NEXT医療機器開発センター、ジャパンバイオデザインと連携開始

国立研究開発法人国立がん研究センター(略称:国がん)、東病院NEXT医療機器開発センターは、一般社団法人ジャパンバイオデザイン協会と連携して医療機器開発における人材育成プログラム「バイオデザイン」の企業向けセミナーに参画した。

ジャパンバイオデザイン協会によれば、スタンフォード大学と大阪大学、東京大学、東北大学が、プログラムディベロップメントパートナーシップを締結し、大阪大学大学院医学系研究科ならびに国際医工情報センター、東京大学医療イノベーションイニシアティブおよび東北大学大学院医工学研究科が実施主体となり、日本メドテックイノベーション協会とともにフェローシップ、クラスおよび各種セミナーを行うという。NEXT医療機器開発センターは、バイオデザインプログラムの運営事務局である(一社)ジャパンバイオデザイン協会が企画・運営する企業向け短期集中コースのうち3日間、医療現場観察実習の施設として指名された医療機関である。3日間の医療現場観察プログラムは、(1)手術室での手術見学 (2)医師の説明を受けながらの内視鏡手術のライブ映像視聴からなっており、医学的知識、医師の体験などの具体的な解説を聞きながら学ぶことができる有意義な構成になっている。

受講生からは「長年、医療機器開発に携わってきたが、このような距離感で医師と臨床現場でディスカッションするのは初めてだった」、「ライブ手術設備や模擬手術室、トレーニング室など、実臨床を可能な限り近くで体験しデバイス開発に繋げるのに理想的な環境だ」などの声が上がっており、受講生からすでに多くの医療現場ニーズが抽出されているという。今回のプログラムを企画した同協会の出江紳一代表理事は「NEXT医療機器開発センターの充実した設備と、積極的に協力してくれた医師のお蔭で、非常に水準の高いプログラムを提供することができた。受講生がこの現場観察結果を製品開発に繋げることを期待します」と述べている。NEXT医療機器開発センターでは、開設当初から産官が密接して共同開発を進めるため企業・大学等との共同開発スペースを設け、シームレスな環境を作り上げている。将来的には、がんセンター発のベンチャー企業創出を目指しているという。
(Medister 2017年9月25日 中立元樹)

<参考資料>
国立がん研究センター NEXT医療機器開発センター、ジャパンバイオデザインと連携開始 ─東病院の人材・技術と最先端の設備を提供─

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