アストラゼネカのフェソロデックス、進行乳がんの1次治療において主要評価項目を達成

アストラゼネカ株式会社(以下、アストラゼネカ)は、5月27日、ホルモン療法による治療歴のないホルモン受容体(HR)陽性局所進行または転移性閉経後乳がん患者を対象としたフェソロデックス500mgとアリミデックス1mgを比較した第III相試験(FALCON試験)の良好な結果を発表した。

アストラゼネカは、イノベーション志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主に呼吸器・炎症・自己免疫疾患 (RIA) 、 循環器・代謝疾患 (CVMD) 、オンコロジーの3つの重点治療領域ならびに感染症およびニューロサイエンスの領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事している。100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者に使用されている。

FALCON (Fulvestrant and AnastrozoLe COmpared in hormonal therapy Naïve advanced breast cancer) 試験は多施設共同無作為化二重盲検第Ⅲ相試験である。本試験では、ホルモン療法による治療歴のないHR陽性局所進行または転移性閉経後乳がん患者に対して、フェソロデックス500mgとプラセボ(アリミデックス)の併用による抗腫瘍効果および忍容性プロファイルを、アリミデックス1mgとプラセボ(フェソロデックス)の併用と比較した。

比較の結果、FALCON試験においてフェソロデックス500mgはアリミデックス1mgとの比較で優越性を示し、主要評価項目である無増悪生存期間延長を達成した。また、本試験における有害事象プロファイルは、これまでに報告されている両剤の安全性プロファイルと概ね一致することが示された。

アストラゼネカのグローバル医薬品開発担当エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフメディカルオフィサーであるSean Bohen氏は、「フェソロデックスは実臨床において10年を超える使用実績を有しており、アストラゼネカは、当社の優れたオンコロジーポートフォリオの製品の研究とともに、本製品の可能性の探求に注力しています」とコメントし、乳がん患者治療へのさらなる応用性に期待を向けた。
(Medister 2016年6月13日 中立元樹)

<参考資料>
アストラゼネカ株式会社 アストラゼネカのフェソロデックス、進行乳がんの1次治療において主要評価項目を達成

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