宿に開院の予定で、より高度な特定機能病院としてのがんの診療がその中心となる。また近年は研究にも力を入れており、文部科学省の「科学研究費助成事業」、「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」、さらには平成29年度「私立大学研究ブランディング事業」にも選定されている。

今回、両機関が教育、研究、医療など、双方の特色を生かした包括連携協定を締結することにより、両機関の病院間の診療連携、大学院における教育機会の提供、がんに関する共同研究、医療スタッフ、研究者などの相互交流がより柔軟な対応が可能となるなど、本包括連携により学術の発展と有為な人材の育成に寄与し、さらにはこれらの成果は国民の健康に寄与することが期待される。

両機関は、速やかに実務代表者からなる「国立がん研究センター・東京医科大学連携推進協議会」を設置し、教育、研究、臨床、それぞれワーキンググループをおいて検討・実行に移すという。また同協議会は定期的に連携協力事業の進捗状況を確認し実効性のある協定の実現を推進する。

国立がん研究センターは、東京医科大学と共に様々なアプローチによるがんのトランスレーショナルリサーチ(TR)や基礎研究を促進させる他、同大附属3病院との診療連携による併存疾患を有する患者のケアや、連携大学院でのe-learningの導入による当センター医師・研究者のキャリア形成を充実させていく方針だという。さらに、東京医科大学では、がんの研究や診療に重点を置いており2019年開院予定の新大学病院においても、特定機能病院としてより高度ながんの診療がその中心となる。国立がん研究センターとの連携により、がんの研究や診療における革新的な展開が期待される。
(Medister 2018年4月25日 中立元樹)

<参考資料>
国立がん研究センター 国立がん研究センターと東京医科大学が包括連携に関する協定を締結 ~両機関の教育・研究・医療活動の一層の充実と質の向上へ~

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