去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)患者に対する、新たな第III相臨床試験スタート

バイエル薬品は2014年4月3日、ドイツBayerHealthcare社が、化学療法未治療の無症候性または軽度症候性の骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)患者を対象に、塩化ラジウム-223とアビラテロン酢酸エステルを併用投与する第III相臨床試験の患者登録を開始したと発表した。 この第III相臨床試験は、無作為化、二重盲検で行われる予定で、塩化ラジウム-223とアビラテロン酢酸エステルおよびプレドニゾン/プレドニゾロンとの併用により、症候性骨関連事象のない生存期間(SSE-FS)の延長の有無について検証される予定だ。被験者は約800人を想定しており、欧州、米国、オーストラリア、ブラジル、日本などさまざまな地域で行われる。塩化ラジウム-223はすでにXofigoR注射薬として、欧州や米国では「症候性の骨転移を有し既知の内臓転移のない成人の去勢抵抗性前立腺癌」への適応を得ている(日本では未承認)。 近年、欧米諸国はもとより日本でも前立腺癌患者の増加傾向がみられている。検査技術の発展により、前立腺特異抗原(PSA)による診断が普及したことも要因とされるが、特に65歳以降の罹患率が高いことからも、今後の日本における前立腺癌患者はさらに増加すると考えられる。前立腺癌は早期であれば手術療法や放射線療法により予後は良好だが、既に転移を伴うような進行癌の場合は抗男性ホルモン療法が行われる。しかしこの療法は平均約2年で治療効果が弱まり、ホルモン療法に抵抗を示していることから、去勢抵抗性前立腺癌:Castration Resistant Prostate Cancer ; CRPC)と定義されている。残念ながらCRPCに対する有効な治療は未だ研究の途上であるとされてきた。また、CRPC患者の大半が症候性の骨転移を有することから、疼痛・骨折・脊髄圧迫などの骨関連事象や、生存期間短縮リスクがあることが問題となっていた。 (Medister 2014年4月9日 葛西みゆき) Urology Today 21ー1―Recent Advances in Resear 進化する去勢抵抗性前立腺癌の治療戦略/女性下部尿路症状診療ガ
Urology Today 21ー1―Recent Advances in Resear 進化する去勢抵抗性前立腺癌の治療戦略/女性下部尿路症状診療ガ

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