皮膚癌「4つの通説」を信じてはいけない 米国癌協会(ACS)が警鐘

682d28d09d305ca9921f4de0d4c7d20e_s7月23日、米国癌協会(ACS)は「皮膚癌に関する4つの誤った神話」に対する警鐘を鳴らした。情報が氾濫している現在では誤った情報も氾濫し「多くの人が皮膚癌の危険性に気づいていない、あるいは自分自身のリスクを過小評価している」と懸念している。 神話1:皮膚癌では死なない 事実:残念ながら、皮膚癌は致命的となることもある。ACSでは今年、9,000人以上がメラノーマにより命を落とすと推測している。他のタイプでも致命的となることはあるため、皮膚癌のリスクに関わらず、外出時は皮膚を保護し、皮膚科医による定期的な健診を受けるべきである。 神話2: 室内日焼けベッド使用では、日光のような有害な紫外線は浴びない 事実:室内日焼けベッドも紫外線を含むため、皮膚には有害な光線と成り得る。「紫外線を浴びても安全な日焼け法」はない。 神話3:外出前に日焼け止めを塗れば安全である 事実:日焼け止めは安全なツールの1つではあるが、紫外線を完璧にブロックすることはできない。SPF30以上のものを適正に使用(顔・腕・脚には1オンス=約30mLを使用し、発汗や水泳で流れた場合は再度塗布する)するだけではなく、日陰を探す、腕と脚をカバーする服装、頭と首の保護のための帽子を着用、眼の保護のためのサングラス着用なども必要。 神話4:既に他の癌治療中なので、皮膚癌の心配はない 事実:癌治療が他の癌への免疫となることはなく、むしろ放射線治療を受けることにより紫外線への感受性が高まり、これが治療終了後も継続する可能性もある。放射線治療を受ける場合は主治医と相談し、適宜日焼け止めクリームなどを使用する。 日本は欧米に比べると皮膚癌の罹患率・死亡率ともに低い傾向ではある。しかし今年7月に公表された、国立がん研究センターによる「2014年のがん統計予測」では、20,300人が皮膚癌に罹患し、1,700人が命を落とすと推計されている。日差しも強く、屋外レジャーの機会が増えるこの時期は、(子供たちも含め)特に注意が必要であろう。 (Medister 2014年8月13日 葛西みゆき)

戦国武将とがん

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