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加工肉や赤味肉、食べ過ぎると大腸がんの発症リスク?

12015年10月26日、世界保健機関(以下、WHO)の傘下組織である、国際がん研究機関(以下、IARC)は「ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉を、1日50グラム食べると大腸がん発症リスクが18%高まる」などとする研究結果を発表した。加工肉だけではなく、ウシやブタ、ヒツジなどの赤身肉についても、直火で焼いた時などに発がん性物質が確認されており、大腸がんや膵臓がんの発がんリスクがあるという。
研究結果によると、IARCの専門家らは、これまでの800以上の研究から、加工肉や赤身肉による発がんリスクについての分析を行った。加工肉は、IARCが公表している発がん性の基準において、タバコやアスベストなどと同様、発がん性が最も高いとされる「グループ1」に分類された。

また、イギリスのがん研究所では、この研究の結果をインフォグラフィックを使って分かりやすく解説している。これによると、肺がんの87%はタバコにより発症し、大腸がんの21%は加工肉と赤味肉で生じる、としている。
さらに、赤身肉及び加工肉の1日あたりの摂取量を70グラム以下にすべきとのアドバイスをふまえ、日々の食事の改善例についても同様に、インフォグラフィックで紹介し、食事の内容を工夫することで、加工肉類の消費を抑えることができる、としている。

しかしその一方で、肉の持つ栄養価についても言及しており、「バランスよく食事をすること」が必要であると訴えている。さらに研究グループの1人は「今回の結果は、『肉の摂取を抑えること』を推奨する、多くの保健当局の方針を補強している」としている。
(Medister 2015年10月28日 葛西みゆき)

<参考資料>
IARC Monographs evaluate consumption of red meat and processed meat

CANCER RESERCH UKProcessed meat and cancer - what you need to know

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