【オーストラリア】皮膚がんの地域性

多くの日本人観光客も訪れるオーストラリアの人気の理由の一つは、恐らく「天候の良さ」だろう。常に太陽が出ており、海辺で日光浴を楽しめるというイメージが強いが、この「太陽」が現在多くのオーストラリア人を苦しめている、という側面もある。同国で最も発症数の多い癌は皮膚癌(特にメラノーマ)であり、まさにこの太陽から受ける紫外線が問題視されている。メルボルンのあるビクトリア州の報告によると、特に夏の間に同国が受ける紫外線はヨーロッパ圏が同時季に受ける量より7%も多いとのデータもある。元々色白であるオーストラリア人は紫外線に弱い。70歳までには3人に2人が発症すると言われ、毎年1900人程が皮膚癌により死亡していると言われている。だが紫外線を過度に受けないように日頃から心がけていれば、このような深刻な事態にはならないはずだ。ビクトリア州ではいち早く皮膚癌予防のための啓蒙活動が行われ、近年では若年層の発症数が減少したとの報告もある。太陽光が癌の最大の原因であることは間違いないが、先天的要因も挙げられる。例えば親のどちらかが皮膚癌を発症した場合、子供も同じ病気に掛かる可能性が高い。 紫外線による体への影響は徐々に現れるものであるため、先述のとおり、日常的に日焼け止めの使用、長袖の着用などを行わなければいけない。またほくろやそばかすがあれば、定期的に色の変化などに注意して、悪性腫瘍にならないよう注意する必要がある。 <参考情報> State Government of Victoria Better Health Channel Skin Cancer

3B社 病理学模型 皮膚癌(ガン)モデル (j15)
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